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【人】 グルメライター ヤワタはは。 じゃあいちご飴の分も摘まなきゃね。 [余ったら、なんて言わずに。>>6 こんなに露骨にテンションがあがっている姿を見たら、ブレーキがばかになったみたいに「全部盛りしよう!!」なんて提案したくなる。 その場で食べられる数には限りがあるから、いくらチケットを買えるとはいえ一度に欲張ることはできないだろうけれど。] 使う前に食材の味を見るのは料理人としての職務の範疇じゃない? っていう真面目な言い訳を考えつつ、 1個だけってつまみ食いするマシロちゃんは可愛いから、 内緒で見たいな。 [カウンターから見える位置で行えば自分だけ見るという訳にはいかないのは承知。 それはそれとして、好物を前にこっそりつまみ食いをする彼女がみたいのだ。 どれが一番の気に入りなのだろう。 やはり彼女を想像させる白いいちごか。 一番手に入りやすいさがほのかか、 或いは「あまいまるいおおきいうまい」のあまおうか。 つまみ食いし放題のここで知ることはできるだろうか。] (9) 2023/03/21(Tue) 23:10:27 |
【人】 グルメライター ヤワタ[みずがめ座の運勢が最下位なら、真白もそうなのでは? と、1月22日、ショートケーキの日生まれの僕は思うのです。 そういえば冬生まれっていうのは言ったし誕生日にいちごのケーキをくれと言っておいて、正確な日は言ってなかった気がする。 特に大人になってから祝われた経験に乏しくて。] 1位だよ。 だって酸っぱいから持ってきた練乳が無駄にならずに済むからね! [物は言いようだ。 真白も1位にしたいから。 練乳の蓋をパカッと開け、白を纏わせたいちごを一粒。] (10) 2023/03/21(Tue) 23:10:44 |
【赤】 グルメライター ヤワタあ、 [同時に声が落ちる。 誓って言うが、狙った訳ではない。 そうではないのだが。] …………ああもう。 [思わず天を仰いだ。 胸元に垂れた色といい量といい、違うものを想像してしまった自分は絶対に悪くない。] (*1) 2023/03/21(Tue) 23:11:12 |
【人】 グルメライター ヤワタ[練乳を持って来て良かったと思うことにした。 手を引かれるままいちご畑を散策し、新しい品種が書かれたプレートを見つけては食べ、ウォークラリーのようだと言いながら楽しんだ。 10分では到底全部を回り切れずに、受付に戻って更にチケットを渡す非効率的な移動も、彼女の一緒なら全然苦にならない。**] (11) 2023/03/21(Tue) 23:11:34 |
【人】 グルメライター ヤワタ[言わなければ家でのつまみ食いなんて気づかないのに。 言ってしまったら覗かれるという危険性に白うさぎさんは気づいていない。 その内しれっとつまみ食いする様子をしれっと覗き見する自分がいるだろう。 緩んだ表情、甘えた声音、ビーズクッションに凭れるだらっとした姿、 オンだってオフだって、真白が世界一可愛くて堪らない。 そして今日、好物を前にはしゃぐ子供のような姿を見られた。 やはりみずがめ座の今日の運勢は一位だと思う。] (29) 2023/03/23(Thu) 21:30:43 |
【赤】 グルメライター ヤワタ[ぐ、と言葉に詰まる。 この表情と言葉は「察している」やつだ。 随分と性に対しての勘が良くなったものだ。 ずっと手玉に取られている。] 準備の良い彼女を持って僕は幸せ者だよ。 [お預けの後、狼がどんな状態になるかを知っていて、 家に帰る前にそれを解禁してくれるのだから。 ――夜は覚悟しておいてほしい。] (*4) 2023/03/23(Thu) 21:30:55 |
【人】 グルメライター ヤワタ[いちごは一時期ハマってジャムを大量生産したことがある。 その時にも買ったのはスーパーだったから、こうしてスーパーでは見たことがない品種も見られるだけで面白い。 真白主体で動いていても、彼氏だって存分に楽しんでいることが周りにもわかるだろう。 子連れの夫婦が昔を懐かしむように自分達を見ていたのに気付いて会釈した。 此方としては、その姿に何年後かの自分達を見ている。] とちおとめは僕も好き。 スカイベリーは食べたことないな。 僕はスーパーでよく見かける「いちごさん」が好きだな。 安くて手に入りやすいし、見た目も絵に描いたような形と色で好き。 あー美味しいからつい食べちゃうけど、 昼が入るかなこれ…… いちごカレー、気になってるでしょ? [HPに載っていたピンク色のカレー。 写真では量がわからないが、満腹で途中で残すことになるのは避けたいし彼女も同じ気持ちだと思うので。 次はチケットを追加せずに動こうか、と提案。**] (30) 2023/03/23(Thu) 21:31:10 |
