人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

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部隊長 シュゼットは、メモを貼った。
(a21) 2020/05/23(Sat) 3:58:40

【人】 軍医 ルーク

   ―― 
回想:第二研究所
 ――

[ 天の穴の向こうから来た人間。
 それが意味するところは、一つだった。
 機獣はただの災厄ではない、
 送り込んでくる者たちがいるということだ。
 あれが生物ではなく機械の一種であることを考えれば、
 それは当然とも言えたのだけれど、
 この世界の“上”にもう一つの世界があって、
 そこに住まう者たちが自分たちを滅ぼそうとしていることは、
 頭の中の世界がひっくり返るような衝撃ではあった。

 ――天の向こうには、世界がある。
 父の話を思い出す。
 その父は、現れた機獣に襲われて死んだ。

 彼女は、仇と呼ばれる存在であったのかもしれない。
 けれど、日々身体を切り刻まれ、
 その小さな体に傷を増やしていく子供を
 そのような目だけで見ることは、
 どうしたって出来そうもなかった。]
(176) 2020/05/23(Sat) 10:30:49

【人】 軍医 ルーク

[ 捕虜から情報を引き出そうとするのは当然のこと、
 増して自分たちが滅ぼされようとしている瀬戸際だ。
 そう思おうとしても、どうしても見過ごすことが出来なくて、
 せめてやり方を変えることは出来ないのかと訴えた。
 諭すように、けれども苛立ちを隠さず、上司はこう言った。

 “人道主義も結構だが、付き合っていられる状況ではない。
  彼女から引き出される情報は、確実に我々の有利となる。
  君の自己満足に付き合って、
  手の内にあるそれをみすみす逃し、
  何百何千という人が死ぬことになってもいいという、
  それだけの覚悟で言っているのか?
  君は汚れ役は周りに任せて、
  感謝される役回りを与えられた。
  その上で綺麗事を重ねるのは、
  虫が良すぎるというものだ。
  おままごとも程々にしておきなさい”

 どれ程食い下がっても、出来ることが何もなかった。]
(177) 2020/05/23(Sat) 10:31:46

【人】 軍医 ルーク

[  
   なかったのだろうか? ほんとうに?
   もし本気で状況を変えようと、
   死に物狂いで戦ったなら、
   結末は変わっていたのではないだろうか。
   それをせずに、状況に流されるままに甘んじて。



 恨まれて当然だった。
 自分も、彼女を傷つける者たちと変わらないというのに、
 その子供は、恨む素振りを見せなかった。
 ――少なくとも、表立っては。

 時折こっそりと持ち込む菓子を、嬉しそうに頬張る。
 食べることが大好きで、
 美味しいものを食べると何より幸せそうにする、
 そんな子供だった。]
(178) 2020/05/23(Sat) 10:34:13

【人】 軍医 ルーク

  お願いがあるの。
 

[ ある晩、彼女はそう言った。
 取り替えていた包帯の下の、治りかけの腕の傷は、
 治ろうとする端から再び抉られ、開かれて、
 無残に化膿しかけている。
 目を逸らしてはいけないと、震える指先を押さえつける。
 ――自分が抉っていると変わらない、そのような傷だ。]


  お願い、何?


[ 心臓がどきりと跳ねた。
 自分に出来ることは多くない。
 彼女が望んでいるであろう、此処から逃げ出すことも、
 天の向こうにいるという、
 “おとうさんとおかあさん”のところに帰ることも、
 叶えることは、許されない。]
(179) 2020/05/23(Sat) 10:35:31

【人】 軍医 ルーク

 『おとうさんとおかあさんと、お話がしたい。
  わたしを、機獣のところに連れて行って。
  話をするための機械があるの』
   

[ 心臓が早鐘のように打つ。
 それは、どうしたって、無理な相談だった。
 彼女が機獣と共に降りてきた存在である以上、
 接触させることなど許されるはずもない。
 それがばらばらに分解された残骸であっても、だ。
 “天の向こう”と連絡を取るなど、
 ことによっては致命的な事態だ。
 それは駄目だ、と首を横に振る自分に、彼女は言った。]


 『わたしが何かおかしなことをしようとしたら、
  その銃で撃ち殺してしまって構わない。
  お願い、ひとことだけでいい。
  わたしから話すだけでもいいから、
  死ぬ前に一度だけでも、話がしたい』


[ 彼女の視線は、服の下、
 支給品の銃が隠れているその場所に定められていて、
 ああ、彼女は知っていたのかと、そう悟る。
 両親と、ひとことだけでも話がしたい。
 その望みが、杭のように胸に刺さる。]
(180) 2020/05/23(Sat) 10:36:47

