【人】 助勤 サクヤ「鈴の音は、『日乃輪様』から隠り世への誘い。 神々が愛でるに相応しい「雛人形」を求めて、 見込んだ人間へ誘いをかける。 隠り世に心囚われてしまえば、現世に戻ることは叶わない。 鈴の音に応じてはならない。 ――けれど、鈴の音に応じ、 日乃輪様に見初められた者は皆、 「送り雛」として隠り世へ踏み入り、 人ならざる者たちからの寵愛を一身に受ける事が出来る。」 口にしたのは、実しやかに囁かれる噂話。 きゅ、と唇を引き結ぶ。 呆気に取られてばかりはいられない。 記憶が混濁する中、理性の火を灯す。 (15) 2022/03/18(Fri) 10:42:29 |
【人】 助勤 サクヤ「本当に、私たちが嫌がることや。 傷つけるような事はなさらない筈です…。」 肉体は。そう、密やかに付け足して。 酒を勧める妖に「未成年なので…。」と律儀に断りを入れていた。** (17) 2022/03/18(Fri) 10:43:11 |
【赤】 助勤 サクヤ―夢― 私は今までの夢を思い返す。 まだ胸の膨らみもここまで大きくなかった頃。 二日かけて。 愛でに愛でられ、ありとあらゆる雌としての悦びを刻み込まれて、処女を散らした。 夢はそこでは終わらない。 いいや。 一度終わったはずの夢は、繰り返す。 豪華絢爛を思わせる異形たちの場所だけではなく。 胸で達し、喉で悦を識り。不浄の孔も暴かれて。 恐ろしがりながら。不安がりながらも。 人の身であれば触れられぬ場所まで悦楽を刻まれた。 教え込まれた。染められた。 かくりよだけでなく。現世でも。 時間も場所も関係なくその夢は訪れた。 最初は一人に。やがては別の妖と共に。 (*0) 2022/03/18(Fri) 12:27:27 |
【赤】 助勤 サクヤそれでも。それらは『夢』なのだ。 何度も果てて、果てて、果てて、染められ切ってしまったように思えても。 全てを忘れるように。 これは夢なのだと。 その声に縋るように目を閉じ開けば、また、いつも通りに。いつもの日常に。 そう。 自分の身に起きていることから、逃げていた。** (*1) 2022/03/18(Fri) 12:27:54 |
【人】 助勤 サクヤ―隠り世・奥の院― 「…あそこで働いていますから。 何度となく、この噂は聞きましたし。 あそこで働く子に、良い雛になれると。 そう言われたこともあるんです。」 だから、だと。まだそう信じ込む。 そう信じていたいから。 それでも、目の前に起きていることに頭が痛んで、目を伏せた。 「それに、神様がそこまで悪いこと なさる筈が…ありません。 そう、…そう。 雛同士が愛で合う姿すら、喜ばれて…?」 そう。 そんな事、どこで知った? わからない。分からなくて、頭を抱える。 そうしているうちに、はあ、とこぼれた吐息は熱い。 頬が染まって。身体の芯に熱が宿る。 (27) 2022/03/18(Fri) 12:28:22 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「…ええ。大丈夫、です。」 呟いて。 豊かな胸を押し付けながら身を寄せる。 仮面の下。覗く唇に唇を寄せた。 啄んで。舌先で突いて。 隙があるならそのまま舌先を奥まで忍ばせる。 片手は胸元を辿り。帯から下へ。 浴衣の合間に忍び込むと雄の膨らみへ掌を押し付ける。 すりすり。撫でつけて、形を確かめ。 両側の妖も。周囲からも。 楽しげな。昂るような。そんな雰囲気や言葉が滲み出た。 「ん…、どこが、良いですか?」 微かに首を傾げて。 微笑みと共に。恥じらいを伴うようなそれとともに問うのは淫靡なそれ。 空いた指先で、相手の胸の芯を探ってはすり、と擦った。** (*3) 2022/03/18(Fri) 14:39:18 |
