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【赤】 SE 榊原 皇仁そういうこと言う人間ぼく嫌い。 ……人の名前とかで遊ぶやつは、最悪。 [ ムッとした表情を見られただろうか。 しかし彼はすぐに表情を戻して、 デートに了承の頷きを見れば 楽しみ、なんて単語を口にしたり。 シャワーを上がれば、 彼女は少し動けるようになったみたいで ゆっくりしておいで、なんて 声をかけて入れ替わりに 彼女がシャワーを浴びるのを見守った。 ] (*5) 2021/05/04(Tue) 2:28:05 |
【赤】 SE 榊原 皇仁 * ん………そんなやつのこと、忘れるんだ。 ワンコちゃんの時間の無駄になるから。 [ 言われなくても忘れたかもしれないけれど 気になって仕方がなくて。 彼女が背伸びをして唇を重ねれば 優しく頭を撫でて、よくできました、と 褒めてあげた。 またね、と言われればにこにこ笑顔で。 ] (*6) 2021/05/04(Tue) 2:28:32 |
【赤】 SE 榊原 皇仁[ 彼から連絡を入れる前に、 彼女から土曜日に会えないかと電話が来た。 勿論、即OKを出して。 その時は彼女に似合いそうな布製の首輪が セットになっている下着を渡して着てもらったり また5回戦まで楽しませてもらったり。 でも、その前にいっしょに食事もしたり。 ] (*7) 2021/05/04(Tue) 2:29:06 |
【赤】 SE 榊原 皇仁今日は、何か気になるものでもある? [ また別の日のこと。 今日は昼から彼女とデート。 指を絡めて恋人繋ぎをしても 彼女が怒らないのでさせてもらっている。 甘いものでもなんでも、 彼女が気になるなら付き合う彼はまず 彼女が行きたいところがあるのかどうか 確認をとりながらぶらつくのが楽しくなっていた。 運命のその時はもう近づいているのだけれど。 ]* (*8) 2021/05/04(Tue) 2:29:28 |
【赤】 SE 榊原 皇仁[ 名前をきちんと読んでもらえないことは 彼の中で許容範囲のことだった。 でも、そこから派生して 名前をつけた両親を揶揄したり、 全く違う呼び方を悪意を持ってしたり、 そういうことをする奴らがいて 彼は自分の名前が嫌いだった。 セフレをセフレで止めてるのは、 彼女たちもまた笑ったから。 本名だよっていうと笑った彼女たち。 だから、穴として使うだけ。 そこに優しさなんてものはなくて。 ] (*14) 2021/05/04(Tue) 17:29:52 |
【赤】 SE 榊原 皇仁失恋した女の子だから、心配。 その様子なら、大丈夫みたいだね。 [ 勿論、一夜を楽しんだけれど それ以上に彼女の涙を見たから そっちのほうが心配になっていた。 だから、彼女が泣いていないのを しっかり確認してから、彼女とは分かれた。 ] (*15) 2021/05/04(Tue) 17:30:30 |
【赤】 SE 榊原 皇仁 * フリーランスでシステムエンジニア。 だから、お願いされたら 忙し過ぎなければ会えるよ。 ……恋人は、いらないなぁ。 [ 恋人の段階は要らないけれど、 結婚願望はある。 そこまで彼女には言ったかな。 もしかしたら言わなかったかもしれないが そんな大事なピースではなかったはず。 勿論、彼にとっては、の話。 ] (*16) 2021/05/04(Tue) 17:31:07 |
【赤】 SE 榊原 皇仁ケーキ?いいよ、何か買っていこう。 [ ふふっと笑いながら、 恋人のように最近の出来事を話していると 男の声が聞こえ、彼女の手の力が強くなった。 彼女が立ち止まれば、 彼もその場に立ち止まって、 声の主の方を見たけれど、ふと思う。 『別れて正解』 どう考えてもチャラそうで、 頭が悪そうで、恋人を不幸せにするタイプ。 ] (*17) 2021/05/04(Tue) 17:31:53 |
