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【赤】 環 由人[ 約束だよ、と確認する子供みたいに その声は弾んでいるようだから、 くすくす笑って「はいはい」と頷いた。 毎日、か。 ───ああ、嘘みたいだな、ほんとに。 寂寞に苛まれて押しつぶされそうだった日々が ささやかながら、甘い約束に塗り変わる。 左側に寄って眠っていた日々が、 また2人で熱を分け合うようになる。 きっと、前よりずっと、 彼が帰ってくるのが楽しみになる。 ───曖昧な問いかけは必要ない。 その肌に触れることが、触れられることが、 当たり前になっていくのだ。 彼が言ったみたいに。 それが、W普通Wになっていく。] (*5) 2020/09/18(Fri) 19:58:56 |
【赤】 環 由人[ 少しくすぐったいけれど、 喜びは体にまた、熱を灯して。 きゅ、と心臓が痛んだのはきっと、 期待と、愛しさからだろう。] ンっ……ふ、 [ 下着越しに与えられる刺激に 小さく声をこぼし、目を細めて そちらを見つめながら耳へと指を 滑らせて、弄ぶ。 微笑みを浮かべて愛撫するその様子は、 煽情的で、こくりと喉を上下させ、 唾を飲みこんだ。 己の先走りか、彼の唾液か、 わからない液体に濡れた下着がずらされ、 外気にさらされれば、硬さを帯びて 膨れたそれは、ふる、と震える。] (*6) 2020/09/18(Fri) 19:59:17 |
【赤】 環 由人っは、 ……んッぁ、 [ 声が漏れた。 徐々に意識がその耳を弄んでいた 指先から、茎へと移っていく。 唇に、舌に、濡らされて、 ぬらりと光る己のもの。 視覚的にも犯されているような心地で じっとその様子を見ては、時折 熱い息を吐いていれば、 さらにその下、すっかり固く閉じた、 菊口の方へと降りて─── ぞく、としたそのとき、熱が離れる。] っ、 [ ぴくりと体が跳ねる。 だが望んでいるその先は与えられず。 すっかりその気になった自身は、 情けなく首を擡げていた。] (*7) 2020/09/18(Fri) 19:59:43 |
【赤】 環 由人[ 立ち上がり、ベッドから離れていく様子を ぼんやり目で追いながら、息を吐く。 なにやらごそごそと鞄を漁っているのが 見えるけれど、まさかその手に これからW必要Wなものが揃っているとは 思いもしていなくて、少々面食らった。] ───用意周到だな [ と眉尻を下げて、少し笑う。 それからされるがまま、清められれば、 もう言い逃れはきっとさせてもらえない。 ───まあ、そこを開くのは これから先、もっと近づくために、 ひとつになるために、必要なのだから 毛頭、逃げるつもりはないのだが。] (*8) 2020/09/18(Fri) 20:00:04 |
【赤】 環 由人[ また近づく唇。 期待に、先走りが滲む。] …ふ、 …雅治の、口ん中、 ッ… 熱い、 [ 「きもちい」と素直に伝えて、 また包むように髪に差し入れていた指を、 滑らせて耳を弄びながら、 唇を結んで、高められていく感覚に 耐えていたのに。] (*9) 2020/09/18(Fri) 20:00:27 |
【赤】 環 由人ッ…!っァ、ッは…っぅ [ 突然、ぢゅぅ、と強く吸われれば びくんっと腹が大きく収縮して、跳ねる。 ぐっと硬さを増したそれは、 迸りそうになるから、足先を丸めて耐え。 反射的に眇めた瞳を緩め、詰まった息を吐いた。] っはぁ、…ぁ、ぶね、… …な、 俺にもさせて? [ 強請るように小首を傾げ、 足先で彼の怒張を少しなぞろうか。 許されたならば身体を起こし、 帯を解いて、その肢体もあらわにしよう。] (*10) 2020/09/18(Fri) 20:00:51 |
【赤】 環 由人[ …さっき、せっかく、教えてもらったのだ。 彼にだってよくなってほしい。だから。 指を胸板に這わせて、口づけを贈ろう。 同時に、その下着をずらして、 彼の茎も外気に晒せば、己のものと 重ねて握って、軽く上下に扱く。 口内を貪りながら熱を溜めたあと、 その唇は離れて顎へ、首筋へ、 鎖骨へとおりていき─── 彼の方をじっと見上げながら、 舌舐めずりをひとつ。 その乳首に吸い付いて、甘く食もうか。]* (*11) 2020/09/18(Fri) 20:01:10 |
