人狼物語 三日月国


147 【ペアソロRP】万緑のみぎり【R18G】

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【人】 乙守 流歌



[ せめて好きなものを、と持って来たシュシュ。
  普段下ろしてる髪が束ねられたら
  首元の解放感が心地よかったりする。
  お気に入りだし、可愛い。

 

  けど、……けど。
  意識は完全に別の方へもってかれちゃった。

  体操服はハーフパンツ、露出は少ない。
  でも制服のスカートよりは丈が短くて

  ついつい思い出してしまう、昨夜の夢のこと。]



 
(73) 2022/05/20(Fri) 19:09:24

【人】 乙守 流歌



[ これは私の知らない事だけれど、
  飛んで跳ねるバレーボールの授業は
  健全な男子達は別の女の子達に
  釘付けになってる男子の一部が

  今日に限っては、
  普段は甲矢潮音の目を気にしてなのか
  乙守の"お"の文字すら出さないのに
  あれは甲矢と一線をこえたのだと、
  下世話な噂をし、そういう目で見てる。
  一応は潮音に聞こえないように。

  けれど何があるかはわからないしね、
  聞こえてても、聞こえてなくたって
  わたしには、分かんない。 ]*

(74) 2022/05/20(Fri) 19:11:45

【人】 乙守 流歌



 [ それから、お弁当を一緒に食べたりだとか
   変わらないようで変わってく日々を
   私達は送ってく。

   あれから何かあったかな、
   あったかもしれないし、
   なかったかもしれない。

   潮音はどうだったかな。
   帰るまでは一緒にすごせたかな。 *]

 
(75) 2022/05/20(Fri) 19:13:12

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[突然の告白めいたものに驚いてばかりいれば、
今度はあっさりと身を引かれてしまった。

急転直下の変化に対応しきれずに困惑する。
ひとまずと抱きついたままの状態から
身を離して、ほぅ、とため息を付いた。]


 ……し、信じないわけじゃないけど、
 びっくりしたんだもん……。

 それに、聞かなかったことになんて、
 今更無理だよぉ……。


[それとも本当に冗談だったのだろうか。
いや、軽口で冗談を言う人ではないことは知っているけれど。
真顔で冗談を言う人でもない、ような、……気もする。]
(76) 2022/05/20(Fri) 21:37:13

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[何せ身構えてもいなかったことだ。
驚きが勝ってしまって、ときめきなんてものが吹き飛んでしまった。

……ちら、と盗み見るように彼の表情を伺う。
何でもないような表情。
すぐさま移動しようだなんて切り替える機転の速さ。
今し方告白しました。みたいな様子が微塵も感じられない。

また、妙な間が空いてしまった。

じ、と彼を見つめて、ぽつりと呟くように零す。]


 ……本当に、私のことが好き、なの?


[もう一度、確かめるように。そう尋ねた。*]
(77) 2022/05/20(Fri) 21:37:28

【人】 転生者 アウローラ

[ 言われておそるおそるマグカップを口に運ぶ。>>61

 ほんのりとバニラの香りがした温かなそれは
 口に含むとほんのりと牛乳と卵の甘い味がした。 ]


(……、エッグノックだこれ)


[ なんだか、色々意外な気がして
 マグカップのそれを飲みながら
 つい上目遣いで相手の顔を伺ってしまう。

 まだわたしが小さい頃、風邪を引いたときに
 シスターが作ってくれた味を思い出す。
 まさか、エッグノックを作るラスボス(暫定)が
 いるなんて思わなかったけれど。

 もし、彼と視線が合えばきっと、
 気まずいような照れくさいような顔をして
 そっと目を逸らしただろう。 ]
(78) 2022/05/20(Fri) 22:41:15

【人】 転生者 アウローラ

[ そうしているうちに>>66

 少し無遠慮なくらい
 わたしに触れてくるその手は、ひんやりと冷たい。>>66

 人間離れした血色の瞳と白皙とが相まって、
 あらためて目の前の彼が
 人間じゃないのだと思い知らされる。 ]


