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【人】 “小雪” 篠花ーーちょっと未来の話:お礼ーー [まさか側で脳内で文が作成されているとは思わない>>173。 確かに直接出向いてのお願いなんて滅多にしなかったかもしれないが、まさかそんなレア度高めに見られるとは思わないじゃない。] 詳しいのなら、是非お伺いしたいのだけれど。 ……ダメかしら? [当然、空気になろうとしていたことも知らないから、ごく普通に話を投げたの>>174。 ちょっと無茶ぶりだったかしら……とは思ったものの、しっかり案を出してくれた>>175。 林檎のタルトと葡萄のレアチーズケーキは、とても美味しそうな良案に聞こえたの。] (204) 2022/01/30(Sun) 14:44:04 |
【人】 “小雪” 篠花あら、素敵。 ではその作り方を教えてくれる? 日持ちに関しては大丈夫。 1年後でも食べられるように保存できるから。 [私の能力がその系統なの。と伝えた。 ただし、一口食べた後の保存までは責任が持てないので悪しからず。 作り方は春分のお姉様に聞いてとのこと。 お菓子作りはもしかして、と思ったけれどそんなことはなかったみたい。 大人しく、春分のお姉様から教わることにしましょう。 案を出してくれたから、お礼は忘れずにしないとね。] (205) 2022/01/30(Sun) 14:44:20 |
【人】 “小雪” 篠花兄は私に号を譲りたいと言っていたけれど、 私は兄に灯守りをやっていてほしかったの。 ……いいえ、違うわね。側にいてほしかった。 それまでずっと、兄のそばにいたから、 いきなり放り出されるのが怖かった。 [遥か遠い過去の自分を見つめて。] だから、手紙1つで何処かに消えた兄が許せなかったの。 何処にも行かないでほしかった。 子供だったのね。いつか別れは必ず来るのに。 それを認めたくなくて、荒れていたのよ。 だから蛍を迎えなかった。 八つ当たりしてしまいそうというのもあるけれど、 何れ来る別れに、堪えられそうになかったから。 [今なら温泉が全てを溶かしてくれそうだから。 誰にも語ったことのない本音を落としていく。] (264) 2022/01/30(Sun) 19:40:06 |
【人】 “小雪” 篠花それにやっと折り合いがついたのが最近で、 その時の蛍候補が貴方だった。 貴方なら、私の何かを。 遠くへ攫ってくれるのではないかと期待したのよ。 とても勝手な話だけどね。 でも、貴方に会って考えが変わったわ。 初めてあった時の貴方の質問、よく覚えているわ>>4:*41。 灯守りの仕事が好きかどうかなんて、考えたことなかった。 “やらなければならない”そう思っていたから。 だって、後継も蛍も誰もいない。 灯守りの変わりは誰もいないのだもの。 そういう状況を作り上げたのは私だけど、 放り出すことはできなかった。 その状況に、疑問を持っていなかったの。 好きか嫌いかで決める考えなんて、なかったのよ。 [兄がいなくなってしまったら、私がやらなければならないと。 それが普通なのだと、思っていた。] (265) 2022/01/30(Sun) 19:40:45 |
【人】 “小雪” 篠花だから、貴方の自分と決めるという考え方は、 とても目新しく見えてね。 だからこそ、止めてはいけないと、どこかで思ったの。 でも、貴方の去り方が兄と同じだったから。 私の方で覚悟を決めていなかったから、手紙を見た時は少し堪えたわ。 それからそう経たないうちに再会して、 “退屈だった”と言われたから。 かなりキツかったわ。 (266) 2022/01/30(Sun) 19:41:26 |
【人】 “小雪” 篠花でもそれが本心ではなかったのなら、安心した。 話が聞けて、よかったわ。 [ふわり、と慈しむような目で微笑む。] 小雪域は貴方の故郷。 帰ってきたければ、いつでも帰っていらっしゃい。 貴方のお土産話、待ってるわ。 [許されるなら、頭を撫でようか。] (267) 2022/01/30(Sun) 19:41:49 |
【人】 “小雪” 篠花ーー領域内ーー [さくり、さくりと枯葉を踏む。 コテージの周りにある山茶花の木々に近付き、 落ちて薄っすらと雪化粧を纏う山茶花を拾い上げた。] おかえりなさい。……お疲れ様。 [雪を祓い落とし、両手でそっと捧げ持った後、 ふぅ、と息を吹きかける。 山茶花は花弁となり、北風と共に天高く舞い上がると、 同じ方向<灯宮>へと流れていく。] (276) 2022/01/30(Sun) 20:50:29 |
【人】 “小雪” 篠花“大寒” [海の波の花咲く季節は過ぎ] “立春” [東風が通り過ぎ] “雨水” [雪消の水が流れれば] “啓蟄” [菜虫は蝶となり] “春分” [雀は初めて巣を作る] (277) 2022/01/30(Sun) 20:50:54 |
【人】 “小雪” 篠花“清明” [山吹が咲き] “穀雨” [藤浪は風に揺れ] “立夏” [蝌蚪が泳ぎ] “小満” [麦秋は至れば] “芒種” [紫陽花は雨に濡れ] “夏至” [短夜へと移る] (278) 2022/01/30(Sun) 20:51:27 |
【人】 “小雪” 篠花“小暑” [蓮の花が初めて開けば] “大暑” [入道雲が空を飾り] “立秋” [送り火を焚けば] “処暑” [黄昏時に空を眺め] “白露” [軈て燕が去って] “秋分” [月影は濃くなり] “寒露” [夜長へと移る] (279) 2022/01/30(Sun) 20:52:18 |
【人】 “小雪” 篠花“霜降” [紅葉狩る季節となりて] “立冬” [山は眠る] “小雪” [雪虫舞いて] “大雪” [熊は穴に籠もり] “冬至” [短日を迎えれば] “小寒” [芹栄い] [款冬の花咲き、また春へーー] (280) 2022/01/30(Sun) 20:52:39 |
【人】 “小雪” 篠花またいらっしゃい。 いつでも私達は歓迎するわ。 [去り逝くものには餞を。向い来るものには祝を。 すべての魂に幸あれと願うは。 *二十四節気の灯守り*] (281) 2022/01/30(Sun) 20:52:54 |
【赤】 先代“小雪” 篠花「月が綺麗だねー。」 [珍しいほどの満面の笑みで、彼女を見ながらそう宣う。 一瞬たりとも月なんか見ちゃいないくせに!] (*142) 2022/01/30(Sun) 22:23:04 |
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