人狼物語 三日月国


114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】

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視点:


【赤】 薬屋 テレベルム

[彼女の体は柔らかさこそあるが重力を強くは感じない。>>*1
 不摂生を軽い体躯から見抜いて、苦笑を浮かべた。
 これからは幸せ太りをして貰うくらいが丁度良い。

 自身を縛り付ける気でいる女>>*0を縛ろうとする男は
 こうして抱き抱えられなければベッドに行きたくないと
 甘えたがるように習慣にしてしまいたいと不埒な大志を抱き。

 その身をシーツに預ける事で腕で預かった役得が
 途絶えるのは少しの残念を感じるが
 見下ろす先に居る彼女は>>*2対等な距離感で接していた頃より
 ちいさく、愛らしく視界に映り、同時に幾らかの征服感。
 
 ――太古の頃から男という概念は、
    こうして女を支配したがる生き物だが、

 …ああ、やはり欲望を耐えていた年月はあるにしても、
 手酷く扱う>>*4真似はしたくないと望む。
 
 白い海に沈めた女は、宝物のように愛しかった。>>*2]
(*14) 2021/12/14(Tue) 20:17:45

【赤】 薬屋 テレベルム

  ……触りたい。

[健気な彼女が隠そうとする心すらも必死に訴えていた耳は
 撫でたいし、甘やかしたいし、魅力の一部と呼んで良い。
 許可を得て>>-15愛しいばかりの渇望で頬を摺り寄せ。>>*3
 シーツを握る事で耐えているいじましい手背へと
 己の掌を重ねて、握り込み。
 爪を穿つなら此方にしろと貪欲に指を絡ませもした。]

  ああ、暖かいし、…やんちゃだな。
  あんたは子供じゃないのに、此処は赤ん坊みたいだ。

[猫よりも柔らかで、蕩けそうな毛並みに至福を覚え。
 撫ぜる手つきは子供をあやすような、怯えるなと鎮めるような

 なにも彼女を犬猫のように愛したい訳でも無いから。
 白いワンピースの前合わせの釦をゆっくりと外してゆこう。
 
 下着姿にまで暴いてから、胸の輪郭をそっと辿り
 極め細やかな腹部の膚を撫で回し、内股まで指を伸ばしかけ]
(*15) 2021/12/14(Tue) 20:18:11

【赤】 薬屋 テレベルム

  …… 俺も脱ごう。

[彼女だけを暴いて寒い状態にするよりかは、
 互いに肌を重ね合わせたいと願う。
 白いローブを脱ぎ払い、ドレスシャツのカフスに手を掛ける。
 彼女が手伝ってくれるならその手に肖るのも良いだろう。]

  ひとつ言っておく。
  あんたのように耳や尾は無いが…、

[気まずそうに一度言葉を区切り、やがてふるりと息を吐く。]
(*16) 2021/12/14(Tue) 20:19:01

【赤】 薬屋 テレベルム

[そうして互いに露出を深めてから。
 隙間を埋めるように一度抱擁し、唇を合わせて。
 愛しい者の背を撫で、存在を確かめてから
 再び見下ろす体勢を維持し。]

  ――…、綺麗だなあ、
       あんたの肌は。

[恍惚を隠さず呼気を漏らし、
 男は彼女の下着の留め具へと手をかけて。
 柔らかな胸の――二つの丘へと顔を密着させ、
 唇のように柔らかな甘い色をした乳輪を舌でなぞろう。*]
(*17) 2021/12/14(Tue) 20:22:16

【赤】 薬屋 テレベルム

[乙女めく恥じらいを引き連れての制止は寧ろ逆効果というのを
 きっと彼女は知らずに生きてきたのだろう。>>*18
 獣の血が確かに流れているコンプレックスの一部も
 見て愛く、触れても愛い幸せの貌であるというのに。

 しかし、幸せの体現は彼女の耳だけでは無く、
 互いに求めて絡み合い、距離を削りたがる手指もまた。>>*19
 節が無く温かみを与える彼女の白い手は、
 此処を訪れる前に繋いだ時より、密着感を与えてくれる。

 臆病な草食動物を人の形にしたかのような女は、
 きっと口にしても甘い体をしているけれども
 羞恥でおぼつかない手つきまで見てしまえば>>*20
 聖母を彼女に見た己の目は、やはり狂い無いだろうなと。

 それ程に彼女は清らかで、
          …… 穢れを知らない白兎のよう。]
(*25) 2021/12/14(Tue) 22:10:52

【赤】 薬屋 テレベルム

[そんな彼女に自身の汚点を打ち明けて後悔する筈が、
 あまりにも得意げに微笑うから。>>-105
 誰でも無い彼女にだけなら、触れさせても良いと
 なけなしの自尊心すらも崩される心地。]

  全く、初心な態度をそうも取られると、
  子供扱いをせねばならなくなるぞ。

[色めく女、と称するには彼女の落ち着かなさは
 年端もいかぬ少女めいて>>*21初めての男がよもや自分だと
 錯覚させるくらいに夢をみさせてくれる。

 鼓膜にすら幸いを満たす嬌声に喉を震わせ、
 胸の刺激だけで気をやりそうな敏感な膚に、柔肉に>>*22
 堪らず淑女らしく鎮座した乳頭を甘く食み。]
(*26) 2021/12/14(Tue) 22:11:07

【赤】 薬屋 テレベルム


  ラヴァ ――…、酷く甘いよ、

[柔らかな胸を揺らすようにしながら片手で緩慢に揉みしだき、
 もう一方の手は片時も彼女の束縛から逃れる事無く握り合い。

 そうして片方ずつを己の舌で転がして愛してやり。
 ふう、と生暖かい吐息を濡れそぼつ頂へと掛けたなら
 乳白色の甘い肌は、月に照らされたかのように煌めいて。
 彼女の浮き出す汗も、人魚の特異性のある体液と混ざり
 甘ったるい香りを発している。]
(*27) 2021/12/14(Tue) 22:11:26

【赤】 薬屋 テレベルム

  …怖くないか、ラヴァ。
  俺はあんたの泣いている顔も好いているが――…、

   苦しませたい訳じゃないんだ。

[女の欲を包み込む下肢をちらりと一瞥する。
 そこは既に一定の疼きを保っているのだろうけれど。
 そっと両足を割開かせるように身を滑らせて
 下着の中央にも男は顔を寄せ、唇を押し付けた。

 抗議はあるかもしれないけれど
 甘酸っぱい香りと味を下着越しに堪能しながら
 蜜口の窪みが出来てしまう程に湿らせて。]

  …… 怖くないなら、此方も見てもいいか?

