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【人】 マジシャン 夜長[そうして] …新居はキングサイズのベッドでどうだ。 [ちゅっと唇にキスをすれば いや少し小さめのベッドの方が 肩を寄せ合い、睦み合えるだろうか。とたくらみながら、まず共に暮らす場所について考えたとき、大事な二人の場所について相談を持ち掛けただろう。肩を抱いて、 結婚指輪は、一緒に選びにいこうな。と囁いたのはそのすぐあと。 彼の薬指をさする指は、愛おしさを込めて、輪を作った*] (141) 2021/01/12(Tue) 0:29:43 |
【人】 マジシャン 夜長― 仕事帰り ― [息を吐けば、寒さが白く出る日々。 彼はマフラーを気に入ってくれただろうか。 首元が寒さを訴えるたびに考える>>145寂しいと少しでも>>144思ってくれているだろうか。そんな事を考えて自虐に笑った。寂しがらせるなんてもっての他だと分かっているのに。けど、彼の事だからきっと寂しがってくれているだろう。 それを嬉しいと思ってしまう自分が居た。 嗚呼、浅ましいな――。 早く一緒に暮らしたい。 一緒に暮らすことでこんな浅ましい自分も知られる事になるとしても、もっと彼を知りたい。彼を抱きしめて過ごす時間を増やし、寂しい思いをさせる時間を減らせればいい。暮らし過ごす上で見える彼の横顔に自分はまたきっと恋をする。 彼が自分だけに赦してくれる顔が 愛おしくて堪らない。] (157) 2021/01/12(Tue) 7:18:15 |
【人】 マジシャン 夜長[携帯端末が振動を届けてくれた。 開けば愛おしく、ずっと考えているひとからのメッセージ。誘われたのだと気づけば、ほっと笑い>>145街中で目を閉じた。彼との距離がまた少し縮まったそんな気がして、嬉しかった。こうやってゆっくりとだが、確実に自分たちの関係は変わっていくのだろう。 其れが、嬉しくて幸せで] ……もう離さないからな。 [覚悟しておけ。と 彼の未来を予約して、呼び出しをしてくれた彼の家に向かおう。一緒に暮らすその日の為に。家具のカタログ雑誌を片手に持っていけば、まだ新居も決まっていないのに気が早すぎると怒られるだろうか。 それとも笑ってくれるだろうか――] (158) 2021/01/12(Tue) 7:18:40 |
【人】 マジシャン 夜長…?なぜシングルが必要なんだ。 [さされた釘の意味を理解せず、 口づけを離せば、首を傾げた。>>148流石に毎晩事に及ぶ気はない。いや、毎晩できるのならやってしまいそうだが、お互いに仕事もある身自制は心掛けるつもりだったし、何より、穏やかに過ごす時間も好きなのだ。言い張る理由は分からなかったが、] いいよ、シングルも買おう。 となると大き目の家がいいよな。 [真面目な顔につんつんと指をさし。 それから、笑いかけて彼の願いを聞いたのは、シングルのベッドで二人抱き合うのもありだな。>>148と思ったから。此方がこんな思考では、彼の危機管理がうまくいったかは定かではないが。 こうして一つずつ二人の未来について 考えていくのが嬉しくて] (159) 2021/01/12(Tue) 7:19:12 |
【人】 マジシャン 夜長………。 [目を伏せて、噛みしめる彼に 声が出なかった。本当に彼は此方を幸せにする天才だ。手に装飾品はあまり付けられないという此方の事情を考えてくれていたのだろう。いざとなれば、首からぶら下げる気だったが、同じ場所、同じ薬指に彼がつけたいと思ってくれている気がして、抱きしめる片手を向け。 左手の薬指にと落ちる小さな口づけに 此方もまた手を取り] (160) 2021/01/12(Tue) 7:19:43 |
【人】 マジシャン 夜長[そうして] なら、指輪に互いの名前を彫ったやつがいいな。 [シンプルだけど。 互いをくっつけると名前が浮かびあがる。 そんなものがいい。どうだろう。と彼に問いかけ、 倖せそうに微笑みながら、その手を引いて縺れ込めば唇を奪った*] (161) 2021/01/12(Tue) 7:22:03 |
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