人狼物語 三日月国


147 【ペアソロRP】万緑のみぎり【R18G】

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視点:


【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[寄り掛かる人肌を享受しながら視線を隣に向ける。質問の意図を探るように、或いは質問の補足を待つみたいに。そうして少し考える素振りで、見えない主語を推測しようとするが解釈の幅が広い。

どうして。彼の言葉を心の中で反芻する]


 君はどうしてだと思う?
 ……なんて、聞かれても困るね。


[無数にある候補の中から、それらしい回答を探り当てようとして諦めた。自分でも掬い上げられないなら、信頼出来る第三者に委ねてみる。

彼の同調に安堵すると同時に、心の安寧を得ることを許さない自分自身がいる。どう言い訳を並べても、どれだけ赦されても。けれど、彼に拒絶されなかっただけでも十分に特別と幸福を感じている]
(*8) 2022/05/30(Mon) 2:28:58

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[服を与えなければ、万が一外に出られても出歩けないだろう。……という発想が全く無かった。監禁して自由を奪っている。なら出来る限り他の権利まで取り上げたくない。それが「普通」の愛し方だと思っていたから。

彼の言葉を「したくなったら困る」と解釈したが、無自覚なのか確信犯なのか、彼の誘惑に流されまいと理性を保つのに苦労した。これ以上したら立てなくなるんじゃ……いや、その方が都合が良いのか?なんて、邪な企みも過ぎった。散々煽られて、理性と感情を振り回されたら当然仕返しもしたくなる。既に洗い流したらしい中を確認しようかとも思ったけれど、自分の箍を外してしまいそうで思い留まった]


 ……瑠威? 怪我するといけないから、
 あちこち触らない方が良い。


[子どもじゃないんだから、触って良いものとそうでないものの区別はつくだろう。分かっていても、彼が傍を離れると手元の作業が疎かになってしまう。視界に入らないと声を掛けたり、返事が無ければ様子を見に行ったり。過保護過ぎると思う一方で、彼の姿が見えなくなるとどうしても心が落ち着かなかった]
(*9) 2022/05/30(Mon) 2:29:32

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[彼から母親を遠ざけなければ、と思っていた。
彼女の存在は、彼が追い詰められた原因のひとつだと考えていたから。だというのに私は彼女と同じ──それより直接的で、むしろ酷いやり方で束縛しようとしている。

銀色の手枷は歪んだ精神性の証明だ。
そう認知出来る間はいつまでも慣れないのだろう。
面倒そうな顔をするどころか、嬉しげで従順に見える彼にも]


 すまないが、使わせて貰うよ。
 君が「いい子」だと思えるまでは。


[ひんやりとした金属の輪を、彼の右手とベッドの手摺に繋いだ。さっきみたいに病室を自由に歩き回らないように。彼の左眼に「目薬」を点した時より余程緊張して、使い慣れないのもあるが辿々しい手付きになる。

──でも、必要なことだから。

そう思うことで無心になろうとする。
何も考えるな、]


 ……あぁ、すぐ戻る。また後で。


[するりと彼から視線を逸し背を向ける。
罪悪感の裏にある、束縛を許容されることへの倒錯した悦びを自覚する前に]
(*10) 2022/05/30(Mon) 2:30:21

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[外観からして広いだろう院内を歩いても、あまり人の気配を感じない。途中で洗濯室に寄って、洗濯物を機械に託しておいた。白衣を着てはいるが、やっていることは家事や介護に近いので不思議な心地がする]


 好きな食べ物……、か。


[彼の言葉を思い出し、記憶を辿る。
気遣いからの提案とも知らず、自分に興味を持ってくれたのだと単純に嬉しく思った。だから真剣に献立を考えたくなったのだが。食に頓着がないことに気がつき、頭を悩ませる。私一人で食べるなら正直何でも良いけれど、……]
(*11) 2022/05/30(Mon) 2:31:31

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[ビニール袋を手に提げ、病室に戻る。
「ただいま」と言って、ベッドの上から動けない彼が変わらずそこにいるのを確認し、頬にキスをする]


 売店で買ってきた。
 ブラックだけど、大丈夫か?


[サイドテーブルにコーヒーとサンドイッチを二人分並べる。結局、普段食べ慣れている組み合わせを選んだ。食堂のメニューでも良かったけれど、すぐ帰ると約束したので近場で済ませた。

それから白衣のポケットから鍵を取り出し、彼の拘束を解く*]
(*12) 2022/05/30(Mon) 2:32:31

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[存外シンプルな答えを貰い、苦笑する。
なるほど。上手く答えられないというより、このまま続ければ自分の歪んだ本懐を話すことになりそうで。それが少し困る]


 そうだな。君が好きだから。

 だが、……改めて言葉にすると
 なかなか独り善がりな動機だな思う。


[常に根底にはあったけれど、当たり前過ぎて見えていなかった。もしくは理由足り得ない、と除外していたのか。
理由が何であれ、彼なら受け入れてくれる。そう思っているけれど。好意を盾にするような台詞を自分の口から吐くのは、少し躊躇われた]


