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【赤】 眼科医 紫川 誠丞[体の相性も合うけれど、好きだとか愛してるの延長線上にある盲目気味の自分を、彼の虜だと表現したつもりでいた。誤解を招きかねない文脈だったと思い至らないが、嘘偽りない本心とはいえ、陳腐にも聞こえる台詞を紡いだ自覚はあった。 それを笑う訳でもなく、彼が黙ったまま動きを止める。 一体何を考えているのか、……そもそも聞こえていなくて呆けているだけなのか、考え得る可能性が浮かんでは消えていく。話したいから口を動かすのに、頭を働かせた彼の思考がどこに転ぶのか予想出来ない。 頭の中を覗くことも、思考回路を手繰ることも。 誰にも出来ないと分かってはいる] ふ、……はあっ、はは……駄目なのか。 でも君も、自分で……っ動いてる、だろ? 馬鹿になってる瑠威も可愛いから……、 ……もっと馬鹿になってくれよ。 [少し腰を揺する度に、途切れ途切れの甘ったるい嬌声が彼の唇から溢れた。素直に快感を得ようとして子供のようにぐずる姿が、可愛くて愛おしくて、同時に安堵を覚える。彼につられて馬鹿になった素振りで、弾む息に機嫌良さげな笑い声が混じった。 実際はセックスを始める前──そもそも転院する以前から。とっくの昔に、自分はある意味馬鹿になっているのだが] (*0) 2022/05/23(Mon) 0:33:16 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[ぐずる彼が可愛いとは言っても、意地悪く与えずにいられるほど歪んでいなければ、もっと奥まで繋がりたいのは私も同じで。涙声を口付けで塞ぎながら侵犯を深めて腹の奥を抉り、欲望に従って彼の言葉に応えた。 彼の痴態でどろどろに頭が溶ける。 自制心や理性が削ぎ落とされた後に残ったのは、彼の胎内の最奥で果てたいという原始的な欲求で。男だから孕みはしないのに中に注ぐことしか考えられず、思考の破綻を自覚出来る余裕もない] っは、…………あぁ、 私も────、 [ほとんど意味のある音を発せないで、嗚咽の断片めいた声を殺す。絶頂への階段を駆け上がるように律動を早め、震える背中を抱き締めた。どくりと脈打った熱が吐き出す白濁を、一滴残らず絞り取るような容赦無い収縮の余韻が続き、堪らず呻く] (*1) 2022/05/23(Mon) 0:33:41 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[びくびくと打ち震える脈動を埋めたまま、荒い呼吸を繰り返す。満ち足りた感覚と、どっと押し寄せてきた疲労感が心地良い怠さを運んで来る。重い腕を彼に巻き付けて、寄り添ったまま暫くは呼吸を整える] はあ、…………っは、ぁ……、っ …………だいじょうぶ、か? [あまり大丈夫だとは思えないけれど、働かない頭で言えるのはそれぐらいで。口付けようとするが、ぐったりと項垂れているなら首筋あたりに唇を押し当てて。 細い身体を支えながら、ゆっくりとシーツに横たわらせようとする] (*2) 2022/05/23(Mon) 0:34:00 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[身体は疲れているのに神経は昂っていて、思い出したように睡魔が凭れかかって来るのに、頭は冴えているような妙な感覚。長年片想いしていた相手と結ばれたのだから、興奮が落ち着かないのも無理はないのか。 と、そこまで考えて何か引っ掛かる。 ……私達は結ばれたのか? 彼の「好き」を疑う気持ちはないのだけれどまだ実感がない。 掴み所のない幸福感を抱いたまま、ぼんやりと彼の顔を眺める。こういう時、世の中の人達はどんな会話をするんだ。そもそも会話より休ませた方が良いんじゃないか……、そういえば左手は? 今までずっと意識の外だった怪我を、今更思い出す。 彼の左手を掬い、腕の傷を目視で確認して] ……無理させたな。君は休んだ方が良い [何か話し掛けられれば答えるけれど、ぐったりした様子なら そう声を掛ける。頭を撫でようとした色々な体液塗れの手が宙を彷徨い、やがて下す。代わりにキスをして薄ら口角を持ち上げる。 結局歯止めが効かなくて加減出来なかったし、腹の中には精液が入ったままだ。かなり負担をかけてしまった。彼が眠るまで横にいるつもりで隣に並ぶ*] (*3) 2022/05/23(Mon) 0:34:16 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[そろそろお互い体力的に問題だろうし、自分が勃たなくなるのでは……と思っていたが。まだ臨戦体勢のままでいる事実に驚きながら、引き抜いてしまうのが惜しくて後回しにする。今日初めて抱き合ったのに、元々私の一部だったかのように馴染んでいるのが心地良くて。物理的な相性というより、精神的な充足が大きいのかもしれない。 彼の返事が無くても、疲労や喉の酷使の所為で声が出ないのだろうと思った。