Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a13) 2022/12/20(Tue) 2:20:48 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a15) 2022/12/20(Tue) 2:26:31 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 経典で語られる『恋人』は、 男女を内包したひとりきりで完璧な存在。 自らの完璧を否定する者以外には等しく慈愛を傾ける。 その存在の特異性以外に語られることはありません。 黄昏ゆく箱庭にて『愚者』の薬で幻を見、 かねてより相容れない『魔術師』との 相打ちの末に死にました。 彼/彼女らの本心が語られることはありませんでした。 ] (98) 2022/12/20(Tue) 21:29:26 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ いなくなる『恋人』から、 いなくなる『悪魔』への声が聞こえた気がした。 本当は『愛して』欲しかった、 『完璧』であることで貫き通した 箱庭の『恋人』の愛が。 それを準えるようにして 『完璧』を偽り続けた苦悩、 それほどまでに失いたくなかった人への想いに重なる。 ……私たちは別の存在だけれど、似た者同士だった。 神にすれば、偽物に与えていた愛を取り返しただけで、 意趣返しのつもりもなかったのかもしれない。 だけど、これだけは奪えない。奪わせない。 思い通りにいかなくてお生憎様、だ。 ] (100) 2022/12/20(Tue) 21:31:38 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ これを分かち合える人がいる。 けれど伝えるのは、彼/彼女らの決意に反する気がして。 それに同じだとしても、それは私の言葉じゃない。 愛して欲しいけれど、それ以上に愛をあげたい。 だから、今はまだ。 言葉にしてもいいかと自信を持てるくらいになったら。 そうしたら ──…… ] (101) 2022/12/20(Tue) 21:31:58 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 護る、>>53という言葉はとても心地よいけれど、 それに甘えるだけの自分ではいたくない。] 私もそうしてあげたいんだけどなあ…… でも今は頼っちゃおうかな。 ちゃんとその分を返すから、待っててね。 [ 何も身に降りかかるものだけじゃなくて。 傷付かないように何物からも護ってあげたい。 今は気持ちばかりで何の力もないけれど、 私たちの運命だったあの日から、 貰い続けた優しさを返していきたい。 それに……きっと盲目なままでは駄目なんだろうと思う。 心を護るのは、きっと心にきちんと触れることが必要で。 時には喧嘩しても向き合わなくちゃいけないな。 でも、それで嫌いって言われたら…… 泣かない練習もしておかないといけないかも。 ] (102) 2022/12/20(Tue) 21:33:46 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ さっきはなんだか泣きそうで、 心がどこかに行ってしまいそうで不安だったけれど、 今はちゃんとここにいてくれる。 触れた手の温もりがそれを教えてくれる。 こちらを見下ろす安堵の顔に胸が締め付けられた。 まるで、寄る方ない子供のような。 遠い昔の傷に触れられたような、 いつかのあなたに手を差し伸べられたような気がして。 大切にしたい。 あなたを形づくる全てがいとおしくて守りたい。 「居てくれてよかった」、と >>54 生きていることを肯定してくれるその呟きに、 ── 私も、と続け ] (103) 2022/12/20(Tue) 21:34:04 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a26) 2022/12/20(Tue) 21:39:54 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a30) 2022/12/20(Tue) 22:04:33 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル── 自室 ── [ それから。 ── あれから、自室に戻って。 手始めに荷物をまとめることに取り掛かってみる。 諸般の事情によりすぐの出立は難しくても、 初めての荷造りに難儀することは想像に難くないので、 まずそれをと勧められた。 自分よりも自分を知っている彼の言う通り、 早速机の上の宝物たちの処遇に難儀することになった。 流石に、旅に不相応なものであるとは理解している。 けれどどれも捨て置くことの出来ないたいせつなもの。 物でさえ、大事なものを大事なままにするのは難しい。 今までそんなことにさえ気付かなかった。 ] (236) 2022/12/21(Wed) 22:13:55 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 次に、机の上のドロップ缶と茶葉を見やる。 ──アリアの処方。 あの日、大事な時間を分けてくれた彼女を想う。 諦めることだけが得意な私に、 諦めるのは早いと言ってくれた。 私のことは諦めないでと、 諦めない為の方法を手を引き教えてくれた。 私はどこまでも自分のことばかりで、 彼女の為の言葉を何一つ言ってあげられなかった。 けれどアリアにとっても、あの時間の何か一つでも、 あの時の彼女に必要なものだったのだと信じたい。 ] (237) 2022/12/21(Wed) 22:14:12 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 本当の「私」が持っているものなんて、ひどく少ない。 それは私だって同じだ。同じだった。 そして、 「そんなことはない」なんて、 私がどれだけ言葉を重ねても届かないのはわかってる。 ……彼女は、崩れ残った瓦礫の中にあるものを 自分のものであると、今も信じられているだろうか。 そうであることを、私は諦めない。 諦めない、を他でもない彼女が教えてくれたから。 私はもう何も諦めたくない。 一番じゃなくても、離れていても、彼女に想うこと全て ] (238) 2022/12/21(Wed) 22:14:35 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ アリアを想う。 お礼を…それ以外にも、もっと話したいことがある。 けれど、今は ] ……駄目患者の出る幕じゃないなあ…… [ 少し容量の減った缶の中身をひとつ。 口に広がる甘やかさがほんの少し沁みる。 ちょっとだけ、ちょっとだけ寂しい。…仕方ないけどね。 私の大切なものを大切なままに受け取ってくれた貴女が、 貴女の大切を、心のままに大切に出来ますように。 *] (239) 2022/12/21(Wed) 22:15:46 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a51) 2022/12/21(Wed) 22:19:46 |
(a54) 2022/12/21(Wed) 22:43:50 |
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