【置】 凍剣士 スピカ―双頭ヒュドラとの戦い― [頬に当たる冷たく、硬質な感触に目を覚ます。 どうやら、自分は地に倒れ伏しているらしい。 その事を認識したと同時、身体をはね起こし、後ろへと飛び退る。 直後、つい先ほどまで頭があった場所を、鱗に覆われた巨大な尾が叩き潰した。 目覚めるのがコンマ数秒遅ければ、間違いなく死んでいただろう。 身体が、ずしりと重い。 流した血で、刀を握る手や、地面を踏みしめる足がぬるつく。 肺が痛くなるほど空気を吸い込んでも、息が苦しい。 おそらく、ヒュドラの毒のせいだろう。 長引く戦いの中、直撃することは避けられても、全てを完全には避け切れなかった。 全身、至るところに刻まれた切り傷から、ゆっくりと毒が自分を蝕んでいる。 遠からず、ヒュドラの攻撃を避けることが叶わなくなるだろう。 加えて、先刻吸い込んだ霧が思考を奪う。] (L3) 2021/05/02(Sun) 20:24:37 公開: 2021/05/02(Sun) 21:25:00 |
【置】 凍剣士 スピカ[対して、自分は有効な一手を打ち込めずにいる。 刀はウロコにはじき返され、凍気は芯まで届かない。 片方の頭を防ぎ、反撃に転じようとしても、もう片方の頭が攻撃を仕掛けてくる。 頭を避けて後ろに回っても、長く強靭な尾が、致死の一撃を振り回してくる。 ダメージと疲労は積み重なって、今すぐにでも叫んでしまいそうなものを、歯を食いしばって堪えている。 ――…完全に手詰まりだ。 死が、頭をよぎる。 けれど、だからこそ、立ち上がらなければならない。 ]己はまだ、死んではいない。 ならば、死力を尽くして、生き抜かなければならない。 (L4) 2021/05/02(Sun) 20:25:19 公開: 2021/05/02(Sun) 21:25:00 |
【置】 凍剣士 スピカ[再び、魔力を練り上げる。 しかし、その魔力量は今までの比ではない。 洞窟全体が急速に冷え込み、ちらほらと雪が舞う。] ――最後の技を、お前に見せてやる。 「凍剣」の異名、目に焼き付けるがいい。 [魔力が、鞘に納められた刀へ収束していく。 込められた魔力量に、刀が鞘の中で暴れ回り、右手で抑え込まねば吹き飛んでしまいそうな程。 それでもなお、刀が震えて鯉口を鳴らす。 まるで、刀が凍えているように。 自身を中心に凝縮されていく魔力は、その量ゆえに熱を持ち、雪の舞う洞窟の中で、ぽっかりと雪に覆われずにいる。 とりわけ、自身の周りは火にあてられているかのように熱く、陽炎のごとく、空気が揺らめいている。] (L5) 2021/05/02(Sun) 20:26:10 公開: 2021/05/02(Sun) 22:25:00 |
【置】 凍剣士 スピカ『―――刀を教えて欲しい?俺が?お前みたいなチビ助に?』 『やなこった!刀は人を殺す為の道具だぞ、お前は知らなくてもいいんだよ。こんなもの、誰が知る必要もない。だから、俺の代で終わらせるんだ。』 『おい!泣くな!そんなに大声で泣かれると困るじゃねぇか!』 『わかった、じゃあ一つだけ教えてやる。』 『この技はな、己を火にして己の守るべきものを暖かく守り、敵を必ず打ち払うと決めた時の技だ。』 『この技の名前は―――…』 (L6) 2021/05/02(Sun) 20:27:02 公開: 2021/05/02(Sun) 22:25:00 |
【置】 凍剣士 スピカ秘奥 「雪灯籠」 [刀を鞘から抜き放つ。 解放された魔力が、扇状に広がり、直線状の全てを氷に包んでいく。 地面も、ヒュドラも、天井にさえ届いて、分厚い氷の中に飲み込んでいく。 全てが終わった時には、ヒュドラは氷の中で完全に凍り付いていた。] 『―――あぁ、この技の名前は、お前のことをよく表している。 きっとお前は使いこなせるようになる。』 [かつての、師匠の声が頭に響いた。**] (L7) 2021/05/02(Sun) 20:28:54 公開: 2021/05/02(Sun) 23:25:00 |
凍剣士 スピカは、メモを貼った。 (a19) 2021/05/02(Sun) 20:31:59 |
