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【人】 教会の冒険者 ジェニー――ある吸血鬼と>>108―― ならば、何故――。 [女が首を垂れるのを見て、青年は息を飲んだ。 それはアナトラが似ていたからかもしれない。 幼い自分を養うために物乞いしていた母に。 あるいは、首を傾げた時に馨る汗のにおいが、 揺れる髪が、違う情動を惹起したからかもしれない。 青年は恐ろし気に一歩、二歩と近づいて、 アナトラの片目に垂れた髪をそうっと耳にかけてやろうとする。 女の匂いが鼻にまとわりつく。] ……やめろ。そんな風に自分の体を売るのは。 情欲に身を焦がしたって、何にも残らないじゃないか。 金が必要なら、多少はくれてやる。 これで、暖かいものでも食え。 [そのままアナトラの足元にいくつかの銀貨を投げると、 肩を突き飛ばそうとしてからくるりと踵を返し、去って行こうとしただろう。]* (115) 2023/01/05(Thu) 23:45:34 |
【人】 宝飾職人 エデン――とある日/宝飾加工店―― [女の技術を疑う客に絡まれる日々。 邪視の力を商売に用いるべきか、否か。 現状維持で精一杯な生活を送っていた時のこと。 繊細な美貌の客の訪れは嬉しいものだった。>>100 イシュノルドで大切なのは実用性。 とはいえ、職人となったのは美しさへの憧れもあったのだから] ありがとうございます、すぐにご用意します! そのように言って頂けるの、職人冥利につきます。 実用性と美と引き立てあって。 人と魔が釣り合いを取れるイシュノルドらしい店が目標なの。 [必ず血止めの魔石を求められるのは不思議だったけれど。 どんなに清廉でも血腥い稼業には必要か、と思っていた。 彼を女性冒険者だと勘違いしていたのもあった。 護身や冒険者としての立ち回り上、男性的に振る舞う人もいるだろうと納得して] (116) 2023/01/05(Thu) 23:52:36 |
【人】 宝飾職人 エデン[ほんの幼い頃は、教会が配る魔石などに助けられた事があった。 けれど、自身が持つ力に気づいてからは足が遠退いていて。 装備や言動から何となく教会の方だろうと感じ深入りを避けていた。 そんな状態でも、金髪の君の良い噂ばかり耳にする。 調和を乱すものだと思われたくない。 善くあろうと努める人の足元にも及ばない自覚はあったけれど、剥き出しの魔石を便利な宝石に仕立てるように、この都市で幾らかは役に立つ人間として上手に付き合って行きたかった。 少しでも良い明日を目指す。 それは、とても人間らしい行いだと思うから] (117) 2023/01/05(Thu) 23:54:32 |
【人】 宝飾職人 エデンご武運をお祈りします。 無理は禁物ですよ。 [勘違いゆえに髪留めや装身具を勧めがちではあったものの 女は、清く正しい人間だと疑わない様子で彼を見る。 ただ、決して目を合わせないように多少居た堪れなさそうではあったけれど*] (119) 2023/01/05(Thu) 23:57:01 |
【人】 超福男 ルーナ――ダンジョン>>118―― おっ、そうなの? 品揃えも良いし姐さんも気前が良いし。 良い店だよなっ。 [男は本気でグラッドの店を一押ししていた。 同じ店を利用しているならばそちらで会うこともありそうだが活動時間が違うのか出会ったことはなかった] あ、ワンピースとか逆に怪しいぞ。 ダンジョンの中でワンピースはマジヤバい。 しかもこの付近でだから怪しさしかない。 [ミアがワンピースに目を向けたのを見て男は努めて真面目に意見を述べる。 やはり冒険者の恰好をしているのがダンジョンの中では一番無難だろう。 その言葉に従ってくれたのかはわからないが男が進めた衣装と装備をしてくれるらしい。 これは男冥利に尽きるものだ] で、これとはも着たいんだろ。 いいぜ貰いもんだしな。 自分で楽しむ分にはいいだろ。 [ワンピースで視線が止まっていたのは確認していたものだから男は残りの衣装と装備もざらざらとミアに譲った。 女の子が喜んでくれるのだからこれ以上の使い道はないだろう*] (120) 2023/01/06(Fri) 0:05:09 |
【人】 吸血鬼 アナトラ金銭も使えば無くなります。 ただ、心配して下さったお心遣いだけは しかりと私の中に残ります。 ありがとうございました。 ……アナトラと言います。また、お会い出来ましたら。 [そう言葉を掛けた。] (122) 2023/01/06(Fri) 0:08:38 |