 ……本当に、貴方が。
 
 
[ このひとが、闇の精霊。
 あのゲーム世界のラスボス。――…災厄の獣そのもの。 ]
(79) 2022/05/20(Fri) 22:44:37

【人】 転生者 アウローラ

[ わたしの知っている『闇の精霊』は。
 こんなふうに言葉を交わせる存在ではなかった。
 
 
 遠い記憶の中にあるのは、いくつものスチル。
  
 
 世界に絶望したマティルダが、破滅を希い
 そうして、この世界に顕現した巨大な多頭龍。
 

 身体から生やした蛇のような触手と、
 胴から生えた巨大な黒い翼と鱗から覗く無数の赤い瞳、
 この世界の既存の魔物たちに似た、
 しかし全く色彩の異なる、無数の黒い眷属たちを従えて
 王都や学園、この世界の各地を襲う災厄。 ]
(80) 2022/05/20(Fri) 22:52:12

【人】 転生者 アウローラ



 ―――…。

[ 正直、実感が湧かない。
 記憶の中の彼は、目の前の青年とは
 あまりに異なる姿をしていたから。

 強いていうなら、
 昨晩、闇の中に浮かんでいた赤い瞳に
 その面影を見出せるくらい。
 何より、あの災厄が人と同じ姿で言葉を話して
 エッグノックを作ってくれるなんて思わなかった。 ]
 
 
 なにを、のぞむって……。 


[ その瞳が、此方を覗きこむように
 品定めをするのように、わたしを見つめる。>>66

 ひんやりとした指先と、
 彼の瞳の色に正直、気圧されそうになる。けど。 ]
 
 
 ……、ひとつ、聞かせてください。
 逆に、どうして世界を滅ぼそうとするんですか?
 
(81) 2022/05/20(Fri) 22:53:25

【人】 転生者 アウローラ

[ 記憶の中では……確か。 ]
 
 
 
「―――全部! 全部!!

 貴女も貴方たちもわたくしも 
 全て、消えてなくなればいいのよ……!!」

 「―――…嗚呼、主よ!!
 どうか、わたくしの望みを叶えてくださいまし!!」

 
 
[ 彼が姿を現したのは、物語の最終盤で、
 世界に絶望したマティルダが彼の降臨を望んだから。

 ゲームの中では、マティルダがラスボスである彼に
 唆されたような描写だったけれど。
 実際は、どうだったのだろう?

 流石にこればかりは、
 今、この世界で確かめようもないのだけれど。
 少なくとも、目の前の彼から悪意は感じなくて。
(喜々として破滅を語るようなところはあるけど)>>0:190

 交渉の余地がないようには思えない。 ]*
(82) 2022/05/20(Fri) 22:56:58

【人】 転生者 アウローラ

[ 記憶の中では……確か。 ]
 
 
 
「―――全部! 全部!!

 貴女も貴方たちもわたくしも 
 全て、消えてなくなればいいのよ……!!」

 「―――…嗚呼、主よ!!
 どうか、わたくしの望みを叶えてくださいまし!!」

 
 
[ 彼が姿を現したのは、物語の最終盤で、
 世界に絶望したマティルダが彼の降臨を望んだから。

 ゲームの中では、マティルダがラスボスである彼に
 唆されたような描写だったけれど。
 実際は、どうだったのだろう?

 流石にこればかりは、
 今、この世界で確かめようもないのだけれど。
 少なくとも、目の前の彼から悪意は感じなくて。
(喜々として破滅を語るようなところはあるけど)>>0:190

 交渉の余地がないようには思えない。 ]*
(83) 2022/05/20(Fri) 22:56:58

【人】 闇の精霊 アルカード

 

 世界を滅ぼす理由?
 

[それなりに長く生きたが、そんなことを聞かれたのは初めてだった。>>81]


 別段、我にそのような望みなどない。

 少なくともこの世界に置いて、
 人の世と人の子の破滅を願うのは、
 いつだって人間そのものだ。
 我は、我を此の地に喚び寄せるに至るだけの強い想い、
 若しくは願いに応じているに過ぎない。


[其れは嘘偽りのない事実。]
  
 
 ……或いは、世界や他者の破滅を願うこと以上に、
 人の子が強い想いを抱くこと等
 有り得ないということなのかもしれぬな?
 

[尤も、此れは我の憶測に過ぎない。
だが、……眼前のこの娘は真に受けそうだ]
(84) 2022/05/20(Fri) 23:01:40

【人】 闇の精霊 アルカード

 
 先に言っておくがな、
 貴様は我に「世界を滅ぼすな」と言ったこと
 忘れてくれるなよ?