[もっと言えば、直に触れたい。
 尋ねる事、答えを促す事そのものが
 彼女の羞恥を煽るのだろうが
 何処か、肝心な部分が無頓着な男は悪意無く問い詰める。]
(*28) 2021/12/14(Tue) 22:11:46

【赤】 薬屋 テレベルム

[悠久に流れる時を生きる人魚にとっては彼女は充分
 守るべき、愛されるべき子供であるのだが>>*34
 幼く扱われて児戯で終わる心配なぞせずとも
 互いの加齢差を比べる必要は感じずに
 彼女を魅力的な、 女  として見ている。

 ああ、けれども。
 男は、人の子や他の兎の子を羨んだであろう
 幼い時代の彼女>>0:322すら
 救ってやりたいと、願わずにはいれないが。
 苦しんだ日々の分、それ以上の月日を
 重ねて、生やして、愛してやりたい。

 脂肪を抱えた一部は、身動ぎの所為>>*35で余計に揺れ
 更に男を煽る淫靡さを主張している事を
 余裕を失いつつある彼女は客観視出来まい。

 ――…いじましい悲鳴が、
    溺れてもけして離さないと握る手指が。
   男の下半身に熱を篭らせる要因になる事も。]
(*43) 2021/12/15(Wed) 0:00:58

【赤】 薬屋 テレベルム

[快楽に浸からせたいが>>*36、けして無理を強いたくない。
 それは今日この時彼女に覚えた善意では無く、
 ずっとずっと、願っていた事なのだ。
 ずっと、今でも。 彼女を大切にしたい気持ちは揺らがず。]

  …、 そう、か。
  ――――…、 なら、これから嫌という程甘やかそう。

[なにも、彼女と褥を共にする事だけが男の望みでは無い。
 体が落ち着くまで負担を掛けたらずっと撫でてやりたいし
 湯で清め、足の爪先まで男の手で泡を這わせてやりたい。
 きっとこの先も彼女は、甘い煮え湯で溺れていく。]
(*44) 2021/12/15(Wed) 0:01:16

【赤】 薬屋 テレベルム

  … 
   ほら、そんなに暴れると足を痛める。

[足を暴れさせて>>*37、それでも両脚の狭間にいる男を
 蹴り飛ばしたりはしないあたり善良な…
 滑らかでしとりとした腿を掴み
 花園を奥に秘した恥丘から顔をいくらか上げて、

 恭しく足首へ、それから罅割れの無い艶やかな踵、
 足の指、桜貝を貼り付けたかのような愛らしい足指にまで
 男は唇を押し付け、そっと甘噛みもする。

 もっと足にも愛撫をしたい欲求は性欲に負け、
 愛液が糸を引いて筋を引いた内股に舌を寄せて。]
(*45) 2021/12/15(Wed) 0:01:39

【赤】 薬屋 テレベルム


[執着を与えんとする痛み>>-186まで、甘く。
 彼女の赦し>>*38は、果たして男に許可を与える為のものか。

 それとも、察するところ――…、
 この奥を暴かれたいという願いであるのか。
 恥じらいによる緊張が緩んだのを、
 そんな風に、 都合よく受け取ってしまう。]

  
(*46) 2021/12/15(Wed) 0:02:49

【赤】 薬屋 テレベルム

[下着を下ろして、愛撫したばかりの足から抜いていく。
 乱雑さは無く、片方ずつゆっくりと。]

  こんな所まで可愛いんだな、ラヴァ。

[可憐な花弁の奥は、襞を震わせ、甘い蜜をとめどなく溢れさせ
 男を誘う芳香を発しているのにも関わらず、
 清純だと思わせる淡い桃色で、彼女の頬のよう。]
(*47) 2021/12/15(Wed) 0:03:29

【赤】 薬屋 テレベルム

[外陰から舌で舐って味わい、鼻先を薄らとした茂みに沈め
 ちゃぷりと水音を立て、膣口へ舌先を潜り込ませる。
 下品には飛び出していない淑女めく慎ましい陰核は
 やわと指先で遊ばせて、けして爪を立てずに僅かに揺り。]

  … ――っん…、はぁ、っふ

    …ぁ、 まい …ン。

[舌で舐ろうともとめどなく溢れる愛液を味わいながら。
 同時に人魚の体液は彼女の大切な場所に染み入っていく。
 
          乙女を、
に変えていく
                        *]
(*48) 2021/12/15(Wed) 0:03:44

【赤】 薬屋 テレベルム

[彼女の躰は何処も甘く出来ていて、嬌声伴えば>>*55
 何処もかしこも食べてしまいたくなる。
 代価を求め合う街ではあるが、彼女に代価を求めはしない。
 哀しむ日々を乗り越え、愛>>-294される事を知った女は、
 ただ、男を抱擁すれば良い。>>*54
 彼女の腕に縋られて、暖を取る機会を得るだけで

    ――― 情愛に包まれる男はエオス一の果報者だ。

 褒美を求める女>>-296は子供のように純真だった。
 情交を交わし男が女を求め女が男を求むこの場に於いてすら。

 なんでもと言ったか、などと意地悪い事は告げないが、
 彼女がずっと手を伸ばして来たものを、沢山与えよう。
 彼女は、人魚に愛されるべくして生まれて来た幸せの兎だから]
(*69) 2021/12/15(Wed) 21:26:48

【赤】 薬屋 テレベルム


  良いな、
  甘える事に慣れて来たか?

