人狼物語 三日月国


42 【突発完全RP村】実になりてこそ、恋ひまさりけれ【誰歓】R18

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【人】   月森 瑛莉咲



[ かみさま、かみさま。

     かみさま、かみさま。


     頭のなかから離れてくれない
       涼やかなあの瞳は 誰なのでしょう?
     美しく靡く深紫は 一体。

  
  走る足元で、黄色の花が風に揺れてたけれど
  勢いを落としてやがて失速して。


  まだもう少し道は残ってるのに
  立ち止まってしまった。 ]
(112) 2020/09/13(Sun) 19:08:03

【人】   月森 瑛莉咲




  、、、


 [ きゅうと締め付けられるのに
  とっても苦しいのに、
    私は、あなたを呼ぶ術を知らないの。]

(113) 2020/09/13(Sun) 19:11:49

【人】 環 由人


[ 秋の夜は、思っていたよりも寒い。
さっきまで火照っていた体が、
風にさらわれて熱ごと奪われていく。

徐々に頭がはっきりしていく。]



   バっ…カだなぁ……



[ どうせさらわれて消えるから、
小さな声で呟いて、自嘲するみたいな
笑みを浮かべた。
なにも持たずに飛び出したから、
コンビニには行けなくて、ぼんやりと
歩いていたら辿り着いたのは、
あの日彼を見つけた公園だった。]

 
(114) 2020/09/13(Sun) 19:16:41

【人】 環 由人



[ 外灯が照らす砂利がぼんやり、
浮かび上がるみたい。
なんとなくそちらに足を向けて───
あの日と同じブランコに腰かけたら、
鎖がまた、ぎぃ、と小さく音を立てた。

あの距離感が必要だったんじゃないのか。
ただ、一緒に飯を食って、
隣で眠るだけの関係でよかったんだろ。
それ以上を求めるつもりなんてなくて、
───ちがう、結局自分本位なんだ。

一度知ってしまった熱をまた
求めてしまいそうになるのが怖い。

期限が、すぐそこまで迫ってるのに、
今更関係を変えてしまうのが怖い。]

 
(115) 2020/09/13(Sun) 19:17:08

【人】 環 由人



[ ───離れたくないだとか、
ここにいてくれだとか、
そんなことを言える立場じゃない。

救われたのは───俺だったから。

結局コンビニには寄らずに、
しばらくぼんやりしたあと、
夜風の冷たさに震えが走ったから
自宅に帰った。

リビングにある背中に、唇を結ぶ。

声をかけてはいけない、きっと。
ごめんって声をかけそうになったから、
飲み込んだ。その意味を悟られることは
きっとないのだろうから。]

 
(116) 2020/09/13(Sun) 19:17:35

【人】 環 由人



[ ひとりぼっちでベッドに入った夜は、
やっぱり思った通り、寝られなかった。
朝起きたら寝不足で気分は悪いし、
なんだか頭は痛いし───散々で。
それでも店は開けなきゃいけないし、
接客もしなければいけない。
おばさま方には「顔色悪いわよ」と
言われてしまったけれど笑って誤魔化した。

それからも、ずっとWいつも通りWだ。
相変わらず美味いとはいわない男に
余り物の処理を手伝わせて。
あの日のことには触れないまま。
ただ一つ変わったのは、あの日からずっと、
狭いベッドの右側をあけたままひとり、
丸まって眠るようになったことだけ。]

 
(117) 2020/09/13(Sun) 19:18:14

【人】 環 由人



[ 季節が変わっていく。

白菜と鳥もも肉とジャガイモのクリーム煮
ベビーほたてのしょうゆ炊き込みご飯
鮭のちゃんちゃん焼き
大根とえのきの肉巻き照り焼き
とうふのあんかけそぼろ
かぶと鶏団子のとろとろ中華スープ
ごぼうとにんじんのサラダ
ピリ辛ネギチャーチュー
レンコン入りしゃきしゃきつくね

ほかほかあったかい料理に変わる
惣菜のラインナップとは裏腹に、
どこかぎこちなくなってしまったけれど、
それでも旅行は楽しみだった。

───いつあの茶封筒の話を
切り出されるのだろうかと、
半ば生殺しのような気持ちは
拭えないままだが。]

