人狼物語 三日月国


202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】

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片連理 “椿”は、メモを貼った。
(a10) 2023/03/06(Mon) 9:56:55

一匹狼 “楓”は、メモを貼った。
(a11) 2023/03/06(Mon) 10:01:05

【人】 武藤景虎

[女子とわかった途端に明らか挙動不審には半年前にもなってたんだけど、あの時の柚樹は全く気づいてなかったよね、とは。

あの時は無意識下で否定してたのはあるんだろうなってことは今ならわかるんだけど。

オレはオレで、“気になる“+“女子“だから、かわいいって言っても許されると思って実際言ったというのは半年前も昨日も変わらなかったから。]

 もしあのまま記憶が戻らなくても、似たような行動を取ってた気はするから……そう言って貰えるのは嬉しいよ。
 その度に柚樹を泣かせることになりそうだから、そうならなくてよかったけど。

[昨夜時点、はっきりとはわからないものの柚樹の中にある“半年後の自分“に嫉妬してた心境は今のオレの中にあるものだから、もしオレの記憶が戻らなくても>>113というのに救われる気持ちがあるのも本当だ。

勿論、この半年がなかったことになるのは絶対嫌なんだけど。

それはそれとして、半年後の自分に戻ったら戻ったで“昨夜の自分“が柚樹となんかあったとしたら(それどころじゃないし、なかったけど)、複雑な気持ちになってた気はする。

自分に対して謎の嫉妬するくらいなんだから、偽物の自分って最早他人(あれは厳密には人ではない何かではあるが)だし、顔を見た瞬間に排除する方向に向かっても仕方のないことだと思う。]
(117) 2023/03/06(Mon) 10:05:13

【人】 武藤景虎


 聞いててやっぱりなんか腹立つので……、うさんくさくて助かったまである。

[偽物が本当に“完璧な人“だったらそれはそれでやだし、わかりやすくてよかったのかもしれない。

美術館で見た後輩女子の偽物は正しく彼女の理想の姿だったのは明白だったが、オレとしてはオリジナルの方が親しみやすかったことを思えば、完璧だったら良いというわけでもないのはわかるし、オレの偽物がどんなのであれ柚樹がそっちを選ぶとも思ってはないのだけど。]

 じゃあオレは柚樹に別のやつ奢ってもらって分けて食う……。

[それだといつもと変わらないな?と笑って返せるくらいには気が楽になれたと思うよ。

夕飯とか風呂とか、居候かなというくらいに柚樹の実家で世話になってる分、外食はオレ持ちにしてるのに奢ってもらうのはなっていう気持ちはあるから、その分手打ちとは別として飯とか奢るし。
って結局単にデートの予定立ててる感じにはなってしまったけど、他愛のない“いつも通り“が今は常以上にありがたく感じるからまあいいかなって。

イスパハンって何……?っていうのも気になるし。]
(118) 2023/03/06(Mon) 10:05:48

【人】 武藤景虎


 帰ってからの楽しみもできたし、せっかく柚樹とキャンプに来れたんだから今はそっちを楽しむことにする。

[朝からあった諸々でさすがに今は、此処が夢らしいというのはわかっていて。

あの時から何度か経験している共通の夢も、こういうのならありがたいなと思えるくらいには気持ちも回復したと思う。

昨日までのことも悪夢とまでは思わないでいられそうなのは柚樹のおかげだから。

スーパーモンブランのことを思い出すついで、余計なこと言ったせいでいろいろと思い出したらしい柚樹が恥ずかしそうにしているのを見て、照れが伝染しそうにはなってしまったのを誤魔化すように、夜バーベキューする?とか温泉も気兼ねなく行けるなとか、何しようかと言うのに早口にはなってしまった。]*
(119) 2023/03/06(Mon) 10:06:37

【人】 黒崎柚樹


[半年前は、気付いていなかった >>117 というのも多分にあるけれど、気付かないようにしていたし、気付いてはいけないと思っていた────というのが多分にあったかも。

自分はどう足掻いても"かわいい女の子"にはなれないし、だから男の人を好きになっても不毛だし、そもそも男の人にそういう意味で好いて貰えるはずがない、って。思い込んでいた。