[ご褒美を強請る無邪気な唇も。
 愛液を沸かせる欲の源泉も。>>*56
 男に甘えて、強請って、沢山欲しがりになれば良い。

 この秘所を暴かれる事はきっと少なく無かっただろう。>>*57
 だからこそ、男の欲望に良いようにされて
 粗雑に男をくわえ込まされるばかりの部位では無く
 愛情を与え合う存在に可愛がられる場所に変えてやりたい。]

  ん…、ふぁ……、ラヴ、… ――ァ

[彼女の嫌>>*58、は男に制止を促すどころか
 もっと、深い場所まで満たしてと聞こえる糖度を孕む。

 欲の泉から掬い上げる愛液も、舌に吸い付く恥肉も
 男を誘うばかりの感度を示しているというのに。]
(*70) 2021/12/15(Wed) 21:27:05

【赤】 薬屋 テレベルム


  んぁ、っふ。…、 
  …と、 めて?

[深く沈ませた舌を内膜で泳がしていたが、
 彼女の望みを聞き受けたかのように>>*59侵入を留め。

 口を聞くのも難しいので一度舌を抜き去れば、
 こちらを彼女が見ていたなら、とろぅりと蜂蜜のように
 唾液だけでは無い起因で糸を引かせ、
 顎に雫を垂らす男の様相も拝めるだろうが。]

  良いんだよ、何度も、俺の為に散ってくれ。
  ……あんたが枯れないように、水をやろう。

[彼女の絶頂を耐える姿は、泣きの入った懇願は、
 花開く前の蕾のように可憐でいじましいから。
 膣に舌の代わりに指を差し入れて、
 小ぶりな陰核を唇で食み、これなら良いのかと目だけで微笑い]
(*71) 2021/12/15(Wed) 21:27:31

【赤】 薬屋 テレベルム

[欲に溺れる事は恐怖では無く、女の幸せでもあるのだと。
 教え込むように繋いだ指は然と絡め。
 
 胎内に潜らせた指はいくらか内側に曲げて、
 女の性感の一つであろうざらつく天井を指腹で嬲り。]

  ッ、ふ …、

[そうして、突起の皮を唇で軽く剥くようにして
 芽を出した粘膜を舌で舐り、指の律動に合わせて擦ろう。*]
(*72) 2021/12/15(Wed) 21:28:49

【赤】 薬屋 テレベルム

  安心しろ、男が早いと女は泣くが、
  女が果てても男は喜ぶだけだ。

[ふやけそうなくらいに蕩けた内壁は指を食いしばり
 奥へ奥へと飲み込まんとしているのだから>>*76
 絶頂が直ぐ傍にある事を彼女の胎内を探る男も察しており。
 慰めというよりは眼前の男も含めた理りを教えてやり。
 
 乱暴に爪で掻いたり噛み付く猫と比べてはいけない
 愛ぃ女の悲鳴は鼓膜に甘い囀り。>>*77
 彼女の願いは聞き入れてはやれないが、
 その代わりに、甘美に酔いたがる肉を愛してやりたかった。

 絡む指へと必死に縋る爪の食い込みすら幸いで>>*78
 白雪を落とし込んだような肌が赤く熟れた
 林檎と化しても>>*76息の根を止める毒はやらない。]
(*86) 2021/12/15(Wed) 23:30:02

【赤】 薬屋 テレベルム

[彼女を殺すのは、甘い快楽で無ければいけないから。>>*79
 弾けたように奮える肢体は艶めかしさを如実に曝し
 蜜壷に沈めた指をも痺れを齎して絶頂に戦慄く収縮。
 此処に指では無いものを埋めたいと望む心臓は熱く。

 寒さを覚えた朝の事を忘れさせる程煮沸えた媚肉に
 彼女の性感をしゃぶった唇も慄え、はふり、と呼気を漏らす。]
(*87) 2021/12/15(Wed) 23:30:20

【赤】 薬屋 テレベルム

[絶頂に悶える女を見た事が無い訳ではない。
 だが、髪を振り乱し、理性を飛ばしす相貌は
 生々しさも、醜さも伴うものだが、 ]


  ……、ラヴァ。
          綺麗だなあ ……、


[  
   ―――彼女は、一枚の聖画のように美しいのだ。

 余韻に色めく肌も、玉のように散る汗も、
 投げ出された四肢の震えも、
 男の目を釘付けにする弛緩した表情ひとつすら。]
(*88) 2021/12/15(Wed) 23:30:52

【赤】 薬屋 テレベルム

[それでいて、悪戯な足が男の熱源を慰撫するものだから、
 これは、と見蕩れたままの熱篭る瞳もすこぅし丸くなり
 困ったように眉間も寄り、苦笑まで誘われた。]

  もう少しあんたの体を味わいたかったんだがな。

[そう甘ったるく誘われて>>-383それも彼女に乞われて>>*81
  ……断れる、男の顔を見てみたい。

 もっと奥へと招きたがる媚肉の蠕動を受けて
 うしろ髪誘われる思いながら、指を引き抜いて。]
(*89) 2021/12/15(Wed) 23:31:09

【赤】 薬屋 テレベルム

[望むようにはするつもりだし、男も先を望むも
 今しばらく、猶予を貰いたい。

 そう、絶頂感に震えている彼女の子宮を鎮めるように
 下腹を丸く撫ぜて、
 よしよし、愛い愛い、と甘やかすひと時を。

 男は彼女を性の玩具にしたくて暴いた訳では無いのだから
 労わるのも、彼女の汗が乾くほど長い時でも無いけれど。]
(*90) 2021/12/15(Wed) 23:31:28

