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【人】 タカノ そう、贅沢なんだよ。 その日何があったとかも、明日何があるとかも 何も考えないで、ぼんやりするんだ。 時々、ああ、鳥が飛び立っていったな 水が跳ねたな、魚かな とか その場で起きたことだけ、目の前を通り過ぎて 行く感じで。 [ 人のざわめきのない世界の良さを語る。 話している相手の後ろに、その景色を夢想しながら。 バイク、いいですね。>>55と彼が言う。 ] 乗ってみる?後ろ。 機会があれば。 [ それこそ、夢みたいなことを口にすることもあった。 二つ返事で了承されるようなことは、 ないだろう、と思ったゆえに、冗談の延長のように。 だからこそ、気軽にそう言えた。 ] (117) 2023/03/07(Tue) 17:07:48 |
【人】 タカノ[ 一日中、連絡を取り合わないと不安になる そんな人もいるらしい。話でしか聞いたことはないが。 彼とのやり取りは、増えたとしても、 一日一回程度じゃないだろうか。 今までも気づけば返事が来ている、 こちらも気づけば返事をする、負担にならない程度に。 会いたくなれば、行けば良いのだから。 送った後で、やっちまったと頭を抱え 現実を受け入れるため、もう一度 そのメッセージを読み直そうとしてスマホを手に取り ] (118) 2023/03/07(Tue) 17:08:03 |
【人】 タカノ ぅわっ [ 落とした。拾った。 メッセージの後方、相手がそれを確認したことが 読み取れる、既読の文字。 ] ごめんなさい。 [ その謝罪は、スマホに向けて。 ――ベッドサイドのチェスト上に、スマホを置き 床に正座し、という他人が見たら、 面白すぎる姿にて。 どれくらいそうしていたか。 ] ……え [ 答え、ぽひゅん、とちょっとマヌケな音が、 耳に届くまで。 ] (119) 2023/03/07(Tue) 17:08:34 |
【人】 タカノ えぇぇ………、いいの [ そのいくつかの候補、噛み合ったら どうするのだ。そんな気軽に、教えてしまって 全日抑えられたらどうするの。 迷いに迷って、そこから一時間くらいして ] 『ありがとう、調整する。』 [ とだけ返した。一時間も経てばリアルタイムな やり取りとは言えないだろうが、 それでも今までよりはずっと 早いレスポンスになっただろう。* ] (121) 2023/03/07(Tue) 17:09:26 |
【人】 タカノ―― 過日、玲羅先輩と ―― [ 指南してくださる先輩方の反応は様々。 笑う先輩、呆れる先輩、苦笑いを浮かべる先輩。 そんな感じだっただろうか。 真面目な顔して、 "ものすごく真剣に取り組んでいるのですが、向いてないですね" と言った事もあった。 ] そーね、リメイクされる程根強い人気の ある作品もあるしね。 [ 熱々のピザを頬張り>>2:486 カクテルを傾ける彼女の姿は、まさに ふくふくとした顔で笑う女性の理想像、そのもの だったように思える。 微笑ましい、愛らしい、そう思うのは嘘じゃない。 そういう姿を見るのは好きだ。 ] (122) 2023/03/07(Tue) 17:10:19 |
【人】 タカノ うん、俺が持っててもなかなか行けないし 出来たものは貰えるらしいし、 材料もあっちで用意してくれるみたいだから [ 半笑いに何かしらの反応があれば ] や、人に言うのは出来るくせになって 言うは易く行うは難し、を実感して (124) 2023/03/07(Tue) 17:11:10 |
【人】 タカノ 出来るといーね、デート。 [ そう返した。 自分と彼女の、この"多少"気心知れた友人の距離では 彼女の転機になった恋>>69の話や、 心無い自分勝手な欲望の塊から受けた仕打ち>>71 浴びた言葉>>73までは、知ることは出来なかったし 聞くこともきっとなかっただろう。 ただ十七歳、まだまだアイドルとしては 成長期。下世話なことを言えば、売り時であった 彼女がふつうの女の子>>0:11を選んだこと また今彼女はそのふつうの女の子として 彼女たちと同じように悩み、恋をしていること。 それらは知れる。知ればほんの少し、 声援ではなく、背を押せるなら、嬉しかった。 ] (125) 2023/03/07(Tue) 17:12:14 |
【人】 厨房担当 ゲイザーツユリん、―――おかえり! [栗花落の素性を察した今でも、店の中で呼び掛ける名前はあくまでこのあだ名。 あの春人を演じる「セロ」であっても、これまでの「ツユリん」と変わらず接しようという、そんな呼び方で迎え入れた。] (130) 2023/03/07(Tue) 17:43:07 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[それから差し出された小さな紙袋に、きょとりと瞬くも] そっか、ツユリんもお仕事慌ただしそうですもんね。 フライングでも全然嬉しいです! ありがと、ツユリん。 [この程度であれば、「セロ」だとも声優だとも、芸能人だとも解らない言い回しになるだろう、と。] で、これ今見ちゃっても……ってそれどころじゃないな今! 帰ってから見てみます〜。 [ 勤務中だと気遣われた手前にこの態である。 軽めの紙袋越しに伝うのは、お菓子かな?と察せられる程度の、雪玉かこぶしを思わず丸い膨らみ。 そして、少しの厚みと手ごたえを感じさせる、ひとひらの紙のような感触。] (131) 2023/03/07(Tue) 17:43:58 |