武藤と"友達"として仲良くなれたことが本当に嬉しくて、その関係を崩したくないと強く思っていたのもあったんじゃないだろうか。多分。]

 そうだね……記憶が戻らなくても良いとは覚悟したけど。
 何かというと泣いて、武藤を困らせてたかもしれない。

[今の武藤は半年前の武藤なんだよ、と、真実を告げれば理解はしてくれたかもしれない。
でも武藤のことだから嫉妬が"消えた自分"に向かうのもなんとなく想像できてしまったし。

本当、"めでたしめでたし"で済んで良かったなと、心から思うよ。]
(120) 2023/03/06(Mon) 10:47:08

【人】 黒崎柚樹


 うん。分けっこ、しよ。

[別に必殺技的呪文ケーキに拘らなくても良いし、私の好物の苺の季節だから、それ系のスイーツがいっぱいあるだろうし。

なんだか結局デートだね?と笑ってしまえば、もう日常は手の届くところまで戻ってきていた。

とはいえ、ここは夢の世界に違いないというのは、武藤と私の共通認識。キャンプに来る約束はしていないし、約束を忘れただけにしても、現実の私たちとは齟齬がありすぎる。

泊まりがけで遠出できるほどの軍資金は無いし、近場と仮定したら、これほどに心地よい気候はまだまだ先のお話という感覚があるし。

"偽物"が眼前に出てきたというのが何よりあり得ない事象だし。

それならそれで楽しめば良いよねとは、そろそろこの不思議な現象に慣れつつある、私たちならではの余裕だったと思う。

バーベキューもしたいし、温泉も入りたい。
あと川にね、魚がいたんだよ?捕まえて焼いて食べても良いのかなあ、なんて。

ごく当たり前な、恋人同士のキャンプ休暇。それはそれで、気恥ずかしくなる……わけで。*]
(121) 2023/03/06(Mon) 10:48:11

【赤】 片連理 “椿”

[踏み締める地面の感触が薄れていく。

 もう死ぬべきだ、と誰かが言う。
 否、殺すべきだ、と誰かが言う。
 人として生きろ、と誰かが言う。
 生きて何が悪い、と誰かが言う。]


  私は。
(*31) 2023/03/06(Mon) 13:28:05

【人】 武藤景虎


 ……うん、悲しくて泣かせたくはないので。>>120

[半年前のオレと接していたら、柚樹の意識の方も“男友達だった時の武藤“との距離感に引き摺られそうだし、半年かけて伝えて来たことがまた1からスタートになっていたような気もする。

あの事故のような出来事もなければ(あんなことはもう起きなくていいのだけど)、想いを伝えるのも時間がかかりそうだし、何より、あのつらい思い出も忘れたりはしたくない大事なものだから。]

 でもずっと忘れてるってことはなかったとは思うよ。
 今朝も柚樹のことは探したし……、あ、偽物とは関係なく、あれ、いつものやつ……。

[忘れていた癖、後遺症だけ残ってたのはそれだけ無意識下でも残っているのは確かかなって。

だから、切っ掛けさえあれば思い出せるものだったとは何となく確信していた。]

 ああでも、早々に思い出せたのは偽物のおかげかも。

[柚樹の偽物と話したことで思い出したんだと話せば、確かに“あれ“は柚樹が呼んだのかも、なんて。
結構な荒療治だとは思うけど。]
(122) 2023/03/06(Mon) 13:48:51

【人】 武藤景虎

 
 ん、とりあえず、ごちそうさま。

[ありがとう、と正面にある顔に微笑むと手を解く。
テーブルの上の皿やカップを手に取って流しへと運んで、洗っとくねと蛇口を捻った。]

 バーベキューするなら下味とか?の準備した方がいいんだよね?

