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【人】 跼蹐 カナイ「………エマさん、戻って来ませんね」 定期的に集まる為、指定された時間になるかどうかという頃。 集まった人々を見渡して、その中に提案者の姿が見えなくて。 ふと、そんな呟きが口を衝いて出た。 「…何かあったんでしょうか…?それとも…」 (0) 2022/05/31(Tue) 21:31:49 |
【赤】 跼蹐 カナイ「………それがどんなに恐ろしいものであっても」 ぱり、ぱき、……きし、きし ひと気の無い部屋の中、靴底がガラス片を砕く音。 「死んでしまえば僕を脅かせない……」 元は試験管だったらしきものは細かく砕かれて、 ぶつぶつと呟く傍らに、少し汚れた指先が破片を拾い上げた。 「恐ろしいものから本当の意味で逃れるには……」 (*0) 2022/05/31(Tue) 21:38:50 |
【赤】 跼蹐 カナイ「………………」 そうしている間に部屋へと近付く気配があれば、 ああ、と小さく息を吐き、そろりと視線を向けた。 「……お二人と、ちゃんとお話がしたかったんです…」 「あなた達が、僕にとってただ恐ろしいものなのか それとも、ただ恐ろしいだけのものではないのか……」 対話によって利害を一致させる事さえできず、 その上自分にとって理解さえ及ばないものは。 それは、ただ恐ろしいだけのものだ。 (*1) 2022/05/31(Tue) 21:39:09 |
【赤】 跼蹐 カナイ「…嘘や隠し事は……なしにしましょう」 「その、僕からの信用なんて必要無いというのであれば… ……それなら…仕方ないですけど…」 どうにもこの被害者のような顔をした加害者は。 この場に於いて──この状況に於いて、 自分というものは、全面的に被害者であり弱者だと そう信じて疑っていないようだった。 (*2) 2022/05/31(Tue) 21:39:47 |
【人】 跼蹐 カナイ「僕も……外には篝屋さんと出たきりで。 エマさんの事は…その時には見掛けなかった、はずです」 おずおずと答えて、また一つ周囲を見回した。 彼女の姿を見ていない、という証言ばかりが集まる事に なんとなく気が引ける思いではあったのだけれど。 ここで答えを濁しても意味がない。 「……脱出経路の確認に 時間が掛かってるだけならいいんですけど…」 勢い良く寝落ちした知り合いの方を見て、 それから、再び外へ向かう様子にお気を付けて、と声を掛けた。 (7) 2022/05/31(Tue) 22:07:57 |
【人】 跼蹐 カナイ一人、二人、三人と会議室を後にする背を見送った。 「……僕も残ります。 篝屋さんも寝たままですし…起きてます?」 見えない場所で事が起きてしまうのは恐ろしくて。 今はじっとしている方がよほど落ち着かないけれど、 残っている面々が留守番と探索どちらを選ぶかは半々くらい。 自分は残っておいた方が得策のように思えた。 いくらか充電の減ったスマホを充電しつつ、 綺麗に寝落ちを決めた知り合いの様子を見つつ。 暫くはそうして時折会議室に残った面々の様子を窺っていた。 (13) 2022/05/31(Tue) 22:39:54 |
カナイは、聞こえた声は……幻聴ではなさそうだ、と思った。 (a4) 2022/05/31(Tue) 22:44:43 |
【赤】 跼蹐 カナイ/* いきなりとんでもねえことになったにゃん。 上記の通り死人は赤窓発言できないにゃん。 エピに入ったらまた発言できるにゃん。 多分蘇生されてもまた発言できるようになるにゃん。 ドンパチロールの打診が来てるなら本日の襲撃は 他二人のどっちかがやった方がいいにゃんかね…… (*7) 2022/05/31(Tue) 23:19:23 |
