部隊長 シュゼットは、メモを貼った。 (a12) 2020/05/18(Mon) 23:30:43 |
【人】 部隊長 シュゼット[―――が。] ……今日は、ペンギンを診察するのか? [机の上で包帯を絡ませもぞもぞしているペンギンを指して あまり気にしていない様子のルークに思わず聞いてしまう。 ……それとも、なんだろう。 最近のこの医務室の軍医ルークの趣味は、 包帯ぐるぐる巻きのペンギンを眺めることなのだろうか。] おかげさまで。 あの薬。苦いだけのことは、あるみたいだ。 背中も、もう"痛い"感じはしなくなった。 ぴりぴりする感じは全く。ない。 [ペンギンをちらちらと気にしながらも、 >>100"座って"と言われれば、言われるがままに座り。 聞かれた事を思い出しながら答えていく。 前回に比べて、体は完全に治ったと言っていい。 背中も、実際、医師の目から見ても完治してるのだが 答え方がこれで正しかったかどうかは、僕にはわからない。] (120) 2020/05/19(Tue) 1:39:31 |
【人】 部隊長 シュゼット 体調……そうだね。 昨日の副作用は最悪だった、けど、 すぐ収まって、よかったよ。 毎日飲んでる薬の副作用は、慣れたみたいで 今は、少しは、マシになったかな。 [マシになった、と言いながら膝の上の両手をぐーぱー。 昨日は酷い副作用の手先の痺れのせいで、 投薬直後は、ここまで指を滑らかに動かせないぐらいだった。] (121) 2020/05/19(Tue) 1:40:49 |
【人】 部隊長 シュゼット ……あぁ、ほら、 それじゃ、もっと絡まる。 [(最近、変な夢をよく見ること以外) 質問には正直に答えてはいたのだけれど。 横の机でペンギンがもがくのが気になって仕方なく。 ついに、見ていられなくて、手が伸びる。 ペンギンが無事抜け出すことに成功したなら それはもう、自分のことのように喜んで。 頭をわしわしと撫でて。] ほら。ぶどうの飴。 包帯は絡まるから。あまり近づいちゃ、駄目だ。 [手を取れば、包み紙一つ。 ペンギンがそれを持って、少し離れたところに行くなら 僕は軽く手を振って彼と別れ、 軍医の診察へと戻るだろう。] (122) 2020/05/19(Tue) 1:41:05 |
【人】 部隊長 シュゼット[ただ―――診察の続きを、と思って ルークの方へと椅子の向きを戻した時に。 医務室の光の加減のせいか、 さっきはあまりよく見えなかった顔がよく見えた。 >>93どんなふうにすればこんな痣がつくかなど 長く兵士として経験を積んでいれば、すぐわかることだ。 一気に、慌ててしまった僕は、] ……!!! ルーク、その顔、どうしたんだ。 手当を……そうだ、氷で冷やして、 僕、この後は何もない、から、 他にもできることがあれば、なんでも……!! [打撲の治療には冷やすことが大事、なんて、 軍医であるルークが知らないわけがないのに。 氷はどこにあるだろう。 そうだ、ここには、遺失技術の冷却装置を使った 冷蔵庫が備え付けてあったはずだ。] 君も、手伝って……! [ルークが止めることが無ければ、 静観していたペンギンにも声をかけて、 僕はその場に立ち上がり、氷を取りに行こうと。]* (123) 2020/05/19(Tue) 1:41:44 |
【人】 部隊長 シュゼット―>>85検査の前日:夜の見張り台― [新しい薬の投薬が始まってから数日後。 最初の数日は、拒否反応が凄くて。 頭痛はするわ食欲もなくなるわで慣れるまでが苦労した。 顔色の悪い僕を見た部下達にも心配される始末で、 僕は「大丈夫」と笑顔をなんとか作るのが精一杯。 戦闘訓練は一応こなせてはいたけれど、 いつもなら全弾避けられるゴム弾が数個頬を掠めていき、 明らかな調子の悪さに、軽く舌打ちもしたものだ。 数日経って慣れてくれば、マシにはなってきた。 こんなに酷い副作用が出るなら、 早めに薬を変えて貰おうと僕は思っていたが。 これが、>>93"少しでも無理がかからないように"との 軍医の計らいのお陰で"この程度"で済んでいるのだとは まだ僕は、気づいちゃいなかった。] (124) 2020/05/19(Tue) 1:42:20 |