[夕方前くらいから出来るように準備はしとくか、とスポンジを手にとった。

下ごしらえは柚樹に任せるので、皿を洗い終わったらオレは焼くための一式は出しとこうかな。

必要なのはグリル台や木炭、着火剤あたりかと思えば、まとめて小さい物置スペースの扉でも開けば出てくるだろう。

あ、野菜切るくらいはオレも手伝えるよ、とは、もう腕前は未知数ではなくなってるので。

林檎の皮剥きでもなければ体が傾ぐこともないし、バーベキュー用の野菜くらいなら切れると思うよ、多分。]*
(123) 2023/03/06(Mon) 13:51:02

【人】 天原 珠月

[ガク>>94からするとこの湖は何か特別ではないらしい。
首を傾ぐ彼をそっと見つめてから。]

 私も不思議のひとつでしょうからね。

[同じように湖へ、真剣な視線を向ける。
夜の湖面は静けさが漂い、底知れない雰囲気もある。
自らの世界では数え切れないほど様々な湖に出向き、祈りを捧げる儀式を行ってきたが、勿論そのどことも違っていた。

ちらりとガクを横目にうかがう。
鼻の高さ、口元から顎のライン、何かを見つめ細まる瞳。
自分が10代の頃いつも見上げていた『彼』の横顔の記憶と重なってから、差異が心に痛みと安堵をもたらす。]

 そう、なら良かったわ。
 ……ミツキはガクにとってとても信じられる人なのね。

[照れくさそうにしている気配を感じ取って。>>95
ガクの年の頃は自分の世界と違って服装から職業を読み取りにくいのもありよく分からないけれど、今の姿はより年若くも見え、心の内に柔らかなものが湧いた。]
(124) 2023/03/06(Mon) 13:59:25

【人】 天原 珠月


 やっぱりガクから見ても、私とミツキは似てる?
 こちらも出会ったとき驚いたものね。

[でも髪と瞳の色は違うだろう。
パッとしか見られていないが、ミツキの髪は夏の向日葵を思わせるような金色で、瞳は濃くあざやかな紫だった。
まるで力で溢れていた頃の自分のようだとは言わないが。
昔の自分の方がさらに似ていたかもと呟けば、ガクには年齢の方の話と受け取られたのかもしれない。]

 ありがとう、……お言葉に甘えて、休ませて貰うわ。
 それ以外に方法も思いつかないし。

[元の世界でも特効薬のような便利なものはなかった。
儀式の後で消耗したときは睡眠と食事が大事と教えられていたし――自分としてはちゃんと特効薬があったのだが、ガクの前で口に出来るものではないので、しまっておく。
『彼』は儀式の後、絶対にともにいる存在だった。]
(125) 2023/03/06(Mon) 14:01:32

【人】 天原 珠月

[湖から離れ、濡れたローブと服の裾を引きずらないように両手で持ち上げながら、ガク>>97に案内されて歩を進めていく。
新月の夜は暗いはずなのにところどころ明るいのは街灯のおかげなのだろうが、元の世界との違いはデザインより何より中で灯が揺れていない気がするのが不思議だった。]

 わぁ、大きなお家。

[木製のしっかりした作りの家だ。]

 湖の本当にすぐそば……昼間は景色が良いでしょうね。

[何かを思い出すように柔らかく目尻が下がる。]

 ここにミツキと住んでいるの?

[当然のように普通の住居として受け止めていた。
コテージがどんなものか説明して貰えたかもしれないが、物珍しげにきょろきょろ見回す瞳がだんだんと眠気に潤み、堪えるように目を擦る姿が分かりやすくなってくるだろう。]
(126) 2023/03/06(Mon) 14:02:23

【人】 天原 珠月


 ……しゃわー? 水浴びをする機械があるの?

[こてんと首を傾げる。]

 この小さな部屋で服を脱いで入るのね。

[脱衣所でそう頷くが、さすがに説明してくれているガクが居るままで脱ごうとはしないから安心して欲しい。
『彼』以外の異性の前でそうしない礼節は弁えている。
すでにびしょ濡れの装束の薄い布地が手足に張りつき、ローブに隠れない手足を透かしているが、そこは仕方ないのだ。]

 で、これを、こう……きゃっ、水が出てきた!
 
