人狼物語 三日月国


219 【身内村】魔法使いと失せ物探し

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視点:


[犠牲者リスト]
とある書物

二日目

本日の生存者:帳、月影 帳、緋彩、星川 緋彩以上4名

【人】 月影 帳



[ 
緋色
の夢を、見る ]
  


  
(0) 2023/07/26(Wed) 0:21:47

【人】 月影 帳


[ 僕を呼び止める声を>>51
  縋るような、潤んだ緋色の目を
  夢に見るのは何度目だろう。 ]

  
(1) 2023/07/26(Wed) 0:22:07

【人】 月影 帳


[ 酷いことを言って、君を傷つけたあの日のことを
  忘れられるわけがなかった。

  君を泣かせてしまったのは
  僕がひどいことを言ったから。
  僕が、君をちゃんと守れていれば
  君が体力を削って魔法を使うこともなく。


  
全部、僕のせいなんだ。 ]

 
(2) 2023/07/26(Wed) 0:22:51

【人】 月影 帳


[ まって、って背から聞こえてくる声に
  振り返っていれば
  落ちる君を受けとめられたのかな。

  それとも、あの場から逃げていなければ
  あんな事起こらなかったのかな。 ]

  
(3) 2023/07/26(Wed) 0:23:31

【人】 月影 帳


[ 鈍い、大きな音がしたのを聞いて
  駆けつけてきた大人に運ばれて
  緋彩ちゃんは運ばれていった。

  
状況を説明すべきだった僕は、
逃げた。


  君が記憶を、思い出をなくしてしまったと
  人づてに聞いて、自分のしたことを思い知って。
  でも、君が僕のことを忘れてるらしいと
  知っても、安心してしまったんだ。 ]

 
(4) 2023/07/26(Wed) 0:24:48

【人】 月影 帳


[ 君の中に僕がいない方が
  幸せなんじゃないかって。

  だから君に会いに行くことも
  不必要に近づくこともしなかった。
  そして、小学校を卒業するのを機に
  僕は遠くへと引っ越したんだ。

         君に会わないために。
         君を傷つけないために。 ]

  
(5) 2023/07/26(Wed) 0:25:18

【人】 月影 帳



[ そうして、後悔を抱えながら月日は流れて――― ]


 
(6) 2023/07/26(Wed) 0:25:59

【人】 月影 帳

 

   いらっしゃいませ。

   形のある物、形のない物。
   お望みの物をお探しいたします。

   ただし、命あるものはお探しできません。

   さて、あなたは何をお探しでしょう?

  
(7) 2023/07/26(Wed) 0:27:22

【人】 星川 緋彩

 
[お医者さんが言うには回復力は高いみたい
 
 普通より短い期間で落ちた時の怪我は治った


 家族曰く、私は立ち直りが取り柄らしい
  切欠はとある人との出会い。
 ]
 
(8) 2023/07/26(Wed) 6:05:49

【人】 星川 緋彩

 
[頭がぼーっとするのが治ってから
 暫く私ははしょぼくれてたわ

 よく分からないけど心が痛くてたまらなくて
 ふとした時に誰かを探していた。
 
誰か
と一緒にいた気がしたのに
 それが誰かわからなかったの。

 相手が私から逃げていたのは知らなかったの。>>5
 クラスの子を覚えなおすとか
 学校の勉強についていくのが大変で
 それを探す時間は多くとれないまま。

 ううん、
理由は分からないけど
怖くて
 私も避けたのかもしれないわね。]

 
(9) 2023/07/26(Wed) 6:06:33

【人】 星川 緋彩

 ***

 いらっしゃいませ
 

[そんな言葉と笑顔でお客さんを迎える。
 私は食事が出来るスペースもある
 パン屋さんでバイトをしているの。
 高校生になったらアルバイトをやってみたかったし
 いらっしゃいませをやってみたいって
 願いがあったような気がしたの。>>0:97


 そうして働くうちに耳にした噂話。>>n0
 それだわっ! て思ったわ。

 失くしたままの記憶が戻るかもしれないって思ったの。]
  
(10) 2023/07/26(Wed) 6:06:54

【人】 星川 緋彩

 
[アルバイトで貯めたお金を手にその噂の先に歩いていく。
 もう幼い子供じゃないもの。
 お店には代金が必要だから、って頑張ったのよ。


 夜にだけ開くお店。
 なんだかロマンチックだわってうきうきするの。
 冒険しているみたい。

 空を見上げれば月と星
 私は夜空を見上げるのが好き。
 夜の
の降りる時間は、特別な時間な気がするの。]
 
