人狼物語 三日月国


159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


ユメカワは、君に手を引かれるままに。
(a83) 2022/07/14(Thu) 3:45:42

ユメカワは、ぎ、と踏み台を踏んだ。
(a84) 2022/07/14(Thu) 3:45:48

【置】 夏の雪 ユメカワ


夢川が空き教室から姿を消した後、
グループメッセージの既読の数はまたひとつ減った。

──三階の、階段を上がってすぐの教室。
置き去りにされたスマートフォンが、時折虚しく通知音を鳴らす。

その液晶は罅割れて、ところどころが血で汚れていた。
持ち主の手の中にある間は、確かに綺麗だったはずなのに。
(L5) 2022/07/14(Thu) 3:47:33
公開: 2022/07/14(Thu) 4:00:00
夏の雪 ユメカワ(匿名)は、メモを貼った。
2022/07/14(Thu) 4:29:25

【置】 夏の雪 ユメカワ


皆と居る日々が好きだった。なんでもない日々がよかった。
それさえあればよかったんだ。

夏彦が隣に居て、ふと目が合って、なんだか嬉しくなって。
栗栖が面白そうな事を持ってきて、稔がひょっこり顔出して
麻弓ちゃんが元気にやって来て、牧夫兄が苦笑しながらそこに加わって。
明日香ちゃんが怪我したらおいでって声掛けて、
不意に鹿乃姉がぴゃって声上げて、つられて裏道がびっくりして。
そんな二人を梢ちゃんが上手く宥めて、皆を纏めてくれて。




そんな日々が、
(L6) 2022/07/14(Thu) 4:50:45
公開: 2022/07/14(Thu) 5:00:00

【置】 夏の雪 ユメカワ


もう戻らないなら、どうしたらいい?


全部全部がいっぺんに叶う方法なんて、もうこれしかないじゃん。
他にどうしたらいいんだ、教えてくれよ。わかんないよ。
俺は楽しければそれでいいからって、今まで全然頑張ってこなかった。
甘えてばっかのやらなきゃできないだめな子なんだよ。

吁、だからか。
(L7) 2022/07/14(Thu) 4:51:17
公開: 2022/07/14(Thu) 5:00:00
ユメカワは、鏡の前で呟いた。「俺が悪いの?」
(a85) 2022/07/14(Thu) 4:51:30

【置】 夏の雪 ユメカワ

 
 
「………死ぬほど後悔したから、もう許してよ」
 
(L8) 2022/07/14(Thu) 4:52:18
公開: 2022/07/14(Thu) 5:00:00
ユメカワは、鏡の中で笑っていた。ただただくらく笑っていた。
(a86) 2022/07/14(Thu) 4:52:35