[最初は冷たかったのに、すぐに温かくなり、湯気がもうもうとたっていくのに目がまん丸になってしまう。
この管の先で火が温めているということか。
全て理解するのは難しそうだが、それなりに好奇心と探究心はあるほうで、まじまじと色んなものを眺めている。
ガクに最低限だけでも説明してもらえれば、どうにかこうにか、身体を清め、温めることはできるだろう。]
(127) 2023/03/06(Mon) 14:04:03

【人】 天原 珠月


 驚くものばかりで、目が回りそうだったわ。
 お湯を貸してくれてありがとう。

[シャワー室に入って暫く。
物を落としたり軽い悲鳴は聞こえていたかもしれない。
でも怪我や火傷はした様子なく、ガクに渡された、柔らかな生地の膝下丈のワンピース型パジャマにスリッパを履いて、ぺたぺた歩く音を立てながら出てきたのだった。
腰まである髪は湿ったまま結ばれてすらいない。]

 この世界の人は、髪や身体に色々つけて洗うのね。
 とても良い香りがする……。

[ガクが使うよう教えたのはどれだっただろうか。
それからまた、眠たげに目を擦った。*]
(128) 2023/03/06(Mon) 14:14:50

【赤】 片連理 “椿”

[扉の把手に手をかける。
 そこで、ひとつ大きく溜息をついた。]

 私、どこへも行けないのですね
 だから、ここなのかもしれない

[もう普段の芝居がかった口調はやめていた。
 何でもいいから仮面を被っておきたくて現味のない芝居を続けてきたけれど、それはもう、どうでも良かった。]


 外に出ても何もなくて
 何も選ばないまま、居心地のいい部屋に座っているしかなくて。


[己の無力を恥じる。
 どれだけの間、そうしてただ生きてきたのか。
 このまま扉を開ければ、きっと死ぬまで同じ無為な日々が続く。そんな気がした。]
(*32) 2023/03/06(Mon) 15:14:20

【人】 黒崎柚樹


 今朝も、私のこと探してたの?

[いや、探してくれたのは勿論知っているし、武藤が私の名を叫びまくってくれたから合流できたのだけれど、それはあの偽物云々ゆえだとばかり思っていたから。

武藤から"いつものやつ" >>122 と言われて、心底、驚いた。

だって、つまりそれって、]

 じゃあ、あの武藤は、巻き戻ってしまった"過去の武藤"じゃなくて、"半年分の記憶を失くした武藤"だったんだね……。

[かつて言われた事、された事をなぞらえるような事が何度かあったから、その度、もしかしたら、とは思っていたけれど。

ならやっぱり、"絶対忘れない"と豪語した武藤のことだから、いずれ自力で思い出したに違いないなと、改めて思った。

本当、武藤の記憶力は、それはそれはすごいんだから。]
 
(129) 2023/03/06(Mon) 15:17:00

【人】 片連理 “椿”

[椿は扉の前で足を止め、、
 足元を見つめたまま、動こうとはしない。]
(130) 2023/03/06(Mon) 15:17:27

【人】 黒崎柚樹


 ん、きっと夕方前にはお腹空いちゃうだろうしね。

[ごちそうさま、と手を合わせたものの、急ぎ空腹を満たせるものをと作ったホットサンドは、昼食には物足りなく思うくらいのボリュームだった。

ましてや朝昼兼用の食事となれば、武藤も私もきっとあっという間にお腹が空いてしまうだろうな、とは。]

 うん、今の武藤には包丁も頼めるね。

[隣で見ていたいと、私が台所仕事をする傍らに居ることもままあるし、これはどう切っても失敗になりようがないからと、鍋用の白菜や長ねぎのカットくらいはお願いしたこともある。

だからバーベキュー用の野菜を切るのも、きっと大丈夫大丈夫。

でもとりあえず、私は肉の下ごしらえからだよねと、冷蔵庫内、肉満載の引き出しをガラリと引いた。]
 
(131) 2023/03/06(Mon) 15:17:50

【人】 黒崎柚樹


[バーベキューと言えば、私の大好物はスペアリブ。

さすが夢、と、冷蔵庫内、冷蔵庫の端から端までありそうなほどの巨大な平べったい肉塊が入っているのを見て、私はにんまり笑った。

バーベキュー用のパウダースパイスと、オニオンパウダー、ガーリックパウダーあたりをぱさぱさと肉の表面に振って、いくらか置いてから、半分くらいの長さに切って、蒸し器に入れて。

