長いこと盲目でいると、次第に色々なことが感覚で出来るようになってくる。食事やら、料理やら、館の掃除やら、鶏の世話やら、家族の使いっ走りやら、どうも家事雑用が目立つけれど……兎も角、私は着替えだって誰の手を借りることなくできるのだ。
　そういうわけなので、私は魔女から受け取ったドレスに着替え、ガラスの靴を履き、最後の薬を懐に仕舞い込んだ。
　ネズミちゃんが変化したらしい馬車に乗り込み、その時を待つ。
　やがて揺れが収まると、私はネズミちゃんにお礼を言って、石畳の上へと降り立った。

武闘会のルール、なーんにも決めてなかった。
こんなに人が来るなんて思わなかったし……

とりあえずリングに上がってもらって、先に膝をつくかリング外に出るか、降参を宣言した方が負け。勝った人でトーナメントにしよう。

武器は使用禁止。拳とか美しさとか、なぞなぞでもラップバトルでもいいから、とりあえず勝負をつけてきてー。

オホホホ！

ハハンに背を押されたかしら
ふしぎね、肩の緊張が少しとれた気がするわ

フゥ〜〜！！！
馬になったネズ美ちゃんにしがみついてたらお城にトー着！！！
途中でカボチャの車輪に巻き込まれたけど無事ヨォぉ！！！

>>2 フッ アタシの真価を魅せるときが来たようね
拳… 美しさ… 謎々… ラップバトル… 短歌…
なんでもイケる イケてるﾊﾟﾊﾟﾝ

[ 相手は仮にも王族だ
突然話しかけるのは失礼かもしれない

僕はトランペットを構えた ]



>>2 エレン
そこの君
ちょっといいかな？

>>1
チュ！
［美魔女さんによるとチーズを齧っている間変身が続くようです
シンデレラが一緒に、と誘ってくれるのなら残りのチーズを　　　大事にしまいマウスに戻って喜んでついていくことでしょう］
チュチュー！！
［ぶとうかいって何するんだろう？とわくわくしているようです］

>>7

なに、あれ。早くつまみ出して。
門番ってやっぱり仕事してないよね。
　

>>10鼠

あラァ
何でもありのトーナメントなら我が家の勝率上げるためにゴリーちゃんも連れて来てあげればよかったわよォ

>>6ゴリー


さ〜て、美し〜い者〜達の持ち物をお〜鍋に……って何〜だいこ〜の有り様〜は？美し〜さの欠〜片もな〜い！！
ま〜ずは整〜理整〜頓か〜らしてや〜る！！

>>11
ご機嫌麗しゅう、エレン王子殿
まあ！近くて見るとより一層端正なお顔立ちですこと！

わたくし、ヘラローズ家の者ですの
ぜひ親交を深めていきたいですわね〜！

そうそう、本日の舞踏会にそれはそれは美しい娘が参加してますので見逃さないようによ〜くご覧になって？
きっとその子が未来の妃になる女性ですわ！
オホホホ！

>>11 エレン
なんだと！？
まさか腐敗の中心は王子か！

[ なんということだ
刑事である僕をひと目見た瞬間に排除にあたるとは…！

押し寄せる兵士達、去って行く王子
おのれ……！ ]

おや、このような場に興味があるとは思わなかったね。

>>15

今晩は、ミセス・ヘラローズ。
此度は急な招待にも関わらずご参加頂き感謝します。

ミセスの御贔屓の令嬢がどなたか気になりますが、ご縁があれば自ずと惹かれ合うことでしょう。
是非ゆっくりしていってください。
　

(これでいーい？おっけー？)

(えーーー　この調子で猫被れ？めんどくさ……)

このままでは多勢に無勢だね
仕方ないから自慢の伝説の武器を使わせてもらうよ


[ 僕は懐から ただならない気配を発する刀を取り出す

◆◆

対象の体温に反応し、肌には傷一つ付けずに着衣や鎧だけを切り裂くという、ありがたすぎるくらいに健全な刀である ]



[ いや、違う。これは…

ゴボウだ。
非常に力強く、太く、ただならない土臭さを発するゴボウだ
よくぞここまで育ったと思われる

それはともかく、よく似ているので間違えて持ってきてしまったのか…！ ]

よォ...
ヘヴンリーな夜を届けに来たぜ...

官能的で情熱的...ムードあるブトウカイ...楽しめそうなんでナ...
ついでに見に来たゼ......


別に灰被りのが心配だとか....そんなんじゃあねェからな...

>>12
チュー！！
［マウスはどこからともなく取り出した蝶ネクタイを着けて髭を一撫で
シンデレラの肩に乗せてもらってぶとうかいに出陣するようです］

>>21
チュ？チュワー？？
［下半身が寒そうなあの人はゴボウを振り回して何をしているんだろう？と言っているようです］

きゃー！！✧
貴女がこの街の魔女さん…？>>1:111

あの、弟子にしてくださいっ！！！
もう10年近く修行してるのですけど…物を動かす魔法なら、3�oくらい動かせてるよーな…？空も1.5秒くらいなら浮いてるよーな…

武闘会に出れば火事場の馬鹿力的な感じで魔力に目覚めるんじゃないかなって！
ところでこの国の王子様はどうして突然武闘会なんかを開こうと思ったのかしら〜

[ 響き渡る兵士達の怒号
ぶつかり合う白刃と僕の脛
やがて１人、また１人と崩れ落ちる

最後に立っていたのは
必要以上に風通しが良い僕だけだった ]


mob兵士など大地のミネラルの敵ではなかったね
新鮮なゴボウは岩をも砕くよ