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【赤】 試用期間 フラウア謝らないで下さい。 俺のために悩んでくれるのはすごいうれしいけど。 [手を離して、代わりに体を擦り寄せた。 抱きしめてくれるのだから、触れることは許してくれるのだから、キスすらしてくれるのだから、] ──…ッ [喉の奥で引き攣ったような息が一つ漏れた。] (*168) 2021/05/24(Mon) 21:03:48 |
【赤】 試用期間 フラウアおれは、ジンさんをお…… カズ …にするの、平気じゃないです。貴方を思い浮かべて、いいように扱って、抜くの……無理やり汚してるみたいで。 なのにやめられなくて。我慢できなくて、出したら凄く ……苦しくなります。 [罪悪感。 彼が笑って許してくれるのは、想像の中で何をされているのか、わからないからだ。きっと。] (*169) 2021/05/24(Mon) 21:05:47 |
【赤】 試用期間 フラウア今度は、ジンさんがしてくれませんか? どれくらいまでなら、俺があの──煽られないのか。 [ぎゅう。腕に力を入れる。] いっぱい撫でて欲しいです。キスもしたいです。 でもさっきみたいな深いキスは。 キスが上手すぎて、俺慣れてないから、勃っちゃうから、たくさんはだめです。 (*170) 2021/05/24(Mon) 21:06:24 |
【赤】 オリト シア―― それから ―― [数十分か数時間か、目を覚ませば既に辺りは暗くなってきていて。 脱いだ浴衣を羽織ってそっと隣の部屋を覗けば、既に食事が運ばれて始めていた。 慌てて身支度を整えようと、お風呂に向かう時。 内腿から伝う違和感に気づいたら、どうしようもなく恥ずかしくなって脱衣所へ飛び込んだ。 こっそりと事後処理をして、余り待たせては悪いからとシャワーだけで済ませる。 髪はまだ乾かしきれなかったけど、後は自然乾燥に任せて。 お風呂上がりに脱衣所で部屋着用の浴衣に袖を通して鏡を見たら、浴衣では隠しきれない箇所に赤い華が咲いていて、指先でその痕をなぞる。] ……どうしよう……。 [肌を隠しきれないのは困るけど。 彼の所有物になった気がして、嬉しくもある。 首周りの襟をきゅっと寄せ集めて、できるだけ帯をキツく締めた。] (*172) 2021/05/24(Mon) 21:08:11 |
【赤】 店員 ラン[いつもより深い場所まで入り込むのを感じながら、 僅かな苦しさに眉根を寄せていたら。 覗きこんできた彼と目が合って、ふふ、と目を細めた。] ん。……へいき、です。 おくまで、蓮司さんでいっぱいなの……うれしい。 ……その、重くないです…か? [背中をさする掌がやさしい。 見下ろしたところにある額に、こつんと額を寄せて。 濡れた頬が乾くまで、しばらくそのまま。] (*175) 2021/05/24(Mon) 21:21:45 |
【赤】 店員 ラン[そして、馴染んできた頃。] ん。 [ねだる声に、小さく頷き。 鼻先をすりつけながら、彼の唇へ啄ばむようなキスを。 唇に、頬に、鼻の頭に、じゃれるように口付けていたら 身動ぎに合わせて擦れた奥に、小さく声が零れた。] ッ ふ……、 あの……蓮司さん、動くの……まだ、だめ? [ゆるやかに彼を締めつけてしまい。 目尻を赤く染めながら、彼をじっと見下ろした。*] (*176) 2021/05/24(Mon) 21:21:52 |
【赤】 店員 イウダじゃあ、お試しにちょっとだけ。 舐めてみて、きつそうだったらやめときな。 ひと瓶一人で開けるくらいの心算で頼んだし。 [冷酒なのでグラスが用意されている。 傾けられた彼女のグラスにほんの数センチ注いで乾杯した。] っくーっ あ、甘いなマジで…… [刺身を食べるにはもう少し辛口が良いが、温野菜となら野菜の甘さも手伝ってデザートみたいな形で味わえそうだ。 店でも取り扱えないか、帰ったら店長と有村に相談してみよう。] (*178) 2021/05/24(Mon) 21:28:44 |