【赤】 環 由人[ 実際にW万が一Wが今起きている わけだし、役に立っているのだから必要だろう。 噴き出した彼と一緒にくつくつ笑って、 それから責め立てられる屹立に 情欲を燃やし、その熱を育てた。 一際強く吸われて、跳ねると、 なんとか寸前で留めたから、 怒張は血管を浮き上がらせて びく、びく、と震える。] っはぁ、……やだよ。 …一人は。 [ 不満げに膨らませられた頬を 指先でつついて、笑う。 そうして落としたおねだりに、 二つ返事で肯定が返って来れば、 こちらも満足げに微笑み、 重ね合わせた熱を上下に擦った。] (*18) 2020/09/19(Sat) 13:25:02 |
【赤】 環 由人[ 同時に唇の甘さを堪能する。 先走りが漏れ出る先端を親指でぐり、と 刺激して、空いた手で後頭部を引き寄せ、 逃げられないように固定しながら 小指の腹でうなじから頸椎に沿って 窪みを撫で下ろし。 口づけの合間、かすかに漏れ出る声に 満足げに笑みながら繰り返したあと、 後頭部にあった手を滑り落とし、 先ほど好きだと言っていた胸の飾りに触れる。 唇を離した。] かぁわい [ 吐息まじりに愉しげに囁いて、 その肌にキスをしながら上半身を 折るようにして、 流し見るように見つめながら ぺろりと舌舐めずりをひとつ。] (*19) 2020/09/19(Sat) 13:25:29 |
【赤】 環 由人[ くり、と中指と親指で挟んだ蕾を 摘んで、人差し指の爪先で掻く。 同時に反対側は赤い舌でぺろりと舐めて、 そのまま唇で挟み、吸う。 舌先で転がすように育てて、 時折歯を軽く立てれば、そのあとは 柔い舌で包み、愛撫する。 それを繰り返しながら、茎への 刺激も忘れないように動かせば ぐしょぐしょに濡れた手の中、 卑猥な水音を立て始めるだろう。 甘い声がその唇から漏れるのに 目を細めるけれど、軽く肩を押されて 体が離されそうになれば、 可愛がるのをやめて、見上げる。] (*20) 2020/09/19(Sat) 13:25:48 |
【赤】 環 由人[ だがかえってきた返事に、口端に垂れた 唾液をすくって飲み込み。 「ん、わかった」と小さく頷けば、 大人しく引き下がるとしよう。 愉しみはこれから先、いくらでもある。 宥めるようなキスにうっとりと目を細め、 まつげの隙間から見つめ。 指示された通り、四つ這いになろうか。 ただし、残念ながらそちらに 尻を向けることはしない。] ここ舐められんのはさすがに 抵抗あるからさ…… そこで見ててよ。 [ そう眉を下げて、許されるのなら、 そのワセリンを指にとり、己の 指先で硬く閉じた場所をなぞり、 軽く指を埋めようか。] (*21) 2020/09/19(Sat) 13:26:53 |
【赤】 環 由人んッ…… ───キス、して [ 小さくねだりながら、眉を寄せ、 第一関節を埋めて、少しずつ、解す。 口付ければ見えないだろうけれど、 受け入れる準備をするには まだしばらくかかりそうだから、 その間もずっと、触れ合ってたくて。]* (*22) 2020/09/19(Sat) 13:27:15 |
【赤】 環 由人[ かわいらしい悪態にご機嫌で、 その肌に触れ続けていたけれど 素直なWお願いWに是をかえして、 四つ這いになろうと足を動かした。 まさか仕返しの散弾が立てられているとは 思いもかけず、後孔に指を埋めて ほぐしていこうとしていれば、 それよりもはやく、引かれた手に 動きを止めてそっとそちらを見た。 彼がベッドヘッドにもたれて手招きする。 舌先で唇を濡らして、大人しく そこにまたがるようにして座ると、 引き寄せられて抱きしめられた。 肌が触れ合う感覚。 それはこれまでしたどんなハグよりも ずっと彼が近くに感じられて、 心臓の音まで皮膚を伝って 重なってしまいそうで、愛しい。] (*28) 2020/09/19(Sat) 22:01:28 |