【赤】 薬屋 テレベルム


  ラヴァ、俺もあんたが欲しい。
  ……、ずっとこうしたかったんだ。

[彼女の衣服は下着すらも彼女の体の一部であるかのように
 丁重に扱ったが、己の下衣ばかりは乱雑に撥ね退け。
 抜き出した怒張を幾度か扱く素振りはするものの
 そこはとっくに育っており、位置を確かめて下肢を寄せ合い。
 
 膣口とその上の陰核に摺り寄せて揺らせば、
 挿入の予兆と共に、会陰を焦らす感触をも誘うか。
 にちゃりと濡れているのは絶頂に震えた蜜の源泉か、
 或いは、先走る己の腺液なのか、混ざり合って、溶けて。]
(*91) 2021/12/15(Wed) 23:31:45

【赤】 薬屋 テレベルム

[肉の弁を掻き分けて、みちり、質量を伴う挿入。
 膨れた亀頭を食ませ、一息に突くよりは少しずつ。
 己の欲求を律する意味など、彼女の心と
 彼女の大事な場所を傷つけない為に決まってる。]

  …、は …ぁ…  …ンン ――…、

[腰をじりじりと前傾させ、媚肉を暴いていく。
 彼女の胎内を穢したいと欲望で肥えたふぐりが震え、
 ぐん、と上向く熱源も窮屈さと潤いに満ちた女の園を悦び猛り


 奥まで届ける頃には、額を汗が伝い。
 一番に求めるは、彼女の…、愛しい彼女の身の安全。
 そうと掻き抱き、背を腕で閉じ込めて、
 唇を薄く合わせてから、 …覗き込む。]
(*92) 2021/12/15(Wed) 23:32:32

【赤】 薬屋 テレベルム



  大 丈夫か、

   ―――、 苦しく、 っない…… ?


[交じり合う獣のようにはいかない。

 だって彼女は、何よりも愛らしい彼女は。
    ひとりの、女の子なのだから。*]
(*93) 2021/12/15(Wed) 23:32:52

【赤】 薬屋 テレベルム

[あまりに愛らしい弱音は、>>*95寂しくなくても死ぬのかと
 困ったように笑いながら流してしまったけれど、
 自身の体液は生命力を増幅させるものであるから心配無い。

 慰撫にすら感じ入る吐息と呻き>>*96に下肢へ降りる熱。
 シーツに皺を作る元凶のしなやかな脚部を撫でてやり
 快感に震える耳が時折男の首や肩を擽り>>*98
 よしよしとあやすように頬を摺り寄せてやりながら。

 指よりも増した質量をもってして貫く刹那も>>*99
 肉襞を掻き分けて己を穿ち、最奥を揺らす程に沈めてからも
 彼女の細い肩を、それから肉の薄い背をしかと抱き止め
 互いの汗で多少の潤いを持つ繋いだ手は、けして離さず。]
(*102) 2021/12/16(Thu) 20:02:01

【赤】 薬屋 テレベルム


  ……――は、 それなら、良かっ た …
  、あん…たの中は窮屈だから、壊れないか …心配だ、

[すべてを彼女に与えるつもりで居た。>>*100
 人魚の肉も、精も、愛も、 ――それから、見えぬものも。
 彼女の腹部を揺らす熱源はふるり、と奮い立ち、
 何処にもいかないで欲しい>>*97と言いたげに、
 柔い肉の筒を己で一杯にして、みっちりと埋まっている。]

  は…、夢みたいだな。
  あんたには、男として見られて、ない気が、…してたから

[本当に彼女は無防備で、男を行儀の良い犬か何かと
 勘違いしているのではと疑う格好で接されていたから>>*98
 挿入までの疲労で一息つく目的と、彼女に慣れさせる意味で
 少しばかり腰を落ち着かせた状態を保ちつつ、感慨を伝え。]
(*103) 2021/12/16(Thu) 20:02:23

【赤】 薬屋 テレベルム


  …、本当に?
   ――んっ  ……――

[ずっとこのままで維持するのは辛いのは間違い無い。
 それでも、彼女の身の安全を随一としており
 促す声に>>*101嘘をついていないかと覗き込む視線を送り。

 それも首筋を甘く吸われて、小さな呻きに変わる。
 穏やかに、聖母のように微笑う女は
 躰の中心に杭打たれていると思えぬ程綺麗だ。]

  辛いと、感じたら…偽りなく言うんだぞ?

[約束だと絡ませた手指を握り直して。
 腰をゆっくりと揺り、媚肉に、臓腑に振動を与え。
 摩擦で増す快感にひくん、と喉仏が震えて、]
(*104) 2021/12/16(Thu) 20:03:57

【赤】 薬屋 テレベルム


  っは……、ぁ…ン…、
    ――ラヴァ

[興奮に、衝動に、身を渡そうと、彼女を暴く男の声は甘く。
 負担を強いる行為であっても、甘やかしたくて堪らないのだ。
 水音と、肉が叩き合う音が次第に早くなる。
 呼吸を弾ませ、喉を鳴らし、愛しい女の頬へ鼻先を摺り寄せ]

  …っ、おりてきてる、 …あんたの、

[子宮が、とまでは皆まで伝える事は無いが、
 亀頭が抉る場所に膨れた感触を幾らか感じて
 幸せそうに瞳を細め、ぞわりとした快感には唇を引き結び。


 ―――其処を揺らすほど、深く貫いて。

          彼女の墾を己で満たさんとする
独占欲
。]
(*105) 2021/12/16(Thu) 20:04:27

【赤】 薬屋 テレベルム



  …あぃ、 してる、
  あんたを―――  … ―――…

[その唇を、呼吸を、奪うように唇を合わせよう。
 寂しがる視線>>*100を少し思い出した事もあるが
 絶頂を耐えることで情けない声を上げそうだったから]