ユメカワは、そんな、いつかのどこかでのお話。
(a87) 2022/07/14(Thu) 4:52:42

【人】 友達 ネコジマ

【音楽室】

…─♪、──♪


…─よっ、とい、で♪


ねこよっ、とい、で♪


ねこかつ、ぶし、やる、から、よっ、といで♪


鍵盤を叩くのに合わせて、一番だけを何度か繰り返し歌って。

てっ、てれれれんっれんっ、てってん♪


締めのところの音符を猫島は覚えていなかったから、
そうやって口に出して締めくくられた。
(40) 2022/07/14(Thu) 17:03:09

【人】 友達 ネコジマ

【音楽室】>>40
「──……」

 
「んー?」

「べつに、なんとも…? 特に好きでもないですね。
 嫌いとも言わねぇすけど。猫島楽譜も読めませんし」

「猫が昔から好きだっただけです」

「昔は、これ弾いてたら
 猫が寄ってくるんだと思っていました。
 タイトルに猫ってついてるから」

「──……」

 
「今? 思ってるわけねぇじゃん」

「昔はあんまり考えなかったけど、この歌猫踏んでいますし。
 それで傷付いたのって、たぶん忘れないじゃないですか」

「おんなじようにのんびりしているところに、
 おんなじ人が近寄って来たら、」

「おんなじにならないように、逃げるなりなんなりするでしょ?」
(41) 2022/07/14(Thu) 17:12:36

【人】 友達 ネコジマ

【音楽室】>>41

「知っていますか、ゆで卵って生卵に戻らねぇんすよ」

「床にこぼれた水も、全部すくうとかってできなくて」

「折れた枝もくっつかない」

「猫島も」

「…猫島も。
 猫島に戻るんでいいのに、戻りませんね」

「戻りませんね」
 
(42) 2022/07/14(Thu) 17:16:09
ネコジマは、
ぽーん…♪
 鍵盤を軽く押した。
(a88) 2022/07/14(Thu) 17:17:44

ウラミチは、もう冷たくなった蚊取り線香のケースを抱えている
(a89) 2022/07/14(Thu) 17:29:51

【人】 友達 ネコジマ

【音楽室】>>42>>a88
「──……」

 
「やだな、知ってるの知らないわけないでしょ」

「──……」

 
「・・・・・・」

「はい、そすね」

「猫島もそう思います。でもやめようとも思わねぇんですよ」

「なんででしょうね」
(43) 2022/07/14(Thu) 17:56:39

【人】 友達 ネコジマ

【音楽室】>>43

「──……」

 
「んー……? それよりかは、あー……」

「…いや、猫島が馬鹿なだけですよ」

「今度は『知ってるでしょうけど』って言いますよ?」

「知ってるでしょうけど、みんながみんな、
 いちばん合理的なことばっかりやれるわけじゃないんで」

「そういう観点から見たら、
 猫島のしていることって意味ありませんよ」

「──でも猫島には意味があるんです 

「当然、知っているでしょ? 栗栖ニイ 

 
(44) 2022/07/14(Thu) 18:00:32
ネコジマは、鍵盤の蓋をとじて。音楽室を後にした。
(a90) 2022/07/14(Thu) 18:04:14

ミナイは、手荷物が増えて、重い。
(a91) 2022/07/14(Thu) 18:58:45

ユメカワは、いつも通り笑って。
(a92) 2022/07/14(Thu) 20:05:57

ユメカワは、君にお別れをしない。
(a93) 2022/07/14(Thu) 20:06:04

【置】 夏の雪 ユメカワ


ひらひら はらはら 夏の雪が降る


ぱらぱら、ぱらぱら、降るのはちいさな写真。
まっくらでなにも写っていない、さみしい写真が10枚ほど。
インスタントカメラが写したはずの、写せなかった光景。

楽しくなかったから撮れなかったのかな。
そうじゃなくても、どのみちもう撮れなかったのかな。
今となってはわからないけど、もういいんだ。

もう 大切な今は、写真に切り取らなくたっていいから。
記憶の中に切り取って、そのままのかたちで、ずっとこの手の中に。
だからこのさみしい一瞬は、すべてここに置いていこう。

壊れたものだって大切だから、壊れたまま共に在ろう。
終わりの先で、永遠を共にしよう。


ひらひら はらはら 夏の雪が降る
(L9) 2022/07/14(Thu) 20:51:55
公開: 2022/07/14(Thu) 20:55:00

【置】 夏の雪 ユメカワ

 
 
大好きな君。今度こそ、終わりの先で永遠を共にしよう。
 
(L10) 2022/07/14(Thu) 20:54:46
公開: 2022/07/14(Thu) 20:55:00
ユメカワは、校舎の屋根の上。
(a94) 2022/07/14(Thu) 20:54:53

ユメカワは、君と手を繋いで、君と抱き合ったまま、
(a95) 2022/07/14(Thu) 20:54:58

ユメカワは、屋根の端、その向こうへ、身を投げだした。
(a96) 2022/07/14(Thu) 20:55:09

ユメカワは、君と同じ夢の底へ落ちていく。
(a97) 2022/07/14(Thu) 20:55:14

ユメカワは、そして──現実から覚めて、夢に起きる。
(a98) 2022/07/14(Thu) 20:55:18

ネコジマは、都合の良い幻聴を聞いていました。
(a99) 2022/07/14(Thu) 20:55:54