バーベキューじゃないの?と武藤が覗いたら不思議がるかな。]

 うん、スペアリブって焼くの時間かかるし焦げやすいから。

[下茹で代わりに蒸してるんだよ、と言いつつ、焼き肉用にカットされてる牛カルビとかは、そのままで良いかなと皿に盛り。

オムライスに使った残りの鶏肉も食べてしまいたいなと、カレー粉とヨーグルトとおろしにんにく、おろし生姜、レモン汁と塩胡椒をしっかり揉み込んでおいた。

焼いて食べたら、タンドーリチキンっぽくなって美味しいよ。ビールのお供に、きっとぴったり。

野菜もね、と、玉ねぎ、人参、かぼちゃ、ピーマン……あ、私、茄子も好きだな、とがさがさと食料庫から色々出して。]
 
(132) 2023/03/06(Mon) 15:18:38

【人】 黒崎柚樹


[そうそう、あとね、にんにくのオイル焼き。

アルミホイルを何重か重ねて丈夫めに作ったお皿に、マーガリンと剥いたにんにくたっぷり詰めて。揚げ焼きしてほくほくになったにんにくも、お酒のお供にすごくいい。

でね、にんにく食べた後のオイルに卵割り落としてぐるぐる混ぜて、最後、オムレツみたいにして食べるんだ。

これは武藤と食べたことのなかったやつだよね?と一緒に焼き肉屋さんに行った時とかのことを思い出しつつ、にんにく1株分の薄皮をちまちま剥いていたら、コテージ脇のテラスで色々してくれていた武藤も戻って来る頃かな。]

 この半割にした玉ねぎの、上から爪楊枝まっすぐ刺す。
 んで、まっすぐ切る。

[がんばれ、と告げて、一緒に野菜を切った。
ピーマンとかより難易度高いけど、玉ねぎ切るのって、こう、攻略感があって楽しくない?なんて。

切ったにんにくの匂いとか、スペアリブが蒸されるいかにもな肉っぽい香りが台所に広がって、否応なしに食欲がそそられてしまう。

もう昼御飯とか夕御飯とか、時間どうでもいいから、準備できたらすぐ食べちゃおうか。

もう、お腹が空いてきた気がするよ?*]
(133) 2023/03/06(Mon) 15:20:06

【赤】 片連理 “椿”

[俯き、振り返ることもしないまま。

 人であることを諦めながら人であることに縋り続けた女は、人として生きるために人ではない道を選んだ男に、人のものではない言葉で問うた。]**
(*33) 2023/03/06(Mon) 15:20:39
片連理 “椿”は、メモを貼った。
(a12) 2023/03/06(Mon) 15:23:14

一匹狼 “楓”は、メモを貼った。
(a13) 2023/03/06(Mon) 15:28:25

【人】 一匹狼 “楓”

[彼女が歩き出したのを見て、ついてきているものと思い込んでいた。
 先に扉を開け、中に入った後、扉が閉まっても彼女の姿が無いことに気付く。

 大股に戻ってみれば、扉の向こうに彼女の気配を感じた>>130]*
(134) 2023/03/06(Mon) 16:31:27

【赤】 一匹狼 “楓”

[扉の向こうから、呟くような声が届く。>>*32
 飾らない口調が胸に響くのを感じ、扉を開けようとして手を伸ばしたとき──

 囁きが届いた]


  ……、…………


[何よりも答えづらい問いだった。

 だが、答えずにこの場を終えることはできない。

 そう思ってもすぐに言葉が紡ぎ出せず、伸ばした手は扉近くの壁に伸びた。
 縋るように壁に触れながら、ゆっくりと息を整える。

 そうしてどれだけ間を空けたのか……あるいは然程の時は流れていないのか。楓の主観においては相当な時間が経った後のこと]
(*34) 2023/03/06(Mon) 16:31:52

【赤】 一匹狼 “楓”

[それが正しいと思う自分もいた。
 人間として生きていても、他の生命を犠牲にするのだから。人間でなくなった以上、犠牲にする生命が人間であっても構わないはず。
 それに、人間でなくなったとしたって生きる権利はあるはずなのだ。

