人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 
「もう二度と離さない」>>16


  思い出してしまった友人から送られてきたMV。
  セリフやシチュエーション云々とかではなく
  見知りすぎた常連様の演技で、その人は今ここにいて、
  でも今目の前にいるのは確かに"常連客の高野さん"。
  その差異と間近で触れた男女のシーンのダブルパンチ。

  ああ〜〜と頬を赤くしてオーダーリストで顔を隠した。
  そして一息つき、来るであろう肉料理の注文に備え
  仕込みや下拵え、使えそうな材料のチェックを。
  今日は比較的穏やかな夜の流れだった。* ]

 
(238) 2023/03/03(Fri) 20:36:38

【人】 グルメライター ヤワタ



 っは……

[湯気が先に味蕾を刺激する。
それだけで唾液が分泌される。

熱いスープを咥内に移した。
浮き身がなくとも広がる複雑な味わい。

こく、と喉を鳴らすと、ビーフの旨味が通り抜けていく。
脂や獣臭さを丁寧に除去して、旨味だけが残った状態。]

 はー……
 熱いの飲んで鳥肌立つの、きもちいー……

[暫く恍惚とした顔で余韻を楽しんだ。]
(239) 2023/03/03(Fri) 20:47:46

【人】 グルメライター ヤワタ

[ビールの泡が死なない内に蕩け切った口をリセットして、今度はパスタだ。
ダイスカットの茄子は焼くことでしんなりして、咀嚼したらあっという間に溶けて行った。
対して芽キャベツはサイズは小さいのに噛んだ時にしっかり主張がある。
個人的にキャベツが焦げたのが好きで、キャベツステーキを作ったりもする身としては嬉しい香ばしさ。

次は鯛。
薄すぎない切り身がありがたい。
色の濃いジュレを乗せて一緒に咀嚼すれば、昆布の旨味と醤油がマッチして、パスタはオリーブオイルでまとめてあるのに和の気分も味わえて不思議だった。]

 でさあ、セロリだよ!
 鯛だしミョウガかなと思ったけど、お勧め通りセロリにして良かった。
 へえ〜、コンソメのジュレとよく絡んでさっき飲んだスープが蘇ってくるし、ピンクペッパーの刺激で全体の味が締まってて、うん、いいね。

[そして冷えた咥内の感覚を慰めるようにまたスープを。
最高。]
(240) 2023/03/03(Fri) 20:48:16

【人】 厨房担当 マシロ

 ― うさぎだけが知っている ―



[ どこかの落ち着いたタイミングだっただろうか。>>236
  少なくとも遠藤が冷蔵庫のシュークリームを確認しに
  バックへ下がれる程度には、注文が減ってきたころ。
  厨房の冷蔵庫で在庫の確認をしていた大咲の服を
  遠藤がちょん、と引いた。

 
あの! 先輩、かわいい仕草天才ですか?

  普段の性別を曖昧にさせる服装や口調、
  穏やかな物腰などから生じるギャップに
  大咲はそんな悶えを押し殺して、それから。 ]


  あ、 そうですよね
  先輩の胃の小ささ、もうちょっと考えたら良かった…
  ごめんなさい、先輩


[ シュークリームともなればピザのように切れもしない。
  しゅん と眉を下げ、次から気を付けようと。 ]
 
(241) 2023/03/03(Fri) 20:57:20

【人】 厨房担当 マシロ

 

  はい!
  後で私と半分こしましょう、先輩。

  休憩被ったらその時でも、勤務終わりでも。
  先輩と一緒に食べれるし、嬉しいです。
  シュークリームが嫌いとかじゃなくてよかったぁ。


[ ほっと安堵したように微笑みながら
  ふにゃんと頬を緩めたまま、約束の糸を結びましょう。* ]

 
(242) 2023/03/03(Fri) 20:57:24

【人】 グルメライター ヤワタ


 でさあ高野さん。
 「大事な物、とられたくない時」を思い浮かべたんなら――

 なにか、それか誰か?
 いたりする?