【赤】 機構管理人 ルチル─ 前回稼働時 その2 ─ え、オレ? どっちかっていうとインキュバスかな。 でも、サキュバスにもなれるよ〜。 [淫魔といえばサキュバスかインキュバス、と思っている人間は多いらしい。 表裏一体なことはみんな知らないのかな。 目の前にいる吟遊詩人のお兄さんも、別々の存在だと思っていたようだ。 せっかくだからオレは身体を女体に作り替えて見せることにした。 肩幅が縮み、胸が膨らみ、ウエストがくびれ、腰から脚までが曲線を描く。 元々少ない筋肉が更に落ち、肌がふっくらとし、顔つきも幼くなる。 ミシミシと骨が軋む感覚だけは馴染めない。 それを除けば、結構楽しい。 目の前の人間が目を丸くしたり、オレの身体の性別が変わるだけで性欲を剥き出しにしてきたりして、その反応を見るのがたまんないんだよね] (*2) 2021/05/02(Sun) 20:54:05 |
【赤】 機構管理人 ルチル[さて、この吟遊詩人さんは女体のオレが気に入ったらしい。 人間のオスはサキュバスが好きだよね] ふふっ、いいよ。 どんなことしたいのか見せてごらん? [抱きついてくる彼の頭の中を覗かせてもらう。 なるほど、女淫魔に上に乗られて貪られたいのかー。人気のパターンだな〜。 リクエストに応えるついでに、全身の感度を上げてあちこち開発してあげよう。 他の人間相手でもいっぱい気持ちよくなれるようにね♡]** (*3) 2021/05/02(Sun) 20:54:29 |
【人】 魔女 クリスタ[ 目の前の男を直視した瞬間、 頭の中が真っ白に――― そして桃色の思考に染まる。 沸騰したかのように体は熱を帯び、下腹部が強く疼く。] ぅ……これは、魅了 (チャーム) ……?いや違う、呪詛の伝播か……! [ 前の媚毒を上回るほど強制的に情欲を掻き立てられ、 今すぐにでも自慰に耽りたくなる欲望を必死に抑えようと、 弱々しくその場にぺたんと座り込んだ。]* (106) 2021/05/02(Sun) 21:12:57 |
【人】 騎士見習い テンガン(まあ、酒場であったことは夢だと思って忘れよう……) [お風呂を堪能して元気になったテンガンは、まさかマギカメラによって外に配信されていたとは知らず呑気に考える。] (ひとまずの目標はこのダンジョンからの脱出だ。 この浴場を出たら出口を探そう。) [クリスタの事は心配ではあるが、案外もう外に出ているかもしれない。 テンガンはダンジョンからの脱出を模索することにした。 湯舟から上がろうとして、そういえば数を数えて肩まで浸かるのが浴場のマナーだったなと思い出す。 テンガンは18秒まで数えてから上がることにした。] (107) 2021/05/02(Sun) 21:19:18 |
【人】 舞姫 イクリール …………。 気持ちいこと、ぜんぶ、知りたい。お腹いっぱいに… [きゅんと下腹が疼く。 凶悪なモノで心身を蹂躙された快感。下の口だけであれほどなのだから、きっとこの身体はもっと――淫らになれる] ……ちが、違う。 それなりに楽しむ方がいい。誰だっていい。 こんなところでさえ、なかったら……、私は、…! [はっと正気にかえったものの、上辺でこの状況を否定しようと思い描いた未知への欲望は既に読み取られていた。 曖昧な人影が赤髪の男と金髪の女に変化する] (109) 2021/05/02(Sun) 21:27:49 |
【人】 舞姫 イクリール[前から男が深く口づけながら胸を愛撫し、後ろから女が胸を押し当て耳を舐め、どちらのものともつかない手が尻を、花芯を、入口を悪戯に火照らせていく。 指の股さえ余さず、全身を舌が、指が、性器があらゆる快楽を与えてきて、上下も左右もぐちゃぐちゃに乱れていく。 夢の世界に限りはない。 何度も、イッて、逝って、いって……。 肌と肌が合わさっているのに、まるで溶けたような一体感。生来抱えていた反発心も寂しさも、嬌声をあげ続けた喉が潰れる頃にはすっかり消え去っていた] (110) 2021/05/02(Sun) 21:28:47 |
【人】 騎士見習い テンガン え、オイルマッサージ……? [湯舟から上がると、オイルマッサージをしてあげようと申し出る人間が現れた。 舐め回すように自分の身体を上から下まで視線を這わせるその様子に何故だか既視感を覚えた。 この視線は酒場で……いや、違うな。 町で道に迷った時に出会ったあの男だ。 あの色黒の男が最初に似たような視線を向けてきた。 何かを品定めするような視線だ。 ――――あの男はあの時一体なにを考えていたんだ?] いや……止めておきます。 [嫌な予感がして、マッサージを断ることにした。 さっき散々な目に遭ったばかりだ、そう簡単に他人を信用することはできない。 断ってもマッサージを勧める人物は執拗についてきて、テンガンは逃げるように大浴場を後にして振り切ったのだった。]* (111) 2021/05/02(Sun) 21:34:33 |