  んん… …、ふ …

[舌を攫い、唾液を絡め、粘膜を刺激し。
 絡み合う下半身も男の欲望は先走る腺液を女に注ぐ。
 人魚の一部を、女に与えて、

  ――心も、躰も、多幸感でいっぱいにしてやりたいし、
     男のことだけで、一杯にしてやりたかった。*]
(*106) 2021/12/16(Thu) 20:05:07

【人】 薬屋 テレベルム

  
― 祝祭二日目:夕方 ―


[茶を出した後も穏やかでは無い会話に気は漫ろで。
 その場に同席したくもあったものの、
 魔術のことにも呪いについても明るくない男は別室に行き
 少なくとも最低限の衣服等の荷物を並べてから
 クローゼットの一部を借りて掛けたりしていた。

 『薬』の小瓶を数本手にとっていると
 ラヴァンドラから>>167声が掛かったので
 小瓶を手にしたまま見送りの役目を買って出る事に。>>168

 願いを魔術師に伝えた少女はどうしていたか>>150
 憑き物が取れた>>-471>>165事で落ち着いていたか否か。
 なんにせよ、夕方の刻限でもあるから、
 必要なら大通りに出る道まで付き添っても良いし
 彼女が大丈夫そうなら玄関口で見送るも良いだろうが。]
(171) 2021/12/16(Thu) 20:27:27

【人】 薬屋 テレベルム


  明日も来るなら別れはその時で良いな。
  ……疲れているんじゃないか?ゆっくり休むと良い。

[明日も訪問>>167という話は聞こえていたから、
 労わりと共に小瓶を数本渡してやろう。
 売れない>>2:366と勘違いを解かないままであるから
 また在庫整理かと思わせもしそうだが、
 男の『薬』を市場に下ろす為に訪れた商人達は
 店の再開を望み往生する羽目になる程度には需要はあるけれど]
(172) 2021/12/16(Thu) 20:27:41

【人】 薬屋 テレベルム


  あんたが不幸になると俺も辛い。
  できれば、良い人生を過ごして欲しい。

  …困る事があれば祭りが終わっても訪ねたらいいさ。

[この近辺に住んでいる訳では無いだろうから
 気軽にとは行くまいが、そう伝えもして。

 少女はまだ覚えているだろうか。
 知人に似ている、そう伝えた事を。
 その知人は男と血を分けたモノであるのだから
 心配くらいはさせて貰おう。]
(173) 2021/12/16(Thu) 20:28:56

【人】 薬屋 テレベルム

[見送りの後――ラヴァンドラに早足に近づき。
 彼女の手を取ろう、許しも待たずに。]


   ――…  黒い羊にでもなるつもりか?


[呪いの影響が出る、と。
 少女をたしなめる言葉は記憶に新しく、
 何かしらの呪いを引き受けたのだと察するは難しく無く。

 贄の真似事などと、不服をいくらか視線で主張する。
 表面的には隠せる程度に>>166負担を削いでいるのだろうが
 完全に魔力で調和出来た訳では無いだろう。]
(174) 2021/12/16(Thu) 20:29:32

【人】 薬屋 テレベルム


  ―――あまり俺を病ませるな。

  …あんたひとりの命じゃない。

[彼女の善行は尊いばかりの行為ではあるけれども、
 その身をその心をしあわせにすると誓った男は
 気が気で無いのも理解るだろうに。

 細い身を抱き寄せて、支えになろう。
 なんなら、ずっと抱えてやりたい。
 彼女が身に飼った忌むべきものごと、統べてを。**]
(175) 2021/12/16(Thu) 20:29:44

【赤】 薬屋 テレベルム

[約束を守ってもらえるなら>>*108体を合わせる今ばかりは、
 彼女に無理を強いたくない理性を焦げ付かせもしよう。

 男を掴んでは離さず、飲み込んでは奥にと誘う膣壁は>>*109
 迎合するばかりでは無く、貪欲さすら連なる肉棒に訴えており
 情けない部分すら受容せんとする彼女のように>>-532
 不遜な侵入者を拒もうとする気配が伺えない。

 それどころか、絶頂を迎える事ではくはくと蠢き>>*110
 淫靡な快感に腰が戦慄いて、シーツに立てた膝が滑りかけた。
 根元から持って行かれそうな強い性感に呼吸を時折忘れ、
 荒々しく彼女を求める男は、純粋無垢では無く。
 もう見ないようにする>>*107ことも、きっと出来まい。]
(*114) 2021/12/16(Thu) 22:02:43

【赤】 薬屋 テレベルム



  ――ッは、…、ぁ … 
  ……あんたの、なかで …ンンッ …――溶けそうだ、

[繋がったまま融解しそうな程に、体が煮えている。
 彼女を蝕む男とてそう感じるのだから、
 受容している方はかくや、と考えるまでも無いだろう。

 全力疾走に近い疲労感すら心地よく、
 互いの呼気を、口内に飼う熱を与え合い>>*111

 彼女が気をやりはしても、死ぬことなど無いようにと
 何度も何度も柔らかい髪の毛を手櫛で撫でやりながら
 その間にも腰をゆっくりとだが揺り動かして。]
(*115) 2021/12/16(Thu) 22:03:03

【赤】 薬屋 テレベルム

[今は先ほどよりも深い場所が近く感じる胎内を満たし、
 ただ繋がっているだけでもしあわせで堪らないのに
 ただひとりの、愛しい存在に乞われて>>*112
 果たして頷けない男が、この世に居るのだろうか。]

  お、く―――…、ん。 ここか?

