【赤】 聖杯のジン ナディルおはよう。 なんか心配されてるけど寝てたよw アルもファルもレスありがとう。 書けるとこから書いてくから順不同になるけど ごめんな。 シャフへの返信が長そうだから 一番遅くなりそう…早く欲しければ 可能な限り急ぐので言ってくれ。 レス待ちさせてそうで多方面にごめん! (*77) kintoto 2021/09/20(Mon) 10:35:12 |
【人】 聖杯のジン ナディル『──己の罪を数えろ』 呆れたように吐き捨てて、 アルバリは大袈裟に溜息をつく。 ほんの先刻、質問ごっこを始めたときは 全く逆の立場だったような気がするが、 いったい何が起きているのだろう。 低いテーブルを挟んだ距離をひと足に詰め、 全く飲み込めていない俺に 言い聞かせるようにアルバリは言葉を紡いだ。 (23) kintoto 2021/09/20(Mon) 10:40:11 |
【人】 聖杯のジン ナディル『俺にはお前は、価値、あるよ。 精霊じゃない、ただのお前自身に。』 ───ただの、俺? 耳の奥、眼の裏、脳の片隅で なにかがカチ、カチと小さな音をたてる。 記憶の向こう側、見えそうで見えない。 ───ただのナディルなんて……何処にいる? 『ここに来て。まっすぐ俺を見ろ。』 いつの間にか吐く息が届くほど近く、 アルバリの瞳を探して視線を合わせようと試みる。 けれど、これに何の意味がある? 『───お前が触んねぇなら、俺が触るよ。』 手を握られて、その次の瞬きの間。 唇の端に柔らかいものが触れて、離れた。 (24) kintoto 2021/09/20(Mon) 10:42:08 |
【人】 聖杯のジン ナディル口づけだと理解するまでに、2秒。 「──えっ!? なに──」 なに、いまそういう雰囲気だった!? え、これ同衾の誘い!? マジ!? 気づかなくてごめ……… 言いかけて息を飲む。 恐らく俺はひどく赤面していた──と思う。 そこに居たのは本当に「ただの俺」だったから。 (25) kintoto 2021/09/20(Mon) 10:43:40 |
【人】 聖杯のジン ナディルこんな……ガキの口づけひとつで 安いな俺は、となりつつ俯いて呼吸を整える。 早く戻ってこい精霊の俺。 そこで思い出した、 俺が『願いを叶える』人間に アルバリを選ばなかった理由のひとつ。 アルバリは『優しすぎる』。 その上でファルーサよりもずっとずっと 『怖いもの知らず』なのだ。 いわゆる『魅入られ易いタイプ』。 腰に携えている妖刀がその証拠だ。 アルバリみたいな人間は、 俺みたいな人外に近づいちゃ駄目なんだよ。 いままで何度も願いを叶えた人間のなかで 最速で死ぬタイプがこれ。 あんなやべー妖刀に憑かれて よくここまで生きてたなと思うレベル。 (26) kintoto 2021/09/20(Mon) 10:48:26 |
【人】 聖杯のジン ナディル「っお前…、ほんと、馬鹿だろ。」 そろそろ顔の火照りは落ち着いただろうか。 正直アルバリの顔はまだまともに見られない。 ああでも、これだけは言っておかなきゃいけない。 「………ありがとう…」 そう告げたのはやっぱり『ただの俺』で。 ちょっと泣きそうだった。 [パスor〆] 【絆取得:アルバリ】【感情書き換え無し】 (27) kintoto 2021/09/20(Mon) 10:51:14 |
【人】 聖杯のジン ナディル『もし出来るんならさ。 俺に叶えてくれた"無敗"の願い、取り消してくれ。』 意外と言えば、意外だった。 一度叶えた願いを取り消したい、という『願い』自体は そう珍しいわけではないのだが、 ファルーサがそれを願うとは思っていなかったからだ。 「……別に構わんが、本当にいいのか?」 ファルーサと仔虎を交互に見遣る。 ファルーサは確かに強いが、 『願い』の加護を失って“無敗”は保てないだろう。 なんだかんだ、負ける賭けには乗らない人間だと 思っていたが、そうでもないのだろうか。 (36) kintoto 2021/09/20(Mon) 13:01:47 |
【人】 聖杯のジン ナディル「“3つの不可能”にあたる願いでもないし 問題ないぞ。 ──その願い、我が手に承る。」 傍らで、仔虎がまた一回り成長する。 「さぁ、これで明日の試合は『負けるかも知れない』。 見に行ってやるから無様に負けるなよ。 ……恐れているようだが、 我がお前の精気を吸って殺すなどと いうようなことは無い。 人間の精気を吸うのは…… 同衾でもすれば別だが 。」こんなふうに『人間に恐れられる』のも そう珍しいことではなかったが、 ファルーサが、と思うと少々の落胆はあった。 見込み違いだったのだろうか。 「……死ぬなよ。」 ぽそ、と呟く。 もしも試合に手を加えたりしたら きっと怒るだろうなと思うと 明日は心の休まらない一日になりそうだった。 [パス] (37) kintoto 2021/09/20(Mon) 13:02:44 |
