人狼物語 三日月国


110 【身内】腐ったリンゴを元に戻すには【R18】

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【人】 麻央




[ 悩むそぶりをみせた彼女に、
  ボトルキープの仕組みに関してしっかりと
  出来るだけわかりやすく話してみたら、
  なんとか麻央は彼女からオーダーを引き出せた。

  ドリンクを作るのは麻央の仕事。
  ロック、ストレート、ソーダ割り。
  誰が好みか、彼女に問いかけて希望の1杯を
  彼女の手に渡し、麻央の手にも同じ1杯が。   ]




(58) 2021/11/17(Wed) 1:14:22

【人】 麻央




   モタモタだなんてとんでもない。

   初めての場所だから、悩んでいいんだよ?
   というか寧ろそれが普通だからね。
   俺も、愛衣ちゃんが悩んでいることに
   一緒に悩んで最善の答え出したいからさ。




(59) 2021/11/17(Wed) 1:15:16

【人】 麻央





   まずは、俺のお姫様と…俺との出会いに


              
乾杯




(60) 2021/11/17(Wed) 1:16:34

【人】 麻央





[ ふんわりとした笑みを浮かべたまま、
  麻央はグラスを小さく当ててみるだろう。
  彼女に最初の一口を促して、
  反応を見てから麻央も一口。

  全ての動作を女の子よりも後に。
  気に入ってくれたなら、麻央も嬉しい。  ]*




(61) 2021/11/17(Wed) 1:17:05

【人】 香奈太

─麻央の隣の席


  隣の席は麻央と女の子のタイマンになっちゃった。
  悪いようにはしないと思うから、
  僕は全力で紫水ちゃんのお相手しなきゃ。


 「はーいみんな、紫水ちゃんの飾りボトル
  きちんと飾ってあげてねー。
  紫水ちゃん、僕辞めた後これどうする?
  誰か指名してくれるなら
  そのホストにつけてくれるよね?」


  僕と紫水ちゃんのテーブルは、
  飾りボトルって呼ばれる、デコレーションされた
  お酒のボトルとか、凄く芸術的なボトルとかで
  埋め尽くされそうになっていた。
  僕のお気に入りは、インペリアルウォッカ。
  僕の誕生日に紫水ちゃんが下ろしてくれたやつ。
  まさかこれをおろしてくれるとは思わなくて
  暫くは紫水ちゃんの望むままに同伴とアフターと
  お付き合いさせて頂いたなぁ…



(62) 2021/11/17(Wed) 8:47:39

【人】 香奈太




 「麻央は、いい子だよ。
  万年2番だけど、1回は僕のこと超えたんだし」


  紫水ちゃんにお酒渡しながら、
  しみじみと話してたら辞める前にルイ入れるって
  言ってもらえたんだけど、同情かな?
  そんなこと聞いたら、門出のお祝いだってさ。


 「さりげなく、飲まなくていい飾りボトルを
  おろしてくれる紫水ちゃん本当神様。
  まだもう少しだけあるから、
  紫水ちゃんの好きなタイミングでおろしてね」


  紫水ちゃんは本当気前よくお酒おろしてくれて
  飲み要員をたまに呼ぶ必要があるくらい。
  新人ホストの顔見たさにヘルプ呼ぶし
  辞めるって教えた後からは
  次の本指名をきめようとしてる気がするんだな。


(63) 2021/11/17(Wed) 8:48:37

【人】 香奈太




 「
………近くなったな、距離



  ふと隣のテーブルを見ると、
  麻央が女の子に触れて距離を縮めてる。
  そのやり方は間違いではないんだけど
  女の子が勘違いをしちゃうから
  やりすぎないようにって言ったことがある。