【人】 部隊長 シュゼット[ここ数日は頭痛も酷くて、 見張り台に来ても、日記を書く気にもなれなかった。 でも今日は、やっと体調が戻ってきたし、 丁度、また、変な夢を見たところだった。] ……日記、って。数日空いても、いいのかな。 [付け始める前に誰かに聞いておくべきだった。 少しの間、引き出しを開けた体制でうーんと考え、 元々、形式など何も気にせず書き始めたことを思い出せば まあいいか、で済ませて、タブレットを取り出す。 前と同じようにして、暗証コードを打ち込んで。 さあ、いざ続きを書こう。と。 ……身に覚えのない文章を前に、尻尾がふるりと揺れた。] (125) 2020/05/19(Tue) 1:43:02 |
【人】 部隊長 シュゼット え、……僕の、日記、見られ…… コード、そんな簡単だった……? いや、でも…… [混乱しつつも、2ページ目に増えていた文章を目で追う。 このタブレットを開けられた理由として、 相手が『軍医』であると予想はしていた。 その予想が当たっているかはわからないが、 見られたことについては、嫌な気はしなかった。 僕は、タブレットの操作履歴の見方を良く知らない。 見てしまったことなど、黙っていればバレないのに。 丁寧な言葉で綴られた謝罪に。 "遺されている物が無いかと思って"なんて 亡き父親のかつての所持品を見つけてしまったから 開けてしまったという、日記を見た理由。 親切で優しい人なんだなあと、顔も知らない相手を想像した。 理由を見たら、怒る気には全くなれなかったんだ。 でも……知らず、配給されたまま使ってたとはいえ これは、このまま僕が使っていていいものなのだろうか。 誰かの遺品であれば、渡してあげた方がいいのではないか。 そう思うと、なんだか胸のあたりが辛くなってきて、 僕以外誰も居ない、深夜の見張り台の中で 一人、しょんぼりと項垂れる。] (126) 2020/05/19(Tue) 1:45:53 |
【人】 部隊長 シュゼット[少しして、先を読み進める。 最後まで読んだ時にこみ上げてきたのは、高揚感だ。] ……ほし……星、かぁ。 [綴られていた言葉を何度も何度も読み返しては そこに書いてある、今まで知らなかった言葉を呟く。 一緒に増えていた、音楽のファイルを開くと、 辺りには、穏やかな響きのメロディが満ちていく。 僕は、『ほし』と『ほし』をつなぐ、という言葉の通りに 外に輝く、この世界の星……光る草花を指先で追って、 世界を旅するような気持ちで、夢中になって繋いだ。 ―――今まで聞いたことなどないはずの、 星々を旅する歌だという、そのメロディは。 何故か、昔に聞いたことがあるような、そんな気がした。] (127) 2020/05/19(Tue) 1:46:42 |
【人】 部隊長 シュゼット[見張り台の引き出しを開けた当初の目的は、 日記の続きを書くことだった。 そのことを思い出し、僕はまた日記を書き始める。 前に日記を見て、謝罪と意見をくれた人が。 また、引き出しを開けてはくれないだろうか。 そう思いながら、日記の最後を締めくくり。 僕はまた元通りに引き出しにタブレットを仕舞い、 その日の見張りが終わるまで、 光る草花を『星』に見立て、旅人の道を指で紡ぎ続けた。]* (128) 2020/05/19(Tue) 1:47:41 |
部隊長 シュゼットは、メモを貼った。 (a15) 2020/05/19(Tue) 2:02:27 |
部隊長 シュゼットは、メモを貼った。 (a16) 2020/05/19(Tue) 2:02:41 |