 あ、これは純粋な興味で、誓ってオフレコにします。

[食事が少し進んだ頃、高野の言葉を蒸し返した。>>137
ラジオだといない歴長いみたいに言っていたけれど、元恋人のこととか思い出したりしたのだろうか。]

 メディア越しでもドキッとしたからさぁ、
 折角なら現実で言ってあげたらその人も喜ぶと思うよ〜。

[カウンターの向こうで思い出して赤面する乙女がいることは知らない。>>238]
(243) 2023/03/03(Fri) 20:59:39
  タカノは、メモを貼った。
(a32) 2023/03/03(Fri) 21:01:51

【人】 客 葉月

[ゲイザーちゃんののんびりとした笑顔に、こちらも釣られて笑顔を返す。>>220

そして、ふと]

……ゲイザーちゃんもつっかえること、あるの?

[そんなことを聞いてしまった。

俺はゲイザーちゃんと仲良くなりたい。
でも、ゲイザーちゃんのことを何も知らない。

そんな事実に、ふと気付いてしまったのだった。
言ってから、しまったと思った。不躾な質問だ。
今さっきようやくやらかしたことの始末をひとつつけたところなのに、俺ってやつは]
(244) 2023/03/03(Fri) 21:02:42

【人】 若者 ミスミ

ーカウンター席ー

あっ。はい、その、お邪魔します…。

[近い近い危ない。
カウンターから仕掛け絵本のように身を乗り出してきた人影>>168も、勢いだけはあるように感じたが改めてみるとそこまででもなく。
示された黒板に躍る文字を見上げつつ]

……へえ、自由なんですね。
でも作る方は大変じゃないですか?
好き嫌いもだけど、アレルギーとか、宗教とか

[アレルギーは日本にいる時も良く聞いたが、宗教食が気になるようになったのは日本を出てからだ。
日本にも精進料理は存在するし、帰ってきたら随分とハラル対応の表示を見るようになったけれど昔はそうでもなかったように思う]
(245) 2023/03/03(Fri) 21:03:17

【人】 若者 ミスミ

俺ですか?美澄大河っていいます。
みすみでも、たいがでも。

[イギリスにいる時は苗字の発音が大変らしくて殆ど名前で呼ばれていたけれど、ここは日本だから苗字で名乗っても>>169問題あるまい。
ばあちゃんの店も、営業中は紺地に白で"みすみ"と入った大振りの暖簾がかかっていた。
だから、音だけならそこまで珍しい苗字だとは思っていない]
(246) 2023/03/03(Fri) 21:03:39

【人】 客 葉月

あっいや、別に変な意味じゃなくてね!?
ほら、ゲイザーちゃんいつも明るいから。落ち込むことあるのかな、みたいな……。

[わたわたと焦りながら言葉を紡ぐ。
外ではすぐに出てくる言葉が、ここでは全然すっと出てこない。何も上手くいかない]
(247) 2023/03/03(Fri) 21:04:05

【人】 若者 ミスミ

こんばんは。
あ、ええと…蕪のサラダと、あと豚が食べたいんでお任せしていいでしょうか。
生牡蠣とウニ以外だったらなんでも食べられます。
アレルギーもありません。

[ピンク>>207がパッと目を引くその人に今日の希望を伝えよう。
飲み物はなんにしようか、気分はエールか]

サイダーかなぁ…

[どちらにせよシュワっと炭酸が効いているやつがいい*]
(248) 2023/03/03(Fri) 21:04:07

【人】 客 葉月

[余談ではあるが。
俺こと葉月佑一は、ゲイザーちゃんのことを女性だと思っている。

なんてことはない、一目見た瞬間に俺の中の「可愛い子」レーダーがびんびんに反応し、そこからずっとそのままだってだけの話だ。

この勘違いがこれから先どうなっていくのかなんて、まだ分からないまま**]
(249) 2023/03/03(Fri) 21:04:41

【人】 役者 セロ

〜回想:そのMVとサウンドドラマ〜

 『このひと、タカノさんじゃない?』
 
 同期から送られてきたURLを急いで確認する。

 同期が以前おススメしてくれたアーティストの新作MV、そこに高野景斗は居た。
 あの店で見かけるタカノさんでも、ラジオ番組の高野さんでもなく、あの日憧れて目標となった”俳優、高野景斗”がそこにいた。