 でなければおかしなことになる。

 人間として生きる間に生命の危機が訪れ、必死に抵抗した結果、危機は去り、彼は人狼となった。
 人狼となっては生きてならないのなら、危機に抵抗しなければよかったことになる。
 だが、それでは、人間であっても命を奪われかけたとき無抵抗に死ぬのが正しいことになってしまう。
 生きようとした選択が誤りになってしまう。

 おかしいではないか。
 人間でなくなったら生きてはいけないというなら、人間ならば生きていていいはず、生きようとすることが正しいはずなのに。

 どうしても納得ができない。
 それだって、大きな思いなのだけれど]
(*35) 2023/03/06(Mon) 16:34:40

【赤】 一匹狼 “楓”

[《死ぬのが怖い》
 死を選ばない最大の理由として、楓の脳裏にどうしても浮かぶものがそれだった。

 死ぬのが怖いから自害はできない。
 かといって大切な人たちを殺したくない。

 それは彼らが共に生きたい人たちだからでもあるが──

 身近な場所で人を殺せば簡単に露見するから。>>*11
 そうしたら自分が殺されるから。
 死ぬのが、怖いから。

 だから自分の生活と無関係な遠くに住む人々を殺めて、自分の命を繋ぎながら理性を保つのは、実に『理に適ったこと』なのだ──楓の感覚では、の話だが]**
(*36) 2023/03/06(Mon) 16:35:17

【人】 武藤景虎


 うん……、なので明日は走りに行くなら起こしてくれると助かる。

[記憶が戻った以上は起こしてくれるだろうとは思ってるんだけど、念のため。

蹴り起こしてもいいので、とは笑って言ったものの、そんな起こし方をされたことは今のところない。]

 まあ、昨日の記憶も全部あるしな。
 ずっと変な違和感ある感じだったし。

[それは柚樹の性別だったり、距離感だったり、ないはずの記憶だったりの全部に対してだと思えば、そういうことだったんだろうな、とは。

だから、あの時点に戻りたかったとかそういう何かがオレの中にあったわけでは断じてないというのは多分もう、心配してはいないとはわかるので、わざわざ口にはしなかったけど。]
(135) 2023/03/06(Mon) 17:46:01

【人】 武藤景虎


 腹減ってから準備すると時間かかった時しんどそうだからな。

[早めに準備しといていつでも食えるようにするのに越したことはないかな。

柚樹は腹が減ると元気がなくなるし、と言ったら何だと思ってるのかと思われそうだけど。
なんか食べたら元気になるとこも合わせてかわいいと思ってるよ。

昨日と違って野菜切るやつは手伝っていいと承諾は得た>>131ので、切り方こうした方がいいみたいなのがあればその時教えてと言いつつ、肉の準備を始めるのは焼き場の準備をする前に少し見させてもらうことにした。]

 すごい、骨がついてる肉だ。

[柚樹が取り出した肉の塊にテンションが上がってしまうのも仕方ない。

仲間内でやるバーベキューの時は大体カットされてる後は焼くだけみたいな肉くらいだったし、スペアリブを焼くみたいなのは経験がなかったから。

調味料かけて焼くだけでも美味そうに思えるんだけどと安直に思ったものの、蒸しといた方が良いのだと聞いて、ほんとにいろいろ知ってるなと感心する。
オレが知らなすぎなのかもしれないが。

昨日の鶏肉にいろいろ味付けて揉み込み始めた辺りで既に腹が減ってきそうだったから、火の準備だけしとくと言い残してテラスの方に出た。]
(136) 2023/03/06(Mon) 17:46:51