【人】 部隊長 シュゼット[天の大穴から最初に現れた怪物から 大怪我の状態で一人だけ生き延びたのがシュゼットだ。 彼は、当時の"警備隊で唯一の生き残り"。 右手の義手から放たれる光線で怪物を葬り去ったが、 それまでの死闘で、記憶を無くしてしまったのだ。 ―――これが、一般的に伝えられている、 第一攻撃部隊隊長の、武勇伝である。] [その時無くした記憶を取り戻すため、 副作用の酷い投薬を定期的に受けているということは シュゼットの部下など、一般兵達は知らない事。] (212) 2020/05/19(Tue) 23:32:41 |
【人】 部隊長 シュゼット[最初の怪物の襲撃の後、 駆け付けたこの世界の上層部たちは つまり今の司令官達など、軍の上官にあたる。 彼らが回収した機械の怪物は、 兎の義手砲の一撃が原因で機能停止したと結論づけられた。 怪物の側に倒れていた兎が、機械の怪物を葬った。 それは、まごうことなき事実だ。 ……だが。] (213) 2020/05/19(Tue) 23:33:49 |
【人】 部隊長 シュゼット[一つ。軍の上層部と一部の研究班の者しか知らない事。 シュゼット本人にも伝えられていない事実がある。 "シュゼット"という、片腕が義手の兎の存在は 調査拠点を警備していた警備隊の隊員名簿の どこにも、存在していなかったのだった。 最初の襲撃の怪物についても、 遺された残骸は回収され、調査がかなり進んでいる。 ……当時の情報が殆ど無い物が、未だに一つだけ。 すなわち、それは現場に一人倒れていた――― ] (214) 2020/05/19(Tue) 23:34:28 |
【人】 部隊長 シュゼット ……ルークは、……いや。なんでもない。 [>>140優しいな、と言いかけた口を閉じる。 上が、僕の記憶の回復にここまで躍起になっているのは 最初の襲撃の情報が、少しでも欲しいのだと思っていた。 それでどの軍医も、上からの命令には逆らえずに…… もしくは結果を出して上に気に入られたいのかもしれない。 少なくとも、僕は、そう思っていたんだ。 僕の『検査』は、僕の体調など考えないような そんな者が大半だった中で。 僕をここまで気遣ってくれるのは、ルークだけだった。 彼にとっては、患者相手なら当然のことかもしれないが。 この時間は患者扱いされないことが多い僕にとっては、 >>138彼の顔を見て思わず緊張を緩めてしまったのも ごく、当たり前のことだった。] (215) 2020/05/19(Tue) 23:38:16 |
【人】 部隊長 シュゼット さあ……。 少しでも早く、最初の襲撃の情報が欲しいから、 時間をかけるのが、惜しいとか……じゃないかな。 ……僕は、そう聞いてるけど。 [違うのだろうか、と。首を傾げる。 カルテを書いてゆく彼のペンを握る指先に 少し力が入ったように見えて。 (―――やっぱり。怒ってるように、見える。) 怒ってるかどうかや僕に優しいと感じたことは 逆に反感を食らいそうで言い出せなかったけど。 どうしても気になって、おずおずと。] ……ルークは。 僕が忘れている記憶、気にならない? 他の軍医みたいに、は、……しないんだな、って。 勿論、ああして欲しいわけでは、ないよ。 ただ、……他の軍医と、違うから。 [問いかけ終えたあたりで、ペンギンが更に絡まって なんとか包帯を解き終わったあたりで一息。 どうなんだろう、と。ルークをチラ見した。 黒衣のフードは感情が出やすい耳や尻尾を存在事隠して おまけに、顔に影まで作ってしまうから。 僕が、彼が殴られているのに気づかなかったのは きっとそのせいもあったのだろう。] (216) 2020/05/19(Tue) 23:39:31 |