【赤】 SE 榊原 皇仁この子に恋人がいて、 なんで自分には恋人がいないんだって 僻んでるの?小さい男だね。 桜ちゃんにはそれだけの魅力があって 君にはそれがないってことでしょ。 [ ケラケラと彼女の前ではやらないような 相手を蔑むような笑い方をした彼。 恋人が出来ることに気持ちが軽い重いは 全くもって関係性がないだろうと 彼は全面的に攻める姿勢をやめなかった。 ]* (*18) 2021/05/04(Tue) 17:32:17 |
【赤】 SE 榊原 皇仁プログラミングもやるよ、勿論。 あとはそういう開発の取りまとめとか。 興味があるならいつかそんな時間取ろうか? 建築系だから関係ないかもだけど。 [ 偶に、頼まれて小学生向けの講座もやるから 人に教えるのは下手ではないはず。 大学生をダメにするほどのクズではない。 彼女が、彼の答えに顔を少しだけ歪ませた。 でも何にひっかかったのか 彼には到底予想ができない。 だって、話すことは話した筈だったから。 ] (*22) 2021/05/04(Tue) 22:57:24 |
【赤】 SE 榊原 皇仁まぁ別にさぁ、学生の若気の至りもいいけど 桜ちゃんが将来見据えるって 結構女の子としては当たり前だと思うよ。 だって、大学生で出会った人が そのまま奥さんとか旦那さんになる確率知ってる? 脅威の38%だよ? 分かる?この可能性の高さ。 小中高それぞれからの付き合いで 結婚する確率を足してそれに満たないよ? 残念だなぁ…… (*23) 2021/05/04(Tue) 22:58:28 |
【赤】 SE 榊原 皇仁[ 完全なるはったり。 でも、人間は自分の知らないことを 理路整然と話されると、 そうなのだと思い込んでしまう。 だから彼は、目の前の相手を そういう感じに追い込んで、 疲れたからと彼女の手を引いて その横を通り過ぎるだろう。 もし、止められたなら、 彼はこういうはず。 『僕みたいに年収1000万になってから また話しかけてね。』 ]* (*24) 2021/05/04(Tue) 22:58:56 |
【赤】 SE 榊原 皇仁単位かぁ。おっけー、あんまり難しいのは いらなさそうな気がするね。 [ 彼女が単位と口にすると、 彼は納得した感じで頷く。 大学でプログラミングをとるとは 面白い子だな、と感じつつ 仕事の詰まり具合を確認して 彼女の考査前に週一でも教える時間を作った。 ] (*28) 2021/05/05(Wed) 0:36:09 |
【赤】 SE 榊原 皇仁* 気分が悪い…… ホテル行こうかと思ったけど、 うちに来てくれる? [ ケーキはまた今度にして、 お礼と謝罪をする彼女の手を ぐっと引っ張ってしまったなら、 彼女は体勢を崩さなかっただろうか。 彼の家は偶然にもここから近くて、 徒歩5分くらいのところにある。 地上何階建てだろうかという タワーマンションにたどり着けば 彼女とずっと繋いでいた手を離しただろう。 凄くイライラした表情を、 彼女の前では見せないようにしたけれど 果たして出来ていただろうか。 ]* (*29) 2021/05/05(Wed) 0:37:16 |
【赤】 SE 榊原 皇仁ここら辺は初歩的なものだよ? わんこちゃんさては、こう言うの苦手? [ 教えてる時も呼び方はそんなに変わらず。 でも彼の仕事までの領域は教えなくても 彼女の単位には支障がなさそうなので 彼女が慣れてきて教えてほしいって お願いしてくるまでは何度も反復練習の 繰り返しだったような。 ] (*33) 2021/05/05(Wed) 13:05:52 |
