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【人】 夜の一族 チャンドラ>>4:+34 ポルクス 「ええ、そうよ。 命潰えるまで、生きてみないと」 わたしはそう笑う。 わたしを暖めてくれた 篝火 。その一端であるあなたへ。 どうか、今度はわたしの言葉を 篝火 にして。どんなに暗い夜の中も、昼の民は叡智で照らすことができるのだから。 「わたしたち人間は、転んだあと立ち上がることもできるのよ」 わたしは賢者ではない。 でも、賢者に似て非なるもの。 昼の民とは違う理に生きている。 でも、わたしも間違いなく人間よ。 その括りを使うときだけ、昼も夜も関係ない。 わたしたちは、わたしたちになる。 (0) 2021/10/23(Sat) 23:15:00 |
(n0) 2021/10/23(Sat) 23:20:11 |
【人】 死神 ゲイザー>>4:72 ゾズマ 「だろ〜?」 ”同じ”。その言葉に上機嫌さの滲んだ声色で返した。 今にもハイタッチしそうなくらいだ。 パイを食べながらなので、実際には行わないのだが、 そしてその上機嫌さは、 あなたが気弱さを露呈させても変わらない。 一度殺しかけたのだが、見事に手のひらを返している。 あるいは喜怒哀楽が激しいといっても良い。 「……そうだよ。バケモノに人格ごと食わせたんだ! 因果応報だろ? ……でも、オマエは違う。 オマエはちゃんと覚えてる。ちゃんと大事にしてくれてる」 ……イマジナリーフレンド。 小さなころだけの、頭の中のお友達。 きっとそれは、いつかお別れしなければならない存在。 あなたが、ゾズマの仮面をかぶることをやめたように。 「そうだ! 意趣返しをしてやる。 なァオマエ、ゾズマだっけ? オレの友達になれよ!」 殺人鬼はにっかりと笑った。 (1) 2021/10/24(Sun) 10:33:30 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィス>>舞台袖 ぱちん。……きゅ。 竪琴の42弦全てが張り替えられた、ちょうどその頃。 館の主人が瞳を閉じた。 白薄い雲が流れる空から──星々の煌めく夜空へと。 待宵館は、見るものによって色を変える空を持つ。 貴方達の瞳には、どう映るだろうか。 「はは、お褒めに預かり光栄です。 けれどももう、公演の予定はないんだ。」 そうして、己へ傷を付けた犯人──シトゥラへやっぱり苦笑を向けた。 「ところで、期待を頂いているところ悪いのだけど─── 実はお酒、凄く弱いんだ、私。 」迷った末、スコーンが着飾るのは、黄色いバタークリーム。 二人ともの視線が合ったのだから、選ぶものはこれ。 さく、と食み、出来栄えに舌鼓を打つ。 ひとつ胃に収めれば席を立ち、二人の頭を撫でる。 「返しに行くついでに、彼らと話してくるよ。 君達と嗜む為の、お酒のリサーチも兼ねてね。」 アンサンブルカーテンコールの時間だ。 (@0) 2021/10/24(Sun) 10:44:02 |
【人】 悪食 キエ「あァあ……終わった、終わった。もう重力とか気にしないで良いよねェ…」 キエはふわりと浮いた。視線を感じていた頃は極力人らしく在る様にしていたが、視線の無い今はもう気にする事もない。 「………僕もこういうの作ろうかなァ」 其処で主人として只待つだけの在り方は効率が良い様に思えた。客集めは自分に付き纏ってくる彼ら達にさせれば良い。彼らは何故だかキエを慕い従うから。 宙に浮きながら足を組み、夜を見上げた。 (2) 2021/10/24(Sun) 13:31:55 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィス>>2 キエ 「キエ」 貴方の姿を見つければ、 そっと近付いて行く。 「……お疲れ様。 そんな事も出来るのだね。」 人らしさを手放した様に少し驚きながらも、 まあ貴方なら出来てしまうのだろうと 納得しつつ、労いの言葉を贈る。 「君、早速で悪いけれど ひとつ尋ねても良いだろうか。 ……私との契約は、守られるよね?」 貴方へ、側にいて欲しいと願った。 対価を支払い、貴方は承諾した。 館の主人が眠った今でも、これからも、 それは今後も破られる事はないか、と。 (@1) 2021/10/24(Sun) 13:49:51 |
