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【人】 Chiavica テオドロ「寓話では天罰が降りる物言いですね」 大きいものを選り好む欲張りは、 大抵ろくでもない末路を辿っていたような気がする。 食える時に食っておくのが悪いことだとは思わないから、 これはただの軽口程度ではあるんだが。 「まさか。この程度で助けただなんて。 ハードルが低いにも程がありますよ、アリーチェ」 いつの間に一切れを胃に収めていたのか、 二切れ目に手を出している。甘めのフィリングが丁度良く腹に溜まっていい気分だ。 「ただ感謝は減るものでもないでしょうし、 有難く受け取っておきます。 いいですか。次は堂々と出してください」 この日さえ乗り越えてしまえば、 心理的ハードルはそれこそ低まっているだろうが。 終いに小言をつけないと気が済まない性分なのだ。 #警察署 (35) 2023/09/15(Fri) 16:25:32 |
【人】 陽光の元で ニーノ>>34 ニコロ 「ひょえ゛」 こんなところで声がかかるとは思わなかったから変な声が漏れた。 びくっっっと分かりやすく身体が震える。 「ッ、い……に、……ニコロせんぱい? あ、ニコロせんぱいだ……」 見上げて誰かを認識すれば一先ず落ち着いたものの。 一度飛び上がった心臓は簡単に拍数を落としてくれるわけじゃないから、しばらくちょっとどぎまぎな感じ。 「……え、と。 街、今日はちょっとみんな……ぴりぴりしてるじゃないですか。 署もなんだかざわついてるから。 ちょうどいいなって、ここ来て……」 「ニコロせんぱいは……見回り? こゆところも、見るんですね」 #共同墓地 (36) 2023/09/15(Fri) 17:45:12 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>36 ニーノ 「 うお!? や、悪い。驚かせるつもりは無かったんだ。」 分かりやすく驚いた貴方に 此方も拙い、と思ってわたわたと両手を振った。 申し訳なさそうに眉が下がる。 「おう、ニコロだぞ。 見回りっつうかなんつうか…およそお前と同じだよ。 署はざわついてるし、街も何だか沈んでるからさ。」 「偶にはこういうとこも行ってみるかなぁ、ってな。 そしたら飯食ってるニーノが居たって訳だ。」 見回りに出たは良いけれど 今日は青天の霹靂で、どこもかしこもざわついているから。 「ああいう空気は苦手か?」 安心させるように笑いながら問いかける。 好む人間の方が少ないだろうけれど、気遣うように。 (37) 2023/09/15(Fri) 18:03:16 |
【人】 陽光の元で ニーノ>>37 ニコロ 「だ、だいじょーぶです! ぼんやりしすぎただけですし、オレが……」 貴方が申し訳なさそうにしたのでこちらもちょっとだけわたついたが。 普段通りに話を進めて、至る経緯を教えてくれたこと。 そうして最後にはこちらの心情を思うように笑ってくれたから、どぎまぎも次第に落ち着いてきて。 「ん、……ニコロせんぱいも一緒だったんですね、そっか。 苦手っていうか……ええと」 「……いや、苦手かなあ」 別の言葉の方が相応しいかと考えたものの、選ばれた言葉が正解な気もしたので結局は頷く。 クロスタータはまだ半分は残っていて、手元のそれに視線を落とした。 「ニコロせんぱいは、その…… 今回決まったあの法のこと……どう思ってます、か?」 「賛成とか反対とか……いや。 反対したところで、もう決まっちゃってるんですけど…」 #共同墓地 (38) 2023/09/15(Fri) 18:31:06 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>38 ニーノ 「まあ、そうだよな。 平気って奴の方が少ないだろうし。」 許されるなら、貴方の隣に腰を下ろそうとして。 横まで移動するだろうか。 「うーん、難しい質問だな。 良い悪い、正しい間違い、正義と悪みたいに ハッキリと語れるものじゃない、と俺は思ってて。」 「勿論マフィアって奴らは法なんてお構いなし。 被害に合った人はたくさん居るし 今だって苦しみ続けてる人も居るだろう。」 「だからマフィア根絶って言う思想自体は 起こってもおかしい話じゃない。そりゃそうだろう。 ただ、ちと強引すぎるのが、反感買ってるだけだ。」 「って、答えになってねえか? 賛成か反対かって言われると 俺はどっちとも言えない、が答えになる、かな。」 (39) 2023/09/15(Fri) 19:03:24 |