【赤】 聖杯のジン ナディル対シャフはだいたい書くこと決まってるんだけど サーリフとの絆どうしよ…() サーリフって何考えてんの? いつも何処にいんの? ラナーならわかるんだけどな…? (*110) kintoto 2021/09/20(Mon) 13:21:17 |
【赤】 聖杯のジン ナディル (*113) kintoto 2021/09/20(Mon) 13:26:04 |
【赤】 聖杯のジン ナディル (*118) kintoto 2021/09/20(Mon) 13:43:21 |
【赤】 聖杯のジン ナディル俺は装備品じゃねぇ…() てかあれだぞ。 アイテムだったら1回使用ごとに消えるやつだぞ。 (ドラ〇ンボールみたいな) もうちょっと大事にして…() (*136) kintoto 2021/09/20(Mon) 16:02:36 |
【人】 聖杯のジン ナディル雨が降っていた。 砂漠に降る雨は恵みとはならず、全て砂地に沁み落ちる。 森の中では木々の葉をほんの少し湿らせ、 渡る風の温度を幾分か下げた。 ひんやりした空気の中で 遅い午睡を貪っていたナディルは 遠く微かに聴こえる聖歌の音色に薄らと半醒した。 覚めやらぬ微睡みのなかで サーリフの歌声であることを知覚すると同時に 彼が何処に居るのだろうと思い馳せ、 『自分が聴こうとしているから聴こえる』 ということに気がついて、ごろんと寝返りをうった。 (48) kintoto 2021/09/20(Mon) 16:10:43 |
【人】 聖杯のジン ナディル目を閉じたまま、大きく溜息をつく。 呼べば来る、と言っていた。 呼んでみようか。 いややっぱめんどくせぇな…。 「おはようございます。」 ───は? 咄嗟に見開いた目に、 寝顔を覗き込むサーリフの笑顔が映った。 「おま、っ……、なにして……」 「呼びましたでしょう?私を呼びましたよね?」 「いや呼んでねぇし!!!」 慌てて起き上がり、思わず正座する。 「さて、ナディルさん。お説教の時間です。」 にっこりと微笑む片翼の天使からは 勿忘草と雨の匂いがした。 [パス] (49) kintoto 2021/09/20(Mon) 16:11:34 |
【赤】 聖杯のジン ナディル (*140) kintoto 2021/09/20(Mon) 16:48:57 |
【人】 聖杯のジン ナディル『──約束、な!』 屈託なく笑うファルーサの目に映る自分は もしかして、物凄く頼りなく見えているのだろうか とナディルは思う。 ファルーサが望むと望まざるとに関わらず、 一度でもナディルが『願いを叶えた』人間は 聖杯のジンの契約者となる。 例え一度叶えた願いを取り消したとしても この縁が消えることは無い。 思えば、幼くして色々な人の願いを叶えていた頃 ナディルの『契約者』は母だったのだろう。 ナディルが本来のナディルの姿を保てていたのは 生まれてから、母が亡くなったあと 最初に願いを叶えた契約者が亡くなるまでの間で それ以来、ナディルは自分の姿を忘れてしまった。 (53) kintoto 2021/09/20(Mon) 18:20:03 |
【人】 聖杯のジン ナディル姿が変わることを面白いと思いつつ あまりに頻繁に変わることにも辟易していて、 だからナディルがファルーサに「死ぬな」と願うのは 今の姿が割と気に入っているというだけの話だ。 もちろんファルーサ自身を気に入っている (そうでなければ契約しない)のもあるが、 ファルーサの周りの人間をよく知る前に ファルーサが死んだ場合、 ナディルは自分がどんな姿になるのか そしてそれが誰なのか なにもわからないままで変わってしまうのだ。 はっきり言って結構面倒臭い。 ファルーサはなにか良いように解釈したようだが 実態はこんなものである。 けれどもそれがナディルの『願い』であることは 確かにそうで、これまでナディルに対して 「お前の望みを叶える」と宣った契約者は 母の他にはファルーサただひとりだった。 [〆] 【絆取得:ファルーサ】【感情書き換え無し】 (54) kintoto 2021/09/20(Mon) 18:22:19 |
聖杯のジン ナディルは、メモを貼った。 (a36) kintoto 2021/09/20(Mon) 18:28:35 |
【赤】 聖杯のジン ナディル (*166) kintoto 2021/09/20(Mon) 18:44:14 |
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