【人】 吸血鬼 アナトラ[彼が去った後、ゆっくりと地面に落ちた銀貨を拾う。 銀貨を指で、バキン、と二つに砕き 割れた銀貨を赤い舌の上に乗せて、こくん、と呑む。 あぁ。なんて意味のない……。]* (123) 2023/01/06(Fri) 0:08:53 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー――聖断者との邂逅―― 聖なる哉。 我らが導きの神はあまねく地上も地下も見下ろし、 我らを救い給う。 穴に落ちたる魔のものは贖罪を経て天へと上り やがて我ら赦しの間にて相席せん。 経典の一部を諳んじながら、 聖堂の窓の向こうをふと見遣る。 よく晴れた日だった。 青空の下、ふっと影がさす場所に、1人女性>>109が立っている。 (124) 2023/01/06(Fri) 0:10:14 |
【人】 教会の冒険者 ジェニーこちらをじっと見ていた女性は、 あれはいつだったか冒険者のギルドで見た顔だ。 ――と、遠巻きながら青年は気づく。 彼女が審問局の人間であることは、 それこそ明かされなければ分からないことだろう。 だから、青年の認識上クラヴィーアは、 黙々と地図を作り己の職務を全うする同業者、であった。 凛とした姿を好ましく思いこそすれ、 その胸の裡に秘めた彼女自身の職務への思いを悟ることはできず。 「珍しい人がいるものだ」 職務を――祈りを忘れて、ぽつりと独り言つ。 彼女も教会に興味があるのか、あるいは。 それ以上は妄想に他ならないか、と、 やや暗く見えた彼女の表情に思いを馳せたのは一瞬。>>110 (125) 2023/01/06(Fri) 0:10:52 |
【人】 超福男 ルーナ――かつて ダンジョン深層―― [ダンジョンの深層には化物の類は数えきれない程いる。 ドラゴンはその筆頭だがヴァイパイアもヤバい。 特にロードクラスになるとマジやばい。 語彙力が足りない程にヤバい。 ヤバいのだが男にとってそれが女の子の姿をしていればそれはお近づきになりたい、色々な意味で、の理由になる] アッナトラちゃ〜ん、やっほ〜。 [ダンジョンの深層に相応しくない気軽な声で男はアナトラに声をかけるのだ。 >>95そこは『穴』であったかダンジョンの深層であったかはその日によってマチマチだろうが『都市』の人間であるにも関わらず男は本当にどこにでも現れた] これお土産。 月が出る時に咲いて朝日にあたると散るんだとよ。 [花を売る女に、花を贈る男。 それも月見草という夜の咲く可憐な花を鉢植えにしたものを背嚢から取り出して差し出す。 だが男がアナトラの元を訪れる理由は花を渡すだけではないのは明白であった**] (127) 2023/01/06(Fri) 0:17:00 |
【人】 聖断者 クラヴィーア──ダンジョン浅層──>>114 賤業とも言える花売りにしては、女の話し方は恭しく、物々しくもあった。単なる花売りではないのか、とも思った。 「いや、別に気にかけたわけでもない。 わざわざの場所だ、色々あるだろう。色々……か。」 とはいえ、だからどうという話でもない。聖職として淫売を咎める立場にもない。 「ドラゴンが上がっているのか。気に留めておこう。 …そうだな。タダでも何だ。花を一輪くれ。 ゲンの良さそうなものがいい。」 この場での出会いだけなら、単なる花売りに会ったというだけで終わる話だろう。 ここ以外の場所…たとえばもっと奥でも見かけたなら、その限りではないだろうが* (128) 2023/01/06(Fri) 0:17:56 |
聖断者 クラヴィーアは、メモを貼った。 (a50) 2023/01/06(Fri) 0:19:16 |
植物使い ミアは、メモを貼った。 (a51) 2023/01/06(Fri) 0:28:52 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー――超福男と竜退治―― [今から入れる保険>>112はあるかと 受付嬢に問いたくなったが、 青年は「男」として冒険者をやっているのでそれは堪えた。 いちいち視線を向けなくともわかる。 ルーナの股座の布が少し盛り上がっていることなど。] 余程肉欲を持て余していると見えるな。 半日ほど断食し、湖で身を清めることを勧める。 身についた邪気がお前を蝕んでいるようだからな。 オイ聞いているのか? 聞いていないな。 [呆然としたルーナを引き連れてダンジョンに潜っていく。 よくわからないことに五感を使わなければ、ルーナの実力は大したものだった。 的確なルートを進んでいくのが青年にもわかる] (130) 2023/01/06(Fri) 0:32:19 |