  でも、女の子がそれを希望しているのなら
  麻央はその希望に応えているだけなのか、と
  先輩として心配になるような、落ち着いているような。



  店を辞めてからまさか、
  あんな形でこの女の子ときちんと会話をするとは
  この時の僕は想像もしていなかったよ、麻央。


  *



(64) 2021/11/17(Wed) 8:49:53

【人】 香奈太

─ブランド店舗にて


   僕が彼女に声をかけた理由はふたつ。
   ひとつ。可愛くていい体つきだった。
   ふたつ。親がいないから成人済のはず。

   流石に未成年を引き込んでも、ね?
   だから声をかけるなら成人してそうな子で
   磨けば宝石になってくれそうな子。
   というわけでこの子に声をかけたわけだけど
   当たり前に嫌そうな顔されたよね。


  「ナンパともいうしスカウトともいうかな。

   もし、興味が湧いたら連絡ほしいなと思ってさ。
   君みたいな子がうちに来てくれたら、
   事務所としても盛り上がりそうだからね。」



(65) 2021/11/17(Wed) 10:06:21

【人】 香奈太



   名刺はホスト用じゃなくて、
   次の仕事用のやつを手にしてたんだ。
   それには制作会社社長の肩書きだから
   普通の女の子たちなら食いつくかなと思ったけど
   目の前の女の子はどうだったかな。
   それでも怪訝そうに見られたなら、
   その日はそこで諦めて紫水ちゃんのところに
   戻って増えていく荷物を見て
   どこに持っていくの、なんて聞いたんだ。


  「あの女の子って、このお店よく来ます?」


   出ていく前に情報収集を忘れない。
   よく来ると言われたなら、まだチャンスがある。
   そう思って、紫水ちゃんについていくんだ。*
   



(66) 2021/11/17(Wed) 10:10:23

【人】 愛衣


[ 素敵な漢字だと思えたことなんて、なかった。
  だからそれには頷けないけれど。


  
お姫様に
、という言葉には何度か瞬きして。

  触れる手は、まるで本当に愛されていると
  思ってしまうかのような気持ちにさせられる。
  心地よくて、嫌がりなんてしなかった。 ]
 
(67) 2021/11/18(Thu) 1:24:56

【人】 愛衣


[ 本物の愛を知っていれば
  これが、ただの営業でサービスだと
  そんな簡単な事実に気づけるのに

  本物を知らないから、真贋を見抜けない。 ]



   また会いに……
そ、っか……



[ ボトルキープの仕組みを説明されて
  また次回、と言われれば納得してしまう。

  
通うほどお金に余裕があるわけじゃ、ないのに。


  ソーダで割って欲しい、と言って
  手際よくドリンクを作っていく様子を眺めた。
  手渡されれば、ふわ、と笑って。 ]
  
(68) 2021/11/18(Thu) 1:25:27

【人】 愛衣



   おひめさま……
わたし、が……



           
乾杯

  
  
(69) 2021/11/18(Thu) 1:26:04

【人】 愛衣


[ 最初の一口を勧められるままに、口にして。 ]


   美味しい……


[ 彼の目を見て、感想を伝えて。
  こんなふうに、先にどうぞというか
  行動を尊重されたことがなかったから
  ……新鮮な気持ち。

  
本当に、王子様っているんだ……。 ]**

  
(70) 2021/11/18(Thu) 1:26:40

【人】 麻央




[ 名前に関して褒めたことは失敗だったかもしれない。
  普通なら、もう少しいいリアクションが返ってくる。
  麻央はそう考えて、彼女が心地よくなるためには
  どうしたらいいのだろうかと、
  話題選びを慎重にするのだった。

  緩めのボディタッチは嫌がられていないようで
  まずはそこから距離を詰めようと、
  お酒を作るために離してしまった手を
  彼女の肩に伸ばし、そっと抱き寄せるような形をとる。]