 たったの数カット、それでも確かな演技力に改めて彼の力を見せつけられる。
 気が付けば、便箋と万年筆を取り出していた。

 『ミュージックビデオ、とても素敵でした。また高野さんのお芝居を見ることができて嬉しいです。』

 MVの感想を、けして自分語りにならないように注意して、思いの丈を綴る。
 その後のラジオ番組でまったく同じセリフが聞けるとは思いもしなかった。*
(250) 2023/03/03(Fri) 21:08:10

【人】   タカノ

 いらっしゃいました。
 ゲイザーちゃんもこんばんは。

[ それはきっとまだ「アレ」の話題が出る前だっただろうね。
 出た後だったら苦笑い気味の挨拶になっただろうから。

 この前>>95、と言われなんだろう?と首を傾げたが
 続く言葉を聞いて、ああ、と妙に納得してしまった。 ]

 そう、俺あんまり覚えられないからね
 タリアテッレて発音し辛いだろう?だから
 繰り返しているうちに、覚えたのかもしれないね。

 うーん、今日はどうかなぁ
 酔っ払っちゃったら自信がないなぁ

[ しかし調理した側が、覚えておくことで
 嬉しいと思ってくれるなら多少の努力はするかもしれない。

 それこそ神田くんのように、材料を示し
 こういう食べ方で、と言えれば格好良いよなぁとは
 思っているんだけどね、常々。 だけどね。]
(251) 2023/03/03(Fri) 21:13:23

【人】   タカノ

 そうかぁ今日は久しぶりの日だったかぁ。
 そんな風に言われると、どきどきしてしまうね。

[ こんな風にね。おまかせ大好き>>143と言ってくれる
 店員さんがいるものだから ]

 シャミちゃんが食べたいものセレクション?
 じゃあ、ちょっとシャミちゃんもつまんでいくといいよ。

 牡蠣、好きだよ。久しぶりに食べるなぁ。

[ つい、おすすめを、とかおまかせで、
 って言ってしまうんだよな。* ]
(252) 2023/03/03(Fri) 21:13:40

【人】   タカノ

―― 隣の神田 ――

 俺の、ならそうするんだけど。
 関わっているとはいえ、俺の、ではないから。

 ぜひ、また今度で。

[ 踏み込まない距離感が心地よいとそう思ったのも事実
 ――自分の存在を低く見積もっている事も大いに
 関係しているのだけれど。

 けれど別に、踏み込まれるのが嫌だったわけじゃない。
 だからこそ、 ]

 オフを知ってる友人に見られるまでは
 予想してなかったんだよなぁ。

 いやま、彼の人気を思えば予想しとけって
 話かもしれないけれど。

[ 元であろうと俳優高野景斗に向けられる視線には
 慣れすぎていたとて、ただの隣人高野景斗に
 向けられる視線には、耐性などあってないようなもので。 ]
(253) 2023/03/03(Fri) 21:24:12

【人】   タカノ

 もったいないも、なにもないだろう?
 は〜……こんな図体のでかいのに、可愛いも なにも

[ 赤面するには至らないが、
 それでもアレを見られ、アレを聞かれていた ]

 あのね、君が思ってるより
 めちゃくちゃつまらない普通の人間だよ俺は。

 もしかして他の人も見ちゃったりしてんのかな
 開き直ってバチバチにキメてくればよかった。

[ 嬉しい半分、恥ずかしい半分。
 しかし、あのMVの認知度が上がっているなら、
 それは誇らしい、一出演者として。 ]
(254) 2023/03/03(Fri) 21:24:30

【人】   タカノ

 じゃ、もう隠すことないな
 ランキング上位獲得のお祝いにね
 飲もうと思って。

 テッペン超えても付き合ってもらうよ。

[ 冗談交じりにそう言って、料理と酒の到着を待った。
 無論その間に、 ]

 ありがと、お酒の気分だよ。
 迷惑掛けそうになったら、止めてね?