【人】 教会の冒険者 ジェニーお前、やればできるじゃないか。 ……あん? 連れション? まさか幽霊が怖くて見て貰えてないと 用が足せないという話じゃないだろうな? [思わず怪訝な顔をして、青年は肩を竦める。 心臓はうるさすぎるほどに鳴っているが、 服を剥かれなければバレることなど無い。 どうにかこの場を乗り切ることだけを考えた。>>113] (131) 2023/01/06(Fri) 0:33:00 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー[中型竜種の討伐は驚くほどすんなり済んだ。 青年は、ルーナがワイヤー型の武器を生かすことを考え 遠距離からの魔法攻撃を主に行っていた。 白夜と黒月が鮮やかに宙を舞い、ボンレスハムは炎に包まれていく。 じょうずに焼けました。] ……おい、お前腕怪我してるじゃないか。 しかもそこそこ深い……。 無理はするなと事前に言っておいただろうに。 [竜がおいしく上手に焼けたからか、 任務を完了した達成感からか 青年はやや打ち解けた様子でルーナにそう呼びかけ、 治癒の魔法をかけはじめただろう。 そうして、2人の任務は無事終了したのだった。] (132) 2023/01/06(Fri) 0:34:28 |
【人】 吸血鬼 アナトラ特製の銅花です。 金に至るものとして、金運が上がると言われています。 ……いえ、私が考えたものですが。 拙いものでよければ、どうぞ。 [彼女に造花を渡す。 花を生成した事について、とやかく言ってこないとは思うが 聞かれても花売りの秘密です、と言うだろう。]* (134) 2023/01/06(Fri) 0:38:44 |
教会の冒険者 ジェニーは、メモを貼った。 (a52) 2023/01/06(Fri) 0:39:07 |
超福男 ルーナは、メモを貼った。 (a53) 2023/01/06(Fri) 0:40:41 |
【人】 超福男 ルーナ――ダジョン>>129―― そうそう、おかしいって。 普通、この層に装備もなにもつけずにいるのは変だぞ。 [男はミアが生まれた由縁を知らない。 冒険者視点でおかしな点を指摘はしてやれるが、ダンジョンに潜る人間にとっての普通を知らないことは気にはなっていた] 使う使わないはミアの自由さ。 俺はミアのワンピース姿も見てみたいぞ? [ワンピースも良い。 こう後ろからスカートをたくしあげて――と妄想を繰り広げられる] 自由だからしたいようにすれば良いだろ。 別段何かに縛られてるわけじゃあるまいし。 やりたいように生きるのが生物としては普通だな。 [男はミアが装備や衣装を受け取ると満足したように頷いてから今度こそその場を後にする。 目の前で着替えさせるのは男の趣味ではない。 今度、男がミアの前に現れた時にどんな衣装で迎えてくれるのかを楽しみにするのもまた一興だろう**] (135) 2023/01/06(Fri) 0:48:04 |
【人】 吸血鬼 アナトラ──かつてのダンジョン深層──>>127 こんにちはルーナさん。 [場所はダンジョン深層。 だと言うのに近所の庭でも散歩するような気軽さで 声を掛けられたので振り向くと冒険者のルーナが居た。] ありがとうございます。 月見草?と言うんですね。 浅層であれば綺麗に咲くでしょうか。 [朝日に当たると散るならば それまでに深層に戻れば散る事もないのだろうか。 僅かな時間しか花を咲かせないと言うならそれはそれ。 星の瞬きのような美しさを目に留めよう。 ルーナは私を討伐に来た人間ではない。 外の世界では時間も経っているから私の起こした過去の罪も薄れているのかもしれないが。 その為というか、彼が気にしないようなので 自分が吸血鬼という事も特に隠し立てはしていない。 浅層で正体を口にしないように、とは言い含めているが]* (136) 2023/01/06(Fri) 0:49:22 |
吸血鬼 アナトラは、メモを貼った。 (a54) 2023/01/06(Fri) 0:58:42 |
【人】 超福男 ルーナいや、ゴーストよりシャドーストカーのが怖い。 あいつらちんこ切ろうとしてくるんだ。 [真顔でそんな阿呆なことを返してしまう始末であった。 連れション計画でもその成果に男はますます項垂れるばかり。 中型竜族をボンレスハムにした後で援護してくれていたジェニーが上手に焼いていくのを見て] あはは、キレイダナー。 [そんなことを言い出す始末であった。 いや、すごいよ。 的確に遠距離からの魔法攻撃があるのは男にとっては非常に助かるもので、ジェニーの腕前を良く知れた。 これならば大型竜種も一緒に討伐しにいっても不足ではないと思える程であった。 だが、男だ] ぐす……。 [深い傷からは赤い血が流れていたが男は傷が痛くて泣いているのではなかった。 相方が男であったから泣いていた。 そうして治癒されて、その功績が認められるとギルドからは次もよろしくと言われるのだ。 知ってた**] (138) 2023/01/06(Fri) 1:03:47 |