【人】 無敵の リヴィオ>>32 ルチアーノ 首を捻りながら眺めていれば近くから知人の声。 足音は聞こえていたものの、 子猫ちゃんに夢中でその声が聞こえるまで気づかなかった様子。 「…おや、猫のエキスパートのルチじゃないか。 こんなところで会うなんて偶然だね。 そんなに俺と子猫ちゃんに会いたかったのかな?」 冗談混じりに笑いながら、君から告げられた言葉に頷いて、 か細く鳴く子猫へと手を伸ばす。 子猫は怯えるように威嚇してくるものの、 どうにかして下りる手段が欲しいのだろう。 男の手に捕まえられて何とか無事、 高所に取り付けられた室外機の上から下りることが出来た。 しかし男が安堵するように笑みを浮かべた瞬間、 もう用はないとばかりに男の手の甲に赤い線を残して、 さっさと奥の方へと逃げていく。 男はと言うと、手の甲の線と子猫を数度眺めた後、 君へと視線を移し肩を竦めて笑った。 「…………ツンデレというやつかな?」 #路地裏 (41) 2023/09/15(Fri) 19:28:27 |
【人】 口に金貨を ルチアーノ>>41 リヴィオ 「勝手にエキスパートにするなあ、俺は猫自体は好かん。 お前の顔は見るとご利益がありそうでな、変わっていなくて結構」 そう言っている間に涙ぐましい救出劇が行われ、何がロマンスが始まりそうで終わった気配がした。 女も猫もそんなものだろう、赤く残った線だけが生々しく男の手に残って痛みを与えるのだ。 「……ツンデレというやつかね。 治療道具がなけりゃあお優しい元看護師のマダムがやってるスープ屋が近くにある、悪いもんで腫れる前に癒やされに行くか?」 #路地裏 (42) 2023/09/15(Fri) 19:50:02 |
【赤】 無敵の リヴィオグラスの中の小さな波に時折視線を落とし、 端末の振動音にまた、顔を上げ記されたものを視界に映す。 『了解です。アリソン女史にAlberoもお気を付けて』 『一先ずはイレネオを摘発。 無事に済んだその後に、どちらかを考えましょう』 危険な芽は早々に摘んでしまいたいが…。 どちらも同じくらいに注意すべき存在ならば、 早急に決めずとも、時が来れば自然と決まるだろう。 揺れる船上で緩やかにグラスを傾けて、 横目に、煌めく灯りを眺め続けていた。 (*16) 2023/09/15(Fri) 20:07:10 |
【人】 無敵の リヴィオ>>42 ルチアーノ 「しかし俺よりも扱いを心得ているだろう? それはもうエキスパートの部類じゃないか?」 猫に限らずという余計な言葉は飲み込んだ。 言葉にはその意図が含まれていたかもしれないが。 「ふむ、ご利益か。まぁ俺だからね。 そういう効果もあるかもしれない。 つまり今日の君はとてもラッキーということだ」 何がラッキーなのかは全くもって不明だが、 自信満々に君に笑いかけながらハンカチを取りだし、 赤い線の上へと被せて君へと頷く。 「あいにく治療道具は持ち合わせていないな。 良ければその素敵なマダムの店へエスコートしてくれるかい? 振られてしまった悲しさを癒したい気分だ」 そうと決まればさっさとこの場から抜け出そう。 長居すればするほど傷が痛んで悲しみが増してしまう。 #路地裏 (43) 2023/09/15(Fri) 20:19:58 |
【人】 Chiavica テオドロ>>40 イレネオ 「法の番人は神ではありませんからね。 一歩手前、裁きを下すのも我々の管轄ではないし」 軽口をちゃんとそれらしく受け止めてもらえると、 こちらも遠慮なく嫌味ったらしい笑みが浮かぶ。 「寓話が現実に活きるというのなら、 警察というものはもっと楽な仕事に決まってます。 ……これちょっと大きいですね」 全然小さいもので良かったのに。そんな困った瞳。 手を付けたものを戻すのもみっともないので食べてやるが。 「法もそうですが、後から都合のいいお話がついてくる物……いつだって得する側にいたいもんですね」 (44) 2023/09/15(Fri) 20:25:17 |