(11) 2023/07/26(Wed) 6:08:13

【人】 星川 緋彩

 
  [ 私はそのお店の扉を開いた ]

 
(12) 2023/07/26(Wed) 6:08:22

【人】 星川 緋彩

 

 こんばんは
 あの、探し物をしたいのですが


[その人を見れば>>7
 私の心臓が何故か大きく音をたてたの。]

  
(13) 2023/07/26(Wed) 6:08:29

【人】 星川 緋彩

 

 ……………………



[君の反応はどうだったかしら。
 どうであれ、私は数秒何故か固まって
 じっと
緋色
の目で君を見ていたの。]
 
(14) 2023/07/26(Wed) 6:08:40

【人】 星川 緋彩


[泣きたいような、不思議な感覚。
 理由がわからなくて慌てて振り切るの。
 
初対面なのに
、変な事しているって。]


 あっ
、す、すみません。ぼーっとして。
 あの私……記憶を探したいのです。


[普通ならそんなのあり得ないって思うのかしら。
 でも私は知っているのよ。
 普通じゃないものもこの世界にあるって。>>0:7

 だって私は普通じゃない。
魔法使い
なんだもの。]
 
(15) 2023/07/26(Wed) 6:09:10

【人】 星川 緋彩

  
[だからお店の噂を聞いた時期待したのよ
 この人ももしかして同じ魔法使いなんじゃないかって。

 同じように特別を持つ仲間なんじゃないかって。]**


 あの、私…小学生の時の記憶の一部がなくて
 それを見つけたいのです。

 ……可能ですか?

 
(16) 2023/07/26(Wed) 6:09:52

【赤】 星川 緋彩

 − 回想 −

[私には夢があった。
 誰かを助けるヒーローになりたいって思っていた。

 でもどうしてかしら。
 記憶を失ってからどうしても、それが怖くなったの。

 ───── 出来るわけがない


 そんな思いが心の中に残っていたの。]
 
(*0) 2023/07/26(Wed) 7:53:51

【赤】 星川 緋彩

 
[ その思いは私を縛って俯かせていた。 ]   

 
(*1) 2023/07/26(Wed) 7:53:56

【赤】 星川 緋彩

 
[そのご老人を見かけたのはとある道。
 横断歩道の途中で信号が変わりそうになっていたのよ。
 
 私の体は固まったわ。
 交通事故に巻き込まれかけたというのは聞いていたけど
 詳しい話は怖いことを思い出すかもって
 教えて貰えていなかったの。


 だから怖いんだろうっていうのは頭で理解していたわ。
 それでも、ヒーローならそれを振り切っていくもの。
 その足を私の中の何かが止めるの。]
 
(*2) 2023/07/26(Wed) 7:54:17

【赤】 星川 緋彩

 
[周りの車だってバカじゃないわ。
 ご老人は見えているのだから避けるでしょうね。
 だから何もしなくたってきっと問題はないの。

 でも─────……
 その人は歩道の途中でよろけて、大変そうだったの。

 何かになりたいから、じゃなくて
 ここで見捨てる人間になりたくない。

         それが勝ったのよ。]
 
(*3) 2023/07/26(Wed) 7:54:49

【赤】 星川 緋彩

 
[あの時の私に足りなかったもの。
流石に学習はしているわ。

 注意深く周りに気を付けつつ
 手をあげて人がいると車に主張して
 そうして手早く駆け寄って支えたわ。
 そうして何とか渡り切って止まったの。]


 ……すみません、お節介を


[私の口から出てきたのは謝罪だったわ。
 ごめんねって私は誰に言いたかったのかしら。


 そう告げればご老人は優しく笑ったの。
 温かみのある茶の瞳が私を見るの。

 そうしてその人は謝ることはない
 ありがとうと私に言ってくれたの。]
 
(*4) 2023/07/26(Wed) 7:55:24

【赤】 星川 緋彩

 
[単純なもので、私はそれが嬉しかったの。]


 危ない事したらダメって…言われていたから


[思わずこぼした弱音。
 両親にもお兄ちゃんにもそれはしつこく言われたわ。
 ちゃんと危険には気を配った方がいいのは
 そうだねってその人は笑う。
 でもちゃんとしていたんじゃないですか? と。

 それが出来ていれば
 その時の私にこの慎重さがあれば。

 そんな後悔をする為の記憶がない。]