(71) 2021/11/18(Thu) 11:20:18

【人】 麻央




   お酒、気に入ってくれたみたいで嬉しい。

   美味しいお酒もっとあるから、
   いつか愛衣ちゃんのテーブルで一緒に飲みたいな。




(72) 2021/11/18(Thu) 11:21:03

【人】 麻央




[ 普通なら家族構成や趣味を聞くところだけれど
  彼女にはそこら辺を聞かずに
  肌が綺麗だからいつもどういうケアをしてるのか、
  隣のテーブルで香奈太と永遠と話してる紫水が
  彼女にはどう見えるのか、なんてことを
  聞いてみて、いい反応があるものなら
  そこから話を広げようと試みたことだろう。   ]



(73) 2021/11/18(Thu) 11:22:09

【人】 麻央




[ 大体彼女が席に着いて1時間半くらいが経った頃。

  麻央のテーブルに黒服が立ち寄った。
  麻央の指名客が来店したらしく、
  そちらに行かなければならなくなった。
  麻央は黒服に誰かを呼ぶよう伝えて、
  眉を下げた表情で彼女を見る。      ]



(74) 2021/11/18(Thu) 11:22:51

【人】 麻央




    あと30分くらいなのに…ごめんね?
    もしよければ、お見送り指名して?
    そしたらちゃんとお見送りするからさ。
    残りの時間は、俺が目にかけてるホストに
    愛衣ちゃんの相手させてもらいたいな。



(75) 2021/11/18(Thu) 11:23:40

【人】 麻央




[ 立ち上がる前に彼女の手を取り、
  そっと手の甲へ口づけを落とす。
  そして手のひらを出してもらえば
  その柔らかい場所に彼の指が♡を描いて
  テーブルに到着したホストに
  大切に相手をして、と伝えると
  申し訳なさそうにそのテーブルを離れて
  彼女の場所からさほど遠くないテーブルに移動すると
  親しげに指名客の隣へ腰を下ろすのだった。

  もし彼女がその光景をみたら、
  賑やかで華やかな、ホストクラブの光景だろう。  ]



(76) 2021/11/18(Thu) 11:24:42

【人】 麻央





[ 代わりに座ったホストは、
  ソフトドリンクでもどうか、なんて
  彼女のことを考えてドリンクを勧めて
  残りの時間を精一杯相手しようと試みる。

  麻央同様、名刺を差し出して自己紹介から
  入っただろうが、彼女は興味を示してくれたか。 ]*




(77) 2021/11/18(Thu) 11:25:08

【人】 愛衣


[ 抱き寄せられて距離が近づく。
  その所作はとても綺麗で。
  元から嫌がることはなかったけどあまりに自然だから
  嫌がる暇さえ、ないような気すらしてしまう。 ]


  もっと?うん、わたしも…!


[ 
家族構成や趣味を聞かれていたなら

  
歯切れの悪い答えになっていただろうけど

  スキンケアの話なら、
  そんなに高いものは使ってない…とか話をして。
  肌が綺麗と言われたらありがとう、と
  嬉しそうに笑って見せた。

  一緒に入ったお姉さんの方を見れば
  二人でずっと会話をしているのが目に入る。
  あの人はいつも来るんですか?とか
  綺麗な人だと思うとか。
  当たり障りのない反応になったけれど
  それがいい反応だったのかは、わからない。 ] 
  
(78) 2021/11/18(Thu) 13:29:14

【人】 愛衣


[ 一時間半はあっという間だった。
  話すのはとても楽しかったから。
  それが仕事だから、当たり前だとは分からず。

  黒服の人がこちらのテーブルに来て
  どうしたのか、と首をかしげていれば。 ]


   見送り、してもらえるの……?

   
[ 指名できるのならしたい、と思った。
  手の甲に落ちる口付けも
  手のひらに描かれた♡も、
  どこか、くすぐったい。
  
大切にされているように感じる。


  立ち去っていく彼の方を目で追えば
  親し気に指名客と話している姿を目にして。 ]
  
(79) 2021/11/18(Thu) 13:29:58

【人】 愛衣




   
 ( 王子様は、みんなに優しいんだ…… )



  
(80) 2021/11/18(Thu) 13:30:20

【人】 愛衣


[ 当たり前なのに、そんな事実は胸を刺す。
  どうすれば、もっとこっちを見てもらえるのかなと
  どうしても考えてしまって。

  代わりに、ときたホストに勧められるまま
  ジュースを頼んだ。
  名刺は受け取ったし、自己紹介は聞いていたけど
  どこか、気はそぞろで目線はちらり、と
  先ほどの彼の方へと向いてしまう。 ]


   あの……麻央くんって、人気、なんですか…?