【赤】 跼蹐 カナイ/* 襲撃せず散ってしまう狼の命、儚いにゃん…… 墓落ち後は残った狼の赤窓劇場をお楽しみくださいにゃん。 この窓辛気臭いにゃん…… 凶狼ちゃんはわりと誰にでも殴り掛かれるからwhoでも良いにゃんけど、 独断で決めちゃっていいなら独断で任意のお人を襲撃しに行くにゃん。 お仲間が襲撃行きたい感じだったら譲るにゃん〜 (*9) 2022/06/01(Wed) 0:01:06 |
【人】 跼蹐 カナイ「………聞こえてました、よ。 疲れてて……何か聞き間違えたのかと思ったんですけど ええと…『ストレスで倒れても誰も面倒見てくれない』と。 神陰間さんはどうでしたか……?」 ふと零された疑問に遠慮がちにそう答えて、 タブレットの文面から同じものを聞いたらしい、と推測した 少女の方へちらりと視線を向けた。 (18) 2022/06/01(Wed) 0:19:34 |
【人】 跼蹐 カナイ「独り言にしては距離があるのに随分はっきり聞こえましたし… 聞き間違えにしても殆ど同じ内容を聞くというのは……」 「あるとすれば僕達が覚に目覚めたとか……」 心を読む事でおなじみ、妖怪のあれ。 そんな現実逃避じみた冗談は置いておくとして。 「……どういうことなんでしょう…?」 置いておいても、わからない事しかわからない。 (20) 2022/06/01(Wed) 0:36:27 |
【人】 跼蹐 カナイ「…………、 あっ 突っ込まないでおこうと思ったのに…… 」諸行無常。古来より情けは人の為ならずとも言います。 聞こえなかったフリは通らないのだ。 「…どうぞ、寝られるなら寝てしまった方が良いと思います… 僕は……ちょっと疲れただけで、眠気はないので……」 (25) 2022/06/01(Wed) 1:07:06 |
【人】 跼蹐 カナイ「………外から…? 僕は何も聞こえなかったような気がしますけど…… ……神陰間さんは…?」 毛布を受け取り小さく礼を言いつつ、少し訝しげに。 この会議室は防音対策がしっかりとされているようで、 裏を返せば外からの物音も──勿論大きなものは聴こえるけれど。 ごく些細なものであれば殆ど聞こえない……ような。 「……どのみち用心した方がいいのは、そうなんですよね…」 何れにしても、それはそう。 会議室の扉に近い方へ椅子を一脚移動させて、 座ったまま毛布を被って目を閉じた。 寝入りこそしないけれど、疲労は少しましになると思いたい。 (28) 2022/06/01(Wed) 2:45:38 |
【赤】 跼蹐 カナイ「………嫌な気配がするんです…」 あなた達から、ずっと。 ぽつりと零したのは、何かが違う、という言葉へのある種の肯定。 怖がらなくていいという言葉に対しては、翻って否定となる。 臆病な加害者の最も強い意思は、恐怖に根差すものだった。 故に少しでも自身にとって脅威と感じたものに過敏だった。 そのようにして恐ろしいものを見付け出してしまった。 飽くまでも気質的にやや特定のものに過敏だ、というだけで その意思の象る形は感覚に関連したものではないけれど。 「……同じで、仲間であったとしても… それは互いに互いを脅かさない保証にはなりませんよね…?」 「どうしてそうやって笑っていられるんですか? どうして取り乱さずにいられるんですか? 僕は……あなた達の事も、他の人も、同じくらい怖いんです」 自身の事を何もかも一切合切棚上げにして。 視線は恐ろしいものでも見るように二人の表情を見遣って、 あたかも自分が弱者であるような顔をして怖い怖いと嘯いた。 (*10) 2022/06/01(Wed) 4:11:59 |