【赤】 SE 榊原 皇仁 * あ、ごめん。大丈夫? [ 彼女の重みが体に伝われば、 冷静さを少しだけ取り戻すものの いつもなら彼女の柔らかさに ニヤついてもおかしくない彼が 反応を示さず、家を目指した。 マンションの前に着けば、 彼女から驚きの声が聞こえたような。 気にせず、部屋に向かえば リビングにあるソファでも座るよう促した。 ] (*34) 2021/05/05(Wed) 13:06:21 |
【赤】 SE 榊原 皇仁あぁいう男は、地獄を見るから。 ………わんこちゃんが初めてだよ。 今まで誰も入れたことない。 [ 大丈夫という彼女に顔を向けた。 セフレたちとは絶対ホテル。 例外なく、どこかしらのホテルで会っていた。 だから必要以上の会話をしたことも 一緒に食事をすることもなく。 イライラしている時に ホテルに行ってしまえば、 彼は必ず彼女を傷つけると思って タバコの匂いが染みつきかけの家に 舞い戻ることを選択した。 ] (*35) 2021/05/05(Wed) 13:07:05 |
【赤】 SE 榊原 皇仁ごめんちょっとタバコ吸ってくる。 ……甘いもの、冷蔵庫にあるから よければ食べて。 [ そう言って、彼はリビングから離れ 扉をパタンと閉めてしまった。 別に彼女が甘いものを食べたいと 彼が知っていたわけではなく、 彼がただ仕事の合間に食べようかと 買っていただけだが、 彼女が冷蔵庫を開けることはあったか。 ]* (*36) 2021/05/05(Wed) 13:07:25 |
【赤】 SE 榊原 皇仁[ そもそも、プログラミングを教えるのは タダでやっていないんだから、 対価を払ってもらわなければいけない。 彼の知識もタダではないから。 彼女に対価を払ってもらっているとしたら、 それは体なのか、やさしさなのか。 彼にとっても徐々に分からなくなった。 ] (*42) 2021/05/06(Thu) 9:37:14 |
【赤】 SE 榊原 皇仁[ ほんのり染まった頬が視界に入れば 彼女がその待遇を受けて嬉しいんだと 彼は簡単に理解することができた。 でも、それをするに値する人だから 彼はそれ以上考えることをやめた。 薬物のような扱いをしているタバコを リビング隣の部屋で吸うために 離れれば、すぐに火をつけて ふぅっと長めの息を吐き出して。 ] …………────────── (*43) 2021/05/06(Thu) 9:38:06 |
【赤】 SE 榊原 皇仁[ 1本を長く吸うわけではないので、 1/3くらい吸って灰皿に。 それを3本くらい繰り返すのが彼。 ひどく勿体無いけれど、 長くひとつを吸うのが得意ではない。 気持ちを落ち着かせて、 頭の中を冷静にしたあたりで 扉の音が立った気がして そちらを確認すると見える彼女の姿。 ] あれ、ケーキ食べなかった? ……頼りないもんね、ぼく。 [ そんなことを言いながら彼女を抱きしめ ゆらゆらと、ゆりかごのように 体を横に動かして。 いつもよりトーンはすごく落ち着いて 何もしないかのような無害さが その時だけは伺えただろうか。 ]* (*44) 2021/05/06(Thu) 9:38:52 |
【赤】 SE 榊原 皇仁[ 多分の話、彼にとってのこの時間の対価は 彼女という存在そのもの。 だから、彼女に教えている時間は すでに対価も払ってもらっているようなもの。 でもまぁ、その後に楽しいベッドタイムがあれば それはオプション代として楽しんでいる節有り。 ] (*48) 2021/05/06(Thu) 23:05:05 |
【赤】 SE 榊原 皇仁んー…さみしいかぁ…ごめんごめん。 ぼくがきちんとしてたら、 ワンコちゃん寂しい思いしなかったでしょ。 だから、関係あるんだよ。 [ あの時、彼女の横にいたのが きちんと彼女に告白をして 付き合っていた人物なら、こんなことにはならず。 彼との関係は真っ当なものではなくて 本当なら何を言われてもぐうの音もでないもの。 ] (*49) 2021/05/06(Thu) 23:05:43 |