【人】 雛巫女 サクヤ―過去/初めての送り雛― 初めて。 迷い込んだのではなく、雛としてこの場所に呼ばれた時。 恐ろしくて、何が起こるか分からなくて。 だから。他の妖が手を伸ばそうとする中。 >>1:L1>>1:125一度は未知から助けてくれた、その姿を見つけて走り出し、縋りついた。 その時、人の姿か、それ以外の姿か。 どちらだったとしても。 奇跡的に夢の中。その姿を、声を、手を、思い出して。 「わ、わ、わたし、…わたし…!」 この人が良い、とも。 帰して欲しい、とも。 声にできないまま。何かを主張しようとする。 それでも雛が縋りついた相手がいると。 それなら無理に奪う事はない、という空気だったのか。 わたしはカタカタ震えながら、必死に彼に縋りついて。 泣き出しそうだったのを覚えている。** (37) 2022/03/18(Fri) 17:14:30 |
雛巫女 サクヤは、メモを貼った。 (a9) 2022/03/18(Fri) 17:16:48 |
【赤】 雛巫女 サクヤ―過去/初めての送り雛― 「あっ…?」 押し倒される。世界が反転するような感覚。 視線の先には紅の瞳。 自分の体がこんなに自分の言うことを効かなくなるとは知らなかった。 熱く燃える様になるとも知らなかった。 (*6) 2022/03/18(Fri) 20:09:22 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「んんっ! ふあっ、ひゃああんっ! あっ、ああんっ! へん、変になりゅっ、やっ、そこ、だめえっ!」 身体がビクビク跳ねる。 ぴりぴり痺れるような快感。 キスも初めてだったのに、ゾクゾクと背筋を伝う甘い悪寒は、お腹の奥底を痺れさせた。 衣服はいつの間にか剥がされて。 自分でも触れた事のない場所に。その奥まで。 そんな所からとろりと蜜が溢れてくるなんて、知らなかった。 「あっ、ああっ、ああああああ!!!!!」 初めて。硬く閉ざされた処女肉を暴かれる。 身が引き裂かれるように恐ろしくて。 けれど、痛い、と言うよりも。 充たされている。その感覚の方が強く。 されるがまま。愛でられるがまま。 下腹が膨れ、肉槍を引き抜けばこぽりと溢れてくるほどに白濁を胎内に注がれた。 二日目の最後には自分から腰を振って。 その気持ちよさに酔いしれて、もっと、と。 (*7) 2022/03/18(Fri) 20:09:48 |
【赤】 雛巫女 サクヤそうして、数年。幾度となく。 喉奥で。胸で。膣で。不浄の孔で。 白濁を受け止める悦びを身体に教え込まれていく。 現世では夢の中のこと、と記憶を封じられながら。 かくりよでも。現世でも。 雛としての教えを刻まれて。 …だから。 現世で他の男に犯されたのだとしても。 それも夢ときっと忘れている。 淫らで雛として愛でられる自分を思い出せるのは。 このかくりよと、彼に抱かれてるとき、だけ。* (*8) 2022/03/18(Fri) 20:10:58 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「んっ…。」 舌先を入れると酒精の味がする。 >>*9緩やかに吸われるとそれだけで甘くじんと痺れて。 味を確かめる様に。わたしもこくりと喉を鳴らす。 絡めて、擦り合わせて。口付けが解かれると唇が蜜でしっとりと艶めいた。 「いいえ。 …夢の中のわたしは、皆様に愛でられる雛なんです。 こう言う子、なんです。 いつもの私は、忘れてしまっているだけ…。」 雛としての悦びを知り、雛として妖たちの恣に愛でられる。 時に奉仕して。時に複数の相手とも。 だが、こうして人間相手に自ら動いたのは初めてかも知れなかった。 その分、夢の中では奉仕する事が身についている。そう言うことでもある。 下着越しに張り詰める熱にほう、と感嘆の息を漏らし。 つい、と。下着の中に指先を忍ばせた。 肉竿を掌で覆い、上下に摩る。 >>*10胸の粒を擦ると漏れた声。 その部分に唇を寄せる。唇で強めに挟み、舌先で唾液をまぶして濡らした。 (*11) 2022/03/18(Fri) 20:54:20 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「19です。今度、大学二年…。 私では不足ですか? お姉様方の方がよろしいでしょうか。 それとも…?」 からかってなど。 けれど不足なら、本来彼を愛でる妖たちにそれを譲ろうとも思う。 どちらが良いか。お兄様方、という方針もあり得るけれども。 