人狼物語 三日月国


147 【ペアソロRP】万緑のみぎり【R18G】

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【赤】 入院中 阿出川 瑠威



 ……〜〜〜〜〜〜〜っ、はぁ……ん゙っ。
 どうしよう、誠丞さんのちんぽ、きもちよすぎて……

 やばいかも、おれ……っ、…… も、くせんなりそぉ。

 
[ 肩に頭を凭れて、汗の滲む首筋に鼻梁を擦り寄せて
 今すぐもう一度深く浅く抉るような抽挿を
 始めてしまいたい欲求に抗いながら
 なかなかに馬鹿みたいな言葉を紡ぐ。

 馬鹿みたいな自覚はある。
 残念なことに自制する理性は死んでるけど。

 始めてしまえばまた何も考えられなくなってしまいそうで
 少しくらいイチャイチャしたいと思える程度の
 僅かばかりの余裕が丁度生まれたので。
 くだらなくても、馬鹿みたいでも、
 なんでもいいから交わしたくて、言葉を紡いだ。

 変に勿体ぶって自分を焦らす馬鹿になってる頭とは裏腹に
 体は正直に彼を求めて、奥まで
 埋め直したばかりの彼の根元を
 締め付ける動作に慣れた入口が
 ぎゅうぎゅう締め付けたりしていた。* ]  
(*22) 2022/05/21(Sat) 2:26:01

【人】 転生者 アウローラ


  

 わたしの……。
 
 
[ 望みって、なんだろう?
 あらためて考えると、うまく言葉にできない。

 彼に世界を滅ぼしてほしくない。
 あの人たちの美しい物語を守りたいと
 想っているのも、わたしの本心。

 でも。
 さっき、彼は言っていた。
 わたしの強い想いが、彼を此処へ喚んでしまったと。>>64 ] 
 
 …。
 
 
(96) 2022/05/21(Sat) 7:22:14

【人】 転生者 アウローラ

[ 本当は、わかってる。
 わたしが、なにを願っているか。

 でも、それを認めるのは、怖い。

 『愛されたかった』
 その一言を口にして、なにかを壊してしまうのが
 ただ、恐ろしかった。 ]
 
(97) 2022/05/21(Sat) 7:23:19

【人】 転生者 アウローラ


 
 ……わたしは、選ばれなかったんです。



[ さっき、エッグノックのお礼を言ったときよりも更に小さな声。
 どうして、そんなことを言ったのか。
 自分でも、わからない。 ]
 
(98) 2022/05/21(Sat) 7:24:31

【人】 転生者 アウローラ

 
 ……えっと、そうですね。


[ 誤魔化すように咳払いを一つ。 ]
 
 
 もし、貴方がわたしの望み……願いを、
 叶えてくれるというのなら。
(99) 2022/05/21(Sat) 7:25:36

【人】 転生者 アウローラ


 わたしの、友達になってくれませんか?

 上手く、言えないのですけど
 わたしは、貴方に傍に居てほしい。**
 
 
(100) 2022/05/21(Sat) 7:26:14

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック


いつもはおとなしい彼女が、
こんなにも捲し上げるように話すのかと
驚きのあまり、テンガンの目も彼女のように
大きく見開いて丸くなっていった。
今、彼は彼女に怒られている。
身勝手なことを言っていたという自覚はまだなく
どうしてそう怒るのだろうかと
彼女の言葉の続きをまってみることにする。
けれど、最後の『聞かなかったことにしていいのか』
という問いかけに関して、自分からお願いしているのに
どこか、ダメだと言いそうになっていた。>>90>>91

実際のところ、流れで告白をしてしまったことは
聞かなかったことにしてほしくないし、
意識してほしいと思っていたはず。
けれども彼女との旅が終わってしまうかもと思うと
そう簡単にはいかないと思ってか、
聞かなかったことにしていいなどと言ってしまった。