[ 渡されたお手拭き>>180を受け取り、会話も些少
 したことだろう。* ]
(255) 2023/03/03(Fri) 21:24:43

【人】 グルメライター ヤワタ

[ふと、カウンターで発せられた響きが耳に入った。>>1:246

「みすみ」

脳内に過る紺色の暖簾。

今はもうない店のその最後に近い姿は、常に持ち歩くデータカードにデータとして保存してある。

だがその響きの一致だけでは、その客と店とを結びつけるまでには至らず、その場ではふと思い出すのみ。*]
(256) 2023/03/03(Fri) 21:25:43

【人】 店員 チエ

なにー? 褒めてもなんにも出ないよ!

[>>230今日もかわいいね、にはいつもこんな軽口を返す。
 ほんとに何にも出せやしないので、事実。
 賄い当番になったらちょっといいとこプレゼント……なんてことも、あんまりない。ボクがかわいいのは周知の事実さ。]

貝沢スペシャル、いってらっしゃーい。

[>>229喜んでほしくてかわいくするの頑張った、だって。
 そんなの嬉しくない人、いないでしょ。
 むしろ会話の花になるんじゃないかと、行く末を見守る。]
(257) 2023/03/03(Fri) 21:28:41

【人】 会社員 レイラ

[率直に告げれば栗栖がぽかんとして。>>211]

そうだよ!!
もー!!

[
これ本当に気付いてなかったんだろうなあ!

って反応に思わず突っ込んだのち、
何だかこっちまで恥ずかしくなって、
じわじわ頬を赤くする彼に釣られて赤面してしまう。]

…いいんだけどさ。別に謝られるようなことでもないし。
だから恋人とか好きな人とかいるんなら今のうちに教えといてよね。
これ以上深入りする前にさ。

[そう、気づかなかったと言うことは、
そもそも彼にそういう下心はなかったってことだ。
神妙に謝られると却って居た堪れないわけで。
赤い顔で拗ねたように言いながら、お冷をひとくち。]
(258) 2023/03/03(Fri) 21:37:36

【人】 厨房担当 那岐

[好評なのか、物珍しいからか。
 知恵も挨拶を交わしながら触れたのは眼鏡のことで。>>166


  度入り。
  目が朝から少し痛いだけ。

  ……って、こら。
  外したら見えなくなる。


[伸ばされる手に身を引いていたけれど、何度か繰り返されれば、諦めて眼鏡を献上した。
 ぼやけた視界の中で、眼鏡を手に取った知恵が何をするのか、多少気がかりではあるけれど。
 表情が読み取れないので、少し眉間に力を入れる。

 ……まあ、見えやしないが。

 知恵が満足の行くまでと、身動いだら。
 コツッ、と早速厨房台に膝が当たって多少痺れが走った。

 これは、大人しくしておくに限る。] 
(259) 2023/03/03(Fri) 21:39:44

【人】 厨房担当 那岐

[時刻は夕方を過ぎて、夜に耽っていく。
 一人、二人、三人と増えていくお客様が見え始めれば、
 次第に厨房も忙しくなっていく。

 オーダーを承りながらオープンカウンターとフロアを往復する速崎と>>138、沙弥の姿に>>192、メイン料理は任せてアシスタントに徹するべく、野菜やソースなどの下拵えを手伝っていく。

 大咲はドリンクに取り掛かっているようで>>214
 その傍らでは知恵が何やら大咲を励ましていた。>>224

 まだ店はOPENして間もない頃合。
 大咲が差し入れにと持ってきたシュークリームを、
 口に運ぶのはもう少しあとになるだろう。>>107
(260) 2023/03/03(Fri) 21:39:59

【人】 会社員 レイラ

[何も気づいてなさそうなのが
ちょっと寂しかっただけで
覚えといてくれれば別にいいよって言葉にも嘘はないけれど。

こんなこと言われた後で
じゃあみんなで、ともなりづらいだろう。
大咲(が様子を窺っていることも知らないが)にまで
変に気を遣わせるのも本意ではないし。]

……ほんと〜??メーワクじゃない?

