【人】 甲矢 潮音── 現実 ── (もう、良いところで……ッ) [マンションの前を通り過ぎていく音に 僕は慌てて夢の中から出た。 流歌の目が覚めちゃうじゃないか! 幾ら互いの部屋を出入りする仲でも 深夜の入眠中の不法侵入は、流石に。] (28) 2022/05/23(Mon) 0:15:40 |
【人】 甲矢 潮音[ベッドの上の流歌がもぞりと動いた気がして、 開けたままにしてた窓から飛び出す。 窓を閉める余裕も振り返る余裕もなく 漆黒で羽搏いて自分の部屋のベランダへ。] (29) 2022/05/23(Mon) 0:15:49 |
【人】 甲矢 潮音はーー…… [自分の部屋の中で深く息を吐いた。 ……見られた? どうだろう。 寝返りを打っただけかも知れない。 もう一度吐いた。 ちょっと、熱くなりすぎた。 幾ら夢の中でも、余りやりすぎたら 嫌われてしまうかもしれない。 それは困る。死んじゃう。死ねないけど。] (30) 2022/05/23(Mon) 0:19:05 |
【人】 甲矢 潮音[────反省。 夢の中に入るのは、暫く控えよう。 顔を合わせた時は何事もなかったように振る舞おう。 ……そう決めたけど。 流歌の方は、どうだったかな……。*] (31) 2022/05/23(Mon) 0:21:40 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[体の相性も合うけれど、好きだとか愛してるの延長線上にある盲目気味の自分を、彼の虜だと表現したつもりでいた。誤解を招きかねない文脈だったと思い至らないが、嘘偽りない本心とはいえ、陳腐にも聞こえる台詞を紡いだ自覚はあった。 それを笑う訳でもなく、彼が黙ったまま動きを止める。 一体何を考えているのか、……そもそも聞こえていなくて呆けているだけなのか、考え得る可能性が浮かんでは消えていく。話したいから口を動かすのに、頭を働かせた彼の思考がどこに転ぶのか予想出来ない。 頭の中を覗くことも、思考回路を手繰ることも。 誰にも出来ないと分かってはいる] ふ、……はあっ、はは……駄目なのか。 でも君も、自分で……っ動いてる、だろ? 馬鹿になってる瑠威も可愛いから……、 ……もっと馬鹿になってくれよ。 [少し腰を揺する度に、途切れ途切れの甘ったるい嬌声が彼の唇から溢れた。素直に快感を得ようとして子供のようにぐずる姿が、可愛くて愛おしくて、同時に安堵を覚える。彼につられて馬鹿になった素振りで、弾む息に機嫌良さげな笑い声が混じった。 実際はセックスを始める前──そもそも転院する以前から。とっくの昔に、自分はある意味馬鹿になっているのだが] (*0) 2022/05/23(Mon) 0:33:16 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[ぐずる彼が可愛いとは言っても、意地悪く与えずにいられるほど歪んでいなければ、もっと奥まで繋がりたいのは私も同じで。涙声を口付けで塞ぎながら侵犯を深めて腹の奥を抉り、欲望に従って彼の言葉に応えた。 彼の痴態でどろどろに頭が溶ける。 自制心や理性が削ぎ落とされた後に残ったのは、彼の胎内の最奥で果てたいという原始的な欲求で。男だから孕みはしないのに中に注ぐことしか考えられず、思考の破綻を自覚出来る余裕もない] っは、…………あぁ、 私も────、 [ほとんど意味のある音を発せないで、嗚咽の断片めいた声を殺す。絶頂への階段を駆け上がるように律動を早め、震える背中を抱き締めた。どくりと脈打った熱が吐き出す白濁を、一滴残らず絞り取るような容赦無い収縮の余韻が続き、堪らず呻く] (*1) 2022/05/23(Mon) 0:33:41 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[びくびくと打ち震える脈動を埋めたまま、荒い呼吸を繰り返す。満ち足りた感覚と、どっと押し寄せてきた疲労感が心地良い怠さを運んで来る。重い腕を彼に巻き付けて、寄り添ったまま暫くは呼吸を整える] はあ、…………っは、ぁ……、っ …………だいじょうぶ、か? [あまり大丈夫だとは思えないけれど、働かない頭で言えるのはそれぐらいで。口付けようとするが、ぐったりと項垂れているなら首筋あたりに唇を押し当てて。 細い身体を支えながら、ゆっくりとシーツに横たわらせようとする] (*2) 2022/05/23(Mon) 0:34:00 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[身体は疲れているのに神経は昂っていて、思い出したように睡魔が凭れかかって来るのに、頭は冴えているような妙な感覚。長年片想いしていた相手と結ばれたのだから、興奮が落ち着かないのも無理はないのか。 