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【人】 文字食う紙魚 蛇神 阿門掲示を見た後に、深呼吸。 ゆっくりと不自然ないように周りに視線を巡らせて。 ああ、なるほどというふうに深く頷いた。 「どうりで応対が浮世離れしてるわけだ、どちらも。 ……喉かわいたな。お茶もいいんだが、自販機行ってくるか。 何かほしいやつはいるか?」 (34) 2022/02/01(Tue) 0:16:04 |
【人】 文字食う紙魚 蛇神 阿門>>35 偉智 「べつに言いつけてくれていいのに」 軽く言ってはいるが提案を退けたりはしない。 その場の面々のリクエストを聞いてから、目線で一緒に行くよと合図した。 廊下の方まで出ると、はしのほうに自販機スペースがある。 そっちの方まで世間話程度に足を運ぶ形になるだろう。 (37) 2022/02/01(Tue) 0:44:38 |
【人】 文字食う紙魚 蛇神 阿門>>38 偉智 「体動かしてる連中もいるみたいだしな」 スポーツドリンクなんかいいかもしれない。 薄暗いの廊下の奥まで歩いていって、何本かずつ買っていく。 表に顔を出している人間のぶん、だけ買うとおもったより荷物になった。 「ビニール袋とか、持ってくればよかったかな」 (41) 2022/02/01(Tue) 7:38:15 |
【人】 文字食う紙魚 蛇神 阿門>>45 偉智 手元から佩けて相手の荷物になったぶんはそのままに。 都合15本、結構な荷物になったペットボトルを抱えて、部屋の方までの道を行く。 何気ない一日のやりとりとして終わりかけたところで、ふいに顔を上げた。 「お前は。 元の学校に帰ったら、今は何がしたい?」 (46) 2022/02/01(Tue) 16:56:01 |
【人】 文字食う紙魚 蛇神 阿門>>47 偉智 「なんか意外だな。偉智はそういうのしっかりしてそうに見えた。 結構体が弱かったりするのか、ああ。寒がってたりもしたしな。 ……まあ言えないことを無理に言わなくていいんだが」 軽い世間話のように口にしてしまってから、"秘密"の存在に思い至る。 あまり探ろうとしない相手だからこそ、逆に意識が薄れたのかもしれない。 「人助け、というとなんか信ぴょう性のない話には成るが。 昔クラスに残留邦人だったやつがいてな。 そういう話を聞いたのがきっかけで、世の中が公平じゃないのを知った。 "なにか"のあったとき、そういう人間の話を平等に聞ける場を作りたい、かな」 (48) 2022/02/01(Tue) 18:57:38 |
【人】 文字食う紙魚 蛇神 阿門>>49 偉智 「新しいこと、環境入るってのはそれだけで体力使うしな。 まあでもやりたいことにアクセスできるうちにしといたほうが良いってのは、俺も思う。 迷ってられる時間てのは……案外短いんだよな」 ゆらゆらと揺られるような言葉のリズムは、決して居心地の悪いものじゃなかった。 ふだんのきびきびしたそれよりも歩調を緩めて、廊下を進んでいく。 どこか独特な物言いは、噛み砕くのに時間はかかったが――きっとそれが相手の本質なんだろう。 「目に見えるところまでやってこないと、そういうのは気づけない。 だからどうにかしようと思うと、こっちから出向くしかなくて、……。 ……ああ、部屋ついたな」 話の区切りがついたところで、顔を上げる。 部屋に戻ったら、抱えたペットボトルをそれぞれ置いたり、 レクリエーションルームにスポーツドリンクを届けたりなんかしただろう。 (51) 2022/02/01(Tue) 20:00:25 |
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