重いだけの腕を回し、背後にくっついて人肌を享受していると、時間差で返事を貰う。 「良かった」と溢すと同時に、比喩表現に小さく笑う。死にそう、なんて。彼が言うとどうしても悪い冗談に聞こえ、軽い拒絶反応を覚えてしまいそうな単語だが。 ……今は不思議と笑える。 感想を言葉にしようとして、彼が身体を捩った拍子に頭から抜け落ちた。少し腕を浮かせて待てば、今の動作で疲弊したらしい彼と目が合う。重い瞼が繰り返し瞬く] 気持ち良かった。性欲だけじゃなくて、 ……満たされた、と言えばいいのか。 大丈夫、寝る。 ただ今は目が冴えてるだけ…………、うん。 (*10) 2022/05/23(Mon) 22:25:06 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[セックスがこんなに気持ち良いのだと、私は知らなかった。今までの行為は目的でしかなく、短絡的な欲望を発散する以外の意味を持たなかったから。 埋めた一部を引き抜こうとして呻く様子に、腰を引いて手伝おうとするが、思った程身体が動かなかった。ずるりと粘膜に擦られる感覚に身構え、栓の外れた入り口から滴る残滓を視線で追う] ありがとう……、? [外気に晒された熱を拭う面倒見の良さに、若干の疑問系を含んだお礼を言って] そういえば君に名前を呼ばれると、不思議な感じだ。 先生って呼ばれ慣れてるからかな。 [昔の知り合いの名前まで覚えていないだろう、という勝手な推測が生んだ驚きだ。おそらくは。 半ば独り言のように呟いた後、「る い」と意味もなく彼の名前を呼んだ。 さっきまで何を話したら良いのか、と考えていたのが嘘みたいに] (*11) 2022/05/23(Mon) 22:25:38 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[一度は彼の言いつけ通り瞼を閉じた。けれど眉間に皺を寄せ、いまいち眠気に身を委ねられずに時々目を開ける。何かをやりっ放しで放置したまま睡眠を優先する、……という状況が少し落ち着かないだけだ。きっと。 そっと目の前を窺うと、寝たと思っていた彼が此方を見ていて視線を泳がせる] 寝る、……寝るよ、おやすみ。 [わしゃりと長い前髪を乱し、緩やかに撫でる。ベタついた手だからと先程は躊躇したけれど、……まあいいだろう。 そのうち指先すら重いような睡魔に引き摺られ、大人しく眠りに沈んだ] (*12) 2022/05/23(Mon) 22:25:49 |
【人】 眼科医 紫川 誠丞「そのうち結婚なさるんでしょう? 先生も」 [曖昧に返事をして、ペンを走らせる。 余白がほとんどない色紙に書く言葉を探し、ありきたり過ぎないかと頭を悩ませる時間。見慣れた外来の診察室で、隣には看護師……いや受付の事務員か、ぼんやりとした外郭の人間が暇そうに立っていて、私が書き終えるのを待っている。 書き上げた一枚を手渡す。機嫌良さげな、それでいて得意ではない類の好奇心の色を隠さず、相手が笑いかけてくる。その唇が動き、何かを言った。 ……こんな時は、無難なことを言っておくに限る] いや、結婚は…………どうでしょうね。 昔からずっと、好きな人がいるんです。 [口から出た言葉に、自分でぎくりとする。 身を乗り出してきた彼女が連ねる質問に、洗いざらい答えてしまう。そんなプライベートな話は職場の人間に聞かせるべきじゃないのに、自分の身体を制御出来ない。どうして。 笑顔を浮かべていた彼女が首を傾げる。 すっと表情が消えた双眸が、白衣の男を捉えた] 「先生は、……その人のどこが好きなんですか?」 (64) 2022/05/23(Mon) 22:26:50 |
【人】 眼科医 紫川 誠丞[彼女──だと思っていた輪郭が、声が。 次第に変質していき、気付けば目の前に「阿出川くん」が立っていた。 その空間の異常さに私は何の疑問も抱かず、咄嗟に腕を掴もうとした手が空を切る。 「会いたかった」と再会を喜んだが、何かがおかしい] 「……せんせぇー、なんで俺のこと好きなの?」 [時間の流れを置き去りにした、昔のままの彼が。 私に問い掛けてくる] (65) 2022/05/23(Mon) 22:27:08 |
【人】 眼科医 紫川 誠丞[「好き」な理由──なかなか難しい質問だ。 学生時代は特に 希薄な人間関係ばかり築いていたから 憧憬や親愛を拗らせただけだ、 彼の顔が男にしては綺麗で可愛かったからだ、とか。 そう考えて、彼に似ている要素がある人なら 好きになれるんじゃないかとも思ったが駄目だった。 性格、立ち振る舞い、外見。 言葉にすると淡白で説得力に欠けるように思えて 記憶を遡り、好きだと思った瞬間を順に思い起こせば、 あり過ぎて話し始めたらキリがないと気がついた。 そして、無数に候補は挙げられるが…… 例えば変わってしまったら冷めてしまうような、 決定的な「何か」は見つけられそうもない。 要素が欠けたら興味が無くなるかと聞かれれば、違う。 