【人】 陽光の元で ニーノ>>39 ニコロ もちろん、隣に来てもらえることを嫌がったりはしない。 ただ場所が場所なのでいいのかなとは少しだけ。 尋ねても大丈夫と返ってくるのは見えていたから指摘はしなかったが。 それから片方に寄っているわけではない、或いは両方の色に染まった回答を得られたのなら、どこか安堵したかのような表情を浮かべた。 「なんていうか。 ニコロせんぱいっていつも…… ……いろんなことがはっきりしているから。 だから今回もおんなじかなって思ってたんですけど」 「そうじゃないって知られて、良かったなって、今」 そんな返答を返すのは己も似たようなものだと示した証だ。 落ちていた視線をゆっくりと上げれば、目の前の墓石に向けた。 署などではあまり口にしない方がいいのだろう、それでも今は貴方しかいないので零す。 二つのラベルのどちらかを、目の前の現実へ貼り付けるわけではなかった貴方に。 「マフィアが居るから傷付いた人が居るの、知ってます。 知っているのに、悪だって言い切ることはしたくない。 上手に飲み込めなくて納得ができない、そんなときでも」 「捕まえなさいって言われたら捕まえるのが、 警官の仕事なんでしょうか」 (45) 2023/09/15(Fri) 21:06:14 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>45 ニーノ 「そんなにはっきりしてたかぁ? テオの方が余程はっきりしてんだろ。」 くすくすと笑う。 そんな印象を持たれていたとは思ったこともなくて。 此方こそ、貴方の内面を一つ知れて嬉しい、と。 「…そうだな。仕事としては従わなければならない。 だが、上がどれほど阿呆でも、抗う事はいつだって自由だ。 ニーノは捕まえたくない奴が居るのか?マフィアに。」 「それとも…そもそもそういう横暴が好きじゃない?」 貴方の言葉を聞きながら 優しく、咎める色を含ませず質問を返していく。 (46) 2023/09/15(Fri) 21:28:34 |
【人】 pasticciona アリーチェ>>31 イレネオ 「えっ、と」 厳しさに少し怯え、突如ピンと背筋が伸びる。 言い切られると怒っているのではないかと心配してしまう性分はそう簡単にかえられなくて、この日も言い切りの言葉にいちいち表情をコロコロと変えていく。 「本当……?」 恐る恐る貴方の表情を盗み見て、言葉が嘘じゃないのに気付くと途端にはふ、と息を吐いて脱力する。 「えっ、あ、大きいのがよかっ、た? ……それなら、これかしら」 全部均等に切っているのではなく、あえてお腹の好き具合に合うように大きさは少しばらけて切っていたから、1.4枚分くらいの大きな欠片を上から指さしている。 またその言葉で自分のお菓子に興味を持ってもらえたのが嬉しくて纏っていた怯えの空気が一瞬にして霧散した。何ともわかりやすい女だ。 #警察署 (47) 2023/09/15(Fri) 22:43:06 |
【人】 pasticciona アリーチェ「そうかしら。ハードル、低いかな…… でも『一人5枚食べてね!』って言うのは、それが実際助かるとしてもあんまりだと思うの。 多分、業務に支障が出ちゃうし……ううん、今は出た方がいいのかもだけど……」 女は加減と言う物がまた下手であった。 最も、一切れだけでなく二切れ目に手を出してくれた時点で助かる以上に嬉しいと言う感情でめいっぱいで手から零れ落ちそうなくらいだ。 「わ、わかったわ。次こそは、 「今日、苺のクロスタータを焼いてきたんですよ。よかったら食べて下さいね!」 「って言える人間になってみる。この日以上に恐ろしい日なんて、そうないもんね」 幼馴染の言う通り、この日程にやらかしてしまったと言うほど恐るべき間の悪さに出会うことは早々ない。次からは明るく堂々とお菓子が飛び出てくるはずだ。 #警察署 (48) 2023/09/15(Fri) 22:53:39 |
【赤】 黒眼鏡『はい。 マフィア撲滅のため、頑張りましょう』 かつん、と。グラスの縁がかちあって、甲高い音をたてる。 ボートは黒い水面を白く泡立て切り裂きながら、灯りの落ちた桟橋へと戻っていった。 「よろしく」 ボートのふちに肘をついた"アリソン"は、最後にあなたたちにメールをそれぞれ一通ずつ。 「ああ、それ。渡し忘れ」 …そういうと、にこりと笑う。 ボートの片づけをするのだろう。グラスを傾けながら、見送った。 (*17) 2023/09/15(Fri) 23:37:01 |