「い、や……それは……」

自分が身勝手だったとようやく自覚した上で、
彼女へきちんと言葉にして伝えようと
言葉を発するものの、彼女の百面相のような
表情の移り変わりを一瞬だけみると、また空を見上げた。


(101) 2022/05/21(Sat) 10:13:34

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



「…………………
 今はまだ、答えはいらない。
 大事なパートナーと思ってもらっているだけで
 今の俺には十分、ではないけれど、
 お互いの関係性を考えれば満足がいく。

 いつか、分かった時に教えてほしい。
 気持ちを表現していなくてすまなかった。」


小さな声で彼女の言葉が紡がれる。>>95
好きの違いというものは大いにあるため
今ここでの返答はもう求めない。>>95
彼女の声が聞こえたときに視線をおろせば
隠れていない右の頬はいたく赤くて
今までにないくらいかわいく見えた。
手を伸ばしてそっと撫でてしまおうかと思ったが
告白したばかりの身でありながら、
そういうことをするのは差し出がましいのかと
思ってしまい、見つめるだけにしてしまった。

それで彼女を怖がらせてしまったのなら、
少し慌てた様子でごめん、と口にするようだった。*


(102) 2022/05/21(Sat) 10:14:57

【人】 甲矢 潮音

 
[きみの魂はね。
 何より無垢で、誰より美しいんだ。
 
僕の魅了が効かないくらいに。

 何度きみが生まれ変わって、
 何度穢れた僕と交わっても、
 変わることのなかった唯一の事実。

 同じ場所に生まれるとは限らなくて
 姿形も、身分も、性格だって毎回違った。

 ある時は傷ついた戦士の心を癒す歌姫。
 ある時は占いと舞踊の得意な流浪の民。
 ある時は……]
 
(103) 2022/05/21(Sat) 11:00:52

【人】 甲矢 潮音

 
[どのきみにも恋をして、焦がれた。

 出逢いを繰り返すたび
 以前より更に好きになった。

 いまのきみが、いちばんすき。
 ねぇ、すきだよ流歌。だぁいすき。

 ずぅっと君ひとりを引き摺って
 付き纏い続けてるなんて……、
 気味悪がられてしまいそうで、とても言えないけど。]
 
(104) 2022/05/21(Sat) 11:00:57

【人】 甲矢 潮音

 
[────無垢な魂に惹かれるのは
 当然僕だけじゃあ、ない。

 生まれ落ちた場所を見つけるのが遅すぎて
 他の奴に先を越されたことがある。
 横取りされそうになったことだって。
 ……業腹、だ。あんな思いはしたくない。

 だからいつだって不安だった。
 僕の方を向いてくれるのか。
 僕から離れずにいてくれるのか。

 永く生きているというのに
 余裕がなくて……、情けないね。]
 
(105) 2022/05/21(Sat) 11:01:04

【人】 甲矢 潮音

 
[何を生み出すことも出来ないかわりに
 
死のない
僕は
 適当な夫婦を捕まえて
 瞳をきらりと輝かせて心を操れば
 自分らの子供だと思い込ませて過ごす。

 だから母似に見えるとしても
 それは偶然かな。>>69
 父よりは似てるかも。]
 
(106) 2022/05/21(Sat) 11:01:45

【人】 甲矢 潮音

 
[ふっと微笑む。]


  そうだね、
  今日はちゃんと眠れるといいね


[────相槌を打った朝は
 確かに本心からそう思っていたんだよ。>>68

 お菓子の家をすきなだけ食べたり
 綺麗なお花畑でごろごろしたり
 そこに自分は登場したりしなかったりする
 平和でのんびり癒されるような夢を。

 いつものように見せてあげようと、
 思って、いたんだ。]
 