【赤】 環 由人[ 口内の甘さに酔いながら、 片手の指は己の菊座に、 もう片方は彼の首に回した。 触れ合った肌に灯ったままの熱。 くり、と先端が絡めば腹がひくつく。 同時に入れた指を締め付けた。 ───やはり、さすがにすぐには ほぐれそうにない。 固く閉ざして、拒むナカを 息を吐きながら、眉を寄せて、 少しずつ少しずつ、騙し騙し、 拓いていく。] (*29) 2020/09/19(Sat) 22:01:57 |
【赤】 環 由人んッ……ぁ、っ……ぅ゛、は、 [ 心配そうな問いかけに眉尻を下げる。 大丈夫、とは言い切れない。 彼を受け入れたいし、一つになりたい けれど、身体はうまく言うことを 聞こうとはしなかった。 だけど───心配はかけたくない。 「やめる」こともしたくないから。 小さく、顎を引いてうなずいた。 すると、彼の指が降りて、己の指に 触れ合い、そのまま隙間から ぐぐ、とゆっくり挿入される。] (*30) 2020/09/19(Sat) 22:02:20 |
【赤】 環 由人ん゛ッ…ゥ……っ! [ 背中が丸まるようにして、耐える。 だが、自分のものではない、 太くてしなやかな指。 ぞく、としたものが背筋を走り、 下腹部に熱をもたらした。 甘い息を吐き、そちらを潤んだ瞳で 見つめて、唾を飲む。] …ん、 ッわか、った、 ───も、はじめて、みたいに、 っ…かたく、なってて、…ッ 時間、ッかかるかも、 [ そう困ったように笑って。] (*31) 2020/09/19(Sat) 22:02:54 |
【赤】 環 由人[ 首筋に顔を埋めた。 しっとりと濡れた肌から、 より一層彼の匂いがする。 すぅ、と吸い込んで、舌先で肌を舐めた。 喉を上下して、飲み込む。] ッン、 ぁッ…はぁ、 [ 体温があがる。] 雅治の、におい……すき、 [ 小さく落として、首に回した 手のひらを髪に差し入れて握った。] (*32) 2020/09/19(Sat) 22:03:23 |
【赤】 環 由人[ どれくらい時間が経ったのだろう。 己と彼の指、一本ずつが根元まで埋まり、 少しずつ柔らかくなってきた頃。] も、一本、 …ふやして、 [ とねだって。 増やしても大丈夫そうなら、そのまま 己の腰を軽く揺らして動かし。] (*33) 2020/09/19(Sat) 22:03:39 |
【赤】 環 由人[ 背をさする手のひらが優しくて、 心地いい。圧迫感を忘れられるよう、 息を吐きながらその手の感触に酔う。 耳をくすぐった、かすかに喉で笑う音。 こく、と飲み込んだ唾。 甘言にまた余計眉を下げて、 回した手に力を込め、肩口に頬をすり寄せた。] (*39) 2020/09/20(Sun) 14:34:29 |
【赤】 環 由人……ん。 ───おれも、…っ、 全部好き、 …雅治が、好きだよ、 [ 小っ恥ずかしいセリフを吐いたのは、 正直WらしくWないなとは思うのだけれど、 それでも今、伝えるべきだと思った。 彼の全てが好きだ。] (*40) 2020/09/20(Sun) 14:34:55 |
【赤】 環 由人[ しこりを見つけられれば、 腹が収縮して震える。 そこが知っている旨味を 引き出されるように刺激されて、 誘われるように、囁かれ。 耳朶を食まれたら、また跳ねた。] ッン、 ……ぁ゛っあっ ……そこ、っ…い、ッ…ぃ、 うぁ、ンッ…は、ふ、ぁっァ [ 弱い場所ばかりを弄られて、 はじめよりもずっと、声が漏れてしまう。 ───それは、彼の包み込むような 優しい声色のせいだったかもしれない。] (*41) 2020/09/20(Sun) 14:35:43 |
【赤】 環 由人[ ほぐれた、と思う。 指を引き抜くと、ひくひくと 開いた其処は続きを待ちわびるだろう。 すっかり潤んで紅潮した表情を じっと窺うように見つめられれば、 こてりと首を倒して、見つめ返し、 言葉の代わりに問いかける。 歯で噛んだ袋を破くのが見える。 こく、と生唾を飲み込む。 雄がはっきりとそこに見えた気がした。 不安げに言われた言葉に、 大丈夫、といわんばかりに微笑んで、 「わかった」と頷くと、腰を上げる。 膝立ちで少し前にずれれば、ひた、と 入り口に当てられた感触に、唇を結んだ。 少し、腰を落とす。 先端を埋める前に、数度キスするように ちゅ、ちゅ、と上下させて、馴染ませ、 そのままゆっくりとおろしていく。] (*42) 2020/09/20(Sun) 14:36:07 |