【人】 悪食 キエ>>@1 トラヴィス 「そりゃそうさ、僕だもの」 やって来た貴方の頭上にするりと移動する。眼下から贈られた労いの言葉には特に返事をせず、確認の方にだけ返事をした。 「君が契約の内容を守るならね。言ったろう? ───壊れる事なく、狂う事なく、悪夢を見続けるのなら。 僕ァ君の傍にいてあげる。 米とか麦みたいな主食が在っても困らないしねェ」 何て事のない抑揚でキエは告げる。寝返りを打つと、喋る人形を見下ろした。 「僕は気紛れだし気分屋だし飽き性だし嘘吐きだけれど、契約を破る事はしないよ。 そんな事をしたら僕では無くなってしまうからねェ」 (3) 2021/10/24(Sun) 14:08:40 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィス>>3 キエ 「そう」 頭上の貴方へ手を伸ばす。 触れられるのならば、慈しむように貴方の頬へ。 「安心したよ。 私が私である限り、君は側に居てくれるのだね。」 悪夢は、男から切り離せないものだ。 失えば、自身は『トラヴィス』ではなくなると言って過不足ない。 己が己である為に、それは味あわなければいけない苦痛であること。 その苦痛を掬い取って和らげてくれるのは貴方だけで、 貴方しか居なくて、貴方の代わりは何処にも居ない。 「私の天使よ。 君が君である事に感謝をしよう。 これからも、よろしくね。キエ。」 貴方へ、穏やかな笑みを向けた。 (@2) 2021/10/24(Sun) 14:52:56 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>4 ポルクス 「……ここから、出る……?」 その言葉にわたしは虚をつかれた気持ちだった。 2ヶ月の間、毎日お腹を空かせていた。 それでも食べるものはたくさんあった。 知らない文化がたくさんあった。 人々と出会えた。知り合えた。 ──そんな、この常昼の館。 チャンドラは、館の時間が好きだった。 それに──── 「……考えたこと、なかった。 少し、考えてみるわ」 やはりわたしは悠長なのだと思う。 神隠しに遭って、誰にも見てもらえなくて。 この先どうなるかなんて何もわからないのに。 わからないからと選択を急くのが嫌で、あなたにそれだけ小さく告げる。 (5) 2021/10/24(Sun) 15:11:58 |
【人】 悪食 キエ>>@2 トラヴィス 慈しむ様に頬を撫でられてもキエに何かしらの言葉は生まれなかった。 キエにとっては数多持つ契約の内のひとつでしか無い。内容もキエにとって特段珍しいものでも無かった。 貴方以外にも居て、貴方の代わりは何処にでも居る。 「はいはい、感謝したまえよ」 キエは『こちらこそ』とは一言も言わなかったし思わなかった。人形が壊れればキエは其れを何の躊躇いも無く捨てる。壊れた物を修復しようなどとは思わないし、其れは人間のやる事だとキエは考える。 人間にとって永遠とも呼べる刻の長さは、キエにとって刹那である。 人間の『此れから』はキエにとって『後少し』程度の尺度だった。 話は終わったと言わんばかりに、すいと撫でる手から離れた。 (6) 2021/10/24(Sun) 15:14:29 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィス>>6 キエ 対価を差し出し、契約によって繋がれたこの関係は 不確かなものよりも安心が出来た。 「───あ、 待って。」 離れていく貴方を求めて、更に手を伸ばす。 「……頼みたい事があるんだ。 私の記憶を食んでは貰えないだろうか? 」その言葉は、離れていく貴方を引き止める事が叶うだろうか。 「既に無い四年分を除いて…… W産まれてから、私が舞台に上がるまでの全てW──十数年分のそれだけ。」 提示するのは、 きっと両親に愛され、豊かな日々を過ごした幼少期の、 悪夢とは程遠い記憶。 「残りは……少し考えた後に。 君の好みの味では無いかもしれないけど、 私から、余分なものを間引いて貰えないだろうか?」 それ以降の記憶──悪夢を除いた『残り』についてはまた後で。 そっと自らの唇に人差し指を付け、貴方を見上げる。 (@3) 2021/10/24(Sun) 16:14:20 |