 
(118) 2020/09/13(Sun) 19:18:41

【人】 環 由人



[ 海外用のでかいスーツケースは
さすがに邪魔だなと思ったから、
小さなボストンバッグに詰めた、
いつもの服や下着。
チケット類は忘れないように
手持ちの鞄に詰めた。

出発前夜。
またいつもと同じほうじ茶をいれる。
なんとなく、本を読むのはやめて、
彼が食べている様子を見ていた。

別に意味はない。ただ、見たかっただけ。

だから、なにを聞かれたって「別に」と
しか答えることはしないだろう。

空になった器を片して、
今日もまた、あのベッドの左側で眠る。]

 
(119) 2020/09/13(Sun) 19:19:24

【人】 環 由人






[ 新千歳空港までは1時間30分。
最大で350トンにもなるという
人と貨物を乗せた金属の塊は、
白い雲を抜け、青い空を横切って
北の大地に降り立った。

光の差し込む近未来的な建物に、
「おお」と小さく声を漏らして。
予約していたレンタカーを借りに
受付のカウンターまで向かう。

借りるのはブルーのエコカー。
陽の光をうけてきらりと光った車体に、
荷物を詰め込んで、運転席のドアを開いた。
体を滑り込ませて、扉を閉め、
シートベルトをして、エンジンをかけた。

ナビを操作する。]
 
(120) 2020/09/13(Sun) 19:20:11

【人】 環 由人





   ───チーズ食いにいかない?



[ そう提案するのは、ガイドブックの
付箋の一つ、富良野のチーズ工房。
ピザが美味いというその場所に
いくのはどうかと。]*
 
(121) 2020/09/13(Sun) 19:20:25

【人】   月森 瑛莉咲


  

  ―――。



 [ 死んじゃいそう。
  再び足を踏み出すのは そう時間はかからない。


  そのはず。

  何かに再び、足を止められる様な事でも

  ない限り**]


  

  
  
(122) 2020/09/13(Sun) 19:23:32

【人】 空腹な迷い人 レックス

― 魔女の噂 ―
[ とある国、とある町。その近くにある小高い丘の上。
 森と湖に囲まれた場所に、そびえ立つ
 時計館と呼ばれる振り子時計の形をした館には、
 魔女が住んでいるという噂

 時に、グロリア・ベアトリクスと名乗り
 時に、ドミニカ・ベアトリクスと名乗り
 時に、―――――――――――と名乗り

 時と場所によって、その名も性格も異なっているらしい。

 金髪の美しい女性であること
 対価を代償に、どんな願いも叶えてくれること


 ただし、その二つは、共通していた。

 代償が何かは、館に行ってみなければ分からない。
 館から無事に帰ってこれたものは、多くは語らない。

 時に、殺し合いのゲームをさせて、
    生き残った者の願いを叶えたり

 時に、弟子の卒業試験のため、
    紛れ込んだ弟子を見つけ出させるゲームを行い
    舞台に残った者の願いを肩寝たり


 その時々で、代償の内容は異なっている。
 しかし、必ず人が――――
死ぬ

 魔女に願いを叶えてもらうということは、そういうこと。]
(123) 2020/09/13(Sun) 22:25:23

【人】 空腹な迷い人 レックス

[ 苦しみに喘ぎながら、魔女の噂を思い出していれば
 ふいに、また声が聞こえる。]

  『本当に、いつまで我慢をするのかしら?
   飢えで死んでしまわれると困るのだけど

      バケモノ
   ねぇ、人食い鬼さん

   そんなふらふらな状態では、ゲームに参加できないわよ』


[ 困ったわ。と言いながらも、まったく困った様子はなく。
 くすくすと愉しそうに嗤う声は、耳障りだった。

 館に到着する前から、館を訪れるものに干渉するなんて
 今まで、そんな話は聞いたことがない。

 なぜ、この魔女は、自分に干渉してくるのか。]

  『あら、不思議そうね。
   言ったでしょう? お前は、大事な駒なのだと

   久方ぶりの"ゲーム"で、必要な大事な駒なのよ』


[ こちらが考えていることを見透かしたように
 頭に直接、語りかけてくる声は、そう言った。

 "ゲーム"に必要な……駒。

 館で行われるゲームのことだろう。]
(124) 2020/09/13(Sun) 22:25:25

【人】 空腹な迷い人 レックス

 
  (あなた自身もゲームに参加するんですか?)