【人】 厨房担当 ゲイザー( ……アレのチケット? いや考えすぎかな……いやマジでそうならなおのことここで見たら不味いな……色々…… )[こう考えながらも、期待故に、ちょっとにやにやとしてしまった笑みが零れてしまう。 紙袋の中に本当に、あの『ラスト・サタデー』の監督の最新作にして、セロの出演作である映画の招待券が入っていることを知るのは、もう少しだけ後の話。] (132) 2023/03/07(Tue) 17:44:40 |
【人】 タカノ ええ、その方向で。 なにせもう脱げないし、俺。え?もう半裸求められてない? [ 反響は留まるところを知らない、が 徹底して事務所の側から「俳優 高野景斗」の名を 出さなかったため、一つまた一つと舞い込む オファーの宛名は「無名のヒーロー様」 「○○の永遠のヒーロー様」 「蘇った漆黒様」などと、 大喜利大会が行われているような然様だった。 ――余談だが、我が社の社長。 あのオーディションで幅を利かせ、 新人採用を決めた彼は、現状の俺に 責任を感じているらしい。飲むと必ず、 休む時間を持たせてやれば、と零すので。 本人は隠しているつもりらしいが、バレバレです。 でも俺別に自殺願望あったわけじゃないんだけど。 あの日向かっていた場所、今でもよく行くし。 なもので此度舞い込んだオファーの数々 自由にしろ、と仰せつかった。 ] (136) 2023/03/07(Tue) 17:58:28 |
【人】 タカノ[ ので雑誌の取材も、ドラマも、映画も、 大体すべて、断った。一番多い朝や昼の、 ワイドショーなんて封すら開けずに。 彼らの、大型量販店で渡されるレシートのように 長ったらしい賛辞の言葉の裏側には、 「復帰第一作目という話題をうちで」 「話題性があるうちに使えるだけ使う」 と、書いてあるのだろうから。 ――当時出演した戦隊シリーズの最新作に ゲスト出演しませんか、というオファーには だいぶ、心が揺れたが。いや揺れた故に 保留にしてあるが。 後進の育成にも慣れてきたし、やりがいってやつも 感じてきた。 ラジオの仕事も、言わずもがな。 今の生活、気に入っているものだから。 ] (137) 2023/03/07(Tue) 17:59:49 |
【人】 タカノ マジで……マジでありがとう………助かる 命が。俺の命が。 今度奢る、寿司でも、鉄板焼でも。 [ そんな中、休みの日を調整するため 声がけをしていた一人から、実に軽い、 いいっすよ!が聞こえてきたので、 拝み倒した。 やった〜!高くて美味しいお肉〜〜!! と彼が言うので、思い出した顔がある。 少し、似てる気もする。 彼は今日も、お肉食べてるだろうか。 ] (138) 2023/03/07(Tue) 18:00:11 |
【人】 タカノ[ そうして合わせられる日を、手に入れて。 事務所を出て、駅へ。 ――○○さんのヒーローさんですか そう声を掛けられる事も、少し増えてきた。 電車待ちのひとときとか、 コンビニの店員さんとか。 そういう時決まって ] (139) 2023/03/07(Tue) 18:00:28 |
タカノは、メモを貼った。 (a25) 2023/03/07(Tue) 18:04:16 |
【人】 厨房担当 シャミあ、タルトはナギの作だね もう冷蔵庫にあるから、前菜がわりにいきなり行ってしまうこともできます。すごい美味しそう [手をゆらゆら横に] そうだな……まず1品、アスパラの温菜はすぐ出せるよ (144) 2023/03/07(Tue) 18:05:12 |
【人】 客 クリス[ゲイザーが。俺と佑一の遣り取りをどこまで知ってるかなんて知らないけど。 あの日佑一がゲイザーの元に飛んで帰って、何か話していたことと。俺と佑一がしばらく距離があっただろうこと。俺の方から距離をとった事は事実で。 そうして俺は、ゲイザーが周囲への目端が効くヤツだって思ってた。**] (145) 2023/03/07(Tue) 18:09:57 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[栗花落のオーダーで妙に気合が入ってしまっていたこの時は、多分、まだ貝沢>>103>>115が『うさぎ』の穴に辿り着いていなかった頃で。 この少し前に、今日再び『うさぎ』に戻ってきた(昼営業時にも来ていた!)遠藤>>114からの「ただいま」に速崎は振り返っていた。] シャミーおかえり〜。 いや、ホントにあったかかったんだね今日。 天気予報では言ってたけど。 [屋内での勤務を続けていると解らない感覚を伝えてくれる、他愛ない言葉。 チョコレートの時期外れの話題にも、「あれ地元のお土産です」という、履歴書の内容を覗き見していなければ誤解を招く返答をしたりする、そんな、いつも通りの遣り取り。] (146) 2023/03/07(Tue) 18:12:11 |