と、そこまで考えて何か引っ掛かる。 ……私達は結ばれたのか? 彼の「好き」を疑う気持ちはないのだけれどまだ実感がない。 掴み所のない幸福感を抱いたまま、ぼんやりと彼の顔を眺める。こういう時、世の中の人達はどんな会話をするんだ。そもそも会話より休ませた方が良いんじゃないか……、そういえば左手は? 今までずっと意識の外だった怪我を、今更思い出す。 彼の左手を掬い、腕の傷を目視で確認して] ……無理させたな。君は休んだ方が良い [何か話し掛けられれば答えるけれど、ぐったりした様子なら そう声を掛ける。頭を撫でようとした色々な体液塗れの手が宙を彷徨い、やがて下す。代わりにキスをして薄ら口角を持ち上げる。 結局歯止めが効かなくて加減出来なかったし、腹の中には精液が入ったままだ。かなり負担をかけてしまった。彼が眠るまで横にいるつもりで隣に並ぶ*] (*3) 2022/05/23(Mon) 0:34:16 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 可愛いなんて母以外に久々に言われた。 母に一瞬意識が向きかけて一気に萎みそうになる気持ちを 可愛いの言葉だけに向けて引き戻す。 今この人に俺は可愛く見えてるのか。 昔の印象のまま固定されているにしても 昔だってそう幼くはなかった筈なのに。 如何して大の大人の男が可愛く見えるやら なんともおかしな話だと思うのに 何故だか悪い気はしなかった。 嫌な気分ではなかった。 どんな評価であれどんな見解であれ 彼に与えられるものなら、なんだって。 あの頃も今も変わらず彼が好きな証明なんて それだけで足りるだろう。 あと男に抱かれてるのも。 こんなに気持ちいいって知ってたとしても 彼以外になんて、考えるのも嫌なのだから。 ] (*4) 2022/05/23(Mon) 2:17:34 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 興奮の滲む彼の荒く艶やかな呼吸の音。 潤いも足さずに交わる結合に女を抱く時のような水音はなく 汗に湿る肌同士が当たる音と軋むベッドの音が耳についた。 馴染みのある分かり易い快感を以て 欲望の弾ける瞬間へと向け急速に駆け上がりながら 覚えたばかりのまだ不慣れで、 それなのに強烈な心地よさを同時に味わわされて 頭が、混乱する。 男として生きてきた自分の体を作り替えられるような おかしな錯覚に酔い痴れて。 あとを追うように限界を訴える彼の声にぞくぞくと 絶頂の余韻とは違う法悦が駆け抜けて 熱いものを吐き出すさなかの体を休む間もなく 断続的に攻められ、声にならず吐息の音だけで喘いだ。 気遣いや手加減を取り払ったような力強い抽挿に 彼が彼だけの快感を求めて動いているんだと理解して 彼の欲をこの身にぶつけられ受け止めているんだと思えば 訳のわからない感情が込み上げてきて堪らなくなった。 愛おしさと呼ぶには如何にも狂暴で酷く淫らな。 言い表す言葉は見つけられる気がしない。 過去に抱いた女が興奮を煽る為紡いだ言葉が頭に浮かんで 「なかにだして」と強請った気がする。 彼を悦ばせるためではなく純粋に自分がそうされたくて。 きちんと言葉になった自信はない。 ] (*5) 2022/05/23(Mon) 2:20:14 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 元より入口の皮膚以外殆どが感覚を持たない内臓での交わりだ 中で震える感触も、吐き出された実感もまるでない。 けれど抱きしめられ重なる身体の震えと 生々しい呻き声に彼の絶頂を知る。 体はすっかり疲弊しきって重力が倍に感じるし ぜぇぜぇと繰り返す呼吸の音は耳障りで息苦しく もう指一本動かしたくないのに、興奮が醒めない。 熱くて、暑くて。 張り付く重たい身体が苦痛なのに心地よくて 離れがたくて背中の後ろに体重を預けようとすれば 未だ繋がったままのものが角度を変えて小さく呻いた。 え?萎えてないの?何故? いや、俺もだな?俺もだったわ。何故。 もうなにを考えるのもだるくて 疑問は浮かぶ傍から投げ出した。 重力倍増しに感じるクソ程重たい腕を死ぬ気で持ち上げて 首筋にじゃれついてくる頭をベタつく手で構わず撫でた。 何も考えない頭で、理由もなくそうしたかったから。 ] (*6) 2022/05/23(Mon) 2:20:53 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 気遣いの戻ったやり方で、すっかり弛緩した体を シーツの上に横たえられる。 死ぬほど疲れていたので逆らわず手伝わず体を預けた。 気遣うならまず抜けとは思ったが言わなかった。 離れたくなくて、言いたくなかったので。 