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【赤】 入院中 阿出川 瑠威……〜〜〜〜〜〜〜っ、はぁ……ん゙っ。 どうしよう、誠丞さんのちんぽ、きもちよすぎて…… やばいかも、おれ……っ、…… も、くせんなりそぉ。 [ 肩に頭を凭れて、汗の滲む首筋に鼻梁を擦り寄せて 今すぐもう一度深く浅く抉るような抽挿を 始めてしまいたい欲求に抗いながら なかなかに馬鹿みたいな言葉を紡ぐ。 馬鹿みたいな自覚はある。 残念なことに自制する理性は死んでるけど。 始めてしまえばまた何も考えられなくなってしまいそうで 少しくらいイチャイチャしたいと思える程度の 僅かばかりの余裕が丁度生まれたので。 くだらなくても、馬鹿みたいでも、 なんでもいいから交わしたくて、言葉を紡いだ。 変に勿体ぶって自分を焦らす馬鹿になってる頭とは裏腹に 体は正直に彼を求めて、奥まで 埋め直したばかりの彼の根元を 締め付ける動作に慣れた入口が ぎゅうぎゅう締め付けたりしていた。* ] (*22) 2022/05/21(Sat) 2:26:01 |
【人】 転生者 アウローラ[ 本当は、わかってる。 わたしが、なにを願っているか。 でも、それを認めるのは、怖い。 『愛されたかった』 その一言を口にして、なにかを壊してしまうのが ただ、恐ろしかった。 ] (97) 2022/05/21(Sat) 7:23:19 |
【人】 転生者 アウローラ……わたしは、選ばれなかったんです。 [ さっき、エッグノックのお礼を言ったときよりも更に小さな声。 どうして、そんなことを言ったのか。 自分でも、わからない。 ] (98) 2022/05/21(Sat) 7:24:31 |
【人】 転生者 アウローラ……えっと、そうですね。 [ 誤魔化すように咳払いを一つ。 ] もし、貴方がわたしの望み……願いを、 叶えてくれるというのなら。 (99) 2022/05/21(Sat) 7:25:36 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャックいつもはおとなしい彼女が、 こんなにも捲し上げるように話すのかと 驚きのあまり、テンガンの目も彼女のように 大きく見開いて丸くなっていった。 今、彼は彼女に怒られている。 身勝手なことを言っていたという自覚はまだなく どうしてそう怒るのだろうかと 彼女の言葉の続きをまってみることにする。 けれど、最後の『聞かなかったことにしていいのか』 という問いかけに関して、自分からお願いしているのに どこか、ダメだと言いそうになっていた。>>90>>91 実際のところ、流れで告白をしてしまったことは 聞かなかったことにしてほしくないし、 意識してほしいと思っていたはず。 けれども彼女との旅が終わってしまうかもと思うと そう簡単にはいかないと思ってか、 聞かなかったことにしていいなどと言ってしまった。 「い、や……それは……」 自分が身勝手だったとようやく自覚した上で、 彼女へきちんと言葉にして伝えようと 言葉を発するものの、彼女の百面相のような 表情の移り変わりを一瞬だけみると、また空を見上げた。 (101) 2022/05/21(Sat) 10:13:34 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「………………… 今はまだ、答えはいらない。 大事なパートナーと思ってもらっているだけで 今の俺には十分、ではないけれど、 お互いの関係性を考えれば満足がいく。 いつか、分かった時に教えてほしい。 気持ちを表現していなくてすまなかった。」 小さな声で彼女の言葉が紡がれる。>>95 好きの違いというものは大いにあるため 今ここでの返答はもう求めない。>>95 彼女の声が聞こえたときに視線をおろせば 隠れていない右の頬はいたく赤くて 今までにないくらいかわいく見えた。 手を伸ばしてそっと撫でてしまおうかと思ったが 告白したばかりの身でありながら、 そういうことをするのは差し出がましいのかと 思ってしまい、見つめるだけにしてしまった。 それで彼女を怖がらせてしまったのなら、 少し慌てた様子でごめん、と口にするようだった。* (102) 2022/05/21(Sat) 10:14:57 |
【人】 甲矢 潮音[きみの魂はね。 何より無垢で、誰より美しいんだ。 僕の魅了が効かないくらいに。 何度きみが生まれ変わって、 何度穢れた僕と交わっても、 変わることのなかった唯一の事実。 同じ場所に生まれるとは限らなくて 姿形も、身分も、性格だって毎回違った。 ある時は傷ついた戦士の心を癒す歌姫。 ある時は占いと舞踊の得意な流浪の民。 ある時は……] (103) 2022/05/21(Sat) 11:00:52 |
【人】 甲矢 潮音[どのきみにも恋をして、焦がれた。 出逢いを繰り返すたび 以前より更に好きになった。 いまのきみが、いちばんすき。 ねぇ、すきだよ流歌。だぁいすき。 ずぅっと君ひとりを引き摺って 付き纏い続けてるなんて……、 気味悪がられてしまいそうで、とても言えないけど。] (104) 2022/05/21(Sat) 11:00:57 |
