【人】 船医 チャンドラ[メッセージと共に同封されていた錠剤] [書かれた内容の通りのものであれば、何故スピカがこれを持っているのか] [そうして、これは本当に――書かれた内容通りのものなのか] [アンテナの件のように、ただそう思い込んでいるのではないか、と] [何故、コールドスリープ技術にJ-21129520が取って代わられたのか] [それは前者の安定性だけが原因ではなく、後者の副作用も無視できなかったからだろう] [メッセージと錠剤を戻した紙袋を、どうしようかと考えて ――もういっそ死んでしまいたいと思うような時が来たら開けようと、引き出しへと仕舞い込んだ*] (85) 2022/07/20(Wed) 0:38:06 |
【人】 船医 チャンドラ― 医務室 ― [私室まで戻ってしまうと、もう今日はそこから出て来れない気がして。 だから医務室のベッドに腰掛けて、膝を抱える] …………はぁ。 [抱えた膝に、ぐりぐりと頭を擦り付けて、大きな溜息を一つ] (86) 2022/07/20(Wed) 1:21:14 |
【人】 船医 チャンドラ[スピカに酷い言葉を投げ付けた事は、正直後悔していない] [ぼんやり仕事をされていては既に眠った者達ごと全員死亡などという洒落にならない事態になっただろうし、言った内容自体は間違っていない。 と、思う。 それが、感情的過ぎただけの話で] (87) 2022/07/20(Wed) 1:21:46 |
【人】 船医 チャンドラ[――……人前で泣いてしまった事は、後悔している] [泣いてしまうかもとは朝にも思ったけれど、 まさかスリープ室に向かう前にそうなってしまうとまでは思っていなかったから] (88) 2022/07/20(Wed) 1:22:23 |
【人】 管制官 スピカ【コールドスリープルーム】 [連れて行かれた場所は、ひどく恐ろしい場所で、立ち入るのに足が竦む。 バーナードは「大丈夫」と声をかけながら、スピカが自分の意志で足を踏み入れるまで、根気よく付き合ってくれた] [そこに来ても、いまいちピンとこなかった。 目に入っている者はどこか現実感がなく、映画のシーンのような作り物であるかのように感じられる] [だが、その光景を目撃して皆がいない理由は理解できた] だから……、だから誰ともすれ違わなかったんだ……。 食堂も暗いままで……、ゲイザーがいないからベッドもぐちゃぐちゃのままで……。 (91) 2022/07/20(Wed) 10:43:09 |
【人】 管制官 スピカ[赤いランプの点灯したポッド、それの意味するところは今のスピカは何を意味するかが分かる。 二人眠る、使用できないポッド。 どうしてこうなったのかまではわかっていなかったが、それでも、今起きていることにだけは向かい合うことができた] [バーナードの手を握る手に力が入る、緊張からなのか硬直しているかのように動かない。 (所詮力仕事などほとんどしない女の力だから、そう痛くはないだろうが) ]でも……でも、私はみんなで帰りたい……。 みんなで帰って、いつもみたいにパーティしたい……。 [いつもは参加しないアマノだけれども、今回は参加してくれるだろうか。 そんなことを思いながら、なんとかチャンドラも一緒に帰れる方法を考える] (92) 2022/07/20(Wed) 10:59:07 |
【人】 管制官 スピカ[一つ、一つだけ思い当たることがある。 遠い異文化の星から来た学友にもらったお守り、その星では慣例的に所持を見逃されている錠剤。 絶望の中に微かな希望を与えると見逃されている薬物] ……全員で帰れたら、バーナードも𠮟って。 [ないよりまし、でも僅かでも可能性を高められるなら、管制官のスピカはそれを選ぶ。 現行の法を犯すような手段でも、だ**] (93) 2022/07/20(Wed) 11:08:51 |
【人】 調査員 バーナード【スリープルーム】 ……大丈夫。大丈夫だよ。 [>>91根拠はない。ないどころか、全然大丈夫じゃないかもしれない。 ひどいことをしているってわかってる。それでもただ目を覚ましてほしいだけだ。多分彼女にとって、記憶を閉ざすくらいに苦しい現実を押し付けたいだけだ。 危うく八つ当たりでないばかが飛んでくるところだったが、もうこのままのほうが幸せだなんて、考えない。 ここまで来てくれたんだ、何とかなる。 なんならこのまま夜まで付き合ったっていい。そんな気持ちでいたけど、そこまでは行かずにスピカは自分の意志で踏み込んだ。] (94) 2022/07/20(Wed) 13:23:39 |