【人】 軍医 ルーク

              [ ――… ]
  
[ 機獣の残骸が保管されている一画は、
 研究所の北側に増設された巨大な格納庫。
 人気もなく、見張りも少ない
 此処は軍事基地ではなく研究所だ。
 機密性は極めて高いが、
 内側から忍び込むことは不可能ではなかった。

 直ぐに頷いたわけではない。
 けれど、“両親とひとことだけでも話したい”と、
 必死に、残りの命を振り絞るようにして訴える子供から
 最後まで目を背けることが、
 どうしても、出来なかったのだ。

 伽藍とした、天井の高い格納庫に、
 整然と並べられた機獣の残骸は、
 生き物の骨のような、亡骸のような、
 酷く奇妙に捻じれた死を感じさせる光景だった。

 腕であったもの、脚であったもの、胴であったもの。
 並べられた残骸を見渡し、
 子供はその中の一つ、“箱”に駆け寄る。
 自分も、周囲を警戒しながらその後に続いた。

 もし彼女が機獣に何かする素振りを見せたら、
 通信でおかしなことを一言でも話そうものなら、
 そのときは――引き金を、引かなければいけない。]
(181) 2020/05/23(Sat) 10:38:06

【人】 軍医 ルーク


  それが、通信機?


[ 彼女は頷き、箱に手を当てて何かの操作をする。
 外殻らしき金属の箱の表面の小さな蓋を開ければ、
 黒く滑らかな板が顔を覗かせる。
 それに彼女が指をあてれば、箱が開き、
 中からさらに小さな機械が現れた。
 彼女の指先が、ボタンを操作する。
 ピッと耳慣れない甲高い音が響き、青い光が点灯した。
 
 ―― そのときのこと、
 視界の片隅で、何かがきらりと光った。
 全身が泡立つ。
 背中にぞくりと走ったそれは、本能的な警戒。
 考えるよりも先に身体が動き、
 咄嗟に、彼女を引き戻して横に飛ぶ。、
 それまで彼女がいた場所を僅かに逸らし、
 床にぴしりと、何かが突き立つ固い音がした。]
(182) 2020/05/23(Sat) 10:39:23

【人】 軍医 ルーク

[ 目の前が真っ白になる。
 格納庫に明かりが灯り、
 暗闇にいた目が明るさに慣れずにいるうちに、
 格納庫の扉が開き、なだれ込んできた兵士たちが、
 見る間に自分たちを取り囲んだ。

 銃口が突きつけられる。
 彼女に、そして自分に。]


  『泳がせておいて正解だった。
   案内ご苦労、
   “良い警官と悪い警官”というのは、
   古臭い手だが悪くない、
   君はいい仕事をしてくれた』


[ 上司はそう言って、青い光を放つ通信機に指を伸ばした。]*
(183) 2020/05/23(Sat) 10:40:03
軍医 ルークは、メモを貼った。
(a22) 2020/05/23(Sat) 10:41:04

【人】 ミア



   怪我とか 私は、別に 良いけど、

 [ 窓の外の、遠ざかる声と、
  室内に慌ただしく入り込む足音とで、
  
  幾分か落ち着いた 
  ─── 否、抑えられた腕を、力任せに引き抜いた。
  ……きぞくさま同士の"お話し"なら、
  別に何か することもないだろう。 ]

 
(184) 2020/05/23(Sat) 11:16:11

【人】 ミア



 [ 見下ろす碧は、何にも覆われていないのに、
  重たくなっていた気がして。

  ……確かに、暇で、退屈だけれど、
  こんなこと起きなくたって良いじゃないか、とか。
  軽い天罰でも喰らったような気分でいる。

  後始末も、発つ準備も、屋敷の外まで従うのも、
  結局その場所に 何とも知らない奴は居ないから、
  "祈ってしまった"よな、思考の行き先も無く。 ]

 
(185) 2020/05/23(Sat) 11:17:24

【人】 ミア



 [ 窓際に向かわせたのは、まで、考えて、
  ……考えたのに、責任の所在はどうあれ、
  謝罪ひとつも口に出せない から、 ]


   ……倒れないように支えてもらわないと。
   体力無いんだし、それに、どうせ、
   出て行ったら女に囲まれるんだし、疲れるだろうし、

    …………、私が
          正面から、行けるとこでもないし


 
(186) 2020/05/23(Sat) 11:18:18

【人】 ミア



 [ 引き抜こうとした銀も、そのままだった。
  握りしめたままで、"使い込まれた"指先ひとつ、
  
          真白の掌を、伝う。 ]

