【人】 綴り手 柏倉陸玖>>163 鏡沼 「きっと、ダイオウイカも 打ち上げられる事くらいありますでしょう。」 もしかしたら、ないかもしれない。 視線の先、一人の生徒の姿を見遣って。 確か談話室での鍋パの主催だったか。 あの何とも言えない、けれど長閑やかで賑やかな一時。 それを思えば、これもらしいと言えばらしい。 「ははは。まあ、居ると思えば居る。 これもまた一つの定義。そんなものでしょう。」 たとえ、あなたの所在が何処であっても。 自分は今、確かにあなたが"そこに居る"と感じている。 そしてあなたは、こうして確かに応えを返しているのだ。 であるなら、真実どうであるかに関係無く。 ただあるがままを観測している側にとっては、それが全てだ。 「ええ。いつも助かっていますよ、鏡沼君。」 そんな言葉を掛けて、視線を戻した先に。 あなたが居なくたって構わない。 自己満足で投げ掛ける言葉なんてそんなもの。 聞く人は、居てくれた方が有り難くはあるのだけど。 (164) 2021/11/02(Tue) 6:27:32 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>164 柏倉先輩 「あー、ニュースかなんかで見た事ある気ぃしますね。 ダイオウイカだったか、リュウグウノツカイだったか 記憶が怪しくなっちまってますが」 どちらもあったかも知れない。 「正しく、そんな感じでやがりますねぇ。 実際に居るか居ねぇかなんて、大した問題じゃねぇですし。 全部僕が決めてるって訳でもねぇですから」 応えもあれば、もし仮に手を伸ばすなら感触も伝わるだろう。 何もかも“居る時”と同じとはいかないけれど こうして話す分には、違いはわからないだろう。 「大した事はしてねぇんですが。 どう致しまして、って言っとくべきでしょうね。此処は」 視線を戻しても、鏡沼が其処に居る様に見えたのは。 もしかしたら、あなたが『居てくれた方が有り難い』と 思ったからなのかも知れない。 (165) 2021/11/02(Tue) 7:12:29 |
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