【赤】 SE 榊原 皇仁女の子が泣いてる姿とか見たくないし。 ………ケーキ、食べる? ぼくも甘いもの欲しくなっちゃった。 [ 優しく語りかける彼は、毒牙を抜かれた毒蛇のよう。 彼女の頬に口付けを落とせば、 軽めに彼女のお尻を撫でるけれど 盛んな猿のような彼にはならなくって。 冷蔵庫の中にはガトーショコラなどの ケーキが数種類あるから、 彼女の希望があればそれを渡そうと まずは冷蔵庫に移動したことだろう。 ]* (*50) 2021/05/06(Thu) 23:06:05 |
【赤】 SE 榊原 皇仁──ある日の彼 …家行こうか?何か作るよ。 [ ある日、彼女と約束をしていた時のこと。 ドタキャンされてしまった。 ドタキャン自体は慣れているけれど、 彼女がそんなことをするのは 珍しいことだから、 電話越しに聞いてしまった。 彼女に住所をもらえたのなら 財布と鍵だけ持ってとりあえず 彼女の家を目指したのだが、 家に行った時の彼女は血色が悪かっただろう。 そして、そんな彼女を見たなら、 彼は不安に駆られて大丈夫?から入ったはず。 ] (*54) 2021/05/07(Fri) 8:20:19 |
【赤】 SE 榊原 皇仁 * 嘘はダメだよ。 ……うん、そばにいてあげられる。 それは、…ぼくも望むこと。 [ 何を言いたいのか、よく分からなくて。 でも彼女のことをぎゅっと抱きしめたまま 逃げさせるつもりもないから 優しく彼女にこえをかけるのだけれど。 もっと良い人にもらわれたほうが 彼女の今後の人生も薔薇色になると考え、 彼は偶に虚無を覚える。 ] (*55) 2021/05/07(Fri) 8:20:54 |
【赤】 SE 榊原 皇仁さくらちゃんとうちで何か食べるのって 久しぶりだね。あ、ほらワンコちゃんの家 行った時あったじゃん? [ 彼はガトーショコラを冷蔵庫から 取り出して、選んで良いよと促す。 チョコはよく糖分摂取で選ぶ癖があり それで今日もガトーショコラを選んだ。 コーヒーはアイスでよければ ペットボトルのものもあったので 彼女に聞いてOKならグラスを用意して ダイニングテーブルに持っていった。 ]* (*56) 2021/05/07(Fri) 8:21:18 |
【人】 SE 榊原 皇仁────ちいさいころのおはなし [ 昔は、好きな名前だった。 だっておうじさまだから。 キラキラした夢の舞台に立つ人。 それが、幼い彼が知っているおうじさま。 でも現実では、そう簡単にはいかず。 小学生というのは良くも悪くも純粋で、 素直に物事を言ってしまう。 ] (3) 2021/05/07(Fri) 14:17:07 |
【人】 SE 榊原 皇仁『おうじって、なんか変な名前ー』 「お前の親、変なやつー」 “にあってねー” [ 流石に、彼もまだ幼くて。 両親のことを悪くいう言葉も 彼の名前を悪くいう言葉も 全てが耳に入って、脳まで届いていた。 だから、彼は恰好のイジメの対象だった。 多分、顔が良かったことも相まって。 ] (4) 2021/05/07(Fri) 14:17:41 |
【人】 SE 榊原 皇仁母さん、ぼく…… 高校通信制にするから。 [ 高校の進路を決める時、 彼は引きこもることを決めた。 最初は反対されたけど、 通信制の良さと大学は対面に行くことを きちんと話して、OKを貰った。 ] (5) 2021/05/07(Fri) 14:18:20 |
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