『人形屋』 サダルは、メモを貼った。 (a20) 2021/12/12(Sun) 15:10:56 |
【人】 半淫魔 メレフー市場街ー [掛けられた言葉に振り返る。 声の主は、前夜祭の人形の一体。 今まさに頭を悩ませていた、店長の商品受け取りの件についてであった。 目の前の彼女からの言葉では詳細までは把握しかねるが、あちらも何やら考えているらしい。] ーー準備していた物なんだが、色々あって無くなってしまってね。 それでよければ、今すぐ向かう。 [彼女たちと、店長は繋がっていると言う。 ならば、この言葉も店長に伝わるだろうか。 どちらにせよ、自分の件で店長が悩んでいると聞いて仕舞えば、さっさと向かって解決した方が自分にとっても良い。 最低限の言葉だけを伝えて、さっさとその場を後にする。 裏街で待つ人形屋の店長の元へ向けて。*] (99) 2021/12/12(Sun) 15:19:25 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a21) 2021/12/12(Sun) 15:20:40 |
【人】 向日葵 店主 イクリール── 回想:テレベレム ── やっぱり人魚の肉自体は 既に仕入れる手段があるんだね。 しかも自分が食べるんじゃなくて 売りに出しても良いって思えるんだ。 ……まぁ、私はね。 今でも不老不死みたいなものだから。 [ >>97私は人魚じゃないけどね、なんで笑って コップに注いだワインを煽ると ほんのりとした苦味と、果実の匂いが鼻腔を擽る。] (100) 2021/12/12(Sun) 15:21:36 |
【人】 向日葵 店主 イクリールうん、考えておいて。 人魚の噂は、人魚の肉に行き着いてしまうものだから。 腕利きだけど値段は弾む人を 知ってるから、予算と合わせて考えてみてね。 [ >>98護衛についてはそのように。 次に来た時に紹介するつもりだったけれど 今思うとその日の内に動いた方が良かったのか。 お土産のグラタンに手をつけて 熱い、とびっくりしながらも 口に含むとまろやかな味わいが広がった。 それから 二人の晩餐は程なく終わりを迎えるだろう。]* (102) 2021/12/12(Sun) 15:22:49 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ「 …… だって、嫌でしょ。 傷付いたひとを見るのは … 」 >>89 彼の言葉は実際その通りで、否定する隙もない。 すこし拗ねたような顔でちいさく呟き 彼の心遣いを敢えて無視して、床に座り込んだ。 正確に言えば、見るのが嫌なのは傷付いた友人だ。 見知らぬ他人や、或いは女を敵視するような同業者なら 求められれば助けはするけれど、それだけでしかない。 ―――― それでも魔術師にしては 人当たりや対応が柔らかな部類なのだが。 (103) 2021/12/12(Sun) 15:34:13 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ「 肉食の獣人? …… そう、気性の荒いひとたちなら 確かに暴れることもあるかもね … 」 どれくらい獣の血が濃いかにも依るけれど、 それにしたって中々の暴れ方ではある。 猫に毛が生えたような類などというあからさまな詭弁には 「嘘でしょ」と切り捨てて、咎めるような視線を送った。 かといって怪我人にそれ以上の文句を言う気も起きず、 後はもう怒っています、と態度で表すしか無い。 そっぽを向き、耳を揺らし ―― 言葉に詰まって。 (104) 2021/12/12(Sun) 15:34:18 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ「 ―――― … ううん、なにも? 」 ふるふると頭を横に動かし、それ以上を断ち切った。 最初は事故だったとはいえ求めたのは女からで 見知らぬ他人に、あんなことをする理由もない。 代わりにこのままここにいることの危険性を説き、 裏街が人魚には適さぬ場所であることを紡ぐ。 せめて自分のように魔術の心得があればと思うが、 かといって魔力を使いすぎれば凍えてしまう。>>92 人魚とは斯くも脆い生き物なのか、と ―― それを識ってしまったが故に 女は過保護になってしまっているわけで。 (105) 2021/12/12(Sun) 15:34:28 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラけれど、心優しいからなどではきっとない。 