(107) 2022/05/21(Sat) 11:02:16

【人】 甲矢 潮音

 
[でもいいのって確認にはこう答えた。>>69


  わかった、伝えとく。
  もちろんだよ。
  僕ひとりでも立派にお祝いしてみせるから。


[僕の親は出張にWなったWんじゃなくてWさせたWこと。
 彼女は知らない。知りようもない。

 流歌のご両親は当日かわいい娘の誕生日を
 祝うための準備をしに出かけるが
 WなぜかW交通機関が止まり帰って来られなくなること。

 ひと月前にいる彼女はまだ、知らない。]
 
(108) 2022/05/21(Sat) 11:03:20

【人】 甲矢 潮音

 
[手は当然のように繋いで指を絡めて。
 気遣ってくれたことにはありがとって答えて。>>71
 上履きに履き替える時を除いて
 教室の彼女の席まで離してあげなかった。

 流歌に人目を気にするそぶりがあっても
 いいでしょ、って微笑んで流して
 繋いだ手と揃いのブレスレットを見せびらかした。

 流歌はもう僕のものだよって
 野郎どもに知らしめたくて仕方なかった。
 だから誰も盗らないでって。]
 
(109) 2022/05/21(Sat) 11:03:55

【人】 甲矢 潮音

 
[……告白する前までは気にしていた>>0:18
 もう一つ女の子達の目線のことをつい忘れてしまうくらい
 きみと付き合えたことが嬉しかった。

 ヒトの心を理解した気になっていても
 僕もまだまだ……、ってこと。]
 
(110) 2022/05/21(Sat) 11:04:11

【人】 甲矢 潮音

 
[体育の次の教室は>>74
 幾らか人数を欠いていたけど
 それはあまり気にすることはない。

 男子コートでスパイクを叩き込まれて
 鼻血出して保健室行きになったのが
 下世話な話をするどさくさに流歌の揺れる胸だとか
 うなじだとかを見てた奴ばかりなのは
 偶然じゃないけど誰も気にしなくていい。

 流歌を注意した教師の横顔に
 暴投サーブが突き刺さったのも
 普段の高い評価が許してくれたので。
 なぁんにも気にしなくていい。

 何事もなかったように弁当を広げて思い出す。
 流歌の体操服姿、かわいかったなぁ。
 
厭らしい目で見ていいのは僕だけだよ。

 
(111) 2022/05/21(Sat) 11:04:37

【人】 甲矢 潮音

 
[甲矢潮音の出席番号は乙守流歌のすぐ後ろ。
 午後の授業はきちんと受けてるフリしながら
 ひとつ前の席に座る流歌を見てた。

 主に、シュシュが外され下ろされた髪が隠すあたり。]


  (はぁ……触りたい)


[……歯止めが効かなくなってるなぁって
 ほんの少しの自覚とともに。

 学校が終わるまでは一緒だった。>>75
 友達と帰るのを見送って、バイト先のファミレスへ。

 付き合う前からいつも家までべったり守ってたけど。
 関係を変化させたからこそ
 隙を見せたらいけなかったのだと
 思い知ることになる……かも知れないのは、少し先。
*]
 
(112) 2022/05/21(Sat) 11:05:05

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[自身の憤りが確かに伝わって、彼も驚いた顔になる。
あまり表情に出さない彼でも分かるくらいの表情の変化は、
それだけに飽き足らず、目を丸くしていたものが、
ミンナの言葉で、逡巡に変わっていった。

言い淀む声に視線を向けながら、彼の様子を伺う。
困っているのか、言葉を探しているのか。
彼が見上げた先には、ただ、木の葉がゆらゆらと風に揺れていた。

少しの間、沈黙が訪れた。

私もなんて言葉にしていいか分からずに。
彼も私との距離を測りあぐねるように。

沈黙を破ったのは彼のほうが先で。
そよいで行く風にのって彼の声が届いてくる。]
(113) 2022/05/21(Sat) 13:29:38

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[時間をくれるという言葉に、ほ、と安堵の息が洩れる。
告白を断ったつもりはないけれど、先延ばしにしてしまった。

そのことでまたバディを解消されるようなことになれば、
どうしようかと思っていたから。
今は、その答えが有り難く、うん、と頷くことで応えた。]


 ……うん、ありがとう。

 えっと、テンガンくんの気持ちは伝わったよ?
 私が鈍いだけで、気づけないところもあって……

 その……、
 次からは、ちゃんと男の人だって、意識するから!
 
