【人】 若者 ミスミーカウンター席ー あっ。はい、その、お邪魔します…。 [近い近い危ない。 カウンターから仕掛け絵本のように身を乗り出してきた人影>>168も、勢いだけはあるように感じたが改めてみるとそこまででもなく。 示された黒板に躍る文字を見上げつつ] ……へえ、自由なんですね。 でも作る方は大変じゃないですか? 好き嫌いもだけど、アレルギーとか、宗教とか [アレルギーは日本にいる時も良く聞いたが、宗教食が気になるようになったのは日本を出てからだ。 日本にも精進料理は存在するし、帰ってきたら随分とハラル対応の表示を見るようになったけれど昔はそうでもなかったように思う] (245) 2023/03/03(Fri) 21:03:17 |
【人】 若者 ミスミはい…? [ほろりと落ちてきた三文字>>285は確かに自分の苗字だが、谺であるはずもなく。 誰か昔の知り合いでもいただろうかと軽く店内を見回す。 もうあの店がなくなってから短くはない年月が経っているのに、その三文字を覚えていてくれる人がまだいるのだろうか。 たとえば、誰かの舌の記憶>>178のなかに。 たとえば、古い写真>>256のなかに。 もしかしたら、こちらをじっと見ていた瞳の奥に。 ばあちゃんが知ったら何て言うだろう。 やぁだこんなハイカラな店でうちの話なんて照れちまうよ!、なんて言うのだろうか] あー… [今日も結局新しいおしぼり>>157をもらわなくてはならない気がしてきた] (306) 2023/03/03(Fri) 22:36:07 |
【人】 若者 ミスミ[カウンターの中から声をかけてくれた白いリボンのその人>>317の一言は、見事に涙腺を直撃した。 アリスじゃないんだからこんなにたっぷり泣かなくてもいいだろうに、それでももう近いうちに店が道になって7年めに差し掛かろうとしている今でもあの紺の暖簾を覚えていてくれる人がいるのかとおもったら、もう、もう] ばあちゃんの店を、おぼえててくれて、ありがと、ございます。 [ぐずぐずと、真っ赤な目は花粉症のせいなどではない。 サイダー、と確認されたオーダーに首を縦に振りかけ] さ、サイダーじゃなくてシードル!ください! [そうだ、ここはもう日本だ。 サイダーを頼んでもマグナーズじゃなくてレモネードが出てくる国だと言うことを思い出して、泣きっ面のまま慌ててオーダーを訂正した*] (341) 2023/03/03(Fri) 23:30:47 |
【人】 若者 ミスミおしぼりください…。 [ぐずぐずと泣きながらもちゃっかり注文をつけるアリスもとい成人男子がこちらになります。 完全におねえさん>>368の顔が動揺している。 それはそうだろう、毎度ご迷惑をおかけして申し訳ない。 15年前後前の時点で低学年>>369なら自分よりは年上と思われる。 今思えば、ランチが終わって夕飯時になるまでの間の時間は確かに店にちらほら子供客の姿があった。 かく言う自分もカウンターでよくいろんなものを食べていたのだが、恐らく規格外の野菜やら何やらを善意で安く分けてくれる商店街の旦那衆たちのおかげでこども食堂>>370じみたことができていたのだろう] …ばあちゃんらしいなぁ。 (396) 2023/03/04(Sat) 1:14:03 |
【人】 若者 ミスミ[シードルの金色の泡が細く立ち上るたびにひとつ、またひとつと思い出される思い出。 オレンジのうさぎが飾られたグラスを傾ければほんのり大人びたりんごの香り] …しみる…。 [口の中に傷があるわけでもなければ口内炎があるわけでもない。 目の前に出てきた蕪のサラダは希望通りの塩味系。 泣いて塩分が足りなくなった体にその旨みと塩味が程よくしみた。 そのサラダが半分になった頃、熱々のミルフィーユ焼>>371がやってくる。 フォークを入れれば金色の糸が長く、その下から溢れてくる野菜と肉のジューシーな薫り。 火傷しないように程よく冷まして口に運べばチーズの旨みと共に肉やトマトの旨みを蓄えた茄子ととろけるようなズッキーニ、芽キャベツのいい食感がたまらなくてうれしい悲鳴をあげるしかない**] パンもくださぁい…! (397) 2023/03/04(Sat) 1:15:18 |
(a49) 2023/03/04(Sat) 1:17:34 |
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