人狼物語 三日月国


68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】

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【人】 兎系 ニア

>>405 キュー

「そう」

 少女が返したのはその一言だけ。
 けれど、浮かべた微笑み、
 その細められた目が『良かったわね』と語っている。

「……それじゃ、改めて尋ねるけど。
 あんた、NPC? それともプレイヤー?」

 ……前者ではないかと、予測しつつ。
 後者であればいいのにと思いながら。

 
だって、そうであれば。現実の世界で、今度こそ――
仲の良い友達になれるかもしれないから。
(423) 2021/05/03(Mon) 22:53:42

【人】 兎系 ニア

>>424 メレフ

「……プレイヤーではあるみたいね」

 胸中、安堵する。
 ここを現実として生きる人の友人を殺したのではなかった、
 そんな人を騙したのではなかったことに。

「その、“お嬢”っていうのは――
 いいえ、今さらね。わたしは途中で消えたんだもの。

 ……最後まで、お疲れさま」

 最期の日まで奔走していた『メレフ』を労わる言葉。
 負い目があるからか、幾分か素直になっているようだ。

(→)
(440) 2021/05/04(Tue) 0:16:09

【人】 兎系 ニア

>>424 >>440 メレフ

 それから、話を現実のことへ移して。

「……今回はお互い、災難だったわね。
わたしはほとんど自業自得だけど……。

 戻ったら、どうなってるのかしら。
 そんなに時間が経ってないといいのだけど」

 自身の身体も心配
(※一人暮らし状態の自宅から参加しています)
だが、
 交通事故に遭いながら参加してきたらしい人がもっと問題。

「あんた、仕事とかは――って、テスターだったわね。
 それなら多少日付が過ぎていても心配ないのかしら。
……いいわね
(443) 2021/05/04(Tue) 0:19:04

【人】 兎系 ニア

>>433 >>434 サダル

 無言ではあるが、
 心なしか満足げな様子で暗記しているさまを見ている。
 小さい花のエフェクトとか、微かに見えそう。

 個人情報を守っているのを見て、律儀ね……と思った。
 やっぱりそんなだから気疲れするんだわ……とも。

「なに――」

 手招きに首を傾げたのも束の間、
 あっさりと彼の腕の中に閉じ込められる。
 なにが起こっているのかよく分からない顔でその数秒を過ごし、

「……ええ、そう、ね……?」

 やっぱりなにが起こっているのかよく分からない顔で頷いた。
 ――もう数秒が経てば、ほんのりと頬を染めて怒り出し、
 『戻ったらすぐ連絡先を変えてやる』と、
 思ってもない脅し文句で、ありもしない未来を語るだろう。

 本当の未来がどうなるのかは――
 少女の携帯の電話帳、並ぶ名前の少ないそこに、
 『サダル』の名前が追加されるかは――――

 現実に戻る彼と少女の、これから次第だ。
(449) 2021/05/04(Tue) 1:03:32

【人】 兎系 ニア

>>439 キュー

「……そう」
    
NPCなの

 現実にはいないの、と呟く。
 滲んだ寂しさはほんの一滴で、きっと気づかれることはない。

「本稼働にもいるのかしら」

 意地っ張りはこんなときも素直に寂しいとは言えず。
 その代わり、湿っぽい別れにもならないはずだ。

「あんたがいるなら、会いに来てあげるわ。
 忘れてたら承知しないわよ」

 ――今のあんたは噓つきの悪い子じゃないんだから。
 そう胸中でつけ足した。
(455) 2021/05/04(Tue) 2:22:56

【人】 兎系 ニア

>>447 メレフ

「…………。
 そうね、わたしから話せることは少ないけれど。
 一度くらいなら、話してもいいわ」

 冒頭の『…………。』は、

(設定も起こったことも話しづらいのよね。
 殺人鬼の話を実体験として話すのもそうだけれど、起こったことって――
 ほとんど、恋バナじゃない?
 無理よ、どんな顔して話せっていうの? 断るべきね。