[貪るような勢いで穿つのも良いけれども。
 彼女と違い、加齢を重ねた者でもあるから。
 激しく律動するのでは無く、長く意識付けるように
 ゆったりと腰を押し付けては、深く沈むストロークで
 蜜壷を丹念に犯し、水音をたっぷりと響かせて。]
(*116) 2021/12/16(Thu) 22:03:31

【赤】 薬屋 テレベルム


  理解るか、ラヴァンドラ、

 ――あんたは、俺で一杯だ、

[己と、己と体を繋げる歓びだけ、今は理解れば良い。>>*113
 幸福に熔ける兎を諭すかのように深い場所を詰り、
 時折腰の位置をずらして、悦い反応を示してくれた
 ざらつく天井も幹で擦るようにし、彼女の胎内を蹂躙する。]
(*117) 2021/12/16(Thu) 22:03:51

【赤】 薬屋 テレベルム



  …は、ぁ……、そろそろ、俺も、

[愛しくて堪らない相手を抱く上で本来余裕など無い。
 これでも達するのを相当に耐えていたつもりではあるが
 絶頂の兆しに、思わず奥歯を食縛る。]

  ――…、叫んでも、喚いてもいいが、
       気を、狂わせるなよ、
     
俺を、忘れられるのは 困る。


[血液と変わらないほどに、精液の齎す『薬効』は高い。
 それを胎内に直接注ぐのだから、覚悟をさせて、]
 
(*118) 2021/12/16(Thu) 22:04:28

【赤】 薬屋 テレベルム

[彼女の腰へと手を添え、一際強く穿ち。
 許可を得るのも失念し、その奥底へ
 ――もっとと甘える女の肉壺目掛け、遡るものを止めずに。
 どくどく、と勢い良く吐き出された精は、
 膣を満たし、女の胎を満たし、 もしかすれば心まで。]


   ッッ、っふ……!


[呼吸が整わず、乱れるまま。
 悩ましい嬌声を紡ぐ唇を軽く塞ぎ、甘く吸って。]


  ――…、俺も、あんたで
      一杯になってるよ、ラヴァ。


[ラヴァンドラという女のことしか、考えられないのだから*]
(*119) 2021/12/16(Thu) 22:05:04

【赤】 薬屋 テレベルム

[子宮を揺らす奥も>>*121膀胱に近い性感帯も>>*122
 彼女が悦ぶ場所は何処も愛してやりたかった。
 自身が生物で無ければ、果てる>>*123のすら惜しいくらい
 それだけ、欲望に乱す彼女は愛くるしくも蠱惑的で。
 体の奥まで撫でてやりたいと複雑な愛情を抱かせた。]

  ――ッあ、……!ぅ

[腰が惹きつけられるくらい激しい媚肉の蠕動>>*124
 精を余さず絞り出されている錯覚を覚える。
 これは名器だ、と野暮な感想を頭に過ぎらしても
 溺れそうな熱で頭を白くさせてしまい、心音ばかり近い。]
(*127) 2021/12/17(Fri) 7:06:07

【赤】 薬屋 テレベルム

[命のみなもとを注ぐ合間にも、果てが見える筈の瞬間すら
 彼女の絶頂は下降を知らず後を引くだろう。>>*125
 甘い蜜を文字通り体の奥で知った女は、
 しとやかな乙女では居られなくなるのは解っていた。

 解っていたけれど、加齢を重ねても若い彼女の友人と異なり
 老成もする己の精神は次なる快楽よりも彼女の身を案じて。
 もっとだと強請る甘い声に>>-611は、と呼気を切らして]

  っ……待て、 おかわりは、やるから。
  少し体を休…、め 

[心臓が悲鳴を上げそうだと言い訳を伴おうともしたが、
 男が想像するより彼女の欲は深く>>*126
 久しぶりの性交に心ばかり逸り体がついていかない身は
 細腕にすら引き倒される低落で、なんとも情けない。]
(*128) 2021/12/17(Fri) 7:06:26

【赤】 薬屋 テレベルム


  ラヴァ、っ……、う、あぁ、

[魔力を取り戻しつつある体力は御覧の通りだが、
 上に跨る彼女の魅力を前に忠実な下肢は再び頭を持ち上げる。
 気丈にも男を征服せんとする女は実に色めかしい。
 横たわれば必然と流れる胸も見下ろす体勢であるから
 存在感を誇張し撓わに揺れているし、
 熱を戻しつつある己の性器に密着する女の蜜口が淫猥だ。

 それに――男を脆くさせる彼女の甘えたがりの表情も、
 綺麗だ、愛らしい、我を忘れさせる威力ばかり。]
(*129) 2021/12/17(Fri) 7:06:44

【赤】 薬屋 テレベルム

[女の腰を支えようとする片手の寄り添いは
 忠実な彼女の下僕然とした愛情から来るものだが。

 下にして喘がせる愛玩が似合いの彼女を知っているが
 己を貪ろうと身を乗り出す彼女は、見知らぬ光景で。
 羞恥に顔を火照らせた情けなさを噛み締めながらも
 欲を求めてしまう右目は、海水を目尻に余し潤んでいた。]

  
それ に、恥…かしい…、


[ほとんど消え入るような声で、
 この場においては、逆効果にしかならない呻きを零して*]
(*130) 2021/12/17(Fri) 7:09:00

【赤】 薬屋 テレベルム

  ――…、ラヴァ、性根が悪くなったか?

[役得だと淫靡な光景に見蕩れるのは条件反射というもの。
 息も揃わぬうちにペースを乱されるのは男として
 納得しづらい部分はあるので、複雑そうな面差しで。

 理性のある彼女が今の状態を見てでもいたら、
 卒倒しそうだと思考の端で。
 この報復は是非そうしてくれようと思い描くほど
 己の招いた『薬』の効果に何処か達観しながら
 男を屈服させて得意げな草食動物を見守る。

 マウントを取った彼女の顔が両脚の間に埋まるのに>>*132
 落ち着かない気分ではあるが、この可愛らしい生き物に
 もっと欲しいと甘えられたら最早お手上げの降伏に尽きる]
(*134) 2021/12/17(Fri) 21:45:57

【赤】 薬屋 テレベルム


  っ……? は…、
  いや、…っ ラヴァンドラ、待て、

[オーラルの経験は有るが、スライムを溶かしたかのような
 異様な滑りけと、蜜壷を彷彿とさせる体温の高さに
 これが平常なのかと不安で震えた。
 接吻で知った彼女の口内や舌は確かに熱かったが、
 果てを見て敏感な部位で受けるとその感覚も真新しく。]

  ンンっ……?!