 今まで数多の命に、この世界の破滅を望まれた。
 貴様はそのなかで初めて我に破滅を望まなかった娘だ。
 
 
[詰まる所、この娘の存在こそが
我が世界を崩壊させるだけの機構でないことの証左。]

 
 
 故に、問うているのだ。
 「貴様の望みは何か?」と。

 世界の破滅を望まないにも関わらず、
 貴様は、我を此の地へと誘った。
 

[其れはつまり、この娘にとっての切望する想いが在るということだ。
そして、我は其れを知りたいと思う]
(85) 2022/05/20(Fri) 23:04:19

【人】 闇の精霊 アルカード

[―――貴様にとって我は。
貴様が生きる物語に、我は一体何を齎す存在なのか。

そう、実に興味深い。]*
(86) 2022/05/20(Fri) 23:09:18

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[口付けに夢中になっている間に体勢が入れ替わり、上に乗り上げた彼を見上げる。飲み下しきれなかった唾液が口の周りを汚すが、そんなことはどうだって良い。

言い聞かせるような言葉が降ってきて、ぼんやりとした肯定を返すのは、彼が自分から熱を咥え込もうとする動作に魅入っていたからだ。

「俺の番」だと言うなら、今は彼に任せておくべきなんだろう。間接的に待てを言い渡されたような心地で、じりじりと迫り上がってくる期待を持て余していた。

柔らかな入り口に招き入れられ、感じ入ったような吐息を漏らすが、中途半端な侵犯はもどかしく意地が悪いとすら感じる。
目の前にある腰を掴んで、滅茶苦茶に打ち付けたい。もっと奥まで挿れたら気持ち良いと、既に身体が知っている。行き場のない手のひらを握り締めて堪えるが]


 ……、──なぁ 瑠威。 は、やく……っ


[辿々しい仕草に心を擽られるのに、焦らされている気にもなる。強請ったものは存外早く与えられた。それが絞り出すように言った急かす声より、早かったかどうかは意識の外で]
(*15) 2022/05/21(Sat) 0:09:23

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[重力に従って沈んでいくように、じわじわ拓いた内壁が強請るみたいに締め付けてくる。自分の上で乱れる彼の姿がどうしようもなく淫らで。直接的な興奮と目の前の光景に煽られ、獰猛な衝動が燻る感覚を覚えながら、恍惚に蕩けた彼を見つめる。

投げ掛けられる熱っぽい眼差しを受け止め、その意図を何となく理解して視線を絡めたまま薄く笑った。熱に浮かされながらも、私を認識してくれているらしい。

かわいい、とシンプルな感想が浮かぶ。
馬鹿になった頭で思いながら、でも、もっと──私に構う余裕がないくらい快楽に狂った所を見てみたい。とまたひとつ欲が出る]


 ……っぐ、……はぁ、 あ゛……──ははっ、
 その格好、動き難いんじゃないか?

 ほら……、手を痛めるかも……しれないしな。
 私にも手伝わせてくれ、よ──……っ!


[遮るのが惜しいほど絶景だったけれど、私が限界だった。
適当な言い訳を連ね、視界で踊るように揺らめく細い腰を両手で捕まえる。掴んだ骨盤を傾けて下から突き上げる。一息に浅瀬から奥深くまで届くように。

初めは緩やかに動いて手伝う素振りをしても。彼を見ているうちに我慢出来ず、次第に容赦無く穿つような動きになる]
(*16) 2022/05/21(Sat) 0:11:14

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[今までのもどかしさを解消したい一心で、息を弾ませて腰を動かす。彼が跳ねる度に、上に人間が乗っている重みで声が濁った]
 

 ……はっ、はあ゛……、っぐ………
 かわいいな、瑠威。可愛かった、とても……、


[現在進行形で上書きされる感想を、快楽の奔流に呑まれる最中に呟いた。それを体現したいのだが抱き締めようにも、口付けようにも少し遠いなと思う]


 私に背中を向けて、もう一回座ってくれないか?
 もっと君にくっつきたい。


[「彼の番」がまだ終わっていなければ取り下げるつもりで、彼に余力がありそうなら、そんな提案をしてみるだろう*]
(*17) 2022/05/21(Sat) 0:12:05

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



すぐに態度を変えたのは、
冷静に物事を考えられるからのように見えるが
自己解釈も大いにあった上で、
勝手に諦めてしまっているから態度を変えた。
本来であれば熱い眼差しで本気であると
伝えるべきなんだろうが、そうともいけない。
彼女が腕から離れて落ち着いたところを見れば
回復が早くてよかった、とホッとする。