【人】 甲矢 潮音[────無垢な魂に惹かれるのは 当然僕だけじゃあ、ない。 生まれ落ちた場所を見つけるのが遅すぎて 他の奴に先を越されたことがある。 横取りされそうになったことだって。 ……業腹、だ。あんな思いはしたくない。 だからいつだって不安だった。 僕の方を向いてくれるのか。 僕から離れずにいてくれるのか。 永く生きているというのに 余裕がなくて……、情けないね。] (105) 2022/05/21(Sat) 11:01:04 |
【人】 甲矢 潮音[体育の次の教室は>>74 幾らか人数を欠いていたけど それはあまり気にすることはない。 男子コートでスパイクを叩き込まれて 鼻血出して保健室行きになったのが 下世話な話をするどさくさに流歌の揺れる胸だとか うなじだとかを見てた奴ばかりなのは 偶然じゃないけど誰も気にしなくていい。 流歌を注意した教師の横顔に 暴投サーブが突き刺さったのも 普段の高い評価が許してくれたので。 なぁんにも気にしなくていい。 何事もなかったように弁当を広げて思い出す。 流歌の体操服姿、かわいかったなぁ。 厭らしい目で見ていいのは僕だけだよ。 ] (111) 2022/05/21(Sat) 11:04:37 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[自身の憤りが確かに伝わって、彼も驚いた顔になる。 あまり表情に出さない彼でも分かるくらいの表情の変化は、 それだけに飽き足らず、目を丸くしていたものが、 ミンナの言葉で、逡巡に変わっていった。 言い淀む声に視線を向けながら、彼の様子を伺う。 困っているのか、言葉を探しているのか。 彼が見上げた先には、ただ、木の葉がゆらゆらと風に揺れていた。 少しの間、沈黙が訪れた。 私もなんて言葉にしていいか分からずに。 彼も私との距離を測りあぐねるように。 沈黙を破ったのは彼のほうが先で。 そよいで行く風にのって彼の声が届いてくる。] (113) 2022/05/21(Sat) 13:29:38 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[時間をくれるという言葉に、ほ、と安堵の息が洩れる。 告白を断ったつもりはないけれど、先延ばしにしてしまった。 そのことでまたバディを解消されるようなことになれば、 どうしようかと思っていたから。 今は、その答えが有り難く、うん、と頷くことで応えた。] ……うん、ありがとう。 えっと、テンガンくんの気持ちは伝わったよ? 私が鈍いだけで、気づけないところもあって…… その……、 次からは、ちゃんと男の人だって、意識するから! ……うん? 意識するっていうのも、変な話だねっ!? あははっ、えっと、その…… [妙な宣言を彼をどう受け取っただろうか。 意識するからなんて言ってしまえば、 それは好意を受け止めるようなものではないか。 笑って誤魔化して、ぱたぱたと掌で団扇を作って赤くなった顔を仰ぐ。] (114) 2022/05/21(Sat) 13:29:50 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[ようやく視線が重なって、彼の視界に自身が映る。 その瞳の奥には好意が隠されている。 改めてそう思えば、ドキドキして手団扇で仰いでも 赤い顔はしばらくは収まることはなかった。 とくんとくんと、さっきから心臓がうるさくて。 聞こえないふりをするようにぶんぶんと首を振って顔を上げる。 謝罪の言葉には笑って、大丈夫!と応えて拳を作った。 それが、彼からの初めての告白の話で。 鈍い私はこれからも彼をやきもきさせる程、 待たせてしまうことになるのだけれど……。 待たせてしまった結果が、まさかあんなことになるなんて。 微塵も予想はしていなかったのだ。*] (115) 2022/05/21(Sat) 13:30:11 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック沈黙の時間はいろんな音に耳を傾けてしまう。 木々のざわめき、野鳥の羽ばたき。>>113 彼女にどういえば伝わるのか考えて、 彼女の気持ちの整理がつけば教えてくれるよう 彼なりに、促してみるのだった、 「いや、意識はしなくても……… いいや、意識してほしい。 そうでないと、俺はただの相棒で終わってしまう。 意識してもらったうえで、 そこまで何も感じなければそういう男だってこと」 彼女の宣言にはよろしく、と応えて 意識してもらえるように態度も改めただろう。>>114 無理やりに襲うこともなかったが、 かといって何もしないわけではなく。 補給の時は事の発端のときのように 腰を撫でて時を過ごしていったし、 街中を歩くときはできる限り 彼女の隣、近距離で離れないようにして。 そのなかのひとつのように、 ベッドを1つで提案したら断られた。>>0:88>>0:104 (116) 2022/05/21(Sat) 14:58:12 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャックそういう、小さな我慢が1つ、また1つと重なったある日。 