侵されし者 ヌンキは、メモを貼った。 (a94) 2021/05/01(Sat) 19:50:33 |
【人】 侵されし者 ヌンキ>>238 カウス 「カウス!」 少しばかり存在が薄くなってしまった騎士が振り向く。 手足を注視しなければまだ気づかないかもしれない。 足は服や靴で隠れているが、手は騎士にしては珍しくポケットに突っ込んだままだろう。 「よかった、カウスも生き返れたんだね。 事件は終わったけどお手柄……になるのかなぁ、これは」 結果的に犠牲者は0で解決となり、快挙であることは違いないのだが。 それが自分の手柄家というと微妙な話しだ。 だって、皆が頑張ったからこの結果となったにすぎないのだから。 ただ。 ”騎士”であることは設定だと知っている貴方とはかなり違う反応を見せたことは間違いない。 (249) 2021/05/01(Sat) 21:54:06 |
【人】 侵されし者 ヌンキ>>244 ハマル 「……? 言ってる意味はよくわからないけど」 ヌンキは現実の世界というのを知らない。 ハマルを動かす人間が居るのを知らない。 ヌンキは自分のことをこの世界で生きている人間だと思っているのだ。 だから、貴方の言っていることはよく理解をすることができない。 ただ、どこか違う世界から来た人間なのだと信じている。 「もしお互い記憶がなくなってしまったとしても。 きっとまたハマルと友達になれるよ。 だから、君の羊達に会えるのを楽しみにしてる」 また会おうと自信を持って言ってくれたのは貴方が初めてだ。 だからきっと、彼には何か方法があるのを知っているんだろう。 そしてそれを実行しようとする強い意思。 「ハマルはつよい子だね」 ハマルの意思に免じて、少しの寂しいは我慢しよう。 そう思ったのだ。 (250) 2021/05/01(Sat) 22:03:54 |
【人】 侵されし者 ヌンキ>>262 カウス 「……?」 きょとん、と首を傾げた。 だって、自分が騎士なのは必然、これまでも、これからもだ。 ノブレス・オブリージュもまた、大事にしなければならない俺の財産だ。 「自由になれという意味かな。 そういうわけにはいかないよ、俺は正当な意味を持って自由にならなきゃただの逃げになってしまうからね。それに……騎士でなければ、君との約束を果たせない」 次の【宝物庫】が現れてしまったら、その時は必ず助ける。 それが貴方と交わした約束だ。 それを違える気はないよと笑った。 RPでもなんでもなく、自然に思って口にしているのだ。 それもまた、一つの違和感となってしまうかもしれない。 (267) 2021/05/02(Sun) 1:40:16 |
ヌンキは、どこかで一筋の涙を流して静かに笑った。 (a110) 2021/05/02(Sun) 8:21:34 |
【人】 侵されし者 ヌンキ>>286 カウス 「あぁ、絶対だ」 ちゃんと聞こえた。 だから笑顔で大きく頷く。 本当は貴方の頭をわしゃわしゃと撫でてあげたいけれどそれは我慢だ。 一瞬だけ手をポケットから出しそうになったけれど、ぎりぎり止まれた。 貴方に殆ど透明になってしまった手を見せるわけにはいかないのだ。 「そうか、帰る場所には君を大事にしてくれる人たちが居るんだね。 それなら早く行ってあげなくちゃ。本当は君をあのギルドから引き抜こうと思ってたけれど……安心したよ」 貴方をちゃんと人として愛してくれる人たちのところへ送り出すのがきっと、自分の役目なのだろう。 (292) 2021/05/02(Sun) 15:57:46 |
【人】 侵されし者 ヌンキ>>299 カウス 「バンダナか……」 いつか外せる日が来るのだろうか、これを。 結局一度限りだとわかっているこの夢のような人生でも、やってきたのは横恋慕でしかない。 恋人たちを繋いであげたいという想いも、最後は結局別れが訪れてしまったようだ。 自分がやってきたのは一体なんだったのだろうかと、振り返る。 でも、多分同じ人生をもう一度やったとしても、選んだ選択は同じ道だったに違いない。 「そうだね、外せる日が来るといい。 でも……前ほど縛られてる気もしてないんだ。 罪を背負っていても、愛し愛される資格くらいはあるものだと教えてもらったから」 (310) 2021/05/02(Sun) 21:36:11 |