本当の意味で優しいのであれば、…… ―――― 「 ふふ、……どういたしまして。 」 胸中に過った苦い思いを飲み込んで 女は床から身を起こす人魚の手を握った。 最初の時のようにひどくはないだろうけれど あまり余裕を抱いてもいられなさそうだ。 鞄に荷を詰める作業を手伝い、 冷え切った外へと足を踏み出す。 (106) 2021/12/12(Sun) 15:34:37 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ裏街には女の同業も多いから、ローブを被り直し 隣の彼にも顔を隠すことを勧めようとして ―― ばつが悪そうな顔に、きょと、と目を瞬かせた。 「 ……………… ? 離すの? 」 繋いでいた方が何かと安心出来るのだけれど、 かといって強制するようなことでもない。 彼が解きたいというのならば、 やや不安げな色を眸に乗せながらも、それに従おう。 ―― そうでもなさそうなら、手は繋いだまま。 雪が彼を冷やさないように魔術で覆い、 相も変わらずしんしんと降りしきる銀白の世界を つめたい人魚と共に歩く。 (107) 2021/12/12(Sun) 15:34:58 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ―――― 自宅 ―――― 自宅の扉を開けば彼に入るよう促し、鍵を閉める。 手を繋いでいたままならば、部屋に入れば温もりを離し 「そこ座ってて」と、机近くの椅子を指差した。 彼が出て行ってからは、椅子なんて二つも要らないから 奥に仕舞っていたのだ。 椅子をもうひとつ引っ張り出し、両手で持ち上げて 彼の隣へ並んで座れるように置きながら。 (108) 2021/12/12(Sun) 15:35:11 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ流石に昨日の今日ともなれば、 自室には友人の魔力がまだ消えずに残っているけれど ここで話す分には、勘付かれることもないだろう。 「 あったかいもの飲む……より、 先に魔力あげちゃう方が良いかな。 …… さむい? 」 幾ら室内の温度を上げたとしても、 魔力不足による影響はそれだけでは到底補えない。 心配そうに彼を見つめ、 女は指先へ魔力を込めると、彼の頬を掌で包み込んだ。* (109) 2021/12/12(Sun) 15:36:38 |
【人】 『人形屋』 サダル―祭り2日目 裏街 「人形屋」― 「いらっしゃ…、お待ちしておりました。」 書き物机で手紙を綴っていた店主は。 店に来たその姿に顔をあげた。 ペンを置き、インク瓶の蓋を締める。 普段と同じように、感情の読みにくい表情。 しかし。 その中に、微かな緊張を伴って。 その頬がほんのわずか強張っていた。* (111) 2021/12/12(Sun) 15:40:24 |
【赤】 魔術師 ラヴァンドラぐるぐると熱が体の奥底で燻って、 内側から焼かれているような錯覚に溺れそうな程。 散々に焦らされ、本能を煽られ 余裕の一枚さえ剥がれ落ちた思考ではもはや、 声を噛み殺すことも出来なかった。 「 ひぁ、あ、ふ……ッんぅ、う……! 」 彼に奥を突かれる度、思考回路が焼き切れるような。 甘い痺れと快楽しか分からなくなって、 首筋へ吸い付かれても、痕が残るなんて制止ひとつ 投げることさえ出来なかった。 (*32) 2021/12/12(Sun) 16:25:17 |
【赤】 魔術師 ラヴァンドラ「 ッや、いっしょ、だめ……っ ふぁ、 あ、ン、んん〜〜〜……っ! 」 ずるりと引き抜かれるのがばかみたいに気持ちよくて、 体内に収めきれない熱が一気に最奥まで届くたび、 視界がちかちかと瞬いた。 同時に胸まで触られては、快楽をどこにもやれず 媚肉はきゅうきゅうと震え続け 女の口からはひっきりなしに悲鳴が零れ落ちる。 ―――― だめだ、ほんとうに、これいじょうは。 なにをされても、ずっと絶頂から降りて来られない。 (*33) 2021/12/12(Sun) 16:25:28 |
【赤】 魔術師 ラヴァンドラ「 ふぁ、ん、ンぅうう……っ! 」 一際強く奥を突かれ、彼が欲を吐き出すのと 食らい尽くされた兎が身体を大きく跳ねさせて くたりと倒れ込むのは殆ど同時だった。 「 ん、……おなか、あつ…… 」 特段身体が小さいわけでもないはずなのに、 中に出された白濁は収まりきらず溢れてくる。 万が一孕まないよう魔術をかけてはいるけれど それが出来ない女ならば、――。 (*34) 2021/12/12(Sun) 16:25:38 |