 
(187) 2020/05/23(Sat) 11:19:22

【人】 ミア



 [ 想起する 黒の代わりに、赤でもあれば良かったか。
  指先から文字を滲ませた方が、見えたかもしれない。
  
  ……そう思う程度には"何時も通り"であれど、
  重たく、掌を見詰めていた碧は、そのまま傾いて、
  無言で、肩に頭を乗せている。


   ─── 疲れていた。気分が。
       足音が遠ざかることに安堵してもいて。


  あれだけ外に出ろと言っておきながら、
  結局其れは、自分が居る前提だから。 ]

 
(188) 2020/05/23(Sat) 11:21:45

【人】 ミア




    [ "描いた"文字の上から、銀を握らせている。 ]


 
(189) 2020/05/23(Sat) 11:22:05

【人】 軍医 ルーク

[ それは、医務室に現れないうさぎに、
 やっぱり苦いものも飲ませてやろうか――なんて、
 ぺんぎんに話をしていた、すこし後のこと。

 勤務時間が変わり、明け方に見張り台に向かうことは
 難しくなっていた。
 今はもう、あの場所に向かう目的は、
 大穴の観察だけではなくなっていた。
 あのタブレットには、今日も日記が記されているだろうか。

 前回自分が記したことにどのようなことを思われたか、
 ざわつきのようなものはある。
 それは――おそらくは、“不安”。
 けれど、そのようなものよりも。
 日記の内容と、自分に向けて記してくれた言葉たちを
 思い出すたびに、
 心臓が鷲掴みにされたような痛みを感じる。

 “心配”
 ――そう、それと似たもの。
 そして、望み。
 胸を刺すようなそれは、
 そうだ、もしかしたら――“切望”。]

 この心は、なんだろう。
 わたしは、何を“思って”いるのだろう?
 痛みと願いが同じ場所にある。
 手を伸ばしたいと。
 その手は、何を望んでいるのか。]
(190) 2020/05/23(Sat) 12:07:58

【人】 軍医 ルーク

[ 明け方でも夜でもない、夕食時の時間帯。
 空き時間を漸く見つけ、外壁に向かう。
 いつもよりは人の目も多いだろう。
 見つからないようにと注意を払いながら、
 人の気配がなくなった隙に、いつもの机へと歩み寄り、
 タブレットを取り出す。
 ノートには、また新しいページが増えていた。
 いつもと同じ出だし、日記が書かれた日の日付。

 最初の一文を読んだとき、
 タブレットを持つ手が、震えた。

 音が遠ざかる。
 まだ静まり返ってはいない基地の、ざわめきの音、
 足元にいるぺんぎんの、心配そうに小さく立てる鳴き声。
 すべての音が遠ざかり、目の前が暗くなるようだった。]


  ……、 いやだ


[ 声が震える。
 それでも、続きを読む。
 書かれているすべてを、目に焼き付けるように。
 その先を読むことで、一文ごとに突きつけられる真実から、
 もう、目を逸らすことは出来なくなっていたとしても。]
(191) 2020/05/23(Sat) 12:09:58

【人】 軍医 ルーク

[ 前回の日記で既に、自分は気付きかけていたのだと思う。
 目の前にある真実の前に立ち竦んで、
 扉に指をかけることが、ひどく恐ろしくて。
 
   日記の主の見ている景色を、
   いつものように、想像しようとする。
   足元に空いた穴に落ちてゆくような
   自身の今の感覚と、
   ひどく、同期するような光景ではあった。
   
 そこには、書いてある。
 もう、気づかなかったことには出来ないほどに、はっきりと。]
(192) 2020/05/23(Sat) 12:10:41

【人】 軍医 ルーク

 


  『ただの暗闇を義手が掴んだところで、
    今回の夢は終わりを迎えたのだった。』


 
(193) 2020/05/23(Sat) 12:11:02

【人】 軍医 ルーク

[ 日記が終わる。
 自分に当てた返事の前に、ひどく長い空白があった。
 まるで、記したばかりの日記を、
 続きを書いている自身の目から
 遠ざけようとでもするかのように。

 息が出来ない。
 目も、耳も、手も、もう自分の物ではない脚も、
 そのすべてが言うことを聞かずに、
 ばらばらになってしまったようで。
 最後まで読みとおし、俯く。]


   ……、
   氷菓子食べ放題、か、
   ほんと、莫迦……


[ それは、もう何処にもない、
 過去の世界が残した刻の名残。
 綿のように降り積もる、白いちいさな氷の欠片。
 いまはもう、ひとが住むことすら出来なくなってしまった、
 此処ではない、どこかの世界。
 氷菓子の話を書いていたそのひとは、
 書きながら、ほんとうは、何を思っていたのだろう。]
(194) 2020/05/23(Sat) 12:12:27