[ 他のホストのことを話すなんてよくないだろうか
  失礼だろうか、とは思いながらも
  気になってしまったから。

  聞きたい欲を抑えられなくて、聞いてしまった。 ]*
  
(81) 2021/11/18(Thu) 13:30:52

【人】 麻央





[ 話がうまいホストばかりではないから、
  彼女は運が良かったとも言える。
  初回はそういうことも含めて、
  指名ホストを決めるための選定会のようなもの。

  麻央が名残惜しそうに席を離れて、
  新しいテーブルに入るとシャンパンが1本。
  すると、麻央はこんなことを言っていた。   ]




(82) 2021/11/18(Thu) 17:54:40

【人】 麻央




   「    」ちゃん、ホントありがとう。
    これ結構するのに入れてもらえるとか……
    すっっっごく嬉しい。
    これからも、俺のこと見てほしいな。
    俺も、見つめていたいからさ。




(83) 2021/11/18(Thu) 17:55:54

【人】 麻央




[ そう、これはただの営業トーク。
  けれども女の子は麻央の瞳に見つめられると
  首を縦に振るしか選択肢がなくなるらしい。

  彼女がちらりちらりと麻央を見ていると
  ヘルプのホストも麻央をたまにちらりと。 ]




(84) 2021/11/18(Thu) 17:56:30

【人】 麻央




 『麻央さん?人気も何も、隣のテーブルにいる
  香奈太さんの次にいる人ですよ。
  つまり、このお店のNo.2。
  本人は香奈太さん超えてNo.1になるって
  結構野心丸見えなんですけど、
  最近は超えられないみたいですねぇ……。
  
  麻央さん独り占めしたかったら、
  何時に来たらいいのか聞いてみるといいっすよ。』



(85) 2021/11/18(Thu) 17:57:20

【人】 麻央




[ 質問されたことに答えてくれるヘルプ。
  人気なのか、と聞かれた時は
  一瞬目を見開いてマジか、と言いたげな顔に。
  けれども、少しケラケラと笑いながら
  詳しく教えてあげ、他の質問があれば
  彼が答えられる分だけ答えてあげた。
  そして時間が経つ頃にはまた黒服が声をかけてきた。

  そろそろ、2時間になるけれど
  延長するか、今日は帰るか。
  帰るなら、見送りは誰がいいのか。

  帰る、となればヘルプで来ていたホストは
  席を外して彼女が選びやすいようにする。  ]*




(86) 2021/11/18(Thu) 17:58:17

【人】 姫華


  成人済みだと思われて、ならアタリ。
  親と一緒に行動は…元々あまりしてないけど
  でも、20歳超えているのは事実。

  相手の顔はいい男の人はスカウト、とか言ってた。
  名刺をちらりと見ると制作会社、の文字。
  社長という肩書はまあ、
  惹かれるものがなくはない。
  お金持ってそうだし?


  「 ふーん。聞いたこと、ない会社ですけど。 」


  有名かどうかって言うのは大事じゃない?
  こういうスカウトなら、特に。

  だから、怪訝そうな顔は崩さなかったし
  諦めた様子をみればそれ以上は興味をなくして。
  一通り気になるものを買って
  店員からの過剰な接客をうけて帰った。
  常連だから、他の人と態度が露骨に違う。
  悪い気はしないから、別にいいけど。

  よく来る店だけど、
  仮にスカウトの人にまた会って
  しつこく声をかけられようものなら、
  行く時間を変えるなりしただろう。*
  
(87) 2021/11/18(Thu) 18:48:06