【人】 部隊長 シュゼット[―――さて。 僕がルークの顔の痣に気づいた後は大変だった。 僕は自分は強い痛みを感じることがほぼ無いのに 他の人が痛そうにしていると、 見ていられない気持ちになってしまう。 >>143ここに居ない、名前もまだわからない相手を できることなら、この義手でぶんなぐってやりたい気分だ。] 苦い薬と、おさらば……? そんなこと、その状態で言うか!? あぁ、ごめん。僕が、早く気づいてれば、 『検査』があったから、冷やせなかったんだろ、 いや、…もっと早く来れてれば、 殴られる前に、止められたのに……! [思わず声が大きくなって、ここに居ない相手への怒りと ルークへの心配を混ぜこぜにして。 氷を持ってくれば、眉を下げて泣きそうな顔でおろおろ。 もし、何故心配するのかと不思議そうにするなら、 こう言うだろう。 ――確かに、ルークは僕に苦い薬を出すけれど 無理をさせたり、強引な治療は絶対しないから。 いつも世話になっているんだ。 心配しないなんて、ありえないよ。 ……と。ここにいない誰かへの怒りの残る語調で。] (217) 2020/05/19(Tue) 23:40:28 |
【人】 部隊長 シュゼット― 外壁の外へ ― [今日の『検査』が終わった今。 僕は外壁の『外』に、ルークと共に向かっている。 今日の検査はつつがなく終わって。 今日寝る前に飲むよう処方された薬も、 昨日よりはだいぶ量も種類も少なかった。 薬を減らしてもらえたことについては 素直に「副作用が減るのは嬉しい」と伝えた。 できれば検査は毎回ルークがいいとも思ったけど それは僕が希望しても叶うものではないので、黙っておく。 次の見張り当番は明日の夜だったし、 今日これから何もないのは本当だったから、 彼の頼みについては、一つ返事で頷いた。 次に天から怪物が降ってくるまでには時間があるが、 この辺りは少ないとはいえ、周辺には野生生物も居るのだ。 外壁の外に行くなら、護衛は必要である。 武器の大剣を背中に背負って、同行しただろう。 (護衛の意味もあったが。殴られて平然としている彼は、 とても危なっかしく見えてしまって。 一人で外に行かせるのは、とてもできなかった。)] (229) 2020/05/20(Wed) 0:28:19 |
【人】 部隊長 シュゼット[まさか、ルークが同じようにしているとは思わずに。 外に出て、周囲を見回し、天を見上げた時には、 つい、草花の放つ輝きを目で追ってしまったりして。 ……彼が歩き始めたのに気づけばすぐに、後を追った。 普通に歩けば僕の方が歩幅が広く早そうだったから ランタンを手に持ち、彼に合わせてゆっくりと歩く。] 残しているもの、……通信機、 …………うん。何度あったか、数えてないけど。 今までのは全部、解析を進めてるとは、聞いてるよ。 [ゆっくりと歩く僕たちの周囲では 青や赤、黄色など、色取り取りの淡い輝きがある。 頭上高くには大きな『月』が、昼間の『太陽』よりも 遥かに控えめに、黄色く輝いていた。 周囲を警戒しながら歩くけれど、 幸い、危険そうな獣はいなくて。 植物の影で小動物が寝ていたりするぐらい。 普段は、解析結果は文書に纏められて 軍内部で順番に回ってくるから こうして、解析に関わった者から、 直接見解を聞くことが出来るのは稀なことで。 危険がないかにだけ気を払いながらも、 僕は、ルークの言葉に耳を傾けていた。] (230) 2020/05/20(Wed) 0:29:26 |
【人】 部隊長 シュゼット あぁ。それは、僕も聞いている。 なんで爆発したかまでは、伝わって無かったけど…… あれは、機械の怪物が、原因だったのか。 [原因については、あり得る話だと思った。 あれだけ銃器を積んでいる機械の塊だ。 取り扱いを一歩間違えば、爆発するようなものだって もしかしたらあるかもしれない―――と。] (231) 2020/05/20(Wed) 0:33:12 |
【人】 部隊長 シュゼット[でも、ルークが語るのは、僕の予想とは違う話で。 >>146驚いて、彼の方を見ただろう。] 遠隔で……爆破された、と? でも、そうだ。 怪物……機獣と呼べばいいか。 機獣を操作する者がどこかにいるなら、 あり得ない話では……無いと思う。 [ふむ、と考えながら進んでいれば。 いつの間にか、同じペースで歩いていたはずが、 彼は数歩後ろで立ち止まってしまっていた。 何かに耐えるように、顔を顰めている。 殴られた痕が痛むのだろうか。 それとも、何か、辛いことがあったのだろうか。 どう声をかけようか、悩んで。 力には自信があるからおぶっていこうかと そう声をかける案を思いついたが一瞬で却下する。 何事もなかったかのように歩き始めてほっとしたが、 心配の種が自分の胸に芽生え、ざわついてしまう。 元気づける……とは違うかもしれないけれど、 彼に何かできないか、とまた考えながら、 >>147先になんていかない、との意で、首を振る。] (232) 2020/05/20(Wed) 0:34:19 |