【人】 逃亡者 ポルクス>>5 チャンドラ 「あぁ、まずはこの神隠し状態の場所から帰らないことには、俺と君の殆ど二人きりで一生を過ごすことにならないかい?」 神隠しにあってなお、見える人も居ることをこのときの自分は知らない。 あなたの考えとは少々違うことを言っていたが、返事を聞いていると合点がいったように頷く。 そういう意味合いとしても、帰ったほうが良いだろうことは当然ではあるが。 「君は帰らないと本来の力が出せないんじゃないの? 力も出せず飢えと戦いながら館に居続けたいというのならそれも悪くはないかもしれない」 それなら、自分も館に居続けるのも悪くないと思う程度には、選択肢として無いとは思ってないようだ。 「……旅をして、あまりに暇で夜とつながりを持つ方法を探すのも悪くないかと思ったけど……君がいないなら探す意味はなさそうだね」 (7) 2021/10/24(Sun) 16:23:42 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィス>>8 キエ それが何に消費されようと、構わない。 『舞台人トラヴィス』の構築に 関係のない記憶だと思っているし、 舞台を降りた今、 経験の一つとして置いておく価値すらないそれ。 だから容易に手放すし、 その行動の意味を考えることすらない。 承諾する貴方には感謝しかない。 「有難う」 再び近付く貴方へ、触れる事が叶う。 くるみ割り人形は……委ねるように瞳を閉じた。 このまま誰からも干渉を受けなければ 男の記憶は貴方によって、簡単に消えるのだろう。 (@4) 2021/10/24(Sun) 17:00:56 |
【見】 トレジャーハンター プルー嫌な予感がした。 席を立った男を追いかけたのはそんな理由だ。 なんか変なコトしてたらとっちめてやりましょ、だなんてシトゥラに声をかけて――― そうして、キエとトラヴィスの姿を見た。 その会話を、耳にした。 「 全ッ然、良くはないわね!!! 」叫ぶと同時に、地を蹴った。 月明かりに照らされた舞台に土足で上がり込み、キエに伸ばされた白い手を掴む。 「なにしてんの、トラヴィス」 「なにを願ってんの、アンタ」 プルーは無干渉を辞めた。 プルーはいつも通りを、辞めた。 (@5) 2021/10/24(Sun) 17:15:09 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>7 ポルクス 「そうなのだけど……でも不思議と今、空腹もないのよ。 神隠しのせいといえば、そうかもしれないけど」 神隠しと重なってしまったものだから、わたしは気付いていない。 空腹が遠ざかったのは、夜が近づいているから。 とはいえこの状態が長く続くと思うのも、わたしの悠長なところかも。 「………」 などと考えていたら、続いた言葉につい目を逸らす。 「 ……私じゃあなたの望みは叶えられないのに 」痛む良心くらいは持ち合わせていたし、そこまで鈍感でもないつもり。 せめて自意識過剰であったらと、わたしはそう祈るばかり。 (9) 2021/10/24(Sun) 17:25:24 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>7 ポルクス 「……神隠しから帰る方法も。 戻る方法があるか分からないけど……」 そちらについてなら、とわたしは頷く。 いえ、神隠しの戻り方ではなくて。 「あなたを探しながら、わたしのことが見える人がいないかも探していたわ。 今のところ、残念ながら見つかっていないけれど。 でもあなたを見つけることができたのだもの。 もう少し、探してみたいと思うの」 ふたりきりで一生を、というのもなんだか申し訳ない話だった。 目に見えない『神隠しの戻り方』より、『わたしたちが見える人』を探す方がきっとずっと簡単だ。 そんな人が、いるのならだけど。 (10) 2021/10/24(Sun) 17:29:59 |
【見】 技術指揮 シトゥラ>>@5 プルーに引かれるまま見た景色は想像通りで。 いつかは、起こることだとさほど怒りも感情も湧いてこなかった。 トラヴィスは、自覚をしないまま元の彼から離れようとしている。 もちろん変わることを悪だとは言わない、停滞する館の中で人の心などたった数日で移り変わる。 "そんなこと"はどうだっていい、"そんな移り変わるもの"に興味なんてない。 ただの存在定義を危ぶむ行為だけが、シトゥラにとっての悪である、罪であると―――きっと語ってもこの男に伝わらせるには何百回も砕いて、粉々にして柔らかくして、哺乳食のようにどろどろにして口元に運んでやらないとわからないのかと病む程度には すごく怒っていた 。「俺のことは気にするな。プルー……言い分を聞きたいか? お前のためならこんな茶番も見続けてやるよ、殺すのはその後だ」 一大決心だったと。 バカにするなと激昂してくれたほうがありがたいぞ、トラヴィス。 "その程度"で止めるものを、俺達は理も得ずに失いそうになったんだ。残るのは事実、覆水盆に返らずだ。零すか零さないかは手前が決めろ。 (@6) 2021/10/24(Sun) 17:56:01 |