 ……うん?
 意識するっていうのも、変な話だねっ!?
 あははっ、えっと、その……


[妙な宣言を彼をどう受け取っただろうか。
意識するからなんて言ってしまえば、
それは好意を受け止めるようなものではないか。

笑って誤魔化して、ぱたぱたと掌で団扇を作って赤くなった顔を仰ぐ。]
(114) 2022/05/21(Sat) 13:29:50

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[ようやく視線が重なって、彼の視界に自身が映る。
その瞳の奥には好意が隠されている。

改めてそう思えば、ドキドキして手団扇で仰いでも
赤い顔はしばらくは収まることはなかった。

とくんとくんと、さっきから心臓がうるさくて。
聞こえないふりをするようにぶんぶんと首を振って顔を上げる。
謝罪の言葉には笑って、大丈夫!と応えて拳を作った。



それが、彼からの初めての告白の話で。
鈍い私はこれからも彼をやきもきさせる程、
待たせてしまうことになるのだけれど……。

待たせてしまった結果が、まさかあんなことになるなんて。
微塵も予想はしていなかったのだ。*]
(115) 2022/05/21(Sat) 13:30:11

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



沈黙の時間はいろんな音に耳を傾けてしまう。
木々のざわめき、野鳥の羽ばたき。>>113
彼女にどういえば伝わるのか考えて、
彼女の気持ちの整理がつけば教えてくれるよう
彼なりに、促してみるのだった、


「いや、意識はしなくても………
 いいや、意識してほしい。
 そうでないと、俺はただの相棒で終わってしまう。
 意識してもらったうえで、
 そこまで何も感じなければそういう男だってこと」

彼女の宣言にはよろしく、と応えて
意識してもらえるように態度も改めただろう。>>114
無理やりに襲うこともなかったが、
かといって何もしないわけではなく。
補給の時は事の発端のときのように
腰を撫でて時を過ごしていったし、
街中を歩くときはできる限り
彼女の隣、近距離で離れないようにして。
そのなかのひとつのように、
ベッドを1つで提案したら断られた。>>0:88>>0:104


(116) 2022/05/21(Sat) 14:58:12

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



そういう、小さな我慢が1つ、また1つと重なったある日。
ある種事件ともいえる事態が起こってしまった。>>115
街から街への移動途中、いつものように魔力補給を
木陰でお願いしているときに、彼女の体を撫でていた。
当たり前というか、そのときも関係はまだバディ止まりで
彼女にダメ、と言われたかどうだったか。
ひとまず、また我慢が1つ積み重なってしまったのだ。
いつもなら我慢できたけれど、かれこれ暫く経ったせいか
彼の我慢が限界突破してしまったといえばそうなる。
気を取り直して移動を開始していると、ポツ、ポツリ、と
雨が降り始め、やがてそれは落ちる音が多くなりそうな。


「大雨になる、ミン走れるか?」


走れないといわれたら俵抱えのようにしてでも
彼女を抱えて走ったことだろう。
あてがあるわけでもなかったが、
偶然にも大きめの館がふたりの前に見え、
雨宿りもかねて入らせてもらうことにした。*


(117) 2022/05/21(Sat) 14:59:15

【人】     インタリオ




「どうして逃げない?」



     
「お前はこのままだと死んでしまうよ?」
(118) 2022/05/21(Sat) 16:14:02

【人】     インタリオ


[ メメント・モリを語るにはどうにも幼すぎる
  アレイズではなく魔術師でもなかった頃の、
  ちっぽけな農村の子供>>0:121へ向けて。

  かつてその地に体現した悪魔は似た言葉を呼び掛けていた。

  これこそが永い時間契約関係を続けることになるパートナーとの
  下僕とのファーストコンタクトである。 ]*
(119) 2022/05/21(Sat) 16:14:18