[裏筋を辿る軟体にざわりと背が擽られる思いだ。
 彼女の腔内に押し込められた熱源は脈動を確かに伝え
 吸われるとカウパーで暖かな口蓋を濡らす事だろう。]
(*135) 2021/12/17(Fri) 21:46:21

【赤】 薬屋 テレベルム



  っは…、――、ぁ……

[鈴口を擽る刺激と共にこちらを窺う女に>>-721
 示しがつかない心境は落ち着かず、
 いやでも染まった顔を覆うようにして。

 どんなに欲に濡れても、我を見失っても
 愛しい兎の浮かべる笑みは、甘く。]

  ……………悦い、

[そう答えるしか無いだろう。
 羞恥混じりであるし、ぶっきらぼうにもなるが。]
(*136) 2021/12/17(Fri) 21:46:41

【赤】 薬屋 テレベルム


  あ――…、待て、あんまり、

[全部口に、 …その言葉を反芻する間も無く
 しかと咥えなおされてしまい、熱の筒で扱かれると
 快感が早足で駆け巡るようで、

 与えられる刺激だけでは無く、余りにも淫猥だった。
 何処を餌にしているのだと悪態をつく余裕は奪われ
 はぁはぁと上がる呼吸をどうにか整えようとするが
 甘い快楽に腰まで痺れて、体が重い。]
(*137) 2021/12/17(Fri) 21:47:04

【人】 薬屋 テレベルム


[そのような淫らな時間はいつかは過ぎて。


 彼女が意識を戻す頃には、
 いつの間にか身も清められているし
 汗やら何やらで濡れた白いワンピースでは無く
 愛用の部屋着を着せられているだろうし
 なんなら下着まできちんと履かされている。

 リビングに訪れれば、四角い匣の前で
 真面目くさった顔をし、腕を組む男の姿がある。

 貴重品と共に持ち込んだ逸品>>2:30
 睨めっこをしていたが、
 今だ、という時を見計らって皿を取り出した。]
 
(290) 2021/12/17(Fri) 21:47:45

【人】 薬屋 テレベルム


  ――…、ん。おはよう。

[そうは告ぐが、もう昼だ。
 彼女の手料理のオムレット>>2:156は朝食の予定だったが
 二人にとっては昼食として胃の中に入る事になる。

 熱、っと慣れない皿の熱さに慌てもしたが、
 取り分けの食器やら、茶やらを広げたテーブルに置いて、
 それから、漸く視線を合わせる。
                どこか、照れくさそうに。]
(291) 2021/12/17(Fri) 21:47:58

【人】 薬屋 テレベルム


  ……家族とは、こういうものだろう。

[朝目覚めて、食事が既にあり、暖かな空気が流れる。
 彼女の探していた『居場所』は此処にあるのだ。
 むず痒そうに揺らした口端は、不格好だが。]

  これからは毎日共に起きて、
  一緒に飯を食おう。

[ささやかで、ごく平凡で、――けれど、ひとりでは無い。
 何処にも行かないで欲しいと願った彼女の望み通り。
 同時に、男にとっても、願い通りなのだ。]
(292) 2021/12/17(Fri) 21:48:24

【人】 薬屋 テレベルム

[彼女と暮らすこれからを叶えたのは、
 苦難と、努力と、哀しみと、挫折と、


    ひとかけらの愛を混ぜて――――]
(293) 2021/12/17(Fri) 21:48:41

【人】 薬屋 テレベルム




      [* そして、幸福を作る 魔法 *]



 
(294) 2021/12/17(Fri) 21:49:10

【人】 薬屋 テレベルム


   
 ♬

 
 ♪

  
 
  
唄を
忘れた
金糸雀が

    
くちばしで
拾った
粉雪の

    
落ちて
しまった
氷いちご
 

    
月の
ない
日々に

    
星の
ない
日々に

   
 …… 
流しましょうか
 
…… 

    
 ……
 
流しましょうよ
 …… 
 
 



[光も届かない深き場所
 いつか何処かの 水底で。]

 
(322) 2021/12/17(Fri) 23:25:14

【人】 薬屋 テレベルム

  
― 羅針盤の導き ―


[黄金に輝く方位針は>>0:L2出来栄えの見事な拵えだが、
 古の魔力を蓄積しているだけにアンティークにも感じる。
 魔具を握るほうでは無い手に、柔らかな掌を預かり>>284
 まるで迷子の子供みたいに握られて苦笑も溢れる。]

  どっちが誘拐されるんだか……。

[彼女の体質には不遇もあるが、目を離さずに傍に居る。
 見慣れぬ景色、見知らぬ民族、知らない汽笛の音。 
 険しくないルートを選び、女でも辛くないように
 極力気を使ったが、彼女はあまりに日陰暮らしが長い身。 
 宿で足労ばかりを掛けてしまった白い足を揉んでやったり、
 暖炉の傍で揺り椅子に座り、彼女を抱擁し休む日々もあった。]
(323) 2021/12/17(Fri) 23:25:28