【人】 よいが来ない ミズガネそれは直感のような、天啓にも似た感覚。 きちんと言葉を機織り説明することは出来ないけれど、それでも確かに断言できる。 ──夢が醒めると。 空を仰ぐ。痛いくらいの眩しさが隠されて……。 夜が来る。星の煌めきが散りばめられた緞帳が下りる。 此度の舞台は終わった。 館は、館の時間は、皆の時間は。 前へ。 (11) 2021/10/24(Sun) 18:14:08 |
【人】 よいが来ない ミズガネ「ユピテル!」 愛しい女の名を呼ぶ。 「ゲイザー!」 救いたいと願った少女の名を呼ぶ。 駆けて、勢いのまま扉を掴む。 すり抜けない。もう透明じゃない。 煩わしさにほんの少しだけ安堵を抱きながら、男は館を走り始める。 (12) 2021/10/24(Sun) 18:14:27 |
【人】 よいが来ない ミズガネ>>ユピテル 「ユピテル!どこにいる!」 男は館の中を闊歩する。闊歩というより、疾走のほうが正しいかもしれない。 扉を何度も開ける。何度行っても、この手がドアノブをすり抜けることはなかった。 (13) 2021/10/24(Sun) 18:17:01 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィス>>@5 >>@6 「────えっ、 どうしたんだい、そんなに気を立てて……。」 そんな魔の抜けた声が出て、 伸ばされた手は、悪魔に届く事は無かった。 「……停滞を、望もうと思って。 この宴は、あまりに私に変化を齎した。 きっと君達の求める私とは遠くなっただろう。 だから私に必要のないものを……捨てようとしているだけだよ?」 テラが楽しませてくれた。 ユピテルが信じさせてくれた。 ミズガネが、舞台に立たせてくれた。 楽しかった。忘れられないものになった。 それは───自分を大きく変えた。 変わったからこそ、二人を信じる為の選択。 「君達の側で、変わらずに居たいから。」 シトゥラに叱られた。 プルーが見守ってくれた。 キエが眠らせてくれた。 自分を造る記憶だけを抱いて、 貴方達を信じて、手を伸ばして、生きたいのだと 男はプルーを、そしてシトゥラへ視線を向けた。 (@7) 2021/10/24(Sun) 18:17:30 |
【見】 トレジャーハンター プルー>>@6 シトゥラ 「いや殺すのはよしなさいよ止める意味無くなるじゃない……」 どうどうどう……と宥める。死は、死のため。 >>@7 お馬鹿! 「は?なによそれ。 アタシ達が、トラヴィスが一回舞台の上に戻ったからって見捨てると思ってんの?」 「んな訳無いでしょ」 「舐めんじゃないっての。 アタシ達はねぇ、アンタがトラヴィスだから一緒にいるの。オーケー? 得たもので多少トラヴィスが変わったとこで離れないわよ。 大体、そのぐらいの変化が許容できないプルー様だと思って?」 けどね。そう前置いて、女は笑みを消した。 「トラヴィスがトラヴィスでいる土台を削るってんなら、話は別」 貴方の手を握ったまま、女の赤は貴方の赤を見据える。 「……先は変えられるし、変わらない選択もできる。 けど、やってきた成果は無くそうと思っておいそれと消せるもんじゃないでしょ。 何があろうと、それがどんなものだろうと、その道を歩いてきたからアンタが今いるの。 それを忘れたらアタシ達の前からアタシ達の知るトラヴィスが消えるってコト、わかってんの?」 (@8) 2021/10/24(Sun) 18:55:57 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィス>>8 「それは───……分からなかったな。」 男は、既に悪魔に捧げた記憶がある。 父と笑い合い、母に抱かれた過去。それらの記憶は男に、人を愛し、愛される術を、誰かを大切に思う心を教えていた。 『分からなかった』とは──その為であると、 男が一欠片の変化に気付くことは一生無い 。「プルー、私は……、 このままで、良いのか?」 言葉を吐く唇が震える。 男にしては珍しく、言葉をどもらせながら。 「君達をもっと深く知りたい、信じたい、 思えば思うほど、怖いよ…… 二人が居なくなればと、考えるのが……、変わる自分が、変わらない自分が、」 酷く苦しい。 君達も、けれど舞台で過ごした過去の苦痛も失いたくない。 二人と、キエと、過ごせるならば、それ以外は全て捨てよう。その筈だったのに。 視界がぼやけ始めて、 それが格好悪くて、瞳を閉じた。 「シトゥラに約束した、二人を蔑ろにしないと。 変わらない為にと思っての行動、 私は、また………間違えていたのか……?」 (@9) 2021/10/24(Sun) 19:27:11 |
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