胸元をしゃぶりながら上目遣いに見上げ。 彼の手を取り、私の大きな胸元へとそっと添えた。 「ご奉仕されるより、愛でる側の方がお好きですか?」* (*12) 2022/03/18(Fri) 20:54:50 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「ひゃうっ!」 >>*13背筋をなぞる指先。 それだけで高く甘い声で囀る。 背筋を逸らして。ほんのりと頬を染めて。 「ふふ、…最後までしても。ひどいことをしても。 良いんですよ、雅さん。 …罪悪感、ありますか?」 >>*14年齢を気にしている様だったから。 そして理性を優先した言葉に聞こえたから。 だから気にしなくて良いのだと、枷を外す。 彼が気にしたとして。 此方はもう、何処もかしこもお手付き済みだ。 腰を更に抱き寄せられる。 言葉に詰まっている様子は見てとれた。 それならどうすればより良いご奉仕になるか。 妖たちの目を満たす事ができるのか。 (*15) 2022/03/18(Fri) 23:00:49 |
【赤】 雛巫女 サクヤそう考えて、私は緋袴をたくし上げる。 行灯袴はスカート型だ。たくし上げるのに向いている。 そのまま、下の白い長襦袢もたくしあげると、私の両脚が露わになった。 そして、彼の怒張を取り出し。 きゅっと閉じた私の脚の合間に導く。 白い下着はまだ乾いているけれど、下着と太ももとの間にできる僅かな隙間に彼を導こうとした。 「んん…っ。」 彼の熱を掌以外でも感じて、蕩けそうになる。 上手く挟み込む事ができれば腰を揺らめかせて。 二度、三度、と腰を揺らすうち、くちっ、と下着越しに私の蜜が溢れてきたことも知れるだろう。* (*16) 2022/03/18(Fri) 23:01:07 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「そうなんですか?意外ですね。 ナンパ講座から、そういうのも、お好きなのかと…。」 愛がなくても愛でられるのかと思った。 年齢も、自分は合法だからセーフだと。 それで良し、としないあたりが"良い男"であり。 あのお姉さんを泣かせる所以だったのかもしれない。 つまりは、良い男だから。 不安になる。自分を好きでいてくれるのだろうかと。その優しさは自分だけに向けて欲しいのにと。 そんなことを思いながら。けれど、思考は新たな刺激に霧散する。 (*20) 2022/03/19(Sat) 0:14:29 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「あんっ、ぁ、胸、頑張って、維持、してます…。」 綺麗と言われたから。 垂れないようにとの日々の行いが良かったのだと主張。 白い着物の内側には下着はつけていたけれど、だからこそ胸の丸みをしっかり維持できていた。 平たかった先端は指の腹の刺激で直ぐに突端を表して。 ツン、と彼の指先にその存在を主張する。 んくっ、と息を呑んで身を震わせた。 「着たまま…ですね。ふふ、巫女として、頑張ります。 んんっ、悪い巫女で、ごめんなさい…?」 いやらしい姿はもっとさらに奥。そう思う。 でも着たままで、見えそうで見えない行為もまた良いだろう。 ひそやかに行われる淫蕩な行為も悪くない。 周りの妖の皆様も楽しんでくれているようだ。 だから彼の首に両手を回し。 緋袴に隠された内側。下着越しの女陰を熱に滑らせるように擦り付けて。 (*21) 2022/03/19(Sat) 0:14:53 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「んっ! んんっ、ふああっ!」 くちゅっ、ぐちゅっ、くちゅっ。 擦り付けるたびに溢れてくる蜜。 それと布と熱が擦れあってより淫靡な音となる。 「きゃぁうっ!?」 高い声を上げたのは、唐突に腰を突き上げられたから。 下着越しに先端が埋まる。 ほんの先端。それでもびびく、と腰を震わせ一瞬動きを止めた。 くす、と笑う。そして、向かい合わせに抱きつくようにして囁いた。 (*22) 2022/03/19(Sat) 0:15:16 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「…お尻でも、良いんですよ?」 最後までしたくないのは。 妊娠が心配だとか、そういうことだと思ったから。 それなら後ろを使えば良いし。 別に、普通に愛でてくれても構わない。 それでも女陰にそれ以上は入れず、腰を浮かせてまた彼の熱に濡れた下着を擦り付けた。 肉竿に蜜をまぶすよう。 「んんっ、んっ、…もっ、と…。」 これだけだと刺激が淡くて。 つい、甘えて媚びる声が溢れた。** (*23) 2022/03/19(Sat) 0:15:38 |
【赤】 雛巫女 サクヤ>>*19キスして。 そう言われて、確かにと唇を重ね合わせた。 迷うことなくそのまま舌先を潜り込ませて。 彼の頭を抱き寄せながら舌先と舌先とを擦り合わせ絡めていく。 ちゅく、ちゅうっ、と。 乳飲み児が甘えるように吸い付いて。 唇をほぼ離さないまま、荒く息継ぎをして。 優しい舌使いは甘く、少し気持ちが落ち着く気もする。 それでも腰の動きを止めずにいれば。 指先が、花芯に触れるのを感じて。 「ひゃうっ!? んっ、ふ…!」 びくっ、びくっ、と腰が跳ねてしまう。 あっという間に下着は無意味なほどに蜜で濡れて。 ひくく、と花弁が悦楽に震えて飢える。 (*24) 2022/03/19(Sat) 0:28:01 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「あっ、あっ、ああっ!?」 キスも疎かになって、身を屈めてしまう。 でもこれでは。 自分ばかりが良くなって。 彼を果てさせることなく終わってしまいそうで。 「あっ、だめっ、さき、イッ、…〜〜〜〜〜っ!!!」 何とか、腰をゆらめかせて立て直そうとしたけれど時すでに遅く。 大きく痙攣すると、そのままひくひくと体を震わせる。 そのまま脚に力が入らず、腰を落としたから。 彼の熱の上に濡れた下着越しに腰を下ろす事になった。** (*25) 2022/03/19(Sat) 0:28:23 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「んんっ、ふ…ぅ…っ。」 キスは好き。 >>*28だから、悪いお口はどんどん塞いで欲しい。 深く塞がれると瞼を下ろして。まるで愛しい人とそうしているみたいに甘く吸い付いた。 程よい窒息感。口腔の粘膜が自分以外の誰かに触れ、擦られ、それだけで甘く背筋を震わせ蜜が溢れゆく。 やがて最も敏感な場所の一つ、雌芯を擦られてあえなく果てた時、唇は離れてしまうのだけど。 「はあっ、はあ…。ん、そこ、弱いんです…。 …ぁ。」 優しく。彼が慰撫だけを込めたのだとしても。 愛でられる為に快楽を刻み込まれて。 愛でられる為の場に在って。 一度火がついた身体はそれでも快楽を紡ぎ出す。 ふる、と体を震わせて。 でも、小さく声を漏らしたのは。 (*52) 2022/03/19(Sat) 7:44:37 |
【人】 雛巫女 サクヤ「ほ、ほかの雛の方が良いですか? それともやっぱり、お兄様、お姉様方の方が…?」 私では彼を満足させられないなら。 此方を楽しげに見つめながら、手薬煉引いて待つ彼らに譲り、わたしも彼らのもとで愛でられることも考える。 もっと大人の雛の方が、彼は困らないのかもしれないし。 そんな中。 >>73新たに問いを向けられて。 どう、だったか。記憶を探る。 「…最初の時は。二日、抱かれ続けました。」 その後。いつまでいたのかは分からない。 分からなくなってしまった。 ほかの雛がどうだったのかも覚えてなくて。 「たくさん。たくさん。教えられて。 でも。夢だから忘れろと、今までは。 元の世界に帰るように言われて。でも。 何度も。何度も。…でも。 わたしはこれがもう最後。」 火照りは鎮まら無いけれど。 此方から求めることはしないのは、余所見されたことで少し気落ちしていたからだ。 (75) 2022/03/19(Sat) 7:45:21 |
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