ある種事件ともいえる事態が起こってしまった。>>115 街から街への移動途中、いつものように魔力補給を 木陰でお願いしているときに、彼女の体を撫でていた。 当たり前というか、そのときも関係はまだバディ止まりで 彼女にダメ、と言われたかどうだったか。 ひとまず、また我慢が1つ積み重なってしまったのだ。 いつもなら我慢できたけれど、かれこれ暫く経ったせいか 彼の我慢が限界突破してしまったといえばそうなる。 気を取り直して移動を開始していると、ポツ、ポツリ、と 雨が降り始め、やがてそれは落ちる音が多くなりそうな。 「大雨になる、ミン走れるか?」 走れないといわれたら俵抱えのようにしてでも 彼女を抱えて走ったことだろう。 あてがあるわけでもなかったが、 偶然にも大きめの館がふたりの前に見え、 雨宿りもかねて入らせてもらうことにした。* (117) 2022/05/21(Sat) 14:59:15 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[テンガンくんからの告白があって以降も旅は続いた。 意識して欲しいと、言われた通り。 自然と彼の行動に目が行くようになった。 不意に視線が合えばどきりとするし、 庇うように背を抱かれたら近づいた距離に緊張する。 あの日から鳴り止まない胸はとくとくと鼓動が早くなって、 落ち着かない日々が続いた。 なのに彼ときたら……、 告白以前より距離を詰めるようになってきて困る!!] (120) 2022/05/21(Sat) 19:19:55 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[魔力補給の時には、キスだけでも息が上がってしまうのに、 妙に腰を抱く手つきがいやらしくて、 供給だけだと分かっているのにえっちな気分になるし! 出歩くときも、前までは一人での行動もあったはずなのに、 今ではぴったりと横についてくるようになった。 仕上げには、一緒のベッドで寝ようという提案までしてきて。] そういうことはちゃんとお付き合いしてから じゃないとダメって言ったでしょう!? [と、顔を真っ赤にして注意することもあった。ありました。] (121) 2022/05/21(Sat) 19:20:08 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[そんなことがありながらも、旅を続けているのは、 やっぱりバディとして頼りになるからだし、 隣りにいても居心地が悪いわけじゃないし、 彼が私に対して優しいということも、 いやという程、分かってくるようになったわけで。 つまり、そんな彼の行動が、いやなわけじゃなく。 時には困ったりもしながらも、楽しんでもいる自身が居て。 時々、一人になった夜に彼の言葉を思い出してしまう。>>116] バディ解消は、やだな……。 [そう思うほどには、彼のことは気になっていて。 自覚のない恋心が淡く育っていることに、 自身でも気づいていなかった。] (122) 2022/05/21(Sat) 19:20:35 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[そんなある日、魔物との戦闘が終わった後に、 いつものように魔力供給を彼から求められた。 木の陰を選んで、瞳を閉じれば彼の唇が唇に触れる。 ゆっくりと割り込むように舌先が入り込んできて、 次第に深くなっていく口付けに、小さく喘いだ。] ……ンッ、ぅ…… [ぴくりと瞼が動く。薄っすらと瞳を開けば 彼の表情が目に飛び込んできて、蒼の瞳が映り込む。 その瞳にしばらく釘付けになっていれば、 彼の手が蠢いて腰や脇腹を撫で始めた。] ……ぷ、ぁ……っ、…… テンガンッ……、だめだってば……! も、うッ、補給も終わりっ! [また妙に鼓動が早くなった気がして慌てて離れる。 くっついているとドキドキが彼に聞こえてしまいそうだったから。] (123) 2022/05/21(Sat) 19:20:59 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[少し距離を取って、ふぅと胸を撫で下ろす。 随分と慣れてきたとはいえ、未だに慣れないキスは、 魔力供給する度に、息が上がってしまうから。 そうして落ち着きを取り戻そうとしていれば、不意に頬に雫が当たった。] ……ん……? [頭上を見上げれば、暗い雲が辺りを覆っている。 ぽつり、また額に雫が当たって、本格的に雨は降り出していた。 テンガンも気づいたのか、その声に慌てて肯く。] ……うんっ、大丈夫! どこか、雨宿りできるところ探しましょうっ。 [掌で庇を作り、視界を守りながら荷物を持って駆け出す。 街から離れた場所だったから、 雨宿りできるなんてないのかもと思っていたけれど、 森の中を走っていれば、大きな建物が見えてきたのだった。*] (124) 2022/05/21(Sat) 19:21:17 |
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