【人】 部隊長 シュゼット ルークの話を聞きながら行くのは、楽しいし。 僕は、急ぐ性格じゃあ、無いから。 うん、……そういうこと、なら。 四つ足が、大きく破損したのはあっちだ。 [襲撃の当日に、戦った場所ならよく覚えている。 何か遺されているとすれば、大破の際に飛び散った破片に 含まれている可能性が高いと思った。 僕は、あっち。と、ランタンをその方向へ掲げて。 付かず離れずの距離を先導して歩く。 ―――そうだ。と、一つ思いつき。 一緒に来ていたペンギンの方を見て、 もしその子と目が合えば、 ポケットから包みを取り出し、口元を緩めた。 >>142本当は、診察が終わった後に一緒に、と思ったけど 色々あって、そんな余裕はなくなってしまっていたから。 確か、ペンギン君もまだ食べずに持っているはずで。] (233) 2020/05/20(Wed) 0:35:57 |
【人】 部隊長 シュゼット[その紫の包みを、ルークの方へと軽く放り投げる。] 甘いもの、頭を動かすにもいいらしいよ。 体を動かすエネルギーにも、なるから。 探し始める前に、皆で食べないか? [ルークの手元には、紫色の飴玉が一つ。 味は勿論、ペンギンに上げたのと同じブドウ味だ。 甘すぎず、それでいて癖になる美味しさの飴。 今回、基地の売店に久しぶりに入荷していて、 数個手に入れるのにも苦労したのだ。 入手した四個の内一個は見張りの時に食べてしまったから 残りはここにある三個だけ。 僕は最後にポケットに残った自分の分を口へ入れると。 へらりと笑って、言ったのだった。] 最初から、今日は三つ持ってきてた。 だからそれは、ルークの分だ。 [周囲を探すと言うなら、本来夜行性である兎の 夜によく利く赤眼は役に立つはずだ。]** (234) 2020/05/20(Wed) 0:39:18 |
部隊長 シュゼットは、メモを貼った。 (a22) 2020/05/20(Wed) 0:41:50 |
【人】 部隊長 シュゼット[>>242ルークの言うことがわからなくて 僕はこてりと首を傾げる。] うー、ん。 そぶりを見せるも、なにも。 嫌に思う理由が、無いし。 苦い薬も……あれで治らないなら、そう思うかもだけど。 元々、非番の今日は。 『検査』の後、散歩に行こうと思ってたんだ。 [>>0:18ルークの噂も知っていれば、 >>0:20普段の様子だって、見たこともある。 >>0:157確かに、逃げようとすることもあったけど それは、苦い薬が嫌いだからと言う理由があるのであって。 その日に他の軍医が当直だったとしても、 まず僕は、逃げようとしただろう。 助けてくれたという恩があるとはいえ、 僕が苦手意識を持っている人物は、総司令ぐらいだった。 総司令はいつも、記憶が戻ればいいと微笑みながら言うが 色のついたレンズの奥にある目が、たまに見えた時。 僕を見る目は、いつも冷ややかな色をしているから。] (292) 2020/05/20(Wed) 20:14:45 |
【人】 部隊長 シュゼット ……僕は、ルークの方が変わってると思うけど。 人がにがにがに苦しんでるのを、楽しむなんて。 [ぷすっと息を吐いて、笑うルークをジト目で見る。 どこか、作った笑顔のような微笑みに。 揶揄われてるような気持ちになりかけた。 でも、……彼の言葉に裏はないように思えたから。 その言葉の意味を、なんとなく考えた。] (293) 2020/05/20(Wed) 20:15:26 |
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