【人】 侵されし者 ヌンキ>>306 メレフ 「やっぱり、俺を部屋まで運んでくれたのは君だったんだね」 あの時、街の人が運ぶというのは考えにくい。 宿に泊まっていたメンバーの中で俺を運べる人間は非常に限られる。 あの時点で生き残っていて、それくらいの力があってもおかしくないのはメレフかラサルハグしかいなかったのだ。 本当になにからなにまで世話になってしまってるなぁ、と苦笑した。 「キファに会えたのは嬉しかったよ。 会うのはあれが最後だし……ちゃんと話ができてスッキリもした。 けど……振ってやるって先に言われるの無様にもほどがあるでしょ」 「メレフが喜びそうなことかぁ……。 まずはカウスとの約束を果たすこと……それから、なんだろうな? 沢山、探していこうか」 (312) 2021/05/02(Sun) 21:46:25 |
【人】 侵されし者 ヌンキ>>317 メレフ 「やっぱり、君もどこかに行ってしまうんだね……」 ヌンキは貴方の事も、キファ達みたいに違う世界の人なのだと認識したようだ。 貴方には素直に残念そうな、悲しそうな様子を見せるだろう。 「俺ね、君のこと好きだったよ。 キファが居なかったら、本気になってたかもしれないくらい。 でも……どうしても言えなかった。 ……言ったら困らせるって思ってたから」 自分が傷つく事よりも、相手を困らせて、傷つけることが一番嫌だったのだ。 それこそ、自分よがりな考えだったのかもしれないけれど。 俺は、そのように作られているから。 「でももう終わりにしなくちゃいけない。 ブラキに会って何が変わるのかわからないけど……信じてみようと思うよ」 (318) 2021/05/02(Sun) 22:45:28 |
【人】 侵されし者 ヌンキ>>ブラキ宛置き ――これは、皆がこの世界を去る少し前の事。 メレフの隠蔽魔法を受け付き添われながら、ヌンキは一人の人物を探している。 今もなにかを配達しているかもしれないその人の名前はブラキウム。 一抹の不安と、大きな期待をもって貴方を探している。 「ブラキ……どこかな」 手足はもう殆ど見えないくらい透けてしまっている。 首や髪も、注視すればうっすら透き通ってるくらいで、呪いは最早重度というところだろう。 隠蔽魔法も永遠に使ってもらえるわけではない。 魔法が切れてしまえばいつ、この世界から消滅させられるかわからない状態だ。 (319) 2021/05/02(Sun) 22:51:57 |
ヌンキは、「許すも許さないもないよ」と呟いた。 (a114) 2021/05/03(Mon) 0:18:59 |
ヌンキは、サダルの言ってることが理解できない。 (a117) 2021/05/03(Mon) 0:26:17 |
【人】 侵されし者 ヌンキ>>330 ブラキ 「俺にとって大事なもの?」 今回の人生は、最初で最後の逸脱した夢だとどこかで理解していた。 それゆえの、呪い。 このままでは自分はこの世界から姿を消してしまうのだろう。 今まで何度も送った人生にはなくて、今回だけ確かにある大事なもの。 「…………そっか」 ヌンキはキファに本気の恋をした。 ヌンキはキファとサダルを結びつけ幸せを願った。 ヌンキはメレフに愛を教えてもらった。 ヌンキはキファに最初で最後の告白をした。 全部、全部イレギュラー 全部、全部大事な物。 毒 それは愛という名の狂おしいウィルス。 「君が、直してくれたら……俺はまた恋や愛を恐れる人間になってしまうんだね」 (332) 2021/05/03(Mon) 0:36:40 |