【人】 薬屋 テレベルム

[針が最終的に示した先は、寂れた漁村だった。
 エオスが一番の栄えた街であった旅路ながら
 途中に訪れた村や街の何処よりも寂しい場所。

 ぽつぽつと離れた場所にしか民家も見当たらず
 己の郷里をどこか彷彿とさせる白浜と青い珊瑚礁。

 ――おとぎ話のお姫様はおらず。
 ――おとぎ話の王子様はおらず。

 唖の女と、漁師の男の住む家へとたどり着く。]
(324) 2021/12/17(Fri) 23:25:46

【人】 薬屋 テレベルム


  ………久しぶりだな、

[兄が自分を訪ねに来たからには、覚悟を決めた妹を前に
 ラヴァンドラと出会わなければ、ここで確かに
 大切な妹の命を奪ったのだろうと、己は想像する。

 手を離そうとする彼女>>285の指を握る。
 決心は最早揺らがないものではあったが、
 万が一、己が彼女のおしえてくれた道から外れないように。

 ――幸せを、心から願えるように。]
(325) 2021/12/17(Fri) 23:26:01

【人】 薬屋 テレベルム

[妹と漁師の出会いは、男が御伽噺のように
 溺れてしまったわけでは無く、
 波打ち際で彼女の唄に聞き惚れた事であったそうだ。

 それらの話は唖となってしまった妹では無く、
 その伴侶となった男の口から語られた。

 歌を忘れた金糸雀も、惨めに捨てられずに
 ひとつの幸せを手に入れた、
 ――そんな、物語にもならない、ちいさな、おわり。]
(326) 2021/12/17(Fri) 23:26:18

【人】 薬屋 テレベルム

[ひとつ先の港町で船と汽車を乗り継ぎ帰路につく心算だが
 折角の海を少し散策してからでも遅くは無いだろう。]

  俺の住んでいた場所も、暖かい海があった。

[気候は温暖。
 雪の美しい街と対極のようでもある。
 彼女はこの気候に慣れてはいないだろうけれど、
 水は少しばかり冷たく、その足を冷やすだろう。]
(327) 2021/12/17(Fri) 23:26:40

【人】 薬屋 テレベルム

[白い砂の海の上。
 日の沈む水平線を隣り合って遠目に眺めて、





 そっと、彼女の腰を引き寄せる。
 感謝の言葉はきっと、彼女と己の唇の狭間に溶けた。**]
(328) 2021/12/17(Fri) 23:28:24

【人】 薬屋 テレベルム

  
― 後日談 ―


[魔術師の女から向日葵の女店主の話は
 男が親睦を持つ以前も、酒飲み仲間と認定してからも
 耳に軟体動物が永住しそうなくらいに聞き及んでいるが、
 本人を前にすると>>262最早格が違う。>>286

 これが同性で無ければ間違いなく妬いてしまうが
 相手がエオスのアイドオルとなればいくらも寛容になる。
 女店主が伴うようになった存在>>288へのライバル心が
 彼女の過剰さに拍車をかけているとも知らぬ昼行灯。]
(333) 2021/12/18(Sat) 0:10:12

【人】 薬屋 テレベルム

[また、裏街への再出店は魔術師にえらく非難され
 彼女の店の隣の狭い空き家を改装させて貰い、
 真珠堂の再出店を果たすことになった。
 ラヴァンドラとしては一安心でもあるのだろう。

 街外れとはいえ表の通りでの商売にもなる為、
 一般的な薬草の加工品を販売する傍ら、
 その道の筋には変わらず人魚の『薬』も売っている。
 どこぞの商人の親方>>176などは随分胸をなで下ろしていた。]
(334) 2021/12/18(Sat) 0:10:22

【人】 薬屋 テレベルム


  ……? ???
  …これは、一体…、シュワシュワしてる…。

[暫く店を休んで何処かに行っていたらしい話など、
 話題は尽きる事も無いだろうけれど。
 男はワインらしいがワインらしかぬ酒に興味津々だ。

 豆で練らてたハンバーグを前にしたら
 不安と恐怖の入り混じった警戒心を視線に籠めもするが
 その製法を聞けば恐る恐る口に運び、
 おいしい、と素直な感想も零す筈。]
(335) 2021/12/18(Sat) 0:10:48

【人】 薬屋 テレベルム

[まるで、幸いを形にしたかのような女二人の戯れを
 酒の肴にすれば、自然と幸せな笑みが溢れた。

 男には元来、馴染みの友というものがいないから
 平穏な彼女たちの交友は心が温まるものがある。

 花が咲く話に口を挟むはほんの少しで満足してしまう。
 雪が降り始める気配を窓の外に感じるも――

 もう、以前までのようには、寂しくない。
 魔術師の家は春爛漫の気配に包まれている**]
(336) 2021/12/18(Sat) 0:10:57

【人】 薬屋 テレベルム

  
― 雪宴の夜 ―


[彼女と共に生きると誓った日>>320から、月日も流れ、
 旅に出るというひとつの目的も叶ったものだから
 男はこの街で、平穏息災に過ごす事になる。

 降り積もった雪の日、水も氷漬けとなった噴水広場は
 『アダマイ』出資となったらしい
 マジックアイテムによる電灯が加わる事で
 きらきらと色合い豊かなイルミネーションを齎していた。

 夜も更けている頃合を見計らって二人で此処に来たのは
 珍しく彼女からでは無くて、男からの誘い。]
(337) 2021/12/18(Sat) 0:24:38

【人】 薬屋 テレベルム



  ――ラヴァンドラ。

[二人だけの世界以外でも、手をつなぐ事に慣れてしまう程。
 いくつもの月を、年を越えたけれども。
 彼女の手を、今は握る目的では無くて。

 己の掌の上に預かる目的で。

 …それから、その細く柔らかな薬指に
 白い雪の結晶のように輝いた、
 真珠の指輪を差し入れる目的で――…、 ]
(338) 2021/12/18(Sat) 0:24:55

【人】 薬屋 テレベルム

[羽織っていた白いローブを


     はさり――…、と下ろし。


 彼女の頭部から掛けるようにして。
 人魚の集落での『縁組』を真似たものだが
 この街の教会でも、似た姿は拝めるだろう。

 幸せを歩みだした女は皆、
 喪服にも似た黒いローブではなく、
      こうして ――白いヴェールを纏う。]
 
(339) 2021/12/18(Sat) 0:25:54

【人】 薬屋 テレベルム




     …… その、なんだ。

          これからもよろしく。


[彼女の魔法>>-784は今も健在であるけれども、




 今ばかりは、照れて歪んだ微笑いになるのも
 どうか、許してもらえまいか。**]
(340) 2021/12/18(Sat) 0:26:15