【赤】 跼蹐 カナイ「僕は怖い人が嫌です……」 「だから僕は、できるだけ… 僕が怖いと思った人に居なくなってほしいです……でも、」 それが無謀な事だとはわかっていた。 結局は自分以外のほぼ全てを恐れているのだから、 ある程度の順序は立てなければならないし、何よりも。 あなた達が、少なくとも。 自身の事を脅かさないものであるのなら。 それに越した事は無いのは言うまでもない事だった。 「…それでも、あなた達が…… 協力をとは言いません、ただ僕がそう思う事を否定しないなら… 恐ろしくとも、あなた達を排さない理由には十分です……」 「…誰からでもいいんです、僕は… あなた達を優先する理由が無いなら、他の人からで…」 この場で一番何を仕出かすかわからないのが、 その実自分自身なのだとわかっているのか、いないのか。 怯えたように自身の上着の縁を握り、ぶつぶつと続けた。 (*11) 2022/06/01(Wed) 4:15:29 |
【人】 跼蹐 カナイ暫く座ったままじっとしていた。 伊縫と結木のやり取りには耳を傾けど、口は挟まずに。 今複数人で話し掛けるとより混乱させてしまいそうだと思って。 その後に奈尾の声がすれば開いたドアにふと目を向けて、 その格好を見れば ひっ、と少々引き攣った声を上げた。 とはいえつい驚いてしまっただけなので、それだけ。 「………僕、ちょっと見て来ます……」 それからまた少し周囲の様子を窺って、 今この場所を空けて良いものか、どうか。 幾許か逡巡の後に篝屋の後を追う事にしたようだった。 (47) 2022/06/01(Wed) 13:31:32 |
【赤】 跼蹐 カナイ「……僕の平穏が、 あなたが皆を守る事と相反する事だとしたら?」 そろり、暴力的なまでの庇護欲を抱く者を見て。 「……元を断たず、諦めて、目を背けて逃げ続けるだけでは、 その間にも恐ろしいものはどんどんと膨れ上がり… いつかは暗がりを這い出して自分の前に現れるのだとしても?」 そろり、安穏な一時の為に自我さえ殺す者を見て。 天に跼まり、地に蹐して。 嵐をやり過ごした後に、望む日常は無いのだとしたら。 はたして自分達はいったい何処へ向かえば良いのだろう? (*16) 2022/06/01(Wed) 18:42:36 |
【赤】 跼蹐 カナイ豺狼路に当たれりいずくんぞ狐狸を問わん。 ちいとも答えの見えない考えに今耽るべきではないのだろう。 嵐が過ぎた後の棲家の心配をするのは、 上手く嵐をやり過ごす術を考えた後でいい。そのはずだ。 「……それでも構わないと言うのなら… 僕は、あなた達の事は……今は僕を脅かすものではないと……」 「…そう思う事にします」 ──今は。 一時の平穏がいつまでも続くと信じ込めはしない。 少なくとも、今は。 「……だからまず対処すべきはあなた達以外の誰か… …僕はここで、もう少し考えます。 お二人は自由解散でどうぞ、……」 「………その『声』は、隠し事には少し不便そうですね…」 ふと独り言のように呟いて、ちらりと声の主の方を見遣る。 こうして言及した事に他意はなくて、 ただきまりの悪い心地を隠すには不便そうだと思った。 (*17) 2022/06/01(Wed) 18:43:14 |
【赤】 跼蹐 カナイ/* というわけで本日の襲撃は凶狼が行こうかと思うにゃん。 流れ的にもそうだし言い出しっぺだしにゃん。 特に問題なさそうなら少々シンキングタイムののちお知らせするにゃんな〜 (*18) 2022/06/01(Wed) 18:45:17 |
カナイは、気絶は睡眠の内に入らないと思います。 (a29) 2022/06/01(Wed) 19:22:17 |
【人】 跼蹐 カナイ「………う〜ん……」 篝屋の様子を見に行った後、会議室に戻って来てからの事。 ホワイトボードに書き付けられたあれやそれやを見て、 疑うわけではないけど、なんとも現実感の薄い話だ、と。 そんな事を思いながら暫くの間控えめな音量で唸っていた。 その後にふとカエルだの猫だの犬だの落書きの一角を見て、 2くらいの出来の毛布おばけのようなものを書き足しておいた。 (65) 2022/06/02(Thu) 3:39:28 |
カナイは、あの、これは、違うんです。 (a36) 2022/06/02(Thu) 3:39:46 |