予告通りに汗だくになった身体に 乾いたシーツの感触が心地よくて もぞもぞと蠢き湿っていない場所を探す ] ────、…───……、……っ、…… ……しにそ、……むちゃくちゃ、きもちよかった。 [ 遅れた返事を漸く紡げば、緩みきった口から涎が垂れかけて 垂らしてももう今更どうでもよかったけど 死ぬほど喉が渇いていたので無理やり飲み下す。 みずほしい。けど、いいたくない。 動きたくも離れたくもなかった。 ] (*7) 2022/05/23(Mon) 2:22:40 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 動きたくも離れたくもない、けれど 顔を見るためのろのろ体を捻れば 彼が出した分だけ多少の滑りを取り戻した中から ずるりと半端に彼が腹圧で押し出されて 強制的に味わわされる排泄と殆どおんなじ原始的な快感に ぞわぞわして戦慄きながら、ぅ゙あ゙とか色気の欠片もない なかなかにひどい悲鳴をか細く溢れた。 ぜんぶ抜けてないから まだこれを味わう事になるのがわかってしまう。 離れたくない以上の嫌を突きつけられて はふはふ喘ぎながらも 当初の目的を成し遂げるべく彼の顔を見る。 ひどく疲弊しきった顔はそのままに目だけギラギラしてる。 これは徹夜が過ぎて疲弊し過ぎたが為に分泌された 脳内麻薬でおかしなテンションになってる顔だ。 ] せんせぇも……誠丞さんも、きもちよかった? 満足したならねなよ。 ひっどいかおしてる。 (*8) 2022/05/23(Mon) 2:25:05 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 抜いて離れるのも、抜ける感覚も嫌だけど 半端な今の状況が、なかなかやばいとこを押してることに ばきばきに勃起しだす自身でもって察して、 意を決してずるりと完全に引き抜いた。 ずるりと内臓を道連れにするみたいに出ていくのが 気持ち悪くて気持ちよくて え゙だかあ゙だかわからない音で呻いて 謎の情けなさに泣き出しそうになりながらも 重い体を引きずって完全に向き直る。 どろっと産み出された直腸温度にほかほかになった 彼のやつを、そのままでは気持ち悪かろうと その辺のシーツを手繰ってかなり適当に拭いてやった。 自分の尻も気持ちわるいけどこっちは シーツで拭くのが流石に躊躇われてそのままに。 布団でもかけてやるべきだけど これ以上一切動きたくないし暑いので 寄り添うだけにしておいた。 いろいろ考えなきゃいけない面倒なことが かなり、だいぶ、残っている気がする けれど、眠って起きたあとの自分に ぜんぶ押し付けることにして。 ねなよ、おやすみ、を繰り返し 彼が目を閉じるのを見守ってから、自分も目を閉じて 泥のような眠りにずぶずぶと沈んでいった。* ] (*9) 2022/05/23(Mon) 2:27:27 |
【人】 転生者 アウローラ―― 数日後/学園内にて ―― [ それから数日後。 体調のほうはすっかり良くなった。 彼にも言われたけれど、 自分でも気づかないうちに無理をしていたみたい。 彼が部屋から消えた後、寮母さんが呼んでくれた お医者様からは結構なお叱りを受けた。 それから二日ほど休養を取ってから 授業に出てみれば、早々に積み上がっていた 課題の山を頂くことになった。 それをなんとか ――だけど無理のないペースでこなして―― たった今、最後の課題を提出し終わった。 ] (32) 2022/05/23(Mon) 5:17:05 |
【人】 転生者 アウローラ[ 失礼します、と 教授室の扉の前で一礼してから 足早にその場を離れていく。 ] アルカード、いますか? [ 人気のない廊下まで出たところで 小さな声で、彼の名前を呼ぶ。 姿は見えなくても、彼はいつだって傍にいる。 とはいえ彼がどこから姿を現すかは いつだって全く予測がつかないのだけど。 時に部屋の隅に横たわる影から、 ある時は至極普通に部屋の扉の向こうから 或いはわたしの影そのものから。 最後のは以前実演されたときに 流石に心臓に悪かったから、 正直、多用はしないでほしいのだけど。 ]* (33) 2022/05/23(Mon) 5:21:22 |
【人】 闇の精霊 アルカード呼んだか、曙の子。 [ 呼ぶ声に応じて姿を現す。 直近、娘の影から直に姿を現したときに 頬を打たれこそしなかったが涙目で抗議された故、 今回は普通に背後の中空からすぅと姿を現した。 ]* (34) 2022/05/23(Mon) 5:29:06 |
【人】 転生者 アウローラ[ 人の背後へふわふわ浮かびながら現れるのは どう考えても普通じゃないです。 ] …もう! その呼び方はやめてくださいって 言ってるじゃないですか。 [ わたしの名前は、 どうやら女神様の名前から取られたみたい。 「夜明け」を意味するその名前は あのゲームのタイトルにも通じていて、 我ながら可愛らしいと思う。 でも日本人としてはやっぱりその呼び方は お相撲さんみたいであまり好きじゃない。 (その人に非があるわけではもちろんないけど) ] (35) 2022/05/23(Mon) 5:35:24 |