【赤】 店員 イウダ[うっすらと色づいた出汁が沸いたのを見て、野菜と豆腐を入れた。 竹筒からつくねを落とすのはお手の物、へらで均等な大きさにまとめて落としていく。 肉は一切れが大きいが薄い。 地元のブランド豚らしい。] あ〜〜〜〜この肉で野菜巻いて食うの最高。 春菊はシーズンじゃないけど、鍋には欲しい派だからあって嬉しい。 [そもそも鍋自体初夏にはあまりしないものだが。 汗をかいたらまた露天風呂に入れば良い。 温泉最高。*] (*179) 2021/05/24(Mon) 21:28:59 |
【赤】 店長 ジンそーね。 せめて、俺が受け入れられるようになるまで、たくさんは我慢して。 俺もしないよーに気をつける。 [深いキスを、あげたくなる。自分の許容範囲の中だから。 けれどそれは、こちらも我慢すべきだろう。 せめて、互いの境界線を探り合うような今の間は。] (*181) 2021/05/24(Mon) 21:41:26 |
【赤】 店長 ジンんじゃ、触っていい? [はじめは、なんてことない触れ合いから。 頬に触れて、笑いかけて、髪を撫でる。 徐々に、耳を擽って、唇を指先でなぞってと粘膜の近くへ。 首筋のラインに手を添わせて、首後ろで両手を組む。うっとりと目を細めて、顔を近づけてみる。 唇は重ねずに、しなだれかかるように体重をかけた。] ……あ。 [そのまま背中をたどり、腰に、叶うなら臀部に至ろうとしたが、手が届かない。 せっかく雰囲気は出ていた気がするのに、締まらない。] (*182) 2021/05/24(Mon) 21:41:39 |
【赤】 ランレン[寂しかったと聞いて、胸の奥が甘く疼く。 背中を抱き締める腕に微かに力が入って。 大切な宝物を腕の中に閉じ込める。] 寂しい思いをさせて、ごめんね。 教えてくれてありがとう。 [そんな嵐が、嬉しいと笑ってくれるから。 自分も目を細めて、嵐に笑いかける。] 幸せの重さだから…… 全く重く無いよ。 [事実、重いとか意識したこと無かった。 ぴたりとくっついて、抱き締め合える。 その距離の近さに、痺れるような快感を感じる。] (*184) 2021/05/24(Mon) 21:50:36 |
【赤】 オリト シア[お鍋がぐつぐつと煮えてきて、美味しそうな匂いがしてくる。 お鍋に温野菜と野菜の多さが嬉しい。 鍋奉行を彼に自然と任せてしまいながら、茹で上がったお肉とお野菜を貰った。] お鍋に入れる豚肉いいですよね。 牛肉よりさっぱりしていて、お野菜に合う感じ。 私は水菜も好きです。食感がシャキシャキで。 [取皿に息を吹きかけて冷まして、お肉を頬張る。 さすがブランド豚、柔らかく溶けて無くなっていくみたいだ。 野菜も湯は通してあるけれど、程よく芯が残っていて歯ごたえが良く、甘い。] ん〜……、夏のお鍋もいいかも。 [湯上がりの熱さに、お鍋の温かさ。身体がほこほこと温まっていく。*] (*187) 2021/05/24(Mon) 21:56:27 |
【赤】 店員 イウダ水菜も好きだよ。煮過ぎてなければ。 [くたっとなった水菜は歯に挟まる率が高い気がする。 味が苦手な訳ではないから食べるが、火を通さない方が好きなので、出汁にくぐらせた程度ですぐ器に引き取った。 アクを取り、お玉を持ち替えて豆腐を掬う。 彼女の器にも入れて、自分の器にも。] 豆腐は塩水に30分くらいつけて水を抜いてから煮ると食感がねっとりになって美味いから今度食ってみて。 [この豆腐はふるふると崩れやすく、これはこれで美味いけれど。 そんな風に会話をしながら二人で鍋をつついて。 温野菜は味噌をつけて味わった。 刺身にはたっぷり目の山葵。 〆に鍋で雑炊まで作って、最後には流石の卯田も満腹になる。 酒も良い感じに回って、片づけて貰う間、少しうとうとしそうになっていた。] (*189) 2021/05/24(Mon) 22:21:44 |