【人】 超福男 ルーナ――かつて ダンジョン深層>>136―― [男から見たアナトラは気品溢れる女だった。 >>99質の良い赤い服も白磁のような白い肌に合っている] さあてな、花のことはとんと詳しくないんだ。 『都市』の花屋が言う売り文句がさっきのそれで。 小さくて華憐な花が咲くんだとさ。 実際深層でも咲くか浅層に運ばないといけないかは。 ちょっちわっかんねえな。 [男は知らぬことは知らぬと言い見栄を張ることはなかった。 月見草の扱いは既に贈ったアナトラ任せだ。 花を愛でる女はそれはそれで良い絵になる] ま、アナトラちゃん程綺麗じゃないだろうがな。 [女の子を口説くに減らぬ男の口は代わりにそう宣った。 彼女が吸血鬼であると男は知っている。 秘密と言い含められているので男から口を割ることはないし、彼女自身の過去にも興味はなかった。 語られれば覚えておくが百年も前のことなど聖職者は兎も角一般人にとってはおとぎ話に近しい。 時折訪れこうして何かしらを贈り、過去の物語を聞くというのも男の楽しみの一つであった**] (139) 2023/01/06(Fri) 1:24:11 |
超福男 ルーナは、メモを貼った。 (a55) 2023/01/06(Fri) 1:26:54 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー――とある日/宝飾加工店―― [伏し目がちながらも懸命で、 自分の腕に誇りをもつエデンの事を、 青年は微笑ましそうに眺めている。>>116] この街らしい店、か。いいね。 背筋をまっすぐにして志を高く持っていれば、 じき、君の店はイシュノルドに名を響かせるだろう。 (140) 2023/01/06(Fri) 1:29:51 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー[彼女が店を構える前に、 青年はエデンとは顔を合わせたことがある。 あれは教会の施しの日のことだったか。>>117 色とりどりの魔石から、どれがいいとエデンに聞いて 渡した時のことはまだ記憶にある。 それからエデンは何を思ってか教会から遠のき、 こうして店を構えるようになった。 立派になったものだ、と青年は思う。 ……ところで、 青年はエデンに性別を教えたことはないのだが エデンは髪留めや装身具をよくお勧めしてくれる。 似合う、と思ってくれているのかな、と、 青年としては少し恥ずかしかったりもする。] (141) 2023/01/06(Fri) 1:30:24 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー[御武運を、と言われて青年は深く頷いた>>119] 勿論。オレは油断はしない。 この街の平和を守るためにね。 ――あぁ、そうだ、エデン。 手を貸して。 [目を合わせようとしないエデンに無理を強いることはないが、 その柔らかい掌を差し出してもらったなら、 教会で魔石を渡したあの日のように、ころんと魔石を手渡そう。] お守りだ。 君の思う技術で加工して、持っておいてくれると嬉しい。 [力強い煌めきを宿した薔薇色の魔石。 それは純粋な魔力の塊そのものであり、 持つ者の力を高める効果がある。 エデンには不要なものかもしれないが、 お守りに、と、青年は石を押し付けて、 店を去っていっただろう。*] (142) 2023/01/06(Fri) 1:34:41 |
教会の冒険者 ジェニーは、メモを貼った。 (a56) 2023/01/06(Fri) 1:36:27 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー―― 冒険VS超福男VS両性具有 ―― それはお前、ち…… 性器を露出して歩いていたとかじゃないのか。 基本的に憑依してくるゴーストの方が恐ろしいとされているが…… [連れション計画の成果は芳しくなかったようだ。 青年は実にほっとしていた。 あんな恐ろしいブツに襲われては命がないというか股が裂ける。] (143) 2023/01/06(Fri) 2:00:49 |
【人】 教会の冒険者 ジェニー別にオレが男だからってそんなに落ち込むことは…… いや、落ち込んでおけ。それがいい。 我々の友好関係においてそれは不可欠だ。 [どうも痛みからではなく ショックで泣いているルーナにあきれ果てながら、 治癒魔法を使う。 ルーナの実力は並み以上。 今回以上の敵だって、2人なら倒せるだろう。 故にギルドからは「また組んでね」等と言われたが、 命の危険以上の危険があるので、 せめてもう1人護衛を付けてほしい……と 青年は後で内心思ったとか。**] (144) 2023/01/06(Fri) 2:01:36 |
(a57) 2023/01/06(Fri) 2:05:20 |