「驚くと言うことは、……
 君はそんなに俺に興味がなかったってことだな。
 それなら尚更、聞いてないことにしてくれ。」


興味がなかった、というのは些か強い言い方だろう。
けれども、それ程に彼の動きには兆候もなく
彼女に好意が伝わっていなかったと思えば
実際興味を持たれていなかったと考えるしかない。>>76
内心はかなりといっていいほど落ち込んでいる。
とはいえ、それを表情に出しては
同情を得たいと思われたくない。
故に、あっさりしているように見えたのかもしれない。


(87) 2022/05/21(Sat) 0:22:03

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



「……………嘘を言ってどうするんだ?
 いつの頃から君が好きだったよ。
 自覚するには少し時間がかかったけど……。」


彼女が改めて聞いてきたので、
顔が赤くなるような気がして彼女のことは見ず、
少し上を見てそう答える。>>77
誠意がないとも思えるが、告白した後なのだから
まともでいられるわけがない。

彼女からの返答を聞く体勢になっていないと
彼は改めて己の状態を分析した。*


(88) 2022/05/21(Sat) 0:23:18

【人】 落星 クロウリー


[肉食虫の羽音の中でも、その声は確かに届いていた。
────いや、戒めの為に聞かされたのだ。

ええ、そうでしょう。

悪魔は人間に安寧など与えはしない。
そして、その浅知恵に誤魔化されることも無いのでしょう。]*
(89) 2022/05/21(Sat) 1:30:55

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[返ってきた言葉は想像していたよりも冷たく、意外なものだった。『興味がない』なんて言われて思わず、むっとしてしまう。]


 違……っ!
 興味がないなんて言ってないじゃない!

 テンガンくんが顔や態度に出ないからでしょう?
 そんなの気づけるはずないもん。

 さっきだって、好きって言ったら信じる?って、
 聞き返したら、聞かなかったことにしてくれ、だなんて。
 
 じゃあ信じなかったらどうするの?
 本当に聞かなかったことにしてもいいのね!?


[一言、口に出てしまえばもやもやしていた感情が爆発して、
だんだんムカムカしてきて、
売り言葉に買い言葉みたいな勢いで聞き返してしまった。]
(90) 2022/05/21(Sat) 2:05:37

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ


[どうしてこんなにカチンときたのか分からない。
でも、興味がないなんて言われてしまえば、
そんなことない!と声を大にして言いたくなる程には怒っていた。

魔力供給だって慣れてきたし、
二人旅だって楽しいと思い始めてきていたところで。
テンガンくんのことを一つ知ることが出来る度に、
こんな一面もあるんだ、なんて思ったりして。
少しずつお互い仲良くなってきてるんだと思ってた。

私のことを気遣っていろんな場所に連れて行ってくれた。
新しい場所を見る度にはしゃいでしまったけど。

何度交わしても恥ずかしいキスだって、
彼にひとつひとつ丁寧に教えられながら覚えていった。
………なんか最近、供給の回数が多い気がするけど。

宿だって別々がいいって言ったら、ちゃんと探してくれた。
そりゃ彼は同じ宿のほうがいいって言うこともあったけど。

……と、ここまで考えて、ん?と首を傾げる。]
(91) 2022/05/21(Sat) 2:05:58

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ





[もしかして、………………そういうこと、なの?]



 
(92) 2022/05/21(Sat) 2:06:26

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[今更ながらに理解して、ぼっと火を吹くほどに赤面した。
わ、分かりやすいような分かりにくいような。

で、でも直接言葉にされたわけじゃなかったし!!
バディとしての好意だと思っていたし!!

なんて、わたわたしていれば。
テンガンが、またぽつりと言葉を落とした。

真っ赤になったまま彼を見上げれば、
彼もまたどこか頭上を見上げていて視線が合わない。
ただ、そんな態度は少し珍しい気がしてまじまじと見つめてしまった。

二度目の告白は、視線が合わないまま。
それでも言葉はしっかりと耳に届いて。]
(93) 2022/05/21(Sat) 2:06:49

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ




 [――――
とくん
、と、胸が高鳴る音がした。]



 
(94) 2022/05/21(Sat) 2:07:33

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[彼なりに照れているのだろうか。
そんな態度を見せられれば、怒りもどこへやら。
とくとくと、脈打つ心臓を右手で抑え、
じわりと熱を持ち始める頬を、左手で赤い部分を覆い隠す。]


 ……えっと、……その、
……ありがとう?




