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【人】 大木慎之介─ 三日後・未國 ─ [未國の返信に気付いたのは三日後の休み時間。 その間、ずっと既読がつかなかった。 入院中でスマホが手元にない可能性も考えていたが、 事態はなかなかに深刻だったようだ。>>=19 とはいえ、面会もできるのなら今は大丈夫なのも窺えて、 放課後に見舞いに行く旨を手短に返した。 その少し後に届いた空の写真を大木が見たのは、 次の休み時間。>>=20 そこには校内からはとても撮れない風景が映り込んでいた。 自然とあの日の自分の必死さを思い出すことになったが、 今となってはそれも懐かしいものだった>>3:182>>3:183] (438) 2022/10/23(Sun) 19:44:06 |
【人】 大木慎之介[放課後、早めに学校を出て、病院を目指す間。 手ぶらで見舞いに行くのも……と考えて、 大木は花屋に立ち寄った。 そこである花が目について、店員と少し話し、 小さな花束を買う。 その花とは──] (439) 2022/10/23(Sun) 19:44:19 |
【人】 天ヶ瀬 青葉並んで歩いていた筈なのに、後ろから声が掛かる。>>385 僕は「 ん、どうしたの ? 」と振り返ると 立ち止まっている彼女に不思議顔で声を投げて。 返ってきた言葉を聞きながら>>386>>387>>388 僕は何度か目をパチクリさせたあと、 彼女の方へ向き合い 口を開く。 「 どういたしまして! 」 途中、なんだか遺言みたいだなって ハラハラしながら聞いてたんだけど。 これからもよろしく ───その言葉でホッとして。 深く頭を下げられたら、 「 あ、ご丁寧にどうも 」なんて僕も深々とお辞儀を。 僕のは冗談っぽく 笑いながらだけどね。 (443) 2022/10/23(Sun) 19:57:14 |
【人】 天ヶ瀬 青葉僕は特段、彼女に寄り添った訳でも無い。 ただ、日常を出来るだけ楽しく 一緒に過ごしただけだ。 だけど、そんな日常に礼を述べてくれるなら。 僕はこれからも、日常を彼女に届けよう。 代わりなんていない、大切な後輩だからね。** (445) 2022/10/23(Sun) 19:57:18 |
【人】 大木慎之介[千葉の席の近くの空き椅子を拝借して腰を下ろし、 軽い挨拶を交わした後に報告を聞いて>>436] なるほどな……。 頑張ってたんだな……千葉も。 自分に向き合ってまでクリアするって、 結構大変だったんじゃないか? [わざわざ自分と向き合うことなど、 日常生活ではなかなかない機会である。 ましてあの3日間、誰がどんな願いを抱えているかも 読みきれないような期間といえば、 やっておきたいことも相応のものなのは想像に難くなかった。 そう思えば千葉と大木のやったことには近いものがあり、 大木が返した言葉には実感がこもっていた] (447) 2022/10/23(Sun) 20:00:58 |
【人】 大木慎之介[それから、少しの間の後に] なんか……振り返ってみると夢みたいだよな。 現実味が薄いっつーか。 現実だったんだけど、不思議な日々だった……。 [旧校舎探検をきっかけに降って湧いた非日常を思い、 それが開けてから日常が大きく崩れてもいないことを思って、 ぼんやりと言葉を呟いた後に長く息を吐いた]* (449) 2022/10/23(Sun) 20:02:07 |
【人】 未國 聖奈── 三日後・病室にて。大木と ── 「 えーありがとー 大木が!花!気が利く! 」 ばかにしてるわけではない。 決してばかにしているわけではない(二度言いました)。 ちなみにあたしも花言葉なんて知るわけがない。 そんなやり取りまで、以前までのあたしたちのまま あたしの指はスターチスを撫でる。 (450) 2022/10/23(Sun) 20:15:41 |
【人】 未國 聖奈「 ……そ。憶えてないの。 高熱が続いた後遺症だって、お医者さんは言うの 短期間の記憶が飛んじゃうようなこと、 高熱のあとは、ないわけではないんだって。 」 あたしの表情はそこまで深刻には映らないだろう 何せ文化祭のあとのたった三日間の記憶だけだ。 ………少しぐらい、記憶がなくても、支障はない。 ただ、そのあと少しだけあたしは顔を曇らせた。 (451) 2022/10/23(Sun) 20:15:57 |
【人】 未國 聖奈「 あたし、知ってるよ 文化祭の後、旧校舎に行ったでしょ そこに、大木も居たんでしょ 文化祭の前までは、記憶があるから 誘われたこと、憶えてるし、 あたしのスマホには、 グループのメッセージがちゃんと残ってる 」 (452) 2022/10/23(Sun) 20:16:12 |
【人】 未國 聖奈「 何かを、願ったのかもしれない 何も、願わなかったのかもしれない ……記憶がなくなったのは 何かの代償なのかもしれない。 でも、今となっては、 ……… 、 ……、 わからなくても、いいのかな なんとなく、そんな気もするの。 」 手元に握られたままのスターチスの花束に あたしは視線を落として言うんだ。 言葉に滲むのは、諦観だろうか、悲しみだろうか それとも ──────────── 、 (453) 2022/10/23(Sun) 20:16:41 |