【人】 闇の精霊 アルカード[無論、覚えている。>>36] お前こそ、あのとき我がなんといったか 覚えていないのではないか? 我は確かに、約束したぞ? [中空に浮かんでいた身体を、音もなく床へと降り立つ。 ついでに軽く、娘の額を指先で軽く小突いてみせてから、 此方を見上げる娘の瞳を、頭一つ上から見下ろして笑った] そもそも、娘よ。 我はお前の望みを叶えるためにここにいるのだ。 [無論、忘れたわけではあるまい?] (37) 2022/05/23(Mon) 5:39:12 |
【人】 転生者 アウローラつめた…っ。 [ 堪らず額に手を添えて。 面白いものを見た、と言わんばかりの すっと細められた眼差しに ほんの少しだけ、恨みがましい視線を送る。 あと、曙じゃなくて名前で呼んでほしいって言ったら ちゃんということ聞いてくれるのかしら、この精霊さんは] (38) 2022/05/23(Mon) 5:40:50 |
【人】 転生者 アウローラもう…。 でも、よかったです。 じゃあ、一度部屋に戻って着替えてきますから。 あとであの図書館で落ちあいましょう。 [ 頬の温かさと緩んだ表情はきっと隠し切れないまま 彼の返事を待つより先に寮のほうへと歩を進めた。 誰かと一緒にどこかに出かけるなんて まるで夢みたい。 この学園に入学して以来、今までずっと、 誰かと仲良くなることなんてできなかったから。 ] (39) 2022/05/23(Mon) 5:42:20 |
【人】 転生者 アウローラ[ この学園に入学してから、 攻略対象ではない、他の人たちとも、 自分なりに仲良くなろうと努めてきた。 でも、いつも上手くいかなかった。 どうしてかはわからないけど、 誰かと少し仲良くなるたび、 どこからか噂が聞こえてきては 周りの人たちから距離を取られる。 攻略対象ではない人たちですら そういう状態だったから。 ―――…だから、気がつくといつもひとりだった。 わたしは、不器用な人間だから。 気がつかないあいだに、他の人たちが嫌がることを してしまってたのかな、って。 そう思うと、とても怖くて、 同時に今その場にいることが申し訳なくて、 とても悲しかった。 ] (40) 2022/05/23(Mon) 5:44:52 |
【人】 転生者 アウローラ[ でも、今は違う。 わたしは今、ひとりじゃない。 たとえ、彼が人間じゃないとしても。 いつか世界を滅ぼす存在だったとしても。 わたしは、彼の友達でいたい。 それは、ただ、わたしの傍に居てほしいとか そういうことだけではなくて。 …彼にも、知ってほしいと思った。 この世界が、嘗ての「私」が愛した世界が、 とても美しいものだということを。 学園の背景も、イベント毎に変わる街並みも。 この世界でわたしが見て、聞いて、触れてきた、 いろいろなものを、彼に見せたい。 彼と一緒に、思い出を共有したい。 今のわたしには、そんな夢がある。 ] (41) 2022/05/23(Mon) 5:46:20 |
【人】 転生者 アウローラ[ そうして、部屋に戻って私服に着替えて 準備を終えたところで そのひとの姿が遠くに見えた。 ] ……あ。 [ ちょうど午後の授業に出るところだったのか。 友人(取り巻きなのかもしれない)に囲まれながら 廊下を歩いてくるマティルダ。 その友人たちのなかには、 以前わたしから距離を置いた人たちもちらほら。 ] …………。 (42) 2022/05/23(Mon) 5:47:09 |
【人】 転生者 アウローラ[ その親しげな様子に、少し、胸が痛んだけれど。 それでも、彼らと廊下をすれ違ったときは 廊下の端へ寄せて、彼らにカーテシーをする。 わたしと彼女たちの身分を考えればそれが正しい。 ] ……。 [ 頭を下げようとした一瞬、 此方に気づいたらしいマティルダが 目を見開くのが見えた。 まるで、なにかに驚いたように。 わたしの傍を通り過ぎるそのとき、 「どうしました?」なんて、彼女の友人たちが 声をかけているのが聞こえたから …たぶん、気のせいではないのではないかしら。 「なんでもない」とマティルダが友人たちに応える、 そんな遣り取りが少しずつ 遠ざかっていくのを確認してから顔をあげる。 さっきのマティルダの反応も 気になるところではあったけど。 今はそれより彼の待っているであろう、 図書館へ向かうことを優先しよう。 ]* (43) 2022/05/23(Mon) 5:49:47 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新