【赤】 苗床環者 メディウム (*16) 2023/11/29(Wed) 21:40:17 |
【赤】 苗床環者 メディウム>>*15 …………ん、う…………!? [突如動かされた指に口内をなぞられた、それだけなのに甘く痺れてしまう。もう少し、触ってほしかったけど、応えるために指を口から抜く。] お、教えて、ほしい、って言われても……僕だって、詳しく、無いよ……? (私?こう見えても種子を得られなかった胚よ?つまり……処女なのよ?) と、とりあえず……僕らの部屋、来て…… [植物同士で交わる場合、大抵は人気のない屋外で行う事が多かった。土があり、陽の当たる場所を好む彼に合わせてそうしていた。傍目から見ても何をしているか、なんて分からないし。……けれど、「人間」同士はそうもいかない。袖を引いて自室まで案内する。] (*17) 2023/11/29(Wed) 21:42:18 |
【赤】 苗床環者 メディウムー メディウムの自室にて ー [生活用品が最低限と、並んだ本棚。そしてベッド横に常備された水差しと薬品。そんな殺風景な部屋へと案内する。] ……とりあえず、ベッドの上、座って…… [僕は何をしているんだろう。いや、理解はしている。「人間同士の交合」をしようとしているのだ。……正直に言おう、めちゃくちゃ恥ずかしい。 ベッドの上に座って向き合う。年代物ではあるけど、丈夫なこれは2人分の体重を難なく受け止めた。] ……えっと、人間同士、でするときは、服を脱がなきゃ、いけなくって………… …………僕が脱いだ姿、見せなきゃ駄目、かな…………?一応言うけど、すっごく気持ち悪いよ。 [学術的な本だけではなく、俗世の様子が書かれた本もいくつか読んでいる。だいぶ前に読んだそれを思い出しながら、気がつく。一般的には素肌を晒し合わなくてはならない、らしいが。……己の素肌は、色素の薄さも相まって葉脈がびっしりと張り巡らされているのが透けて見えるのである。女体としてはかなり貧相な自身の身体の事もあり、脱ぐのはためらった。]* (*18) 2023/11/29(Wed) 21:43:30 |
【赤】 蕃神 雷恩[君の中を、探るように。確かめるようにしていた指は 君の分泌物に濡らされたまま外気に排出される。 彼女の拙くも直球めいた誘いから推察はしていたが メディウム自身も生殖行為に関しては あまり詳しくはない、ようだ。 自分がリードする、と見栄を張らない当たり 動揺しているようすが具にわかり面白い。 ふむ、と思案しながら、 君に導かれるまま自室へと案内されようか。 袖を引く手は白く、細く。 彼女の手から上。 ゆったりした服に隠された肌の下で脈打つ葉脈。 一体どんな美しさを孕んでいるのだろうか。 植物同士で交わる際には、ただ絡んだ根と、 彼女の中の「貴女」とが 視覚ではなく触覚で愛を交わしあったものだから。 実際、じっくり観察するというのは初めてのことに思う。] (*20) 2023/11/29(Wed) 21:57:14 |
【赤】 蕃神 雷恩[彼女の部屋は、自分の部屋よりもまだものがある。 人に近しければ自己が保有する物は増えていくのだろうか。 という感想は胸の内に留めておいた。 ところで。 保健体育の教科書(直青監修)によると、人間同士の生殖行動は まずは互いの肌に触れあう行為をするのだという。 それにより肌の相性を確かめ合うのだとか。 促しに応じてベッドに座って向き合えば 1つ、また1つと重みが加わる際に軋むスプリングの音。 ――どうも、肌を見せ合うことを メディウムは疎んでいるようだ。と気づく。 保健体育の教科書、しょっぱなから躓いているのだが直青。 どうするんだ。と内心考えつつ、口を開いた。] (*21) 2023/11/29(Wed) 21:57:27 |