かといって「馬鹿」になりきった、 彼の見た目をした人形を可愛がりたい訳でもない。 ……好きでいることが当たり前過ぎて 今までずっと、理由を考えたことも無かった] (66) 2022/05/23(Mon) 22:27:40 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[──近くの体温に擦り寄り、眠りの浅瀬を揺蕩う。 やけにリアルに感じる人肌。はっと目を覚ます] ────……、 [寝ぼけ眼に、見慣れない景色が広がっている。 そういえば此処は孤島病院で、眠る前の出来事を朧げに思い出す。意識がはっきりして一番最初に気になるのは彼の居場所だ。それから今は何時なのかと部屋を見回すが時計が無い。左手にも当然腕時計はない] (*13) 2022/05/23(Mon) 22:28:47 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[隣の彼の様子を窺う。 まだ眠っているなら、そのまま寝かせておく。 あちこちベタついた身体を起こし、病室を見渡す。 ……喉が渇いた。 そういえば患者の世話も担当医の仕事なのだから、ここでじっとしていたら干からびてしまう。ベットの端で半分ずり落ちているシーツを彼の素肌に掛け、外を出歩けない格好のまま水を探しに行くだろう。 色々話さなきゃならない事もあるのだけれど*] (*14) 2022/05/23(Mon) 22:30:00 |
眼科医 紫川 誠丞は、メモを貼った。 (a6) 2022/05/23(Mon) 22:36:02 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[彼が口にする、少し舌足らずで甘ったるい響きの「先生」も嫌いじゃない。むしろ好きだった。同意を求めるような言い回しに、時間差で返事をする。私の願望を彼から提案されると思っていなかったので] ……、……もちろん。私も同じことを考えてた。 君に先生と呼ばれるのも好きだけど。 名前だと、特別になった心地がして嬉しいよ。 ただ慣れないというか、擽ったいのかもな。 [別にふたりきりの時以外も、名前で呼んでくれても良い。付け加えようとした言葉を飲み込んで、緩く微笑むだけに留める。私以外の第三者が存在する時は、此処を出た時だろう。泥濘のような疲労を言い訳にし、想像するのを止める。 先生以外の関係と聞いて、恋人しか思い浮かばない程度には気持ちが浮ついていた。好意的な台詞の応酬が、リップサービスではないと思っていたからこそ。だから関係性について明言しなかった] (*19) 2022/05/25(Wed) 1:18:40 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[──彼の言葉を真に受けてはいけない。 病院で「夜風に当たっている」姿を見て、彼から目を離してはいけないと思った。本人にその気はなかったとしても、自然と自死に引き寄せられるなら自分が止めなければ。 その行動が正しいとか、間違ってるとか関係無く。 ……そう思い詰めていた癖に、彼の隣でまんまと惰眠を貪っていた。呑気に夢を見ていたのは気が緩んでいたからかもしれない。 狸寝入りとは気が付かず、擦り寄る寝顔を見つめて表情筋を緩ませた。もう一眠りしたい欲に駆られるが、世話役としての仕事があるので思い留まる。隣を抜け出して背を向けたが] ……、起こしたか?悪いな。 [掠れた声色に手繰られ、振り返って「おはよう」と挨拶をする。床に捨て置かれた冷たいバスタオルが視界に入り、全裸よりはまだ良いかと腰に巻いておく。此処に来てから、自分の中の許容範囲がどんどん広がっている気がする] (*20) 2022/05/25(Wed) 1:18:49 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[掠れてざらついた奥の色までは気取れないけれど。寝坊助が振り返ったら起き上がっている、その些細な違和感が無意識下で引っかかり、近くまで戻ってベッドの端に座る] 水を取りに行こうと思って。 この部屋か、……無ければ給湯室か自販機に行くよ。 まあこの格好のままじゃ外には行けないが。 ……──そういえば、説明してなかったと思うけど。 この病院の形態はちょっと特殊で、…… 専門的なことは勿論、患者の世話も担当医の仕事だ。 例えば食事や、風呂の準備もね。 (*21) 2022/05/25(Wed) 1:19:40 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞まあ、……表向きは公的な施設ではあるけれど、 実際は私達医者が、患者を選んでいる。 [この病室には、私以外の医師も看護師も来ない。 当然外部の人間も面会は許されていない。 まるで非現実的な業態だけれど、軽い説明をする] (*22) 2022/05/25(Wed) 1:19:50 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[彼の言う通り大人しく眠ったおかげで、それなりに頭がすっきりしている。