 
私も、テンガンくんのことは好き、……だよ?




 そ、それが恋かどうかはともかく!
 ……大事な、大事なパートナーだと思ってる。
 
 だから、…………今の言葉は、すごく、嬉しい。


[照れながらもそう口にして、
彼を再び見上げれば視線は合うだろうか。**]
(95) 2022/05/21(Sat) 2:09:35

【赤】 入院中 阿出川 瑠威

[ 腰を掴まれて好き勝手されても文句を言う余裕はなかった。
 そもそも文句なんて言うつもりもなかったけれど。

 彼の思うようにばかりされてしまって
 少し面白くないとは思ったが、その程度だ。
 それよりも待ち望んだ刺激を得られたことの方が重要で。
 けれど支えの手を借りて、望むまま
 己の官能を追い求めていられたのは短い間だった。

 すっかり掻き出されてしまった一回分の精液では
 到底潤いの足りない場所を力強く突き上げられる度に
 中を擦り上げる焼けるような熱さに
 それすら快感と思えてしまう現状に
 すっかり骨抜きにされて、
 次第にされるがままになって行ってしまう。

 ちからが、うまく入らない。
 射精感と違う戦慄が、浅く、何度も全身を駆け巡る
 訳のわからない心地よさに、閉じ切らなくなった唇から
 だらしなく唾液を垂らして、喘いだ。 ]
(*18) 2022/05/21(Sat) 2:21:42

【赤】 入院中 阿出川 瑠威



 やっ……、ば、それ、ぅ、あ……ッすご、
 あっ、あ……ぅ、ん …ッ​─────…あ゙、っあ…


[ 突き上げられるたびに意味を成さない母音を幾つも
 押し出されるみたいに喉から零す。

 舌足らずな声で譫言みたいに、
 「すき」と「きもちいい」を繰り返して
 一際大きく腹の中を震わせて
 包み込んだ彼を絞るよう締め付けた。

 イった?ような、気がしたのに。
 反り返ったまま彼の下腹に擦りつけられた自身は
 とろとろと透明な先走りを垂らすばかりだった。

 わけがわからない。
 けれどあたまがふわふわして何も考えられなくて
 弛緩した上体が彼の胸に縋るように崩れ落ちる。

 収まらない波に丸めた背をびくびくと痙攣させて
 知らぬ甘ったるい快感をやり過ごす。
 こんなの、しらない。
 気持ちいいのが何時までも終わらなくて
 そろそろ頭のどこかが焼き切れそうだった。 ]
(*19) 2022/05/21(Sat) 2:23:05

【赤】 入院中 阿出川 瑠威

[ ふと、始める前に彼に行った自分の言葉を思い出す。
 「女の子にされちゃうんでしょ?」なんて
 冗談のつもりでいたけれど、
 案外的を得ていたのかもしれない。

 出されたってその感覚を味わうことはできないくせに
 腹の奥にもう一度、彼の胤が欲しくて堪らなかった。

 理由は自分でもよくわからない。
 けれど、体の内側まで余すことなく
 彼に染められてしまいたかったのかもしれない。 ]
(*20) 2022/05/21(Sat) 2:23:23

【赤】 入院中 阿出川 瑠威

[ 上手く力の入らない体を叱咤して、のろのろ起き上がる。
 彼の下腹に手を添えてずるりと一度引き抜けば
 絡んだ粘膜がそのまま捲れ上がるみたいな錯覚を覚えて
 湿った吐息が甘ったるく震えた。

 背を向ける前に唇を一度食んでから
 焦点の定まらぬ片目はそのままに、
 蕩けきって潤んだ独つ目が彼の視線に纏わり付いた。

 強請ってしまおうか。中に出してって?
 けど今じゃないな、全然余裕そうだし。

 じっとりと絡んだ眼差しが、逡巡を灯して、そろりと反れる。
 誤魔化すみたいにちょっと乱暴に
 風呂場でそうしたように、彼の腿の間に腰を下ろした。

 腰を深く沈め腰掛けてても、
 もう奥深くまで押し広げる質量がないことに
 違和感と切なさを覚えるくらいに、
 すっかり馴染んでいたことに気付いて……

 物足りなさにすぐに焦れて、腰を浮かせて座り直す。
 今度はちゃんと、開ききっただらしのない入口に
 彼のものを充てがうやり方で、
 ゆっくりと腰を沈めて飲み込み直して。 ]
(*21) 2022/05/21(Sat) 2:24:28