【人】 調査員 バーナード……そうだね。 [誰もいない理由。ベッドメイクがされない理由。 食堂が暗いのは、まだ今朝僕らが明かりをつけてないだけだけど。 雰囲気として静かで暗い、という意味なら、それは明かりを点しても変わらない。 スピカの理解を、ただ肯定する。] うん。 帰りたいね。帰りたいや。 [いざ、並んだポッドを眺め。 そこに自分が眠ると改めて自覚した途端。 そんな気持ちが沸き起こる。 あんなにも自分が残り、命落とすのが正しいと信じていたのに。] (95) 2022/07/20(Wed) 13:27:01 |
【人】 調査員 バーナード全員でやろうよ。全員だよ。 ダビーもアマノも引きずり出そう。 ルヴァにも手伝ってもらってさ。 どれだけ忙しくしてようとラサルハグも。 ゾズマにもお腹いっぱい食べてもらわないと。 サダルは何が好きだろう。 ゲイザーにもさ、テーブルについてもらおうよ。 有能なコックが一人増えたんだ。 [自然、抜ける、チャンドラの名前。 犠牲にしたいなんてつもりはないんだ。……だけど、未来が見えなくて。] (96) 2022/07/20(Wed) 13:34:47 |
【人】 調査員 バーナード――え。なに。え……と。 [何を考えているって言うんだろう。 叱るようなこと。何かする気なのか、って思うんだけど。] ……僕に、誰かを叱る資格とか、ないから。 [なにせ、"全生還"の形だけ作るために自分のクローンを作れといった男。 何をするとも、法を犯すつもりとも知らない。 知らないが、もし聞かされたとて、それが本人を残す手段なら、バーナードはきっと簡単に共犯者になれた。] (97) 2022/07/20(Wed) 13:43:27 |
バーナードは、スピカの様子を注意深く窺っている。 (a35) 2022/07/20(Wed) 13:47:42 |
調査員 バーナードは、メモを貼った。 (a36) 2022/07/20(Wed) 13:52:21 |
【人】 管制官 スピカ【コールドスリープルーム】 [しっかりとバーナードの視線>>a35を受け止める] [その【切り札】がよぎってから、色々なことが頭の中を駆け巡る。 あの星団域だと所持は罰則なしだけど、全宙の法令だと所持すること自体に罰則がある とか 今回の事故の責任を全部負った場合、最悪だと管制官の資格そのものが剝奪されるだろうな とか 帰還したらカウンセリング対象になるだろうし、そうなったら宇宙船舶保養法令で寛解してから一月は休職だな とか そうなったらダビーのお世話になろうかな (ゾズマのところに行ったら多分叱られるので行かない) とか。 雑多な思案が入り乱れる] (99) 2022/07/20(Wed) 15:16:37 |
【人】 管制官 スピカ[いろいろ考えて出た言葉が] その……、帰ってから、私がこの船に乗れなくなったら……。 ダビーのこと、よろしく。 それと、ゾズマも、ゾズマにご飯食べさせるのも……。 [ついでみたいになっちゃったと、内心反省する。 きっとこの場に本人がいたら 「そういう言い方は人に対して失礼」 と叱られただろうなと思いながら] (100) 2022/07/20(Wed) 15:17:07 |
【人】 管制官 スピカ[瞬きを一つしたスピカはそれまでの、どこか焦点の合わないようなふわふわとした存在に戻っていた] そろそろ仕事に戻らないと……。 アンテナ一人に任せてるから、アンテナ疲れちゃうし……。 [その言葉を聞いて安心して手を離しただろうか? 手を離されたスピカは、握られていた方の手をもう片方の手で握り、帰ろうとする仲間がいることを実感した] やること……、そう、やること。 今よりも広範囲に救難信号発して、他船のソナーに引っ掛かりやすくしないといけないから……。 [現実を知ったスピカは全てを直視してはいないけれど、それでも、みんなで帰るという方向を向き始めた] (101) 2022/07/20(Wed) 15:58:19 |
【人】 管制官 スピカうん、お腹減ったら、食堂に行くね。 帰ったら、ちゃんとアマノに美味しかったって言わなきゃ。 [部屋を出てバーナードと別れる] [皆で帰るためにやれることをしようと、スピカはメインデッキに向かった**] (102) 2022/07/20(Wed) 16:00:59 |