「ひっどいかお」はある程度解消されている筈だけれど、彼はどうだろう。顔色を見て、観察に近い眼差しを向け] ……よく眠れた? 喉使い過ぎて、声枯れてるな。 [手を伸ばし、ぺたりと彼の頬に触れる*] (*23) 2022/05/25(Wed) 1:19:57 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[幻覚ではなく現実で事実だと、冷静な頭で理解しているが。「違う」とは即答出来なかった。どこか愉快げに見える彼を前に、冗談の軽さで笑い返せずに仏頂面のまま見つめる。手のひらに懐いた頬を慈しむように撫でながら。 さらりと暴露してから気付いたが、監禁と変わりない入院生活だと告げたようなものだ。飄々とした様子には少し面食らってしまう。 脱衣所で話した時、外に残してきた両親を気にしていた様子だったが。気掛かりな所はあれど、彼が構わないと言うならそれでいい。結局ここに留まる選択肢しか許可出来ないのに、あえて蒸し返して「駄目だ」と拒絶するのは……、避けたいことだった] ……私もこの話を知った時は、冗談だと思ったさ。 [彼にとっては此処が病院だろうが、そうでなかろうが、大差ないかもしれない。とはいえ彼の生活を制限する以上は、説明しておくべきだとも考える。 会員性SNSの存在を伝える代わりに、どうするか……] (*28) 2022/05/25(Wed) 6:01:16 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[彼の体調が心配で様子を窺ったが、近い距離で見つめ合うと少し心臓に悪い。私を映す瞳に惹きつけられる。「きもちいい」の甘やかな響きが情事の彼を連想させ、恋慕の色眼鏡が彼をそう見せるのか、それとも熱っぽさのせいなのか判断に困る] ……、……調子が良くてなにより。 でも熱っぽいのは心配だな。 平熱は低い方? そんなに昨日と変わりない気もするが、 あとで体温を測った方がいいね。 [「やけに可愛く言うんだな」という感想を零すよりも動揺が勝り、するりと視線が泳いだ。分かりにくい照れ方。 前髪を片手で引き浚うと、手のひらで額の温度を確かめる。正確性には欠けるので後で測りはするのだけど] (*29) 2022/05/25(Wed) 6:01:36 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[はじめは転院した体を貫く気でいたから、左眼のためだと話したが。入院理由の話をされ、ふと思い付く。 頬のまろみを辿っていた手指を解き、凭れ掛かる重みをベッドボードに託して、徐に立ち上がる。何か聞かれたら「見せたいものがある」だけで、部屋から出ないと答えるだろう。病室の隅に寄せ、布を掛けられた置物のひとつに近寄る。 背景に溶け込んでいたそのカバーを外して、] ……個人的な監禁で、ここまで用意するのは なかなか金が掛かり過ぎる話だと思わないか? これ一台で数百万はする。 [露出した検査機器を指し示す。何度も眼科に掛った彼なら見覚えがあるかもしれないが、興味が無ければ記憶にも残り難い置物だ。手続きの書類は手元にないので、幻覚を否定し得るものとして代わりに見せる] (*30) 2022/05/25(Wed) 6:04:10 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞この病院のスポンサーは相当の金持ちらしい。 文面だけのやりとりで直接会ったことはないが……、 私と似た目的の為に病院を設立した、と聞いた。 入院費の請求を私達が受けることはないし、 医者にも給料が支払われる契約……のはずだ。 …………まあ、信じ難い話だとは思う。 私ですら夢なんじゃないかと、時々過ぎるくらいだ。 いくら担保すると言われても初日じゃ判断出来ない。 [患者側にとっては監禁と変わらないだろうから、幻覚という認識でも構わないのだが。どこからか内情が漏れてしまい業務禁止処分……だとか。ある日唐突に終わる可能性があるなら、ほとんど幻のようなものだとも思い始める] (*31) 2022/05/25(Wed) 6:04:25 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞だから──……質問に話を戻すと、だ。 手続き的な転院理由は左眼だったとしても、 実際の入院期間は、担当医の匙加減で決まる。 もしくは、…………此処が閉院する時か? [彼の判断はどうであれ、説明材料に使えそうな物証は現状これくらいしかない。検査を始める訳じゃないので元通りに整えたら、彼の隣に戻るつもりだ*] (*32) 2022/05/25(Wed) 6:04:41 |
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