【人】 法の下に イレネオ>>44 テオドロ >>47 アリーチェ ぴんと伸びた背筋の一人と、冴えない雰囲気の大柄の一人。 知らぬ人が見れば年齢の多寡は逆に見るかもしれない。実際は男は今この中で一番年下で、その癖一番図々しい。 そして、身内に対しては素直でもあった。大きめのひとつを指さされればそれを素直に手に取ったろう。華奢な女性の手の下では大きく見えたのに、一回りも二回りも大きい自分の手の中では小さく見えるらしく、何度か容れ物の中に残ったものと見比べている。 「そうですね。」 「正直者が得をする世の中になってほしいものです。」 それは善良な一般市民に向けた言葉なのだが、この状況では「 素直にたくさん食べたいと言っている自分に大きいものを譲れ 」と言っているように聞こえたかもしれない。そう受け取られれば心外だという顔をするだろうけれど。「食べ切れそうですか。」 聞きつつ、ようやく大口を開けて自分もかぶりついた。 #警察署 (49) 2023/09/16(Sat) 0:50:40 |
イレネオは、アリーチェに、「美味いですね、これ。」 (a9) 2023/09/16(Sat) 0:51:05 |
テオドロは、そりゃあね。自分のことのような相槌。なので勿論食える。 (a10) 2023/09/16(Sat) 0:56:32 |
【人】 陽光の元で ニーノ>>46 ニコロ 「テオせんぱいとニコロせんぱいのはっきりは、また種類が違うっていうか〜……」 なんていうか、こう。 片手をふわふわとさせたが適切な言葉は思いつかなかったらしい。 ので有耶無耶になっておしまいになる。 うーんと唸りながらもクロスタータをまた一口運ぶ最中、問いがこちらへと返れば咀嚼している間は黙っていて。 飲み込んだあとももう少しだけ、じきにようやく。 「……マフィアの知り合いは、いるのかわからないです。 もしかしたらいるのかもしれないけれど」 けれどそうふわりとしたものだから、理由にはならない。 「だから、好きじゃないが近いのかも。 それにそんな権利が、自分にあるのかとも思うから」 「……せんぱいも。 いやなときは抗ったりしたこと、ありますか?」 (50) 2023/09/16(Sat) 1:13:34 |
【人】 口に金貨を ルチアーノ「……そーだなあ。 リヴィオよりも優れてるってんならエキスパートだなあ」 本人にとっては仕方なく、ありがたくエキスパートの称号を貰った。 「ラッキーなのは何よりだ、人に会う用があるんでね。 少しばかり良いことが起こって欲しいと思っていた。 まあお前はアンラッキーだったかもしれんが、俺が代わりにツキをわけてやろう」 痛みなぞ早く忘れてしまった方が幸せだ。 悲しみが広がってしまわぬように迷路のような路地裏を迷わず案内するだろう。 然程時間をかけずにひっそりとしたスープ屋にたどり着けば、良い香りがそこにはたちこめている。 しかし客足はほぼない、決して怪しい店などではないのだがまともな土地で商売ができていない弊害がここにある。 「やあ、麗しのお嬢さん。 今日も貴方の味が恋しくてやってきたよ、それと今日は心と手に傷を負った男が居てね。 どうかその手腕で癒やしてくれはしないだろうか」 路地裏に明るい声が響く、マダムはどうやら面食いのようだ。 #路地裏 (51) 2023/09/16(Sat) 1:16:43 |
【人】 pasticciona アリーチェ>>49 >>a9 イレネオ 「あ、よかった……皆のお陰で私が持ち帰っても 何とか食べられる量になった気が……え、あ」 「ありがとう……」 素直にお菓子の出来を後輩に褒められれば頬に朱が差し、 両手を合わせてはにかみながら穏やかな笑顔を零した。 「でもテオドロのを奪ってしまうのはまずい、かも…… あと数切れ足りなかったら渡しますので、ね?」 そして心外と思われる方の取り方をする。 心外だと言う顔をされたかもしれない。 しかし、すれ違っていた女は本当に真剣に入れ替えが発生するのを心配していたのであった。 先程の朝礼でのヒリついた空気を一時的に忘れ、 このひと時だけは穏やかに過ごすことができただろう。 #警察署 (52) 2023/09/16(Sat) 1:28:22 |
エルヴィーノは、美味しいんだけど1枚で限界だよ僕は…… (a11) 2023/09/16(Sat) 2:04:41 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>50 ニーノ 「なるほど、好きじゃないか。 俺は、そうだなあ。」 アイツとは違うのか、なんて笑って 貴方の言葉を咀嚼しつつ、墓の方へ眼を向けながら。 「小さい事なら何度でもあるさ。 ほんの我が侭だったり、他人事だったり。 受け入れて貰ったり貰えなかったり、色々だったけどな。」 「ただ、今回は。 署長代理殿も噛んでるデカい案件だ。 嫌を押し通すのも一苦労だろう。」 「それこそマフィアも味方につける必要があるかも。 なんて言ったら俺の首がぶっ飛ぶな、ハハ。」 冗談めかして言う。 実際、マフィア連中は黙っては無いだろう。 #共同墓地 (54) 2023/09/16(Sat) 9:57:24 |