【人】 舞姫 イクリール[びくびくと背を反らしながら目を覚ます。 濡れた秘所が、鬱血痕の一つもない肌が、物足りなさを訴えていた。 性別も形も熱も自在の彼らを思い出して、うっとりと虚空を見つめる。悪いことも良いことも、もっと女の快楽を極めたなら、あのようになれるんだろうか。 現実が夢の延長であるかのように記憶は鮮やかで"淫魔の子"と呼ばれるのを拒んだ女は限りなく淫魔そのものに近くなっていた。 鬣犬に抉じ開けられた扉の向こうに丁寧に道を引かれて、もはやイクリールの脳裏に脱出が浮かぶことはなかった] (112) 2021/05/02(Sun) 21:34:55 |
【人】 舞姫 イクリール[びくびくと背を反らしながら目を覚ます。 濡れた秘所が、鬱血痕の一つもない肌が、物足りなさを訴えていた。 性別も形も熱も自在の彼らを思い出して、うっとりと虚空を見つめる。悪いことも良いことも、もっと女の快楽を極めたなら、あのようになれるんだろうか。 現実が夢の延長であるかのように記憶は鮮やかで"淫魔の子"と呼ばれるのを拒んだ女は限りなく淫魔そのものに近くなっていた。 鬣犬に抉じ開けられた扉の向こうに丁寧に道を引かれて、もはやイクリールの脳裏に脱出が浮かぶことはなかった]** (113) 2021/05/02(Sun) 21:35:05 |
【人】 凍剣士 スピカ―ダンジョン内部― [ヒュドラとの闘いの後、落ちてきた穴からダンジョンの中へと戻る。 けれど、全身傷だらけで、疲労が脚を重くする。 加えて、最も強烈なのはこの穴に落ちる直前に嗅いだ霧。 治療も対抗術を唱える事も出来ず、ただただ欲求は蓄積されて、気を抜けば正気を無くしてしまいそうだ。 けれど、目に宿る闘志はくすむことなく、しっかりと前を見据えている。 足取りは強く、前へ前へと進み続ける。 戦いの後も、淫魔の罠も、青年に影響を与えていない。 ―――ように見える。 甘やかな誘惑も、悲鳴をあげる身体も、全てを押し殺して、進み続ける。 ここには、自分が守りたい人たちが中にいるのだ。 自分だけここで手折れるわけにはいかない。 その一心が、青年を前へ進ませていた。] (114) 2021/05/02(Sun) 21:36:37 |
凍剣士 スピカは、メモを貼った。 (a20) 2021/05/02(Sun) 21:39:48 |
【人】 ローグ ギュルセル[“一人遊び”>>105で済むような衝動でなかったのは、男に他人を嬲る趣味があるせいだろうか。 手を伸ばしても少女には届かなかったが、その少女が力なくへたり込む。>>106 少女が呟く「呪詛」という言葉は気にかかったが、だとしても愉しめればそれでいいというのが男の思考だった] 独りで遊んじゃ寂しいじゃねぇか。 折角目の前に可愛いお嬢ちゃんがいるんだぜ? [男はゆるりと立ち上がり、ぎこちなく少女に歩み寄った。 淫紋にもたらされた自身の昂りは着衣の上からも見て取れるほどだろう。 少女のそばまでたどり着けば、肩を掴んで床に押さえつけようと試みよう]* (116) 2021/05/02(Sun) 21:40:44 |
【人】 舞姫 イクリール―ダンジョン通路― [ある種の方向にだけ鋭敏になった感覚が、ダンジョン内がパーティー会場であるのを悟る。盛った魔物や人間の淫蕩の気配を探りながら、よろよろ歩いた。 いろんな体液に汚れた服はあえて脱いでしまって、シーツを巻き付ける。内腿に白濁を伝わせ明らかに暴行された女の方が便利そうだったから。 投げ捨てられたナイフを探すのを表だった口実にしよう*] (117) 2021/05/02(Sun) 21:43:26 |
舞姫 イクリールは、メモを貼った。 (a21) 2021/05/02(Sun) 21:49:31 |