【赤】 蕃神 雷恩 見せたくなければ見せなくて構わないよ。 ただ。俺は―― 君と交わる中で君の中の「貴女」も愛でたくはある。 君は疎むかもしれないが。貴女を孕んだ君は美しい。 [もともと植物に近い己に容姿を卑下する彼女の思考は あまりトレースできてはいないのだが。 彼女の意思を無碍にすることはない。 嫌なら、それ以外で君を見せてもらおうか。 君の手に、己の手を添えて続きを促そう。 服を脱がなというのなら、どう君が動くのか。 興味は尽きない。ああ、これが「 楽しい 」というものか。*] (*22) 2023/11/29(Wed) 21:57:47 |
【赤】 苗床環者 メディウム>>*22 …………そう言われると、困るんだけど。 [つまりは、見たいという事だろうか。 (私は見られたいわ) 気乗りはしないけれど、興味があるようなら。 とりあえず上半身だけ衣服を脱ぐ。胸部の膨らみがそれほどない自分は、検査の時に煩わしくないというのもあって上の下着は身につけていない。 露わになった素肌から、血管に沿って張り巡らされた葉脈が見える。] …………ね、気持ち悪いでしょ? [自虐するように言ってしまう。この次はどうしたらいいんだろう。] えっと、 きみも脱いでよ。 あと……最初、は。キス、から?かな……唇をくっつけるだけじゃないやつ……って、分かる? [続きを促すことに、した。]* (*23) 2023/11/29(Wed) 22:19:21 |
【赤】 蕃神 雷恩[見惚れた。>>*23 白い肌に浮かんだものは、血管のような走行を見せている 薄っすら彩るライトグリーンの葉脈が美しい。 思わず手を伸ばす。 胸より上。鎖骨より、下。手を置いて、 そのまま葉脈を肌の上からなぞる。 吐息とともに。綺麗だ。とうっとりとした声音で。 彼女の自虐も意に返さずに。 ――と。 しばし堪能していたかったのだが 彼女の言葉に我に返った。>>*23 「一応」彼女に教えてもらうということになっているのだ。 躊躇わず上の服を脱ぐ。こちらはというと普通の人の肌をしている。 根を張る時には蠢き、生えてくるのだけれど。 わかるか?と尋ねられて 「知識としては理解している」けれど――] (*24) 2023/11/29(Wed) 22:32:37 |
【赤】 蕃神 雷恩 経験はないな。 だから、教えてくれるよね。メディウム。 [囁いて、君の唇に己の者を重ねよう。 舌先で重なった部分のスキマをノックして、 彼女が絡ませようとしたところを吸って、 交わらせてしまおうとして。 ――教えてもらう、という建前だから。 こうだろうか、 と息継ぎの合間にでも無知の振りでもしてしまおう。 実践は初めてなのだ。嘘はついていない、嘘は。*] (*25) 2023/11/29(Wed) 22:33:06 |
【赤】 苗床環者 メディウム>>*24 ……んっ……ぅ…… [僕の自虐なんて意にも介さず、甘く伝えられる言葉と、触れる手と。性感帯でもないはずの場所なのに、触れられているだけで気持ちいい、だなんて。] ………… (ああ、美しい。) [晒された彼の素肌を、直視ができなくって少しだけ目を逸らす。均整の取れた、男性らしい身体付き。健康的な褐色の肌色も相まってそれはとても、 艶かしくて。 ] (*26) 2023/11/29(Wed) 22:55:08 |
【赤】 苗床環者 メディウム>>*25 教えられるような知識は、ないよ…… [とことわりつつ、まずはキスから。重ねられた唇の隙間から、舌を絡ませようとして……引っ込められてしまった。] ……狡い、よ…… [つまり、これは僕らの方から絡ませろと。そういう意図なのだろう。自然に出来そうだったじゃん、と文句の一つでも言いたくなったが。興が削げてしまわれてはたまらないのでこちらから彼の口内へと舌を差し入れた。拙く、絡ませる。 その気になってくれるように。性急にならないように気をつけながら。 ]* (*27) 2023/11/29(Wed) 22:55:47 |