【人】 侵されし者 ヌンキ>>337 >>338 ブラキ 自分から愛がなくなれば それはきっと、夢の終わり。 同じ人生を歩み、何度も同じ死を迎える人形となるのだろう。 今の俺の人生に、この先の未来はないということだ。 それくらいなら……いっそ、消滅したほうが良いのではないか。 そんな風に、思う。 「……どうだろう。俺はそれだけの反抗をしてしまったんだろう?」 悲しげに目を伏せた。 消えない努力をすると約束したんだ。 生きて、あの人達に誇れる人生を描きたい。 そう思うんだ、本当に。 「わ……えっ? ど、どうしたんだい、ブラキ?」 急に手を掴まれた。 透明な手を握るあなたの小さな手が、全部見えてしまい目を背けてしまいそうになる。 一体、ブラキウムが何を考えているのか、俺には皆目検討もつかない。 (339) 2021/05/03(Mon) 1:22:37 |
ヌンキは、『俺やっぱ天使失格かな……』と思った。 (a120) 2021/05/03(Mon) 1:25:20 |
【人】 侵されし者 ヌンキ>>365 メレフ 「どんな可能性もかぁ……。 なら、今度が俺が君たちのところに行けたら良いのにね」 それは絶対に叶うことのないものだ。 自分には世界を超えてどこかに行く力などないのだから。 「はは、そんなの最初から知ってたよ。 それでも良いから傷つけてくれと頼んだのは俺なんだ」 それは自己防衛本能のようなものだった。 今ではそれがなんとなくわかっている。 それでも優しく、愛を教えてくれた貴方にとても感謝している。 礼を言わねばならないのはこちらの方だ。 「でも、最後の最後に1回だけ……」 甘えさせてくれと告げて涙を流した。 キファの前では弱さを見せたくなかった。 寂しさも弱さも見せてもいいと思えたのは、貴方だけだ。 (370) 2021/05/03(Mon) 15:46:41 |
【人】 侵されし者 ヌンキ>>368 カウス 「おや、本当かい? 君なら良い恋が出来るさ、応援しているよ」 自分が祝福する、とは言わなかった。 言えば、上手くいくものもいかなくなるような気がしてしまったからだ。 「俺ももしバンダナを外せる日がきたら、君のことを思い出すよ。 でも……『silly billy』を警戒している間は毎日思い出しそうな気がするな」 貴方との約束を果たすことは、生きる目的の一つになっていた。 だからここで何もせずに消えるわけにはいかない。 もう十分救われているのだ、自分は。 貴方の優しい願いも、そのうちの一つの力になっていた。 (372) 2021/05/03(Mon) 16:03:05 |
【人】 侵されし者 ヌンキ>>369 >>371 ブラキ 貴方と手をつないだまま、素直に目を閉じる。 頭を真っ白にして。 考える。 ――ヌンキは、何が見たい? 「自由な世界を」 それは誰かの命令を聞くだけのものでなく。 ――ヌンキは、何が聴きたい? 「幸せそうな、笑い声を」 それは背中から突き刺すような言葉ではなく。 ――ヌンキは、何を伝えたい? 「誰しも愛し愛される権利はあるのだと」 それは罪を背負っても誰かから縛られるものではなく。 ――ヌンキは、何をしたい? 「誰からも認められる、騎士でありたい」 その強さがあれば、全てを護れると思うから。 → (374) 2021/05/03(Mon) 16:31:35 |
【人】 新しき世界 ヌンキ>>389 メレフ 「俺は見たことないけど……」 さも当然という風に言われてしまうと、本当にそうな気がしてきて泣きながら笑った。 本当に、そんな日が来たら良いのにと思う。 そうしたらまた、キファや皆と話が出来る日も来るのかもしれない。 勿論これは、現実の世界の皆は別の人間だということを知らない考えなのだが。 「……っ、うん。 これでこの呪いがなければよかったんだけど、ね」 背中を叩く手が温かくて、また目の前が滲んだ。 この涙は悪いものではないと言うことは自分でもわかっているから、流れるのを止めることはない。 それでも涙が落ち着けば、はにかんだような笑みを浮かべ貴方から離れるだろう。 「ありがとう、メレフ。 またいつか……何処かで会える日がくるといいね」 そうしてまた、貴方の援助をもらって歩き出すのだ。 (401) 2021/05/03(Mon) 21:02:35 |