 ……君の幸せはどうでも良くて、
 「好きだから」生きて私と一緒にいて欲しい。


[もっと直接的な表現で回答を補足しておく。
願うことなら私の願望が彼の幸せが同じであれば良い。
彼の双眸を見つめて、真面目なトーンで紡いだ]
(*20) 2022/06/01(Wed) 21:36:32

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[姿が見えなくなった彼を呼び戻し、気配を近くに感じ安堵して目を離せば、同じことを繰り返す。何かを試されているのか、それとも単に退屈で遊んでいるつもりなのか。聞き分けの良い返事さえ聞ければ、私も同じような注意を重ねる。

「いい加減にしろ」だとか「集中出来ないから勘弁して欲しい」とか。あえて言わなくても、理解した上で傍を離れているなら、彼にとってこれは必要な作業なんだろう。そう勝手に解釈した。ドアの鍵は掛かっている。何処にも行けやしないという慢心が、私を寛容にしているのかもしれない。

彼を呼び戻す度に、余計な物を持っていないかと目視で確認した。あとで病室の備品を確認して、なるべく物を隠しておかなければと思った。例えば刃物……メスなんて置いてあったら最悪だ、と]


 ……、……誰にとって「いい子」だったのか。
 価値観か定義のズレがある気がするな。


[返事だけはいい子の間違いじゃないか?
先程の彼を思い出し、皮肉めいた台詞が口をついて出そうになったが。どうしても危うい印象が強いだけで、私の中では彼はずっと「いい子」だ。学生時代も再会してからも、そして今も同じ]
(*21) 2022/06/01(Wed) 21:36:51

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[躊躇いこそあったが、物理的な拘束のおかげで得られた安心感は大きい。ベッドから数歩も移動できないと分かっていても、部屋を出る前と変わらない彼の姿に自然を表情が緩んだ。キスのお返しを貰い、幸福を噛み締める一方で。労うつもりが、ご褒美を与えられたかような彼の反応に。また調子が狂う心地がして、目の前のことに意識を逸らす]


 君と共有したくなるくらい、
 好きな物があれば良かったんだが……。

 ん、好き嫌いがないなら安心だ。


[無いよりはマシだろうと、野菜も入ったミックスサンドを選んだ。その手で封を開けられるだろうかと過ぎり、ちらりと横目に見たが。そういえば散々動かしていたなとも思い出した]
(*22) 2022/06/01(Wed) 21:37:06

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[右手の拘束を解いて、──手錠のもう片方は柵に括り付けたまま。どうせまた使うのだから、此方まで外す必要はない。大人しく待っていた姿を見たばかりでも、根付いた不信が揺らぐことはなく。
それどころか、二度目に対する抵抗感が無自覚に薄れていた]


 ……そうなのか?


[手錠があってもなくても、病室から出られないから大差ないのか。それとも患者を信じられない私を気遣った故の言葉か。

どちらの予想とも異なる返答に唇を結んだ。必ず戻って来ると言葉で言うのは簡単だが。昔、彼を置いていなくなった前科を思えば、不安にさせてしまうのも当然のように思えて。言葉を選んでいる間に、早口に遮られる。

明るい声や表情が今は空元気に見える。テーブルにある自分の分の食事の存在を忘れて、食事をする横顔をじっと見守る。普段と一見変わらない振る舞いだからこそ、複雑な気持ちにさせられる]


 私は君から目を離すことが怖いし、
 君は私が戻って来るかどうかが不安なら。

 ……コレに頼るのも、そんなに悪くないのかもな。


[柵から吊り下がっていた手枷を外すと、ジャラリと硬質な金属音が鳴る。玩具みたいだ、と手中で弄びながら思う]
(*23) 2022/06/01(Wed) 21:37:28

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[食事中の彼の片手を捕まえて、勝手に再び拘束する。食べ難いかもしれないが、左手でも飲み食い出来るだろう。

そうして、もう片方を私の左手に繋ごうとして──途中でやめた。代わりに銀の輪を彼に差し向けてみる]


 ……瑠威。君が付けてくれないか?