  『それは――秘密、と言いたいところだけど
   そうね、お前には教えておいてあげようかしら?
   とある方法で、私も参加するわ。

   それから、無事に館についたなら、
   お前にやって欲しいことがあるのよ
   条件を満たすことができたなら、お前の生死に関わらず
   願いを叶えてあげるわ

   ただし――…願いそのままは、無理だけれど』


[ 嗤いを含まない真剣な響きだった。
 魔女が真実を言っているとはわかる。

 願いそのままはダメ。とは、どういうことだろう。]
(125) 2020/09/13(Sun) 22:25:27

【人】 空腹な迷い人 レックス

 
  (あなたの力でも、すべての鬼を人間にはできない?)

  『違うわ、すべての鬼を人間にするには、
   対価が足りないのよ。

   せいぜい、お前を人間に変えてやるくらいね
   頑張り次第では、
   人食いの欲を抑える薬を作ってあげようか
   
   どちらにせよ、お前が払える対価で
   できることはこの程度よ』


[ 対価が足りない。
 そう言われてしまったら、どうしようもない。

 しかし、人間にして貰える、
 おまけに薬も貰えるなら僥倖だろう。
 ――頑張り次第のようだが、


 それなら、"ゲーム"に参加する意味は、十分にある。
 条件を満たせば、生死は関係ないという話らしいし。]

  (…………死んでも、生き返ることができるんですか?)

  『さぁ、それはお前の頑張り次第かしら
   条件も満たしていなかったら、
   生き返すことなどできないわ』


  (条件とは?)
(126) 2020/09/13(Sun) 22:25:29

【人】 空腹な迷い人 レックス

[ しばらく、声は返ってこなかった。
 気まぐれに声をかけてくる魔女だから、
 無視をされているのだろう。

 そう思って、湧き上がる衝動を抑え込むように
 さらにぎゅうと、自分を抱きしめるように、丸くなった。]
(127) 2020/09/13(Sun) 22:25:33

【人】 空腹な迷い人 レックス

 
 
 
 
『――――を――ことよ』
(128) 2020/09/13(Sun) 22:25:35

【人】 空腹な迷い人 レックス

[ 絞り出すように、微かに聞こえた声は
 魔女にしては、酷く切なげで、妙に胸の奥をざわつかせた。

 瞳を瞬かせて、誰もいないのに
 つい視線を周囲に巡らせてしまう。]

  (今、なんて?)

  『館に来る者が誰か、私は既に知っているわ
   彼らが来るのは、偶然ではないの

   そこにあるのは、ただ――――"
必然
"
   お前だけは、その"必然"の中にいないのよ

   だから、"ゲーム"に参加する前に死なれては困るの
   せいぜい、生き延びて、我が時計館にいらっしゃいな』


[ 先程の音が嘘のように、
 毅然と、そして、相変わらず愉しそうに
 
 くすりくすりと、嗤う声だけを響かせて、
            やがて、声は聞こえなくなった。]

  条件って……なんだろう
  死んで、運よく生き返ったとして…
 
(129) 2020/09/13(Sun) 22:25:38

【人】 空腹な迷い人 レックス

 
  
――――生き返った僕は、本当に"僕"なのかな


[ 呟いた声は、誰に届くこともなく。
 
             静けさの中に融けて、消えた**]
(130) 2020/09/13(Sun) 22:25:41

【人】 かみさま 尊龍

[寝ぼけ眼のエリサが眠り。
 私は労わるように膝枕をして頭を撫でよう]


 
……エリサ。



[夢心地にこちらに伸ばされる手を振り払う事もなく。
 その手が髪に触れれば柔く目を細めて微笑もう。
 愛し気に名を呼んで、エリサの頭を撫でて――]
(131) 2020/09/13(Sun) 22:45:29

【人】 かみさま 尊龍

[と、思うが。
 謎の道具が出す音に驚き、人から犬へと姿を変える。
 慌てたせいでエリサが地面に勢いよく頭をぶつけた。
 すまぬ、すまぬと思いつつ]


 ぐうぅー……


[謎の道具の出す音をエリサが止めて一安心。
 しかし、謎の道具への警戒心で短く唸った。

 なんだこの道具は。
 安眠を妨げる妙な道具だ。
 エリサは何故こんなものを持っているのだろう?
 人間の考える事はよく分からんな]
(132) 2020/09/13(Sun) 22:45:54

【人】 かみさま 尊龍

[謎の道具に目を奪われていれば、
 エリサは一緒にいていいかと聞いてくる。

 もちろん!好きなだけいるといい。
 ……と、鳴きかけるがどうやらダメらしい]


 くぅーん……? ……おんっ!