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[テンガンくんからの告白があって以降も旅は続いた。
意識して欲しいと、言われた通り。
自然と彼の行動に目が行くようになった。

不意に視線が合えばどきりとするし、
庇うように背を抱かれたら近づいた距離に緊張する。

あの日から鳴り止まない胸はとくとくと鼓動が早くなって、
落ち着かない日々が続いた。

なのに彼ときたら……、
告白以前より距離を詰めるようになってきて困る!!]
(120) 2022/05/21(Sat) 19:19:55

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ


[魔力補給の時には、キスだけでも息が上がってしまうのに、
妙に腰を抱く手つきがいやらしくて、
供給だけだと分かっているのにえっちな気分になるし!

出歩くときも、前までは一人での行動もあったはずなのに、
今ではぴったりと横についてくるようになった。

仕上げには、一緒のベッドで寝ようという提案までしてきて。]


 そういうことはちゃんとお付き合いしてから
 じゃないとダメって言ったでしょう!?


[と、顔を真っ赤にして注意することもあった。ありました。]
(121) 2022/05/21(Sat) 19:20:08

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[そんなことがありながらも、旅を続けているのは、
やっぱりバディとして頼りになるからだし、
隣りにいても居心地が悪いわけじゃないし、
彼が私に対して優しいということも、
いやという程、分かってくるようになったわけで。

つまり、そんな彼の行動が、いやなわけじゃなく。
時には困ったりもしながらも、楽しんでもいる自身が居て。

時々、一人になった夜に彼の言葉を思い出してしまう。>>116

 
 バディ解消は、やだな……。


[そう思うほどには、彼のことは気になっていて。

自覚のない恋心が淡く育っていることに、
自身でも気づいていなかった。]
(122) 2022/05/21(Sat) 19:20:35

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[そんなある日、魔物との戦闘が終わった後に、
いつものように魔力供給を彼から求められた。

木の陰を選んで、瞳を閉じれば彼の唇が唇に触れる。
ゆっくりと割り込むように舌先が入り込んできて、
次第に深くなっていく口付けに、小さく喘いだ。]


 ……ンッ、ぅ……


[ぴくりと瞼が動く。薄っすらと瞳を開けば
彼の表情が目に飛び込んできて、蒼の瞳が映り込む。
その瞳にしばらく釘付けになっていれば、
彼の手が蠢いて腰や脇腹を撫で始めた。]


 ……ぷ、ぁ……っ、……
 テンガンッ……、だめだってば……!

 も、うッ、補給も終わりっ!


[また妙に鼓動が早くなった気がして慌てて離れる。
くっついているとドキドキが彼に聞こえてしまいそうだったから。]
(123) 2022/05/21(Sat) 19:20:59

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[少し距離を取って、ふぅと胸を撫で下ろす。
随分と慣れてきたとはいえ、未だに慣れないキスは、
魔力供給する度に、息が上がってしまうから。

そうして落ち着きを取り戻そうとしていれば、不意に頬に雫が当たった。]


 ……ん……?


[頭上を見上げれば、暗い雲が辺りを覆っている。
ぽつり、また額に雫が当たって、本格的に雨は降り出していた。
テンガンも気づいたのか、その声に慌てて肯く。]


 ……うんっ、大丈夫!
 どこか、雨宿りできるところ探しましょうっ。


[掌で庇を作り、視界を守りながら荷物を持って駆け出す。
街から離れた場所だったから、
雨宿りできるなんてないのかもと思っていたけれど、
森の中を走っていれば、大きな建物が見えてきたのだった。*]
(124) 2022/05/21(Sat) 19:21:17