[一日中付けていられるほど鎖の長さに余裕はない。
あとで外す無意味な拘束だと分かっていても。
今はそうしたい気分だった*]
(*24) 2022/06/01(Wed) 21:37:41

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[彼の言葉の方がよほど正論らしく聞こえ、得も言われぬばつの悪さを感じる。

「どうでもいい」なんて、一度も思ったことはない。けれど意思も自由も蔑ろにしてしまうなら、結果だけ見れば「どうでもいい」のと同じだ。

……なんて、そう思いたいだけで実際は違う。分かってはいる。道理から外れた自分の選択に、彼を巻き込んだことにしたかった]


 ここに来る前は、私が君を幸せに出来る未来が
 どうしても思い描けなかったから……、


[ただでさえ赤点の答案を、減点されかねない言い訳を小さく零した]
(*34) 2022/06/02(Thu) 5:24:05

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[真っ直ぐに向けられる瞳から目を離せず、流しきれなかった気恥ずかしさを口元に浮かべた。彼の紡ぐ「好き」が口先だけの台詞ではないと、身を以て知っている]


 人の道を外れたら幸せにはなれない。
 昔よく言われたけれど、
 私がそう思う限り、君も幸せになれないのは嫌だ。

 ……一緒に生きて、私と幸せになって欲しい。


[及第点を貰いたい気持ちはあるが、表現がやや控えめになった告白をやり直す]


 どうでもいいは撤回させてくれ。
 「うっかり」されるのは、……心配だからな。


[冗談の軽さで聞こえるよう声色に気をつける。本当にそうなったら、自分が何をしでかすか分からないのが怖かった]
(*35) 2022/06/02(Thu) 5:25:18

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[たとえ致命傷にならなくても、好きな相手が自傷しているところを見るのは御免だ。彼が私を好きでいてくれる限りは、きっと置き去りにすることはないだろうと思ってはいる。頭で理解していても発作的に不安になるだけで。

彼の振る舞いに心を乱されている分、大人げない言い回しになってしまった。笑い出した彼に、じとりと不満げな視線を向けてみせたけれど]


 好きだよ。どんな君でも。


[どれだけ悪戯を仕掛けられようとも、彼が「いい子」だと信じ切った上で。迷わずにそう答えた。可愛らしい仕草につられて彼の頭を撫でて]


 「いい子」でいてくれたらもっと好きになる。

 ……と、言いたいところだけど、
 君に我儘を言われるのは嫌いじゃないんだ。


[私にだけ見せる彼の一面に、特別を見出していた学生時代を思い出す。男がするには違和感のある所作でも、かわいいという感想に落ち着くのは、惚れているから余計にそう見えるのだ]
(*36) 2022/06/02(Thu) 5:27:30

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[包装紙に貼られたラベルに製造元が記載されていても、そのまま貼り付けておいた。成分表示しか記載されていない可能性もある。初めて此処に来た時の私なら気にかけて排除しただろうが。別に知られても構わないと思った。あえて隠すのも何となく気が引けて。

目の前に差し出されたサンドイッチより、手首の方に興味が向く。好機とばかりにその手を取った]


 左手の薬指に嵌めるには、かなり大きいな。


[愛を誓うには物騒で重い銀の輪。
私ばかり彼を束縛している。彼にも私を縛る権利があり、そうすることで少しは不安が解消されるのではないかと。短絡的な思考で片方を彼に託した。

悪戯めいた笑みを浮かべた彼が、思惑通りに行動しないと察知しても、その笑顔に魅入っている。不自由になった彼の両手に、ぱちりと瞬いて視界を洗う。

繋がれなかった自分の片手を降ろすが、彼の行動を反抗と捉えるより驚きの方が勝って。膝の上に乗られ反射的に動いたものの、気づけば彼の腕の輪に拘束されていた。物は試しに身動ぎをして、どれぐらい動けないのか試すが。すぐに戯れつく彼に意識が引き寄せられた]


 すごいな、……手錠より窮屈かもしれない。

 
[訳が分からない体勢がおかしくて、くつくつと堪え切れず笑う]
(*37) 2022/06/02(Thu) 5:29:52

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[──彼の言葉に頭を殴られたような衝撃を受ける。
「こんなもの」で一時的な安心を得て、そして抵抗無く受け入れ始めていた私とは大違いだと。
それがショックであり、同時に懐かしい感覚になる。彼に希望を見出した昔を思い出して。心臓が期待するように駆け足になり、視界を占める彼の口元しか目に入らない。他に何か餌付けるべきものがあったとしても、それらを差し置いて眼前の唇に噛み付くように口付ける。彼の断定に応える前に。

食事もだが、こんな格好でキスをしている光景もなかなか馬鹿みたいだと頭の片隅で思う。食事の代わりに味のしない唾液を口移して、今更思い出した空腹を彼で解消する]


 っ、……はは。もちろん。
 君が私を信じられるまで。
 どれだけ時間がかかっても、此処から出た後もだ。

 私も、君を信じられるよう努力する。
 いつかは此処から出られるように……、

 ……だけど、信じたいけど信じられなくて
 それで疲れてしまうくらいなら別にやめても良い。


[希望的観測に過ぎなくても、前向きな言葉だけ並べておくべきだと思う一方で。一番大事なものを蔑ろにしてはいけないとも考える]
(*38) 2022/06/02(Thu) 5:31:15

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

 
 どんな瑠威でも好きだよ。


[食事よりも彼を食べたくなったが、あまり自由の利かない両腕を回して抱き締める。プラトニックめいた台詞を囁き、彼の唇に口付けて。誓いを立てる*]
(*39) 2022/06/02(Thu) 5:34:38