【人】 グルメライター ヤワタ[いちご狩りの食べ放題でも満腹にはなれるが、 「ごはん」が食べたい人の為にカフェが農園内に存在する。 真白がずっと気になっているいちごカレーだけではなく、 いちごパスタもHPには載っていた。] (31) 2023/03/24(Fri) 21:00:01 |
【人】 グルメライター ヤワタ[パスタと言えば思い出す。 今頃白うさぎと紺色うさぎのいない店内で頑張っているであろうスカイブルーうさぎのことを。 彼の料理を初めて手ずから提供して貰ったのはムール貝と蛤がおすすめに上がった日。 「分け合ってもおいしいとろふわ熱々なペスカトーレと、癖になってやめられないとまらないわるーいペスカトーレ、どっちが気になります?」 と言われて選べずに「ハーフ&ハーフ」と無茶を言った。 それに少しの逡巡だけで応えてくれたのだ。 そこにはカウンターで祖母を思って泣いていた青年の面影はなく。 ああおばあさんもきっと立派に成長して料理人になった孫を天国で誇らしく思っているだろうなと思ったものだ。 それはそれとして真白と仲良くきょうだい論争をしていたのには 嫉妬 したけれど。] (32) 2023/03/24(Fri) 21:00:33 |
【人】 グルメライター ヤワタ[カウンターから見ていると、注文内容はペスカトーレなのに、思いもよらない材料が用意されていた。 キャベツの千切りに、まるでクレープの生地のようなベージュ色のタネ。 いや、キャベツと合わせるならお好み焼きか? という予想はお好みソースが出て来た段階で確信に至る。 ん?お好み焼き? ペスカトーレは?? パスタが用意されていないのも不思議に思って聞いてみると、「ペスカトーレ」は元々漁師が売れ残りをトマトソースで煮込んだ大衆料理で、後にそれがパスタソースとして使われるようになったので、厳密にはパスタがなくても「ペスカトーレ」は成立するらしい。 グルメライターとして知らなかったことを恥じ、今後の為に覚えておこうと思った。] (33) 2023/03/24(Fri) 21:01:34 |
【人】 グルメライター ヤワタわ。ほんと、ふわっふわだね。 マヨかけたら本当にお好み焼きみたいだから、 最初はこのままで。 [グルテンの働きを最小限に抑えて作られた生地は全く固さがなく、大人しくスプーンを貰うことにした。 お好みソースは日本の粉モノ向けの調味料と思いきや、デーツを中心に果実がたっぷり使われているので実はトマトソースとの相性が良い。 ふたつを合わせて混ぜるだけで煮込んだデミグラスソースの味になる。 たっぷりと入った貝とふわふわのキャベツと生地と卵。 スプーンの中に小さなお好み焼きペスカトーレを作って口に運ぶ。 見た目もふわっとしていたが、噛むとまた見た目から来る印象以上にふわりと口の中に広がった。 キャベツが柔らかい春キャベツなのも良い。 それに一度蓋をして蒸したことで蒸気を吸ってよりふんわり感が出ている。] おぃひぃ、 ほら、マシロちゃんも、 [「分け合ってもおいしい」と料理名につけるということは、こうすることを想定済みだと思ったので全力で乗っかりました。] (34) 2023/03/24(Fri) 21:02:28 |
【人】 グルメライター ヤワタ[続けて出て来たのはまたパスタの存在しないペスカトーレ。 というかこれはフリットミスト、で、良いのでは? と思わなくもないが。 フライは噛む時に勇気が必要だ。 アツアツの具材で上顎の皮が何度めくれる羽目になったことか。 トマトソースの海にくぐらせた貝は揚げることで少し小ぶりになっている。 歯を立てればサクッとパン粉が鳴った。] (35) 2023/03/24(Fri) 21:03:19 |
【人】 グルメライター ヤワタんーっ パンチ効いてる、これは確かにわるいやつだな! お酒ちょーだい! 度数には気を付けてね! [コショウと鷹の爪がまず舌にピリッと電気を走らせて、遅れてムール貝の苦味が広がる。 トマトの酸味と粉チーズの塩気も一緒に溢れる味覚の展覧会のような一品だ。 量を控え目に、またお腹に溜まりやすい炭水化物のパスタを抜いてくれたことで、2品は簡単に食べきってしまった。 デザートも問題なく入りそうで、そこまで読んでいるのすごいなと褒めようとしたら彼の姿は既に他の客の元にある。 こちらもよく読まれているな、と真白と顔を見合わせて笑った。**] (36) 2023/03/24(Fri) 21:04:14 |
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