 
(*5) 2023/07/26(Wed) 7:55:55

【赤】 星川 緋彩

 
[誰かを思っての行動は必ずしも喜んでもらえる訳じゃないわ。
 その行為に犠牲がつくならなおさら。


 それでも、私はやっぱりありがとうって
 言ってもらえるのは嬉しかったの。
 誰かの為に、ありがとうって言ってもらえる形で
 何かが出来るなら。

 これは間違いなのかしら? それでも

 ヒーローって言葉にこだわらなくても
 私はやっぱり人を助けられる人間になりたい。


 少しずつ、時に足を止めることもあったけど
 誰かが傷つかず助ける方法を模索してそして
            前を向いていったの。]**
 
(*6) 2023/07/26(Wed) 7:58:26

【人】 月影 帳


 
大切な人
を傷つけてしまったあの日以降。

  僕は、作り笑いを浮かべることはあっても
  心からは笑えなくなった。


  親しい人なら、変化に気づけるだろうけれど
  それを分かる他人なんているはずもない。

  クールな奴だって思われてたみたいで
  あんまり心配されたり困ることもなかった。

  引っ越した先では
  何か大きな事件や事故に巻き込まれることもなく
  転校先の学校でいじめにあったりもしない。
  傍から見たら平穏な日々を送っていた。 ]
  
(17) 2023/07/27(Thu) 2:08:50

【人】 月影 帳


[ …ある意味平穏じゃなかったかもしれないな。
  特にバレンタインの日とか。

  異性からはチョコと一緒に告白されるし
  同性からは嫉妬の目を向けられるしで
  ―――面倒だな、って思っていた。
  
  当然、告白なんて全部断っていたし
  同性には恋愛に興味ないで通していたけれど。
  なかなか納得してもらえなかったな。 ]

  
(18) 2023/07/27(Thu) 2:09:22

【人】 月影 帳


[ 探し物のお店をするようになったのは
  高校を卒業してから。
  こんな力役に立たないって思っていたのに
  お店なんてやってるのは
  ……未練みたいなものだと思う。

  まだ、特別な力を役立てることが出来るって。
  君と話した夢を実現できるって。

  君の傍にはいられないって思ってるのに
  君との繋がりを
  ほんの少し保っていられる気がして。 ]

  
(19) 2023/07/27(Thu) 2:11:35

【人】 月影 帳


[ そんな未練のせい、だったのか。
  君が店に来てくれるなんて、
  僕は思ってもみなかったんだ。 ]
 
(20) 2023/07/27(Thu) 2:11:52

【人】 月影 帳


[ 夜しか開いてないって時間のせいもあるし
  そもそも噂話を信じてくる人が珍しい。

  閑古鳥が鳴いている、そんな言葉がぴったりの店内で
  いつものように僕は読書して夜を過ごしていた。

  人が入ってきたのに音で気づいて
  珍しいなってこの時はのんびり思っていたんだ。

  
緋色
のリボンのがついた栞をはさんで
  本を閉じてから、挨拶をしようと
  お客さんの顔を見て―――……。 ]
  
(21) 2023/07/27(Thu) 2:12:38

【人】 月影 帳


[ 一瞬、言葉を失っていたけれど。
  僕は平静を装って
  いつも通りの挨拶を。>>7 ]
 
(22) 2023/07/27(Thu) 2:14:28

【人】 月影 帳


[ 記憶を失ったって聞いていたけれど
  初対面…にしては不自然な反応に
  胸がざわつくんだ。

  君にとっては初対面のはずなのに
  なんで、そんな目で僕を見るんだろうって。

  どうか、思い出さないで欲しい、って。 ]

 
(23) 2023/07/27(Thu) 2:14:54

【人】 月影 帳


[ 僕の願いと裏腹に
  君が願うのは失った記憶を探すことらしい。 ]


   いいえ、大丈夫ですよ。

   
……記憶。



[ 小学校の時の記憶。
  僕のせいでなくなった記憶。

  探さなくとも僕はそれを知っている。 ]

 
(24) 2023/07/27(Thu) 2:15:34

【人】 月影 帳



   
―――出来ない、
って言ったら
   あなたは諦めて帰るんですか?


[ 少し意地悪な聞き方をしたのは
  時々……結構冷やかしに来る人もいて
  それを確認するため…なんていうのは
  ただの言い訳かな。

  君がそんなことしない人なのは知ってる。
  こういえば、帰ってくれないかなって
  思ってしまったんだ。

  だって君が取り戻したい記憶は
  
痛み
でしかないって思うから。 ]
 
(25) 2023/07/27(Thu) 2:16:00

【人】 月影 帳



   なんて、意地悪でしたね。
   申し訳ありません。

   出来ますよ、あなたがそれを望むのなら。


[ でも、と続ける。 ]
 
(26) 2023/07/27(Thu) 2:16:12

【人】 月影 帳



   記憶をなくしてしまう現象。
   それは人の防衛反応だとも言われています。

   心の
やストレスから
   自分自身を守るために忘れてしまう。

   思い出さなければよかったと、
   
後悔
する人もいるでしょう。

   ―――それでも、あなたは
   記憶を探したいですか?