【人】 凍剣士 スピカ―ダンジョン内部― [行くあてもなく、彷徨い続ける。 ガリガリと正気が削られていくのを感じながら、それでも歩みは止めなかった。 やがて、たどり着いた先には【衣装室】があった。 せめて、傷の手当と毒の手当だけでもしよう、そう思って懐から治療薬と解毒剤を出そうとして――…取り落して床に広がる。 もう、正気を保つことも限界に近い。 何かの拍子に、根本から頽れてしまいそうだった。 そのまま、壁に寄りかかり、ずるずるとへたり込む。 けれど、眼だけはまだ強く闘志を湛えたままに。*] (118) 2021/05/02(Sun) 21:51:45 |
【人】 騎士見習い テンガン――ダンジョン通路―― イクリールさんッ!? [その姿>>117を目にした途端、血の気が引いた。 それは出口を探してダンジョン内を彷徨っている時であった。 見覚えのある鮮やかな赤髪を見かけたのでテンガンは駆け寄ってみた。 そして異常に気が付いたのである。 彼女はどう見ても普通の格好をしていなかった。 明らかに暴行を受けた形跡があった。] 大丈夫ですか、イクリールさん! 一体誰がこんなことを……!? [テンガンは蒼白になりながら彼女に声をかけた。]* (120) 2021/05/02(Sun) 22:03:55 |
騎士見習い テンガンは、メモを貼った。 (a22) 2021/05/02(Sun) 22:12:11 |
【人】 舞姫 イクリールあっ……! [傷つき無防備な状態で男の声>>120を聞いた女らしく、びくりと大きく肩を震わせる。瞳が潤んでいる理由は、湯上がりの匂いを嗅ぎ付けて淫蕩を想像したからだったけれど] テンガン、さん? よかった……貴方は、無事…だったのね。 [ほっと息をついて、へたりこむ] ダンジョンに入ってから、何もかもおかしくて…… 妙な霧にまかれてる間に、や、野盗に会っちゃって。 何でもないのよ、何でもないんだけど! [ちょっとやりすぎかな、と思いつつ震えながら気丈に微笑む。もし彼が手を貸そうとしても、自分は汚れているからと躊躇ってみせるだろう*] (123) 2021/05/02(Sun) 22:22:28 |
機構管理人 ルチルは、メモを貼った。 (a23) 2021/05/02(Sun) 22:22:36 |
舞姫 イクリールは、メモを貼った。 (a24) 2021/05/02(Sun) 22:26:21 |
【人】 魔女 クリスタ[ 男が短剣を抜いたのを見れば一瞬ひやりとしたが、 それが服を裂こうとしているだけと判れば小さく安堵する。 なお、着る服がまたしても無くなったことに気がつくのは、 まだしばらく後の話。 純白の花嫁衣装が乱暴に切り裂かれたなら、 下着も一緒に盗まれたせいで 白い肌を隠す布は何もなく。そして、もしも男が下へと目を向けたなら、 今までの尊大で蔑むような態度とは裏腹に、 これからされるだろうことを待ち望んでいるかのように、 ぐっしょりと濡れた秘部が目に入るだろう。]* (125) 2021/05/02(Sun) 22:31:42 |
【人】 騎士見習い テンガン[不用意に大きな声を出してしまったせいで>>123彼女はビクリと竦む。配慮の足らない自分に舌打ちしたくなりながら、イクリールさんと向き合う。] イクリールさんも このダンジョンを攻略しに来てたんですね。 [彼女が口にした「妙な霧」という言葉から、自分もかかったあの罠だろうかと想起する。 そんな状態になった女性を無慈悲に襲う野盗がいたなんて……! 許せない、今この場にいればそいつを叩き斬ってやったのに。 彼女を助けてあげられなかった悔しさに歯噛みした。] イクリールさん、向こうに大浴場があったんです。 そちらに向かってみませんか? 着るものも見つかるかもしれません。 [大浴場はどうやら混浴のようだから襲われたばかりの女性が入りたいとは思わないかもしれないが、あそこには清潔なタオルもあった。少なくとも汚れを拭き取ることはできるだろう。 へたりこんだ彼女に手を差し出すと、彼女は「汚れているから」と口にして躊躇った。] 大丈夫、オレは気にしません。 オレが貴女のことを守ります……! [一緒にいる限りこのいたいけな女性にもう辛い思いはさせない、とテンガンは誓った。]* (126) 2021/05/02(Sun) 22:41:56 |
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