【人】 鈴掛 未早―― interlude. [ 私の家は――裕福な方ではあったと思う。 というか実は今でも厳しいほどではないのだけど。 稼ぎ頭の父と自由だけど育ちの良さは窺える母。 一軒家だし、知り合い価格の学生バイトとはいえ 専属で習い事をさせられるくらいなのだから、まあ。 そんな両親に拾われた「先生」は 面倒見が良い人好きのする好青年で、 私にとっては兄のような、近所のお兄さんのような 家族並みに近しい、けれど憧れの存在だった。 今なら彼も、プロの演奏者にはなれなかった ]「夢を見られなかった人」だったのだとわかるけど、 たぶん教える方の才覚は相当にあったと思う。 音楽教師になればすごい慕われたんじゃないだろうか、 って、そうはならなかったことも私は知っているけど。 (455) 2022/10/23(Sun) 20:19:04 |
【人】 鈴掛 未早[ 小さい頃から、 だいたい何だって「それなり」には出来る子供だった。 テストの点数が低くて怒られたことはないし、 かけっこでビリになるとか、跳び箱飛べないとか そんなレベルの醜態を晒したこともない。 人前に出ることは苦手だったけど、 そういう機会ってある程度避けられるものだし 小学校に上がる前からコンクールには出させられてたから 苦手なりに慣れはあったのかもしれない。 手のかからない子だったと自分でも思う。 そんな調子だとどうなるかって、きっとよくある話で。 たぶん、「ある程度できるのが当たり前」で 「この子は多少放っておいても大丈夫だ」と思われた。 父は元々仕事で各地を飛び回っていたし、 母は多趣味で、家事も趣味も両立できる強い人。 ちょっと夏実に似てるかも。なんて。 だから私にとって、先生は親より近いひと で 誰よりも大好きなひと だった ] (456) 2022/10/23(Sun) 20:20:05 |
【人】 鈴掛 未早[ ピアノを見てもらう時、コンクールの後、 手を止めて関係ない雑談をしている時でさえ 向けられた優しい声を、言葉たちを、 今でも昨日のことのように思い出せる。 未早ちゃん 、と呼ぶ声を … まなざしを。私よりずっと先を生きている人。 あまり現実的な年の差じゃないって、 私だって年々理解はしていったけど。 それでも、私が続ける限り 先生は先生でいてくれると思っていた。 才能がなくても、打ちひしがれても、 それでも辞めたくはなかった理由。 もちろん音楽は好き。それもあるし、 ピアノはあのひとと繋がっていられる唯一の手段だった。 ] (458) 2022/10/23(Sun) 20:21:18 |
【人】 鈴掛 未早[ 報告を聞いたのは中学生の時で けれど優しい人だったから、 辞める気はないって言ってくれて (その頃には先生も就職して普通の会社員になって、 休みの日の隔週一度だったからというのはあると思う) だから私も、辞めなかった。 褒められた行いじゃない? でもそこは、私の勝手でしょ 音楽も、あのひとも、 好きでいることをやめたくなかった。 許される限りは続けるつもりだった。 それ以上何もする気なんてないから、許してよ …… 許してよ。 (460) 2022/10/23(Sun) 20:22:21 |
【人】 鈴掛 未早[ ―― 三年前。 中学三年の夏、父が倒れた。 幸いにして一命は取り留めたし今でもぴんぴんしてる、 けど、長期的な治療が必要で、 当面は今までのように働けなくなって、 鈴掛家は生活を見直さなければいけなくなった。 本当は。 今までより切り詰めた暮らしをすれば 知り合い価格の月謝なんて払えたはずなのだ。 最悪私がバイトを始めて、自力で払えばよかった。 両親ともに実家はわりと太い方、だと思う。 けれど、母に言われた時>>0:365 ああ、親ですらその程度だと思ってたんだって もしかしたら裏で、 辞めさせるよう頼まれてるのかもしれないって ―― もう、心が、折れてしまって ] (461) 2022/10/23(Sun) 20:24:03 |
【人】 軽音部 千葉郁也──ある日の放課後・大木さんと── [何だか久しぶりと 同じ感想を持ったらしい大木さんの挨拶に、 それだけあの3日間がいろいろ考えすぎて 濃かったのかと感じる。>>446 それは大木さんも変わらないのだろうと思えば、 少し安心する思いだった。] そう、ですね。 あんなに自分のことも人のことも 考えたのは初めてかもしれないです。 [“千葉も“と言った大木さん同じように 頑張っていたということなのだろう。>>447 おそらく大木さんのことだ、 俺より多くの誰かを気にかけて過ごしたに違いない。 俺にはこの人ほどの気遣い力はないと思うので、 烏滸がましいとは思いながらも親近感を覚えた。] (464) 2022/10/23(Sun) 20:39:35 |
【人】 軽音部 千葉郁也……現実味は確かに。 幽霊とか、願いごととか。 そんなん絶対ないって思ってたんですけど。 それに……、 皆抱えてる悩みなんて大して変わんねぇかなって ずっと思ってたけど、 聞かなきゃわかんないこともたくさんあるなって。 ただ、俺はあの3日間があってよかった、とは思ってます。 [俺の少ない接触範囲ですら“消える“つもりだったのが2人、 消えたりはしないだろうけど複雑な願いを抱えていたのが1人。 消えはしなくても、現実を大きく変えた者もいるのだろう。 大木さんの言うように、 夢から覚めたばかりのような感覚がどうしてもあった。>>449]* (466) 2022/10/23(Sun) 20:39:45 |
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