 
(27) 2023/07/27(Thu) 2:17:28

【人】 月影 帳


[ 記憶を探したい人が来たことは前にもあった。

  
喜んでくれた人もいた。

  思い出さなければよかったと
  後悔している人もいた。


  両方の人に出会ってからは
  必ず確認をしてからと決めていたから
  君にも他の人と同じように話をして。

  話している間はほんの少し、
  悲しそうな顔をしてしまったかもしれないな。]**

   
(28) 2023/07/27(Thu) 2:18:33

【人】 星川 緋彩

 
[空いたままの隣がさみしかった。
 君がいなくなってからの日々は普通で、穏やかで
 俯きながらも少しずつ前を向き始めてもなお
 ぽっかりと何かが空いてそれが埋まらないまま。

 探すように歩いても見つけられなくて
 そんな
魔法
がないのがもどかしかった。

 どこか足踏みしたままの感覚
 その足を踏み出す切欠は、君のお
の噂なの。]

 
(29) 2023/07/27(Thu) 6:19:36

【人】 星川 緋彩

 ***

[なんとか普通を取り戻してきて
 年頃になってくれば恋愛の話題も
 友達から出るようになったわ。
 バレンタインになれば誰かにあげないの?
 そういう質問だって普通にされたの。

 お父さんとお兄ちゃんにあげるわって笑って返して
 可愛いのに勿体ないよって笑われたわ。
 付き合いで友達と一緒に義理を渡すことがあっても
 それ以上の事はなかったの。]

 
(30) 2023/07/27(Thu) 6:20:19

【人】 星川 緋彩

 
[私は確かに
をしていた。
でもそれを忘れている

 それだけど、他の男の子を見ても、友達になっても
 告白されても何かが違ったの。

 私の特別に出来ないと思って断った。
 
の特別は──── じゃあ
? ]

 
(31) 2023/07/27(Thu) 6:20:48

【人】 星川 緋彩

 ***

[お店に入ればお店の人は本を読んでたの。>>21
 ガラガラの店内は少し入りにくい気はしたけど
 女は度胸! そのまま突っ切ったわ。

 その人が持っていた
赤い色
が目について>>21
 なんとなく目で追ったのは無意識だったわ。]
 
(32) 2023/07/27(Thu) 6:21:19

【人】 星川 緋彩

 
[固まったのはお互い様。
 自分の反応に説明が出来ないから
 一瞬のその反応に>>22何を言うこともなかったの。

 貴方の望み通り、記憶の蓋はまだ開かないまま。>>23


 どうして胸がざわつくのか
 どうして何かを言いたいような感覚があるのか
 どうして、どうして、わからないまま。
 だけどきっと気のせい…よね? と言葉を続けるの。]
 
(33) 2023/07/27(Thu) 6:22:16

【人】 星川 緋彩

 

 そ、そう。記憶です。


[やや緊張気味にその言葉を復唱したわ。>>24
 そんなおとぎ話本気にしたのですか? とか
 それは病院に行った方がいいのでは、とか
 そういう反応が来るか、来ないか
 緊張気味にじっと見たの。

 魔法と見せかけて、というのは
 この世にいくらでもあるもの。]

 
(34) 2023/07/27(Thu) 6:22:35

【人】 星川 緋彩

 
[返って来たのは疑問の言葉。その言葉を意味を考えるの。
 試されている気がしたのよ。>>25



 そうですね
 例えばですがパン屋でメニューにないご飯定食を出してと
 お店にないものを私が言っているのなら
 すみませんって帰るしかないのでは?
 
 
(35) 2023/07/27(Thu) 6:23:57

【人】 星川 緋彩

 
[貴方がそれを出来ないのなら、このお店に頼るのは筋違い。
 それは常識で考えた上の判断。]


 でも帰る選択肢は、私が諦めるとは違います。
 
その場合自力で探すだけです。



[そう、私は簡単に引くわけじゃないわ。

 何かの試験と思ったから自分の考えを伝えたの。
 冷やかしじゃない。その意志は伝わるかしら。]
 
(36) 2023/07/27(Thu) 6:28:17

【人】 星川 緋彩

 