[ちら、と上目で様子を窺ったのち、
こほんと咳払いをして。]
(261) 2023/03/03(Fri) 21:40:08

【人】 厨房担当 那岐

[大咲はデザートを
作らない。

 その理由を聞いたことはないが、ただ単に苦手なのか。
 それとも"作りたくない"理由があるのか。

 無理強いを敷くようなメンツは居ないし、
 デザートは主に黒原が担当していることもあって。
 現在、必要に駆られている訳ではないが、
 買ってくる程には甘いものが好きなのか。
 そういえばと、ソースアートにも興味を示していたのを思い出す。>>0:422


 いつかの冬。


 彼女がこの店の門戸を叩いた時に聞いた言葉は>>0:318
 必死さと、情熱と、どこか懇願のようなものが
 見え隠れしていたような気がしたが。

 三年働いて、何か変化はあっただろうか。]
(262) 2023/03/03(Fri) 21:40:19

【人】   タカノ

―― 魔法使いの職場を覗く ――

 オープンキッチンって、いいよねぇ。

[ おまかせ大好き、と口にしたシャミちゃんが
 牡蠣をすり鉢で潰すようにしている。

 細い腕、細い指が一つ一つの作業を
 丁寧に、けれど素早くこなしていく。

 それこそブラウン管は古いか。
 液晶画面を通して見ているような
 感覚だ。

 正直なところ、彼女が手にした瓶の中身>>199
 なんであるかも、今握っている野菜>>202が、
 何なのかも、皆目検討がつかない。

 だからこそ、面白く思えてしまうんだよね。

 やがて小鍋が煮立つようにコトコトと鳴る。
 小さな皿か、スプーンか、
 それにすくわれたひとくちは、彼女の口元へ。

 繊細な味の違いがわからぬ自分は、
 ただ期待に胸躍るばかりである。 ]
(263) 2023/03/03(Fri) 21:40:34

【人】 厨房担当 那岐

[ホールから戻ってくるなり、妙に春を意識している姿に>>237。]


  大咲。
  差し入れ、どうも。


[と、今更ながらにお礼を述べておく。*]
(264) 2023/03/03(Fri) 21:40:46

【人】   タカノ

[ 真ん中が窪んだ皿が出てくれば、
 あ、好きなやつかな、好きなやつだな、と
 待ちきれない子供のように、覗き込んだ。

 熱々の皿が目の前にやってくると ]

 待ってました、ありがとう。
 白、いいねぇ。お祝いには最高だよ。

 ありがとう、シャミちゃん。

 じゃ、乾杯。

[ うきうきとグラスを掲げ、神田のグラスと
 それを合わせた* ]
(265) 2023/03/03(Fri) 21:40:49

【人】 役者 セロ

―Madam March Hare 店外―

 初めてのお酒は家で飲んだ。
 外で飲む最初のお酒はあのお店でと決めていた。

 「あの、甘いやつ、ありますか。外で飲むの初めてで……」

 そんな曖昧な注文にも快く応えてくれて、酔いにくい飲み方も教わっただろうか。
 美味しいお酒と料理で楽しいひとときを過ごした私は、夜のお店もすっかり気に入ってしまったのだった。


 お酒を飲むのは翌日が完全オフの日だけ。人より強いらしいことがわかっても、喉や体に負担がかかるようなことはできない。
 なので、ここでお酒を飲めるのは月に一度程度の楽しみなのだ。
 
 今日はちょっとだけ特別。自分の誕生日祝い。過ぎちゃったけど。こういうのは気持ちが大事なのだ。
 お気に入りのパーカーと、買ったばかりのアクセサリー。ティーカップと兎のデザインがこの店みたいだな、なんて思ってしまった。 
 優しい明かりが零れるドアを開けば、昼間とはちょっとだけ雰囲気の違う、けれども変わらぬ温かさが迎え入れてくれるのだろう。*
(266) 2023/03/03(Fri) 21:42:19

【人】 会社員 レイラ

うん、まあでもさ、
みんなでご飯が嫌なわけじゃないし
今度また日を改めてしようよ。

大咲さんや葉月さんの都合いい時とかに…
君が嫌じゃなければさ。

[と付け足して、空気を切り替えるように
極力彼が気にしないようにと笑顔を見せる。]

さ、とりあえずなんか頼もーよ!
さっき大咲さんにおススメ聞いたら
真鯛をソテーにしてイベリコ豚で包んだのって言っててさ、
それめっちゃ美味しそうじゃない!?

[と、提案してみたりしていれば
ちょうど大咲が運びにきてくれただろうか。>>232]
(267) 2023/03/03(Fri) 21:44:31