 ――でも、わたしの知らないあのひとの話を知っているかしら。
 不正に潜り込んだ手前、ログの開示も頼めないし、
 そもそもしてもらえないでしょうし。
 …………。一度くらいなら、いいわよね)


 の、『…………。』である。
 この間三秒足らず。

(→)
(465) 2021/05/04(Tue) 4:06:46

【人】 兎系 ニア

>>447 >>465 メレフ

 それから、すこしばかり胸を撫でおろす。

「――ああ、たしかにそうだわ。
 悠長にしているくらいだもの、きっとそう経ってないのね。

 でも、仕事のある人は大変でしょうね」

 他人事の同意を返して、相手の発言の違和感に気がつく。
 それほど、これまでの彼は大人の立ち振る舞いをしていた。

「……いま、受験って言ったかしら。
 ……、……十七歳より上か下か、それだけ聞かせてくれる?」
(466) 2021/05/04(Tue) 4:08:00
ニアは、皆を見送る冒険者の女性>>t1を見かけた。
(a152) 2021/05/04(Tue) 14:26:36

ニアは、建物の陰に隠れた。
(a153) 2021/05/04(Tue) 14:26:46

ニアは、建物の陰から、メサに視線を送っている。
(a154) 2021/05/04(Tue) 14:27:18

ニアは、声を掛けるべきか迷っている。
(a155) 2021/05/04(Tue) 14:27:50

ニアは、じーっとメサを見ている。
(a156) 2021/05/04(Tue) 14:28:11

【人】 兎系 ニア

>>462 キュー

「ええ、忘れないでちょうだい。
 ……わたしも、覚えてる。きっと、会いに来るわ」

 掴んでいた腕を解放する。
 ぱっと手を取って、両手で一度握って。

「またね、キュー」

 少女は未来を言葉にした。

(→)
(485) 2021/05/04(Tue) 15:46:55

【人】 兎系 ニア

>>462 >>485 キュー

 そうして、すぐに手を離して。
 自身の正体を少しだけ明かす。

「……とは言ったけど。
 わたし、また来られるか分からないのよね。

 正規のプレイヤーじゃない――いわゆるハッカーだから。
 ……流石に、もう一度同じことをするわけにはいかないし」

 NPCの彼には理解できない言葉があるかもしれないが、
 『また来られるか分からない』ことだけは伝わるだろうか。
(486) 2021/05/04(Tue) 15:49:43