 ……いえ。
 出来るのですね。良かったです


[意地悪だったのかな、と首を傾げるの。
 本当に魔法使いなら、警戒して然るべきだもの。
 
 それならお願いしますと続ける前に
 貴方の言葉は続くの。>>26
 
(37) 2023/07/27(Thu) 6:28:58

【人】 星川 緋彩

 
[それは確かにその通りの事。>>27
 思い出そうとすると胸が
む。
 思い出したいのに、その
みが私の足を止め続けた。


 それでも─────……]


 ご心配ありがとうございます。
 確かに……私の失くしたものは
 痛
みを伴う記憶だと思います。
 

[でもね、と相手をしっかりして続けるの。]
 
(38) 2023/07/27(Thu) 6:29:45

【人】 星川 緋彩

 

 それでも
大事なものだって、思うんです。

 ずっと探してしまうんです。
 何となく忘れて生きていくのは嫌なんですよ。

 忘れたままでも生きていけますよ?
 それでも、私は求めます。

 
 この店に来て、その決意は固まったと 思います。 

 
(39) 2023/07/27(Thu) 6:30:07

【人】 星川 緋彩

 
[不思議ですね、と付け加えて笑ったの。
 
本当にするり、とその言葉は出てきたの。
 どうしてこのお店を見てそう思ったのかしら。
 それは分からないまま。


 どうしてか、店の人は悲しそうな顔をするの。>>28
 戻った後傷ついた人を見たのかしらと
 私は正解にはたどり着けない。
 ただ、そんな顔に胸が何故か痛むのよ。
 それは、失くしたはずの記憶が与える痛みと似ていたわ。]

 
(40) 2023/07/27(Thu) 6:31:35

【人】 星川 緋彩

 
 
 後悔するかしないかは戻らないと分からないですけど
 仮にしたとしても、
構いません。

 失ったまま目をそらす方が私はきっと後悔するんです。

 仮に本当に思い出すべきじゃなかったものだったとしても
 貴方を責めたりはしません、決して。
 それだけはお約束します。

 だから、お願いします。


[そう言って頭を下げたの。]**
 
(41) 2023/07/27(Thu) 6:35:58

【人】 月影 帳


[ 空いたままの
が寂しいって

  気づいてもそれを口にはしなかった。

  壊してしまったのは僕なんだから
  寂しいなんて言う権利、僕にはないんだ。

  宝探しのことを思い出しても
  それを一人で探しに行くのも嫌で。
  君に隠された宝の話を教えるわけにもいかないし
  君の家族に近づくのも躊躇われたから
  探すはずだった宝は
  君が何もしていないのならそのまま。 ]
  
 
(42) 2023/07/28(Fri) 1:51:27

【人】 月影 帳


***

[ そうだよね、君には
  僕の言葉の意図がわかるはずないんだから。
  緊張させてしまったみたいだと気づいて
  いえ、ただの確認ですよ、って
  不必要な緊張は解こうと声をかけたんだ。


  おとぎ話みたいな本当のことを起こせるのが
  特別な力を持つ人で、
  病院じゃダメだったからここに来た、
  そんな人がいることも、知ってるから。 ]
 
(43) 2023/07/28(Fri) 1:51:56

【人】 月影 帳


[ 試すようなことを言ってるんだし
  噂を流している人には僕も入ってるから
  君への質問は意地悪だ、って思ってる。

  そもそも、多少なりとも信じてくれた人に
  出来ませんって言ったら?なんて仮定の質問、
  印象を悪くしても仕方ないと思うんだ。


  それでも、君は嫌な顔をするわけでもなく。 ]


   
自力で探す……。

   

[ そうだ、君は簡単に引くような子じゃない。
  冷やかしじゃないことなんて
  分かってはいたんだけどね。 ]

 
(44) 2023/07/28(Fri) 1:53:03

【人】 月影 帳


[ 君のためを思うようなふりをして
  本当はそうじゃないんだ。


  怖いだけ。君が記憶を取り戻して
  再び痛みに苛まれてしまうことが。


  僕がひどい奴なんだってことを
  思い出してしまうことが。 ]

 
(45) 2023/07/28(Fri) 1:53:44

【人】 月影 帳



   痛くても大事なもの……。


[ 
そんなもの、ない方がいい
って
  言いそうになって口を噤む。

  だって、君を否定するのはもう嫌だから。
  否定するのは自分自身だけで十分。


  あの日のことを思い出させたくないのに
  君の望みを叶えるにはそうもいかない。
  困ったな、って内心思っていたけれど。
  結局断ることなんて出来ないんだ。

  今の君は僕にとってお客さんでもあるんだから。 ]
 
