【人】 闇崎 宵稚[流れるのはサブスクリプションで聞けるR&B。 女性の落ち着いたボーカルは、景色に全く合わない。 畑道にも提灯が並んでいて。 村全体でお祭りを感じる雰囲気になっていた。 商店街の方に迎えば、もっと活気づいて、 前夜祭セールみたいなものがやっていたりした。 今もそうなのだろうか。 シャッター街化していなければいいのだけれど。 歩く道なりの景色自体はさほど変わってなくて、 五年もすれば一件くらい建っていそうかと期待した コンビニすらもないものだから。 思い出が色褪せないのと同時に――、 ]鮮明に、思い出されていく。 暑さによる蜃気楼か、潮風に運ばれたのか。 はしゃぐ子供が鬼ごっこをしている気がした。 逃げ回る子供は、"アイツ"に似ていて―― (45) 2022/08/15(Mon) 14:09:40 |
【人】 闇崎 宵稚[幻覚から目を覚まされるような、 『ポコ』と、ある種聞き慣れた通知音。 不意に肩を叩かれるような心地に肩を跳ねさせる。 イヤホンをしているとコレが少し厄介だ。 …そして現代人らしく、何も考えずに通知を見る。 先程、自分が何をしたのかも曖昧のまま。 もう少し、考えて見るべきだった。 その宛名に ヒュ、 と息が詰まる。喉元に詰まるのは期待、ではなく、恐怖だった。 明確に、『何』を言われるのか、怖かったのだ。] (46) 2022/08/15(Mon) 14:10:15 |
【人】 闇崎 宵稚[畑の電柱にもたれかかり、震える親指で操作する。 揺れる瞳孔で、文面を読んでいる間の俺は、 果たして、うまく呼吸が出来ていただろうか。 汗を拭うのも忘れ、画面に一雫滴ったあと。 その内容に。恐怖の中に、安堵が混ざる。 それと同時に湧いたのは、僅かな疑心だった。] (47) 2022/08/15(Mon) 14:10:35 |
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新