【人】 兎系 ニア

>>480 メレフ

 何人か……なんだか話が広がっていない?
 そう思ったが、口をついて出たのはその後の衝撃。

ちょうど十七……?
 同い年だったの、あんた」

 思わず自身の年齢を明かした。
 少女の方は、年の割に幼いところがあるかもしれない。

「困、りはしないけれど……。
……年下じゃなくてマシだったとは思うわね……。

 ……落ち着いてるのね、あんた」

 仮想と現実を混同して語るつもりはないが、感覚の問題だ。
(490) 2021/05/04(Tue) 16:28:48

【人】 兎系 ニア

>>491 キュー

「……そんなの、決まってるじゃない」


 潤んだ声で、呟く。
 ――きっと涙腺がおかしくなってしまったんだわ。
 わたし、こんなにすぐ泣く子じゃないのに。

 帰ったら、たくさん謝ろう。
 許してもらえるまで謝って、それからお願いをする。
 わたしはまだ子どもで、そのくらいしかできないけれど。

 ――悪いことをしないで、今度は胸を張れる方法で。
 もう一度、ニアとしてここに来るために。
 できるだけのことを。

「返事は変わらないわ。

“またね、キュー”。

……ちゃんと、待ってなさいよ」

 手を握って、すこし赤くなった目で笑った。
(498) 2021/05/04(Tue) 17:49:20

【人】 兎系 ニア

>>492 メレフ

 物静かというより、人と接するのが苦手なだけだ。
 それが原因で通信制の高校を選んで引きこもったくらい。
 コミュニケーション能力の乏しさは筋金入り。

「……そうかもね。
 あんた、現実でもそうなの。老成してるって言われない?」

 あまり感慨はなさげに、かたちだけの質問。
 それから、話題を立ち返らせる。

「まあ、年が近いなら会いやすいかしら。
 アドレスを教えておくから――」

 悪戯の後始末をつける必要があることを思い出す。
 ……しばらくは連絡がつきづらいかもしれない。

「――いいえ、あんたの連絡先を教えてくれる?
 落ち着いたら、こちらから連絡するわ」
(499) 2021/05/04(Tue) 18:12:19

【人】 兎系 ニア

>>507 メレフ

 ふうん、と相槌を打つ。
 現実の彼は同い年で、スキンシップの激しいハーフの男の子。
 なんとなく想像できるような、
 会ったらやっぱり同い年であることに驚くような。

「なんでそこであのひとの名前が――、
 ああ、いいえ、それもあるわね」

 引っ越しをすることになる
(※確定ロール)
ので、
 あながち間違いではない。

「……他にもちょっと。忙しくなりそうなのよ」 

 メモを受け取りつつ。
 答えを濁した彼女が正規のプレイヤーではなかったことを、
 近いうちに知ることになるかもしれない。

 書き添えられた名前を見て、少女も名乗り返す。
  
ヤダ
 
ニア

 『矢田 仁愛』。それが現実に生きる十七歳の少女の名前だ。

 ――戻って、『落ち着いたら』。
 ニアと名乗る少女から、今とさほど変わらない声で。
 十七歳の少年のもとへ、一本の電話がかかることだろう。
(512) 2021/05/04(Tue) 19:47:32
ニアは、とある路地裏を覗き込む。
(a161) 2021/05/04(Tue) 19:54:28

ニアは、足を踏み入れ――少しの時間ののち、その場を後にした。
(a162) 2021/05/04(Tue) 19:57:02

兎系 ニアは、メモを貼った。
(a163) 2021/05/04(Tue) 20:33:57

兎系 ニアは、メモを貼った。
(a164) 2021/05/04(Tue) 20:34:26

【人】 兎系 ニア

【ソロール】

 ベッド、ドレッサー、クローゼット。
 小さなカーペットが敷かれた、板張りの床。
 他にも多少の調度品はあるだろう。

 そんなごく一般的な、とある少女の客室。

 ――壁に立てかけてあった壊れた弓はそこに無い。
 少女から役割が失われたと同時に、消えていた。

 腰掛けていたベッドから立ち上がる。
 そろそろ、隠れていた穴から飛び出す時間だ。

(→)
(531) 2021/05/04(Tue) 21:46:57

【赤】 兎系 ニア

>>531
「ごきげんよう、ニアよ。
 ――ここでは『ガルデニア』と名乗るほうがいいかしら」


 同じ『陣営』として設定されていた者たちへ、
 最後の挨拶を贈る。

「……あのお願い、聞いてくれたのよね」


 あまりにも一方的で身勝手な、今際の言葉。
 必死だったあの願いを聞き入れてくれたこと。

「キュー、ラム、モス。
 それから、フール、スクリプト、リリス。もう一人の誰かさん」


 それから、仲間であってくれたこと。
 ……『設定』と言ってしまえばそれまでだけれど。
 少女は彼らに手を伸ばさずに、彼の手を取ってしまったけれど。

「悪い子のニアに付き合ってくれて、ありがとう」


 それでも、ひとりではなかった。
 少女はきっとそのことに――彼らに、甘えていた。

「――ニアの人生も、悪くはなかったわ」


(→)
(*3) 2021/05/04(Tue) 21:49:20
ニアは、意地悪に怒って、それから、笑った。>>-334
(a169) 2021/05/04(Tue) 21:52:43

ニアは、キュロットの裾を摘まんで、虚空へ一礼。>>*3
(a170) 2021/05/04(Tue) 21:54:35

ニアは、ログアウトボタンに指をかける。
(a171) 2021/05/04(Tue) 21:54:44

ニアは、現実の仁愛に戻る。ベッドの上に、羊のぬいぐるみが残された。
(a172) 2021/05/04(Tue) 21:54:51

 




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