(46) 2023/07/28(Fri) 1:54:13

【人】 月影 帳



   ―――不思議、ですね。

   僕には誰かの背を押す魔法なんて使えないのに。


[ だから、僕がいるからだとは
  思いもしていないし、
  君は
僕と違って
強いな、って。
  そう、思ってしまうんだ。

  君が抱えてきた痛みのことを
  理解しないままに。 ]

  
(47) 2023/07/28(Fri) 1:54:44

【人】 月影 帳



   ……そこまで言われて断るつもりなんて
   元よりないので、安心してください。

   だから、もう顔をあげて。

   それに。
   
君は
誰かを責めるなんてこと、しないでしょう。


[ 淡く微笑んでから、了承の意を示すんだ。
  
小さな失言には、僕は気付かない。 ]

  
(48) 2023/07/28(Fri) 1:56:45

【人】 月影 帳



   あなたは、知っていますか?

   物も、記憶をするんですよ。
   たとえばあなたが履いている靴は
   どんな場所を歩いたのか
   あなたが何をしていたのか
   晴れの日も雨の日も
   WみてWいるんですよ。

   
僕がたどるのは物の気配、物の記憶。


   ―――なんて、信じるか信じないかは
   あなた次第、ですけれどね?

 
(49) 2023/07/28(Fri) 1:57:33

【人】 月影 帳


[ 依頼を受けるって言った後
  こんな話をし始めた僕に
  君はどんな反応をしただろう。
  戸惑う人も多いし、
  真剣に聞いてくれる人もいるし
  疑ってかかる人もいる。
  色んな人を見てきたつもりだから
  どんな反応でも驚かない自信はあるけれど。


  
君には、信じて欲しいって思うんだ。
 ]
 
(50) 2023/07/28(Fri) 1:58:02

【人】 月影 帳



   何の手掛かりもないと
   探すのがとても難しくなるんです。

   あなたが取り戻したいのは
   小学生の頃の記憶の一部…でしょう?

   そのころよく身に着けていたもの
   ……たとえば、髪留めとか。
   もしそういったものが残っていれば
   持ってきていただけませんか?

   ないのなら無理に、とは言いません。


[ 普段なら、どんな些細なものでもいいから
  持ってきて欲しい、なんて言うんだけど
  今日だけは違った。
  何処に行けばいいのか
  力を使わなくとも見当はついていたから。 ]
 
(51) 2023/07/28(Fri) 1:58:43

【人】 月影 帳



   ……流石に今から探しに行くには
   もう、暗すぎますから。

   きっかり一週間後に。
   今度は夕方にでもいらしてください。
   その時にあなたの記憶を探しに行きましょう。


[ 君がその日は都合は悪いというのなら
  別の日を提示することになったかな。 

  そして、お代の話は自分からはしなかった。
  だって最初から答えを知ってるようなものなのに
  お代を貰うのは違うような気がしたから。


  普段は、探すのにかかった時間に
  見合うお金を受け取って、
  このお店の宣伝を身の回りの人にしてほしいって
  お願いをしているんだけど。
  もし君が、お代の話をしたのなら
  こう、言ったと思う。 ]**
 
(52) 2023/07/28(Fri) 1:59:24

【人】 月影 帳



   探し物が見つかった時は
   僕からの簡単なお願いを一つ、
   聞いてもらいたいんです。

   ―――お代はそれだけでいいですよ。

 
(53) 2023/07/28(Fri) 1:59:48

【人】 月影 帳


 ***


[ 今度は夕方に、って言っておきながら
  僕は一つミスをしてしまったんだ。
  ミス、というか忘れていた、というか。

  僕のことを好きだって言って
  夕方頃、お店によく来る女の子がいること、
  その子がお客さんの君のことを見たら
  ほぼ間違いなく嫌な顔をすることを
  僕は失念していたんだ。
 
  僕にとっては迷惑な女の子でしかないから
  完全に考慮するのを忘れてしまっていた。

  まあ、もしなにかあっても
  仕事だからって言うつもりだし
  邪魔なんてさせないけれど……。 ]**
 
 
(54) 2023/07/28(Fri) 2:00:45

【人】 星川 緋彩

 
[ふと気付いたらアシカぬいぐるみがなかったの。>>0:102
 それとお気に入りの私の色と似た石に
 お父さんから貰った星の形の冠も。

 勿論慌てて探したわ。探せど探せど見つからない。
 まるで私の記憶みたいに。
 それもそう。それは木の下に埋まっているんだもの。>>0:104

 そんな事をした、それ自体を忘れてしまった>>42
 だからその宝物は、今もそのまま。]

