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【人】 橘 んじゃ、花見なんだけど…… [ここの庭でもいいかと思っていたがおふくろから提案があった 少し歩いたところに薄墨神社ほどではないが桜の見事な公園があるのだと 折角一日外出許可を貰ったからそこに行ってみたいと もちろん反対する理由はない] それじゃ仕度して、用意が出来たら出かけようか [そういって身支度が済むのを外で待つ(女の着替えは覗くなと追い出された) その間に他の入所者や職員さんに「橘さんの息子さん」と挨拶をされた どうやらここでも世話焼きは健在だったようだ 支度が出来たと言われ部屋を覗けば、綺麗にめかし込んだおふくろがいた やっぱり小さくなったなぁと心の中で思いながら 似合うと言ったら照れ臭そうに笑った] (52) 2022/04/13(Wed) 1:13:13 |
【人】 橘[外は穏やかな花見日和 ゆっくり歩くおふくろに合わせてのんびりと移動を楽しむ 道行く人が微笑ましげに見て来るけれど 彼らの目には俺と幸さんは夫婦に見えてるんだろうか、などと今更思った**] (53) 2022/04/13(Wed) 1:14:09 |
【人】 虹彩異色症の猫[ くうくうと鼻息を立ててすっかり寝入っている子猫は、舞が終わり演者の礼の後の暫しの静寂>>42、その後鳴り渡った拍手>>40にも目を覚ますことはなかった。飼主が同様に手を打っていれば、腕という己の寝床に響いて苦情に似た寝言をもにゃもにゃと口にしたかもしれない。 結局猫が目が覚ましたのはもう家の近場まで来た頃で、大口を開けての欠伸と伸びをすると、ひょい、と腕の中から路面に降りた。ふすふすと地面を嗅ぐと、ここは己の縄張りだと言うように尾っぽを立てて歩いている。 装具と飼主の付き添いがなければこんな大きな顔ができたものか。 帰宅すると、ただ帰ってきただけでえらいねえ、と家人に褒められる。 畳の間に戻す前にまた足と躰を丁寧に拭き清められたが、白い毛並みに桜の花びらがひとひら、ふたひら土産のように紛れていた。]** (54) 2022/04/13(Wed) 7:55:14 |
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