【人】 軍医 ルーク

[ 呼吸を忘れかけた喉の奥が、
 ひゅう、と泣くような音を立てる。

 そのひとは、手を伸ばし、写真を掴もうとした。
 その写真は自分の記憶の中で、
 父が最期まで身に着けていた、あの写真になる。
 在りし日の母と幼い頃の自分が写された、
 一枚の写真。>>0:60
 父が発掘した、タブレットより遥かに単純な造りの写真機が、
 写しだしたもの。

 そうだ、もし自分の想像が合っているとするのなら、
 この日記の主は。


   死んだ残骸の降り積もる、伽藍洞の身体。
   そのすべてが、叫んでいる。
   体中が内側から切り刻まれるような痛みに、
   溢れ出すような奔流に、
   その正体も分からぬままに、指が画面に触れる。]
(195) 2020/05/23(Sat) 12:14:22

【人】 軍医 ルーク

[ そこまで書いたときのこと、]


  『誰だ!?』


[ 人の気配に、はっと顔を上げる。
 そこにいたのは見張りの兵士だ。
 書くのに夢中になっていて、
 戻ってきているのに気づかなかった。
 兵士はこちらが誰か気付いたようで、
 げえっと嫌そうな顔をしたが、
 ここで何をしていたのかと尋ねてくる。]


  ……大穴の調査。
  わたしは、研究班の所属でもあるから。
  定期的に観測してる。


[ 嘘はついていないが、すべてを話してもいない。
 観測は自分の担当ではない。
 ただ、研究班の所属であることと、
 穴の調査のために赴いていたことも嘘ではない。
 手続きをとっているわけではないから、
 詳しく調べられたら咎められることもあるかもしれないが。]
(196) 2020/05/23(Sat) 12:19:46

【人】 軍医 ルーク

[ 兵士はまだどこか納得がいかないという顔をしていたが、
 調査が済んだならさっさと戻るようにと言い渡し、
 手の中のタブレットに視線を向けてきた。
 赤い袋に仕舞い、咄嗟に懐に入れる。
 観測に使用していると思ったことだろう。
 だとしたら、私物があれこれと入っている引き出しに
 入れて戻るのは不自然すぎる。

 見張り台を離れ、階段を下りる。
 ぱたぱたとついてくるぺんぎんの足音。
 分かれ道で立ち止まり、兵舎へと視線を向けた。]
(197) 2020/05/23(Sat) 12:20:35

【人】 軍医 ルーク

[ 伝えなければいけないことがある。
 最後まで書けなかった日記の続き。
 踵を返し、一度は医務室へと足を向ける。
 戸棚の中の『お返し』、
 ひっそりと鍵をかけて仕舞っておいたもの。
 それを取り出しに。
 自分に出来る限りの早足で医務室へと向かい、扉を開けて]


  『遅かったな』


[ 犬耳のその兵士が、そこに待ち受けていた。]


  へえ、わたしを待ってたんだ。
  それは実に物好きなことだなあ。


[ そんな風にへらりと笑ってみせながら、
 懐から取り出した赤い袋を、ぺんぎんに渡す。
 これから何があっても、壊されることがないように、
 どこか安全な場所に置いて、と。

 だから、医務室を訪れた者は、
 気づくことも出来るだろう。
 ぺんぎんが咄嗟に戸棚に置いた、
 赤い袋の中のタブレットの存在に。]*
(198) 2020/05/23(Sat) 12:23:52
軍医 ルークは、メモを貼った。
(a23) 2020/05/23(Sat) 12:28:42

【人】 部隊長 シュゼット

>>144起き上がろうとする彼の腕を押さえて首を振る。
身体に力も入らないようだし、声だってか細くて。
今はとにかく、無理をしてほしくは無かった。

細く開いたその唇が動いて、
また何か、言葉をかたちどろうとしている。
僕は、彼の口元に耳を寄せた。
水が欲しいのだろうか、どこか痛むのだろうか。
何かあるならなんでもするから、
あぁ早く、いつものように。
楽しそうに僕に意地悪なことをしてくるような
そんな彼に戻ってほしい。

そんな僕の思いとは裏腹に、
ルークから聞こえてきたのは意外な言葉。
驚いて彼の顔を見た僕の唇は震えて、
暫く何の音も出せなくて―――]
(199) 2020/05/23(Sat) 17:48:12

【人】 部隊長 シュゼット

[やがて。ぽつ、ぽつ、と落とした言葉は
今、痛みで苦しいのはルークのほうだというのに
泣くのを堪えるのがわかるように、震えていた。]