管制官 スピカは、メモを貼った。 (a37) 2022/07/20(Wed) 16:10:10 |
【人】 船医 チャンドラ[和やかに、三人で食卓を囲めば良かったのだろうか。 最後の日を、穏やかに笑い合って過ごせば良かったのだろうか] [もう届かない過去の中で笑っているスピカと? それを、どう感じているかも分からないバーナードと?] [そんな光景も、もしかするとあり得たのかもしれないけれど、 そんな悍ましい光景、想像したくもない] (105) 2022/07/20(Wed) 18:54:58 |
【人】 船医 チャンドラ― コールドスリープルーム ― [空腹を抱えたままスリープ室へ着くと、既にアンテナの姿があった] すまないね、これでも色々と忙しいから。 [遅いと注意されて、堂々と嘘を吐いた] でも、遅刻はしてないだろう? [スリープ室には、既に今夜眠る2人の姿はあっただろうか。 まだだったとしても、少し話す時間くらいは取れるだろう] (106) 2022/07/20(Wed) 18:55:39 |
【人】 船医 チャンドラ[自分が来た時か、後か。 2人の姿を認めれば、少しだけ、ばつの悪げな表情を浮かべてから] ……さ、とりあえず検査しよう。 [そう声を掛け、自分の職務を遂行する] (107) 2022/07/20(Wed) 19:10:42 |
【人】 船医 チャンドラ[スピカの様子は、どうだっただろうか。 もう現実を見てくれているのか、まだ過去を生きてしまっているのか] [あの場を後にしてしまった自分には分からないけれど、 目の前の彼女は、今のこの状況を理解してくれているようには思う。 ――そう、思いたいだけかもしれないけれど] [ただきっと、アンテナが任せた仕事だけはしてくれたのだろう。 そうでなければ、アンテナが何かしら伝えてきた筈だから] (108) 2022/07/20(Wed) 19:56:20 |
【人】 船医 チャンドラ[検査を終え、スリープには問題が無いことを確認してからアンテナに結果を伝え] ……悪いね。 買い物は、ゾズマと行ってくれ。 [スピカへ、約束を果たせないことだけ謝罪する] 整備道具じゃなしに、靴や服やメイク用品や雑貨。 色々な星の、色々な店に行って、たくさんのものを見るといいよ。 [昼の件は絶対に謝罪しないし、する気もない。 だって、自分は悪くない] (109) 2022/07/20(Wed) 19:57:13 |
【人】 船医 チャンドラ[生きていたい。死にたくない。 『医師でない自分に価値は無い』なんて、欠片も思わないけれど――医師でない自分は、想像が出来ない] [食料が無くなるのが先か酸素が無くなるのが先か、それとも孤独に耐えられなくなるのか] [永遠に目覚めなければ苦痛も感じないかと、つい弱い自分が思ってしまったけれど] (111) 2022/07/20(Wed) 19:58:10 |
【人】 船医 チャンドラ[ふと思い付き、バーナードに向き直る] ……ねぇ。 今、もし君に私が「私の細胞を持って帰って『チャンドラ・L・セリーニ』という人間を作ってくれ」 ……って言ったら、どういう気分? [昨日彼が依頼したままの内容を、問いの形で返す] もしかすると君はそれを受け入れて、その『チャンドラ』を、私と同じように扱うかもしれないけど。 ……そうなったら、今ここに居る『私』は、それをとても哀しいと感じるよ。 (112) 2022/07/20(Wed) 19:59:15 |
【人】 調査員 バーナード【スリープルーム・まだ眠る前】 何それ。そんな危ないことするつもりなの。 [スピカは、さっきよりは正気に見える。 けれどすべてがつながってはいないのだろう。 スピカの性格なら、すべてを取り戻せば忘れていた自分を悔いてその場に崩れ落ちたっておかしくない。 だからまだ、側にいることが、手を握ることが治療だと愚直に信じている。 それだけと言うにはここまで連れてきたりと些か荒療治だが、この場でバーナードにできることは、閉じこもった記憶が溶け出すまで、彼女を受け止め続けること。] (113) 2022/07/20(Wed) 20:14:53 |
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