【赤】 店員 イウダあ〜今風呂入ったら確実にオチるな。 鍋食って酒飲んで、汗かいてんだけどー、 ……… ……あれ?寝てた?いや、寝てない……… [座卓に額がつきそうな気がする。] や、キスすんなら木じゃなくて紫亜がいーわ。 [何を言っているのだか。*] (*190) 2021/05/24(Mon) 22:22:06 |
【赤】 試用期間 フラウアはい。 [笑って。 ウィスキーを飲む。氷は溶けてしまっていて、飲み干してからもう少し注いで舐めた。 冷えていないストレートが直接喉を灼いて、でもその強さも海の香りも好きだなと思う。 思ってから、溶けた氷で水割りにすればよかったのではと思い付いた。チェイサーチェイサー。] ん。きもちい…… [髪を撫でる指にとろんと瞬いて。 耳をくすぐられて息を抜く。] (*191) 2021/05/24(Mon) 22:27:01 |
【赤】 試用期間 フラウア……ふ [急所。首に触れられてぞわりと粟立つ感覚。 でも嫌じゃないから、背中に回した腕が下がりすぎないよう肩の骨を柔らかく撫でた。 近づく顔に、やっぱり綺麗だと思う。 まつ毛が絡まってしまうんじゃないかという距離。] は、 …、 (*192) 2021/05/24(Mon) 22:27:21 |
【赤】 試用期間 フラウアん…ン [額をすりすりと合わせて、ゆっくり瞬きをする。] 背──早く、はやく大きくなりたくて。 魔法をかけすぎました…… [恩返しのうさぎは身長の秘密を暴露した。] (*193) 2021/05/24(Mon) 22:27:49 |
【赤】 試用期間 フラウアは…ジンさ [預けてくれる体重を支えたまま、重心の位置を変え。 伸び上がるように体を起こした。 顔が離れ、頭を胸へ抱きこむ。後頭部の髪で指先を遊ばせた。] もっと、ためして… [これなら届きますか? 手のひらを強請って、腰を小さく揺らした。*] (*194) 2021/05/24(Mon) 22:29:32 |
【赤】 オリト シア分かります。柔らかいと歯に挟まるので。 [くすくすと笑いを堪えて。 今し方話題に上がったばかりの水菜がお皿に移る。 お玉を差し出されたら、器を手に取って寄せて。 湯気の上がる豆腐が届けられたら、お箸で崩す。 ふわっと崩れていく豆腐はかなり柔らかく、口の中で溶ける。] 塩水ですか? そんなことしたことなかった。 今度試してみますね。 [お豆腐は基依さんが初めて出してくれた料理にも入っていたから、何だか感慨深い。 元より好きな食べ物だし、もしかしたらそのことも覚えていてくれているのだろうか、なんて考えが脳裏を過ぎった。 基依さんが作ったわけじゃないけど、今日のご飯も私の好きなものが散りばめられている。 そのことに密かに気づいて、また彼が愛おしくなる。 お刺身の山葵も、最初は敬遠していたけれど。 いざ食べてみたら新鮮さが勝って、辛味のない味がした。 また一つ新しい味を覚えて、好きなものが増えていく。] (*196) 2021/05/24(Mon) 23:01:47 |
【赤】 オリト シア[二人で料理を食べ尽くして。 片付けに来た仲居さんにお礼を告げて、ふと基依さんの方を見ればゆらゆらと彼の身体が揺れていた。] お酒も入っていますし、 今はお風呂はやめておいた方がいいですよー? [お酒が随分回っているのか、独り言のような声に笑って。 滅多に見れない姿を、可愛い。と感じながら、 船を漕ぐ様子に歩み寄り、隣にしゃがんで顔を覗き込む。] お風呂は明日も入れますから、 お布団、行きましょ?* (*197) 2021/05/24(Mon) 23:02:54 |
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