カナイは、悲しきモンスターを創造してしまったかも…… (a37) 2022/06/02(Thu) 3:41:10 |
跼蹐 カナイは、メモを貼った。 (a38) 2022/06/02(Thu) 4:00:01 |
カナイは、周りが上手すぎるだけなのでは?そんな気がしてきた。 (a43) 2022/06/02(Thu) 4:26:11 |
【人】 跼蹐 カナイ「やっぱりお腹は空かないですけど……何ていうか、 あんまり食べないのも胃によくなさそうですよね…」 挑戦者が現れました! はんぺんショックをうやむやにすべく、 適当なクッキーを一枚つまみ上げた。 狐animal。 (72) 2022/06/02(Thu) 4:59:18 |
カナイは、陸の生き物部門で言えば現状はトップだ。屁理屈Fox。 (a46) 2022/06/02(Thu) 5:02:19 |
【人】 跼蹐 カナイ「……え?あ、はい…いいですけど…?」 哀れなクッキーはさくさくされた後。 受け取るか否かはまあものによるとしても── 「あの皆目見当もつかないんですがこれはいったい???」 怪しい。容れ物が試験管なのが非常に怪しさを醸し出している。 物凄く訝しげに差し出されたものを見て、 それからやっぱり笑顔の青年を見上げた。 (75) 2022/06/02(Thu) 5:16:21 |
【人】 跼蹐 カナイ「 Melon soda. 」復唱。 「わからなくはないですけど…… …わざわざ何処かから探してきたんです…?中身……」 こんな状況なのに、なのか、こんな状況だから、なのか。 そんな事を思いながら試験管をおずおずと受け取った。 すんと鼻を鳴らせば確かに香料のわざとらしい匂いがする。 (77) 2022/06/02(Thu) 5:54:15 |
カナイは、でもまあ、メロン味はメロン味でした。 (a47) 2022/06/02(Thu) 5:55:53 |
【人】 跼蹐 カナイ「……はんぺん…………」 ネコチャンに食まれているはんぺん或いは雑巾[要出典]を見て なんとも言えない顔をしていたとかなんとか。 絵、皆さんお上手ですね。つまりおれの絵って相対的に見たら 味がある(婉曲表現)というだけなんじゃないでしょうか。 そんな事はない。 「……犬も、かわいいですよ。優しいし…」 犬派、ここでは結構少数派なのかな。 ちょっと肩身が狭い感じがして独り言。 別に派閥争いとかではないんだけど、わかってても。 (87) 2022/06/02(Thu) 15:05:20 |
【赤】 跼蹐 カナイ/* 凶狼通信だにゃん。現在こっそりこそこそ相談中……なんだけども おおよそ本日の襲撃先は結木さんになりそうだにゃん。大丈夫かにゃん? 念のためのご連絡だにゃん。 (*23) 2022/06/02(Thu) 16:35:36 |
【人】 跼蹐 カナイ>>90 神陰間 「う……す、すみません……頼りなくて… でも、神陰間さんが少しでも安心できたならよかったです…」 タブレットをはんぺんに見立てて食んで見せるあなたに、 もう少しだけ、ぎこちなく口角を……上げられたかな? きっとあなたは何度か見た事がある、はにかみがちな笑い方。 それはそれとして。 「ん"、んんんんん………」 開いてしまった。地獄の釜の蓋的な何かが。 「………あの……えっと……あれは……」 「…………」 ぎこちない笑顔のまま冷や汗をだらだらと流し、 たっぷり10秒ほど言葉に詰まった。視線が泳ぎに泳ぎ…… 「あれは毛布のおばけです……………」 屈した。 とはいえよくよく考えてみてほしい。 自分は別に明確にはんぺんや雑巾説を肯定してはいなかった。 つまりセーフでは? あれは実際毛布のおばけなのでは? (91) 2022/06/02(Thu) 21:59:20 |
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