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【赤】 魔族 ラク・シャサ[ いつかの台詞をなぞって。 ふふ、と微笑って手を伸ばす。 夢なのか、現なのか ぼんやりと虚なその境界線を探るように 指先が、その人の熱を求めた。 触れられるだろうか。 間に合ったのだろうか。 ] 急いで駆けつける、て言うたのに、 遅なって、ごめんなぁ。 (*4) 2021/10/24(Sun) 9:50:56 |
【人】 夢見がち ユーラ……っ! 同じ、気持ち……運命ですね? [ 願いの詠にあるように、 芽吹くときと散るときまで同じとはいかなくても。 共に風に葉を揺らすことは、出来るでしょうか。 穏やかでしあわせな時間を共に、と願うのは… わがまま、ではないですよね? ] (27) 2021/10/24(Sun) 16:19:47 |
【赤】 夢見がち ユーラ[ いつかの台詞すらもう、なぞれない。 それでも、手を伸ばされれば ふらり、と倒れ込むように。 二人の影が、重なるのです。 あたたかさが、伝わってきます。 ] おそく、ない……です。 すきなひと に…… あえて しあわせ……。 (*6) 2021/10/24(Sun) 16:22:16 |
【赤】 夢見がち ユーラ[ あの時に言ったことを証明するように たどたどしく詠えば、少しは傷を癒せたでしょうか。 出血を止めるくらいは…… もう少し、歩けるくらいには……。 そう永くは生きてこなかったけれど。 こんな時に限ってわたくしは 感情のままに、心のうちを声にするのです。 ]** (*7) 2021/10/24(Sun) 16:24:05 |
【人】 創造主 エルフェリール[ 夜空に星が瞬く頃。 創世祭は、終わりを迎える。 終わりを告げるように、シャンシャンと、 錫杖を鳴らせば、語りかけるように言葉をかける。] さて、名残惜しいが祭りも終わりの時刻だ 皆、盛大に祝ってくれてありがとう また、来年も会えることを願っているよ [ 穏やかに、慈しむように、優しい微笑みを浮かべれば、 空に向かって錫杖を掲げる。] Yura tialight [ シャン、と澄んだ音色が広がれば、 淡い薄緑色の光が降り注ぐ。清浄な空気があたりを包み、 愛しい子らに祝福を送った。] (30) 2021/10/24(Sun) 22:37:27 |
【人】 狩人 レーヴタント公演を見終わった後。 テオに一声かけたりしてから、劇団の天幕を後にした。 陽が落ちてくれば、身体を包んでいた眠気と倦怠感は、 一切なくなり、動きは身軽になったことを確認すれば、 自分の店の場所へと戻り、後片付けをする。 「 ふんふん、荷物は全部、 飛空艇で送ってもらうとして、売り上げは〜 」 本日の売り上げは、上々。 重くなった袋を自分の手荷物に収めれば、 それを背負った。 昼間ではないのに、眩しそうに白亜の神殿を見上げる。 次に創造主の姿を見るとしたら、 故郷に視察に来たときかな。戦場でないことを祈ろう。 (32) 2021/10/24(Sun) 22:39:38 |
【人】 狩人 レーヴタント「 また会える日を、楽しみにしとるよ〜 」 くるり、と槍を回せば、それもまた背に背負い。 とん、と軽く大地を踏みしめて、軽く跳ねるように 夜の道を歩き始めた、 闇夜だって、迷わず歩めるように 夜道を照らす、焔を灯して、明日は何をしようかな。 なんて、当たり前の日常に戻っていくんだ。 年に一度、特別な日。 創世祭は終わってしまったけれど、 俺たちは、いつもの日常に戻っていくんだ。 それが一番、幸せなことだって、 今の俺は、ちゃんと理解はしていないのだけど。 (33) 2021/10/24(Sun) 22:39:40 |
【人】 魔族 ラク・シャサ[ 穏やかな逢瀬の終わり際、 創造主に挨拶へ向かうと告げた。 言葉とは裏腹に、ちっとも動き出そうとしない 足は正直だったけれど。 彼女の時間を奪っていると自覚しつつ それでも言い淀む言葉を、 ドラゴンステーキの香りと龍眼水が背を押す。 滑らかとは言いがたい口調で、訥々と懸命に またの再会を約束したのは、 今度こそ気まぐれではなかったよ。 (37) 2021/10/25(Mon) 1:11:38 |
【赤】 魔族 ラク・シャサ[ 片方だけになった腕でそっと引き寄せれば、 その身を抱きしめることが出来ただろうか。 ] 運命、やもんな? [ 背を、髪を、頬を、撫でようと手を動かす。 ギリギリのところでさえ、人を気遣って詠う 強く愛しい温もりを。 エルフェリール様のところまで、間に合うか。 彼女が救われるのなら、 生きてくれるのなら、 それが例え彼女の願いだとしても 己の命などどうでもいいと、心から思った。 ] (*9) 2021/10/25(Mon) 1:17:09 |
【赤】 魔族 ラク・シャサユーラ、ユーラ。 聞こえるか、わかるか……? いい子やから、聞いてくれるか、 創造主様のとこまで、がんばれるか───? [ 囁いて、答えを待って。 ] ……独りで生きる人生は味気ないもの。 おれ、は、ふたりがいい、けど、な。 ─── ほんま、ごめんなぁ、 (*10) 2021/10/25(Mon) 1:18:14 |
【赤】 魔族 ラク・シャサ[ 届くかどうかはわからないけれど。 大切なことは、はっきりと、言葉に乗せた。 それだけで、もう、充分 俺は幸せだと思った。 あとは、彼女が。 ジリジリと鳴り響く、嫌な音に 全て飲み込まれてしまう前に、 最期に願うことは、 愛しい人の幸せでしかなかった。 ] (*11) 2021/10/25(Mon) 1:23:15 |
【人】 劇団員 テオドール長い創世祭も終わり、また新しい朝がやってきます。 後片付けを済ませたなら、出立のときはすぐそこです。 記憶を振り返るように白亜の神殿を眺めます。 「 では、またどこかで! 」 誰に対してか、ぺこりとお辞儀をすれば 団員の中へと紛れていきました。 (39) 2021/10/25(Mon) 12:52:22 |
【人】 劇団員 テオドールこの幸せな夢はいつまで続くのでしょう。 人の生は短く、老いは早く 悪夢が来るよりも先に 命を終えているかも知れません。 けれど、其の人生が輝きに満ちているのなら 怖いものなんてきっとなく。 いつものように満足気に 笑っていることができるでしょうか。** (40) 2021/10/25(Mon) 12:52:34 |
【人】 夢見がち ユーラ[ 創造主様に会いたいと言っていたことを 思い出すのと同時くらいだったでしょうか。 逢瀬の終わりを告げる言葉が聞こえます。 名残惜しくて引き止めたいと思って それでも、邪魔をしてはいけないとも 思ったわたくしは、楽しかったです、と。 別れに繋げる言葉を口にして。 それでも何か言い淀む様子の彼を 急かすわけもなく、言葉を待っていたら… ] ええ、勿論。 また是非、お逢いしたいです。 [ 約束できました。 気まぐれじゃなくて、偶然でもない 運命の人との再会を。 ] (43) 2021/10/25(Mon) 17:19:48 |
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