  ……はは。
  やっぱり、ルークはおかしいよ
  軍医なのに。僕を、名前で呼ぶなんてさ。
  それもこんな時に呼ぶなんて。…卑怯だ。

[他の軍医は僕を兎だの被検体だのと呼ぶ。
……いや。そんなのはいいわけだ。
そんな違いなんて、本当はどうでもよかった。
"卑怯だ"なんて言ってしまったけれど
そこに、嫌だとか悪い気持ちは微塵もなかった。

>>147彼が初めて名前を呼んでくれたのは、
何故だか、酷く、僕を泣きそうな気持ちにさせた。
悲しくはないのに胸が苦しいような。そんな心地。]

  ……うん。
  大丈夫だ、ルーク。ここに居るのは、僕だ。

[今ここに居るのは、
さっきまでいた、ルークを傷つけた奴ではないと。
僕は彼にそう伝えたかっただけのはずだった。
でも、ルークへ言い聞かせるように言った僕の言葉は
他でもない僕自身へ強く響く。
―――大丈夫。まだ、僕は、僕のまま。

君が呼んでくれた"僕"は、ここに居る。]
(200) 2020/05/23(Sat) 17:52:51

【人】 部隊長 シュゼット

[数日前に、見張りの前に仮眠を取って以来、
僕はまともに寝ることが出来ていない。
寝ても、数分で起きてしまう。
それ以上寝たらまた、夢を見る。頭痛が起きる。
それを、僕の体は全身で拒否しているみたいだった。

ルークの目に映る僕はきっと、
前に一緒に通信機を探しに出た時と比べて
隈も酷く、疲れが溜まっているように見えるだろう。

聞こえてきた言葉に、唇をかんで。
ルークの状態をよく確認する。
彼の顔は歪み、痛みに苦しんでいるようで。
>>148僕は、彼が腹を押さえている手を上から撫でた。]
(201) 2020/05/23(Sat) 17:53:25

【人】 部隊長 シュゼット

  ……腹、か。

[動かせないほどではなさそうだし、
傷を確認するなら、ここでやるのも良くないだろう。
僕はルークを抱き抱え、近くのベッドへと運ぶ。
軽いかと思っていた体は予想よりは重く。
重さの理由は、運ぶ途中で見えた彼の足が教えてくれた。

"事故に遭った"というタブレットの記述を、思う。
金属の脚を持つ彼に、金属の片腕を持つ自分。
お揃いのようだと思った言葉は、
そのまま口にせず、飲み込んだ。
 
 僕の右腕は、彼の脚とは違う。
 事故に遭ってこうなってしまったとか、
 そういう理由じゃなくて、きっと、
 ……これはこの世界を害する目的で、
  故意に、元々あった生身の腕から
  挿げ替えられたものなのだと、思う。


ベッドに横たえると、ローブを剥がしてやる。
現れたふわふわの耳に、大ぶりの尻尾。
はぎ取った黒布とは真逆の色であるそれらは
夢で見た、見渡す限りの白い世界の色を思い出す。

僕は目を細め、その白色に見惚れてしまいそうになったけど
すぐに、今はそれどころじゃないと小さく首を振った。]
(202) 2020/05/23(Sat) 17:57:04

【人】 部隊長 シュゼット

  ごめん。少し、見せてほしい。
  治療が必要な場所、他にあるといけないから。

[僕は医者ではない、ただの兵士だ。
診る前に相手を安心させる術などよく知らないけれど。
ルークの痛みが和らいでほしい一心で。
身体を守るように巻き付き、震え、強ばる尻尾を
力を抜いてくれるまで、何度も撫でたんだ。

そのまま、彼が嫌がらなければ、
腹部を押さえる腕と一緒に、横へずらす。

外から見たところは大丈夫そうだと思いつつも、
念のため―――、と。シャツを剥いだ時。]
(203) 2020/05/23(Sat) 17:57:36

【人】 部隊長 シュゼット

[  ( ん??????????? ) ]

  …………

[思考が、フリーズした。]
(204) 2020/05/23(Sat) 17:57:48

【人】 部隊長 シュゼット

["控えめ"ではあるけど、胸のあたりとか。
肉付きは薄いけれど、それでも、
全身の体のつくりとか。色々。

そろそろと左手を伸ばして、喉元に指が触れる。
よく触っても、喉仏の存在は見当たらない。
そのまま、ぺたりと胸元を触って。

……すぐ、手を離したと同時に。
ぼふん、と。顔が一気に赤く染まる。]
(205) 2020/05/23(Sat) 18:02:13
 




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