【赤】 蕃神 雷恩[彼女が、己の裸体にどのような感情を抱いたかはわからない。 が、感触が悪くなさそうなのは 手に触れた肌から感じる脈打つ血潮――或いは、葉脈の疼きか。 それが、教えてくれる。 こんなにも、君は君の興奮を、歓びを 教えてくれているというのに 視線は逸らすんだね。 初心で、可愛らしいことだ。 ] (*28) 2023/11/29(Wed) 23:13:38 |
【赤】 蕃神 雷恩 ――ずるい? どうして。 [君の方から求めてよ。と 言葉にせずに、態度で示す。 これは確か、駆け引きというのだったっけ。 使いすぎは厳禁だけれど、 普段はつんとしたり、不器用に甘えてくる君が能動的に望んだことなれば。 彼女が積極性を「魅」せてくれるなら、 その限界を今。試すのも悪くない。] (*29) 2023/11/29(Wed) 23:13:48 |
【赤】 蕃神 雷恩 ん。 ふ、―― 、っ。 [呼気を絡めとる。 己の吐息と交じり合わせ、君の肺腑に注ぎ込む。 中から、染め上げて、撫であげて 酸素を運ぶ細胞1つ1つを俺で満たしてあげようか。 なんて、口にはださないけれど。 拙く絡んだ舌を、引きずりだした君の慾を 煽る様に水音を奏でながら、君の味蕾を舌先で嬲る。 指を食んだ際に、美味しそうな様子だった君 俺の舌は、唾液はどんな味がする? 頬肉を嬲り、歯列をなぞり。エナメル質を蹂躙すれば 酸欠になる前に一旦合わせた口を離す。 その際に腕を君の腰に回して抱き寄せて 己の膝の上に、跨らせるようにして尋ねよう] (*30) 2023/11/29(Wed) 23:14:12 |
【赤】 蕃神 雷恩 次はどう、 愛 したい? 可愛い君。 [背を指で撫であげながら囁く声を届けよう。 先程まで君を愛していた舌で、己の下唇を一度舐め。*] (*31) 2023/11/29(Wed) 23:14:28 |
【赤】 苗床環者 メディウム…………ぜんぶ。 [答えになっていない答えを返す。求めてよ、なんて。ひどすぎるよ。 ありったけを注がれても足りないくらいずっと求めているのに。 ゆるりと、彼の口内にあった舌がこちらへ侵入してくる。意識が、確実に、塗りつぶされていく。呼吸を忘れてしまうくらいじっくりと口内を蹂躙されて。] ーー……は、ぁ、 [やっと解放された時には、もうすっかり力が入らなくなっていた。抱き寄せられた身体が、熱い。] (*32) 2023/11/29(Wed) 23:37:07 |
【赤】 苗床環者 メディウム[背中を優しく撫でる手にすら、反応してしまう。首から背骨にかけての部分は、一体化した葉脈が色濃く見える場所の一つだった。] …………すきなところ、触ったり、舐めたり、して、いいよ………… [息も絶え絶えに、伝える。]* (*33) 2023/11/29(Wed) 23:37:49 |
【赤】 蕃神 雷恩[それはこたえじゃない、などと野暮は言わない。 言いたいこと、伝えたいこと。感情は全部伝わっている。 君が、「貴女」が教えてくれている。 嬉しい。でももっと欲しい。 ――欲張りにさせたのは君たちだから。 責任だってきっと、とってくれるよね? 熱くなった体。肌の下の「貴女」も熱くなっている? 教えてよ。 ――今は直接、交われないから。薄皮1枚隔てながら。 色濃く脈打つ背より見える君を撫で。] (*34) 2023/11/29(Wed) 23:54:44 |