【人】 武藤景虎

[いかにも焼き場ですよって感じの、二人なら充分くらいのスペースにテーブルとグリル台、あれは火消し壺かな?が置いてあって。

テラスに出てすぐ、晴れた空が頭上に広がっていたし、風も特にないから火起こしもそんなに大変ではなさそうだ。

屋根とかないから天気崩れたら困るだろうけど、空の感じからして流れて来そうな雨雲も見当たらないし、絵に描いたようなキャンプ日和な気候と空の様子に気分が上がる。

鳥の囀りや虫の音、木々のざわめきはあの時の止まった美術館にはなかったもので、そんな当たり前に感慨深くなってしまうのは久しぶりだった。

此処があそこと似たような山の中だからかもしれない、と一面に広がる森を見渡して、朝外に出た時はそんな余裕もなかったな、と思い出したように新鮮な空気を吸い込んだ。

軍手をはめるとグリル台の下に火おこし器を置いて、中に着火剤を置いたら木炭を隙間を開ける感じで積んでいく。

基本的に料理周りの準備をしたことない分、こっちの方がまだ馴染みはあるので、こんな感じだったかなって感覚ではあるけど。

あとは火を入れるだけって状態にしてから、室内へと戻った。]
(137) 2023/03/06(Mon) 17:47:22

【人】 武藤景虎


 ただいまー、火の方はいけそう。

[台所に立った柚樹の方に近寄ると、にんにくを剥いてるとこだった。

柚樹と焼肉屋行った時はほとんど肉しか食ってなかったからにんにくのホイル焼きは食べてなかったな。

それに、オムレツみたいにして食べるのはやったことないけど、絶対美味いやつなのはわかるので。]

 そのまっすぐっていうのが難しいんだが……

[玉ねぎの切り方を教わりながら、まっすぐになってんのか確認するために体が傾ぎそうにはなる。
それやると斜めになりそうだから傾きそうになるのに気づいては姿勢を正し直した。

そんな感じだったから、あまり手際良くはなかったかもしれないけど、多分おかしなことにはならなかった、はず。]

 火は5分くらいで回ると思うから、腹減ってきたしもう始めるか。

[一通り、準備が完了する頃には台所内の匂いとかで空腹を覚えていたし、早く焼こうと具材の乗った皿を持ってテラスへと出て。]
(138) 2023/03/06(Mon) 17:47:57

【人】 武藤景虎


 ん、そろそろ大丈夫そう。

[着火剤に火をつけてから、団扇で扇いで風を送りながら幾らか待てば、炭が赤く燻って火が回り始めるとパチパチと音が鳴りだす。

いくつか炭を足して、鉄板を置けば程なくして温まってきたら焼き初められそうだ。

蒸されてスパイスの良い香りを立てているスペアリブは既に美味そうなんだけど、焼いてからバーベキューソースつけて食うのが美味いらしい。

野菜と肉を乗せた鉄板を見ているとなんとなくじりじりしてしまう。

バーベキューだったらやっぱビールだよね。

冷蔵庫から取り出してきた500缶を柚樹に渡すと、開けた缶を軽く掲げて]

 討伐記念……?いや、思い出した記念?
 初めてキャンプきた記念……全部でいいか。

[昨日と違って乾杯の理由がいろいろあるなと笑うと、お疲れ様、と付け加えて缶を合わせた。]*
(139) 2023/03/06(Mon) 17:48:22

【人】 黒崎柚樹


[戻った武藤の記憶。
私をまっすぐ見つめてくる瞳の輝きも、抱き締めてくる腕の強さも、体温も。

全部元通りになった筈なのに、私の心の一部がどこかに置きっぱなしになっているようだった。

理由も解決法も、どころかその自覚も淡いまま、でもまずは目の前のバーベキューを楽しもうと、私はキッチンで手を動かし続けていた。

"腹が減ると元気がなくなる" >>136 のは本当のことで、武藤は過剰なまでに、"柚樹には食べ物を与えておかねばならない"と思っている節はある。]

 骨付きの肉って、"肉食べてるぞー"って感じ、しない?

[実際のところは可食部が少なくて見た目ほどお腹は膨れない感もあるけれど、こう、心の充足度が?違うので?

それに骨際の肉って特に美味しいものだし。

────と、料理に関しては色々出来ても、私はバーベキュー台に炭火を熾すとかは文字で読んだことがあるくらいの知識しかなかったから、武藤が手分けしてあちらをしてくれた事には、心の底から感謝した。

武藤が解らなかったら、首を捻った挙げ句、普通にキッチンで料理したものをテラスで食べる、みたいな風になっていたかもしれないし。]
(140) 2023/03/06(Mon) 18:41:10