【人】 新しき世界 ヌンキ>>406 サダル 「おや、わざわざすまないね。ギルドカードか……ええと」 ポケットに仕舞っていたギルドカードを取り出し、貴方の名前を確認する。 確かにそこにギルドと名前が一致して、なるほど、と頷いた。 「確かにここに名前があるね。 俺は流星騎士団のヌンキ、……憧れになるようなことをした覚えはないけれど……ありがとう。握手くらいならお安い御用だよ」 自分が居ましていることは、貴族として、騎士として当然の責務。 ノブレス・オブリージュだ。 それでも憧れと言われれば悪い気はしない。快く握手に応じようと右手を差し出すだろう。 貴方の演技には微塵も気づいて居ない様子だ。 (411) 2021/05/03(Mon) 21:45:29 |
【人】 新しき世界 ヌンキ>>414 サダル 「どういたしまして。 ペンかい? もちろんそれは持ってるけれど、書く物が―――」 ペンを取り出そうとして、気づく。 同じペンを2本持っていることに。 そして何故だか、1本を貴方に返さなければならないと、そう思った。 「……失礼。 よくわからないけれど、君のペンを持っていたようだ。 これは、君に返しておくよ」 あの日、共に雑貨屋に行ったこと。 お揃いのペンを買ってもらったこと。 がんばり団を組んだこと。 何一つ覚えてはいない。 だけど、あれがあったからこそ、貴方に幸せになってほしいと思ったヌンキがここにいる。 この揃いのペンは、きっと……その証明なのだろう。 (418) 2021/05/03(Mon) 22:09:22 |
【人】 新しき世界 ヌンキ>>436 サダル 「へぇ、君は物知りだね。 俺はそんな事、考えたこともなかったよ」 あなたのペンを手渡せば、差し出されたスケッチブックを受け取った。 何を思ってこれを抱いていたのだろうか。 少しだけよれてしまっているそれを見れば、思わざるを得ない。 「思い出か……。 それなら沢山の言葉を書いていかなくてはいけないね」 なぜだか思い出せない物がたくさんあるけれど。 言の葉が、積もり積もるように、 思い出もこのペンに溜まっていきますように。 そのようなことを考えながら、スケッチブックに自分の名を綴る。 Nunki Sagittarius ――と。 (445) 2021/05/04(Tue) 0:21:19 |
【人】 新しき世界 ヌンキ>>458 サダル 「自慢になるようなものかはわからないが……そうしてくれるとありがたい、かな」 自分が書いたものを大事にしてくれるのであれば嬉しい。 少しだけ照れくさそうにしつつも、食事や羊の事を聞けばと大きく頷くだろう。 「……? こちらこそ」 突然スケッチブックに書かれたお礼。そして不思議とスペースが空けられた部分を見てきょとんと首を傾げた。 ふいに、去っていく貴方の背を見ると、愛しいような、寂しいような、悲しいような……色んな気持ちでいっぱいになった。 それがどうしてだかわからないけれど、胸が苦しかった。 「サダル! またいつか会おう」 引き止めることはしない。 小さくなっていく背をみつめながら、そう声をかける。 きっとこれで間違いはないはずだ。 (472) 2021/05/04(Tue) 11:52:35 |
【人】 新しき世界 ヌンキ―――これは記憶を無くす前のこと。 「よし……ここに置いておけば、彼は気づいてくれるだろうか」 面と向かっては話せそうにない思いを綴った手紙。 ラサルハグが気づいてくれそうな場所 (任意です) ――最後に届くといいなと願いながら。 (473) 2021/05/04(Tue) 12:39:05 |
(a157) 2021/05/04(Tue) 17:41:11 |
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