[そういえば、エリサは”大学”に行っていたのだ。
 そこで”絵本作家”になる勉強をしているのだ。
 だからサボりはよくない。
 ――と、こういう事情なのだろう。

 名残惜しいがエリサにも人間の生活がある。
 むしろ、人として生きていく為には通らねばならぬ道だ]
(133) 2020/09/13(Sun) 22:46:12

【人】 かみさま 尊龍


 
 
 ……おんっ!


[またねと走り出すその背に送り出すように一声鳴く。
 寂しいと思う、とてもとても。幾星霜ほども。

 やがてお前は私を忘れ、
 人の世を生きる道を選ぶやもしれぬ。
 祠への参拝もいずれ無くなるかもしれぬ。

 だがそれでも――、
 エリセには自由に生きて、選んで欲しいのだ。
 だから私は常にここからお前を見守り護り続けよう]
(134) 2020/09/13(Sun) 22:46:40

【人】 かみさま 尊龍


 
 
 くおーん……?


[走っていく背を見守っていたが、その歩みが止まる。
 どうしたのかと小首を傾げ。

 再び足を踏み出そうとした、その時]


 
うおぉん! うぉん!



[私は引き留めるように大きな声で鳴いてみせた。
 振り返ったなら満面の笑みで尻尾を振ろう。
 振り返らずとも、構わない。

 くるりとエリセに背を向け、
 「ついてこい」と言わんばかり一度振り返り視線を送った後、
 エリセの向かうべき”人の道”と逆の方向に走り出した]
(135) 2020/09/13(Sun) 22:47:18

【人】 かみさま 尊龍

[てしてしと、田舎の山道を歩いて行く。
 整備もされていない細い小道。
 時折後ろを気にして止まりつつ、歩く。
 
もしエリサがいなくとも、やはり歩くだろう。
 なんとなく、今日はそんな気分だ。


 やがて山の奥、
 苔むして原型を留めていない石段を登り、
 やって来たのは見晴らしのいい小高い丘だ]


 ……わんっ!


[辺りには一面に野菊の咲く、里を一望できる場所。
 到着すれば満足げに一声鳴いた]
(136) 2020/09/13(Sun) 22:47:41

【人】 かみさま 尊龍

[エリサがどんな道を選ぼうとも、私は見守ろう。

 お前はもう充分に私を想ってくれた。
 弱った私が今までこの里に在り続けたのも、
 お前が残した祈りのお陰だ。

 
ほら、その証拠に――、
 この場所はこんなに美しい!


 ありがとう、エリサ。 ありがとう。
 幸せになりなさい。
 ――それを、伝えたかったんだよ]


 ふぅぅー……ん


[野菊の丘に寝そべり日差しを浴びてごろんごろん。**]
(137) 2020/09/13(Sun) 22:48:36
かみさま 尊龍は、メモを貼った。
(a7) 2020/09/13(Sun) 22:53:18

【人】 かみさま 尊龍

[見晴らしの良い丘はかつて私の神社があった場所。
 今は特に野菊以外見どころも無いが、
 昼寝をするには絶好の場所なのだ。


 ごろごろごろりん、わんころりん。**]
(138) 2020/09/13(Sun) 23:03:47

【人】   月森 瑛莉咲



 [ そう時間はかからない はずだったの。
  一歩を踏み出す事など

  人間には容易いことのはずなのに ]
(139) 2020/09/14(Mon) 7:59:39

【人】   月森 瑛莉咲




 [ 白わんこくんが鳴いてる 

    いつもとは ちがうこえで ]

 
 
(140) 2020/09/14(Mon) 8:00:21

【人】   月森 瑛莉咲




  [ 振り返って って 言ってるみたいな ]
    

 
 
(141) 2020/09/14(Mon) 8:00:58
 




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