【赤】 環 由人ッん゛っ…ぁッぁ゛、ぅゔ、 [ 濁った声が漏れる。 不安げにそちらを見つめると、 苦しげに寄せられた眉根が目に入る。] ごめ、ッ…ほぐした、のに、 ひさびさすぎ、ッて、 ァッぁ゛…ッ [ 濁った声が漏れる。] (*43) 2020/09/20(Sun) 14:36:37 |
【赤】 環 由人[ そればかり、なのに。 入り口は、指とは比べ物に ならないその質量の熱をどうか はやく、はやくと急かすように 吸い付いて離そうとはしない。 茎に落とされる刺激。 優しく繰り返される口づけに、 両手を彼の背に回して強く抱きしめ、 開かれていくナカの違和感と圧迫感に なんとか耐えていく。 汚い声しか口からは漏れ出ないけれど、 その熱の固さが衰えることはなくて、 ほんの少し安心した。 彼のものが完全に中に入ってしまえば、 深く息を吐く。同時に強く抱きしめられた。] (*44) 2020/09/20(Sun) 14:37:18 |
【赤】 環 由人[ そのまま落とした口づけ。 口内の甘さを堪能しながら、 ほんのすこし腰を揺らす。 びくっと腹が跳ねる。] …ゆっくり…うごいて、 [ と囁いた。]* (*45) 2020/09/20(Sun) 14:39:05 |
【赤】 環 由人[ 全部、隠して生きるしかないって。 死ぬ勇気も、なかったから。 離されたら俺はW死ぬWよ、 なんて口には出せないけれど、 離さないと言ってくれるのだから、 今はそれを信じたくて、頷いた。 動いて、と言ったのに、 無理はさせたくないから、と 口づけを落としてくれた 彼の瞳がいくらか、潤んでる気がして。 背をなぞる指先に、首筋に這う舌に、 鼻母音を漏らして、 きゅっとまた中が収縮する。 小さく洟をすする音が聞こえれば、 ふ、と少しだけ笑った。] (*51) 2020/09/21(Mon) 1:45:42 |
【赤】 環 由人───なに?……泣いてんの? [ そんな意地悪を小さく落として、 軽く腰を動かして彼の上に座り直せば、 笑んだ唇を重ねて食んだ。 キスの合間、肌を撫でる手に、 時折体を震わせながら 中に入ったままの怒張を 締め付け、緩めて、やわやわと 包むように刺激するだろう。] (*52) 2020/09/21(Mon) 1:46:28 |
【赤】 環 由人[ その圧迫感に慣れ、息ができるように なった頃、漸く一言告げられた言葉に こくりと頷いた。] っゔン、ッ… !ふ、 っぁ゛………んっ は、 [ ずん、と奥を突く昂りが熱い。 ゆさぶられると、また息が詰まるし、 痛みもないわけではないけれど、 それよりも、なによりも、 離した口づけの合間、 撓んだ瞳を見つめる。 笑ったその、彼の顔が、愛おしくて より一層眉尻を下げて、 つられたように笑ってしまうのだ。] (*53) 2020/09/21(Mon) 1:46:55 |
【赤】 環 由人…ッ な、に? [ 甘さの滲んだ声で小さく問いかけると、 返ってきた答えに、口を開くよりはやく、 体が返事をしてしまう。 きゅぅ、と締め付けて、体温が上がった。 唇を噛んで、ふにゃ、とした笑みに 変われば、触れるだけのキスをひとつ。] (*54) 2020/09/21(Mon) 1:47:15 |
【赤】 環 由人[ セックスでこんなふうに、 満たされて、たまらない気持ちに なったことなんてなかった。 惣菜屋を継ぐ前。 都心にいた頃はそれなりに体を重ねて 遊んだりもしていたし、固定で、 何度も会っていた人もいた。 なんとなく、付き合っているような そんな気がしていた人もいたけれど。 ───あれは、恋なんかじゃなかった、 今確かにそう言える。 だって、こんな多幸感は、 あの日々になかったから。 酒や熱に浮かされているだけ? いいや、違う。 …この人だから。 唯一の、人だから。] (*55) 2020/09/21(Mon) 1:48:03 |
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