 
(55) 2023/07/28(Fri) 8:46:13

【人】 星川 緋彩

 
[ 伝えられなかった
思い
ごと、そのまま
  時を止めたようにその場所にあり続けているの。 ]

 
(56) 2023/07/28(Fri) 8:46:26

【人】 星川 緋彩

 ***

[ただの確認と言われれば少し肩の力を抜いたわ。>>43
 ただでさえ私は普通とは違うんだもの
 この人がただの普通の人なら、噂がただの噂なら
 私は間違いなく変人と言える言葉を言ったとわかってるわ。

 でも貴方は私を笑わなかったの。
 君はそんな事しないって誰かが叫んだ気がするの。

 そして会話を続けるのよ。]
 
(57) 2023/07/28(Fri) 8:47:00

【人】 星川 緋彩

 
[噂には尾ひれはひれが付くものよ。>>44
 だからそれはただの噂と一蹴されればそれまで。
 噂を流している張本人と知るわけがないし
 私の印象は下がるわけじゃないわ。]



 そう、今まで成果ないのですがね


[と苦笑い。
 探していたって言うには成果がないんじゃ説得力ないわね
 事故の現場って聞いた場所が見える場所に行って
(ちゃんと安全な場所よ)

 怖い感情抑えて暫くいたら気付いたら倒れかけていたとか
 そんな間抜けなエピソードは心の中にしまったの。]
 
(58) 2023/07/28(Fri) 8:47:40

【人】 星川 緋彩

 

 そうです。
 

[何かを言いかけたのには気付いたけど>>46
 口を閉ざしたからどうしたのかしらって首を傾げたの。

 否定されたとしても、突き返しただけだけどね


 君が何を思って、どう葛藤しているのか 
 記憶がない私にはわからないまま。

 失くしたものが貴方に関わる事なんてわからない。
 魔法使いのわりに、私はやっぱり万能じゃないもの
 君の苦しみを治すことが出来ればいいのにね。]

 
(59) 2023/07/28(Fri) 8:48:14

【人】 星川 緋彩

 

 そうですか。
 じゃあやっぱり不思議ですね。

 ……そんな魔法、使えたら良かったわ




[小さく呟いた本音。
 私の魔法の力には人の心に影響を与えるものはなかった。
 その方がいいって分かっているけどでもやっぱり
 落ち込んでいる人を見ると
 ない物ねだりしたものだったわ。] 
 
(60) 2023/07/28(Fri) 8:49:32

【人】 星川 緋彩

 
[その言葉でぱっと顔をあげて笑うの。>>48
 その貴方の表情に、何故か心臓が締め付けられたの。]



 良かった! ありがとうございます。

 それは勿論! 絶対しませんよ。


[拳を固めて力説したわ。
 なんでか顔が熱くて、落ち着かない気持ち。

 それはどこか懐かしい感覚。
 心の中に
が光るような、
が照らすような ]

 
(61) 2023/07/28(Fri) 8:50:20

【人】 星川 緋彩

 
[事故の記憶を戻すことって分かっているのに。
 それが怖い物って分かっているのに
 どうしてか怖い気持ちがあまりしないの。
 君に頼るなら大丈夫なんだって、どこか無意識に

 
 その小さな失言に気付いたのはワンテンポ遅れてから。
 あれ、なんでか普通に初対面の人と親し気にしてるわ、と。
 その呼び方が、言い方がまるで私を知ってるようだって。


 違和感はひとまず呑み込んで話を続けたわ。]
 
(62) 2023/07/28(Fri) 8:51:05

【人】 星川 緋彩

 

 へぇ、なんだかロマンチックですね。
 靴が……じゃあ今日ここに来るのに少し迷ったのも
 この靴は知っているのですね。


[成程ー、と靴を見るの。]
 
(63) 2023/07/28(Fri) 8:51:17

【人】 星川 緋彩

 

 わぁっ……

 凄いですね!
 そんな事出来るなんて
 成程、探し物屋さんにはぴったりですね!



[まだその力を見てないけれどそれを疑う事はしなかったわ。

 なんでかしら。
 嘘じゃないって、自然に思えたのよ。]
 
(64) 2023/07/28(Fri) 8:51:34

【人】 星川 緋彩

 
 
 手掛かり、手掛かりですかー。
 確かにあるに越したことはないですよね

 そう、小学生の時のですね。
 身に着けていたもの……
 髪飾りまだ捨ててなかったかしら……

 そっか、それが見ていたから
 その記憶を辿るという事なのですね。

 いえ、探してみます。
  

[情報はあるに越した事はないものね、と>>51
 知っているなんて知らないから
気合を入れていたのよ。]
 
(65) 2023/07/28(Fri) 8:53:12

【人】 星川 緋彩

 

 あ、確かにもう暗いですよね。

 あ、はい。分かりました!
 宜しくお願いします!


