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【人】 墓守 トラヴィス>>+101 ダビー 一閃。一閃。 上がると思われていた口角は平坦で、……トラヴィスは彼が、自分に向かって心を閉ざしたことを知る。 「……君を歪めた一端はわたしにもあったと自惚れてもいいのかな。それとも、君たちは皆、 自分の判断でそうした と叫ぶのか。そうして己の見るべきものと定めたものを見て、それ以外を拾わずに去っていくことにするのか」冷たくなっていく指先。迫り上がる唾液。見慣れた姿だ。見慣れている。とても見慣れている。 「…………まあ、いいさ。君にとって私は ディナーの主菜には満たない 。君がもう、そう判断したのなら。私は君への義理を果たして、それで全てを終えよう。ダビー、手を出して。さあ。綺麗にしてあげるから」あなたの 右腕は見る間に白骨化していく だろう。そしてそこが、トラヴィスの限界でもあった。「……」 目を逸らして、ふらつく。 壁際に歩み寄って、崩れ落ちた。 そのままもう動かない。かたく目を瞑った。 (238) 2021/10/13(Wed) 22:40:57 |
【人】 墓守 トラヴィス冷や汗に湿った身体を引きずって、部屋を出て行くことにした。 大人になったので、身体は重いのだな、とおもった。 ────身体だけだな。 (255) 2021/10/14(Thu) 2:25:44 |
【赤】 墓守 トラヴィス「チャンドラ殿殺したくないなら、か…… 私欲でいいならイクリールかなあ。 同族を食らった血は美味しいのか という興味はある。個人的にはルヴァもいいけど、さすがに懲りずに立ち向かったら永遠に有給なくなりそう」ぷー、と煙草の煙を吐いた。 有給は欲しい。 (*3) 2021/10/14(Thu) 14:39:27 |
【赤】 墓守 トラヴィス「吸うよ。ハーブだけど」 いわゆる植物としてのタバコではない。 「タールトカナシ、ノンハイガンとかそのへん。 昔は色々吸ってた。昔を思い出したから、久しぶりに」 (*8) 2021/10/14(Thu) 14:59:52 |
トラヴィスは、ああうん、新しい体に交換済みだよ。 (a124) 2021/10/14(Thu) 15:24:51 |
トラヴィスは、ルヴァの味は74くらいだったんだなあと振り返った。 (a128) 2021/10/14(Thu) 17:20:17 |
【赤】 墓守 トラヴィス「端的に言えば、影武者みたいなものだね。 外から有能な人物を当主に迎えるために、『最初から血族でしたよ』ってアリバイを作るための直系の長男が私。私の価値は姿で、顔。だからルヴァを受け入れた。私の顔を用いた天才、という存在を作るための私だから」 10秒足らずの過去だ。 遂げてしまえば、どうでもいい話。自分の拘りも何も。 「天才を迎えたからね、当然反撃されて生家は滅んで、私の役目は宙に浮いた。だからまあ、今回は、心残りを遂げることができて。久々にすっきりしてるかな」 貴族にはそれなりに良くある秘密。 口止めは他の貴族に口酸っぱく言われていたけれど、位を返上した今となっては矜持を守る必要性は自分の心理にしかなかった。 「野暮というよりは、これは舞台のパンフレットかな」 (*11) 2021/10/14(Thu) 17:50:52 |
【赤】 墓守 トラヴィス「そりゃそうさ。知らないのかい?貴族ってのはそういうものだ。あと私のは故意……ああでも、今思えば、遠回りだったかな。目的を達成するなら、誰かと情を交わして裏切ればよかった」 それはそれで目的を達成する物扱いのような気はするが。 でも情を交わす自分というのも、あんまり想像がつかない────主に向けられているものに関して。 「生き恥を教えろとは、酷いことを言うものだね。少し前なら縊り殺していたところだ。……早く燃やしてしまえ。聞いた者たちは全て。その領域には、無様な舞台の冊子などではなく、お前たちの幸福が入るべきなのだからね」 (*13) 2021/10/14(Thu) 18:28:36 |
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