【赤】 黒眼鏡/*襲撃相手(イレネオさん)の方には告知するよう、運営ちゃんに連絡しておきますね。もしRPでは話しつつ別の方をコッソリ襲撃したいなら、別途運営ちゃんにご相談ください! (*18) 2023/09/16(Sat) 14:17:57 |
【人】 法の下に イレネオ>>52 アリーチェ 心外である。 と、いう顔をするのはいくらかの後のことだったろう。何分これは頭が固くて、自分の言葉が自分の考え以外の受け取り方をされるなんて思っていなくて、だから貴方の言葉の意図が分からなくて。 もう一度反芻して、もう一度考えて。それからようやく。 「俺、犬か何かと思われていますか。」 心外だ。 表情で語って、不服そうに言う。言いながら、フィリングがついてしまった指を舐める様はそれこそ動物のようではある。 その合間にも隣の先輩の方を見て、ふんと鼻を鳴らした。 「しませんよ。怒らせたくありませんから。」 これは可愛い後輩とは言い難い態度や図体をしているけれど、本人なりに貴方たちを慕っている。 そうして本人なりに、まあ、怒られれば決まりが悪くはあるのだ。 「いいんですか。いいなら、貰いますが。」 慕っているからと言って、遠慮をするわけではないのだが。 #警察署 (56) 2023/09/16(Sat) 15:11:42 |
【人】 Chiavica テオドロ別に食いさしが良ければくれてやりますけど。 軽い逆上と苦笑が織り交ざった奇妙な口角の上げ方をして。 「警察の犬に徹することができるなら、 この状況下では寧ろ良いことなのではありませんか?」 「何か業務に支障が出たら即刻叱責の用意をしますが…… そうでないのならいちいち目くじらは立てません。 非効率的な真似をしなければ大体は些事ですので」 こちらもこちらで、敢えて嫌味な言葉を選ぶものの、 存外根っからの狭量というわけではないのである。 苺のクロスタータ片手に講釈垂れる様は、 どことなくギャップがあって僅かに滑稽にすら見える。 #警察署 (57) 2023/09/16(Sat) 15:49:19 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ夜、ざわめきが少しは静かになる、そんな時間に。 見回りと散歩を兼ねて 路地裏に足を踏み入れる男がいた。 法が施行されたせいで 普段よりも殺気が増しているかもしれないし 逆に静まりかえっているかもしれないけれど。 変化が少なくはないだろうそこを 様子を窺うようにして進むだろう。 その姿に刺さる視線はきっと、冷たい。 #路地裏 (59) 2023/09/16(Sat) 15:57:44 |
【人】 花浅葱 エルヴィーノ「大型犬で間違ってない気がするけど……、警察の犬っていうと聞こえが悪くないかい? 権力に屈して靴を舐めてるみたいじゃないか」 このメンバーだから良いことではあるが、上に聞かれていたら大分失言な気がしている。 まぁ、この程度で逮捕されるなんてことはないとは思うけれど。 「それにしても二人とも朝からよく入るね……。 Scusa.アリーチェ。僕は1枚が限界だ……」 いつも朝食べるの忘れちゃうからねと言う様子はいつものように悪びれてはいない。 #警察署 (60) 2023/09/16(Sat) 15:59:49 |
ネロは、言いながら、肌蹴た服を着直した。 (a13) 2023/09/16(Sat) 16:19:17 |
【人】 Chiavica テオドロ「あなたの胃が縮んでしまってるんでしょうが。 ……差し引いて俺も良く食う方なのは認めますが」 誰のせいなんだか。幼馴染の方を見遣る。 「内臓の慣れ≠ニいうものはありますからね。 無理して物を詰め込めとは言いませんが、 何か機会を設けて少しでも食わせるべきか……」 話半分ではあるが、誰かが乗り気なら行動に移すくらいの気概はある。同期より一足早く出世する秘訣だ。 「取締法には従うっていうんです、 多少の無礼くらい多めに見てもらわなければね」 ……もしかすれば少し機嫌がいいのかもしれない。 法の施行以上に、細々とした要因が転がっていた。 #警察署 (61) 2023/09/16(Sat) 17:10:13 |