[その日は問題ないからその日に約束したの。]


 あ、その……お値段っていくらほどになります?


[高校生にしては、の金額は用意してきたけど
 記憶を探すなんて無茶ぶりなら
 もっとかかってもおかしくないわ。
 足りないなんて事があったら良くないわ、と確認するの。]
 
(66) 2023/07/28(Fri) 8:53:35

【人】 星川 緋彩

 

 ……? 私にお願いですか
 ええと、私に出来る範囲の事であるなら

 あの、学生ですけどちゃんとお金用意してありますよ?


[お値段がもしや想定より一桁違うのかしら…
 そう内心ちょと怯えたのよ。

 簡単な事でちゃんと対価になるのかしら>>53
 不思議で首を傾げたの。

 内容も聞かず約束する程無鉄砲でもなくなっていたのよ。]
 
(67) 2023/07/28(Fri) 8:54:01

【人】 星川 緋彩

 
[会話が終われば帰路につく。
 送って貰う理由なんてないから偶々一緒になるとかない限り
 一人で夜道を歩いたんじゃないかしら。


 空を見上げる。
 妙に鼓動が騒ぐの。

 私の記憶は戻るんだって
 不安と期待と、色々な感情が入り混じるの。]
 
(68) 2023/07/28(Fri) 8:54:21

【人】 星川 緋彩

 ***

[家に帰れば遅くなるって言っておいたから叱られるでもなく
 早速自分の持ち物を探したのよ。

 小物入れに小学校の頃使っていたヘアピンとか
 花の髪飾りがあったからそれを取り出して
 大事に包んでおいたの。
 捨ててなくてよかったわ。

 他にも小学校から使ってるもの……で辞典を開いてみたけど
 これはずっと一緒だったわけじゃないわね。
 ついぱらぱらめくりつつそんな事を独り言ちた。

 そんな時見つけたのは
カラーペン
の印>>0:103
 
(69) 2023/07/28(Fri) 8:54:40

【人】 星川 緋彩

 

 帳……



[なんでか心が騒いだわ。
 どうして色を付けたたのかやっぱり思い出せないまま。]

 
(70) 2023/07/28(Fri) 8:54:49

【人】 星川 緋彩

 
[事故を見て、病院で階段から落ちた……。
 それが私の知る経緯。

 家族は皆無理して思い出すことはないって
 そう優しくしてくれたわ。

 でもずっとずっと何かが引っかかったの。
 忘れちゃいけないことがあった気がするの。
 小さな私が泣いている気がする。


 来週、何が起こるか。記憶を戻したらどうなるのか
 その緊張と、あのお店の人にまた会える。
 それがなんでか鼓動を強くさせたのよ。]

 
(71) 2023/07/28(Fri) 8:55:14

【人】 星川 緋彩

 ***

[一週間そわそわしつつも
 そうやって浮つくときほど危ないって警鐘が心でなるから

 気を落ちつけつつ過ごしたわ。

 夕暮れ、そのお店に向かって足を進めたの。
 手土産にバイト先の焼き菓子持ってきたけど
 喜んでくれるかしら、とつい笑みを浮かべたの。]


 こんにちは


[扉をくぐれば以前にはいなかったお客さんがいたわ。
 そうよね、お店なんだからお客さん来るわよね。

 先に来ていた方が優先よね。待とうと思ったわ。
 その子は手土産もって来た私に何か誤解をしたのか
 嫌そうな顔で私を見たの。>>54
 
(72) 2023/07/28(Fri) 8:55:41

【人】 星川 緋彩

 

 あ、ええと……待ちますので


[横入りでも警戒されたのかしら、と
 鈍感を相変わらず発揮して一歩下がったわ。


 カウンターに視線を向けるの。
 貴方はそこにいたかしら。
 いたなら店の雑貨見てていいですかって問うつもりで。]
 
(73) 2023/07/28(Fri) 8:56:01

【人】 星川 緋彩

 
[一歩下がってもやっぱり視線は纏わりつくまま
 流石に不快になってその子を見るの。

 (……ただのお客だしやましい事なんてないのに)


 君の事好きな子から見れば
 私も同じ穴の狢にしか見えないのは分かってないの。

 ただ、もやもやした気持ちが胸に募るのよ。
 それがどんな名前の気持ちなのか、理解出来ないの。]**
 
(74) 2023/07/28(Fri) 8:56:15