【人】 帰宅部 津崎絵音[ グループの中なら何も伏せずに喋れるんだろうけど、 どうしたものか、真面目な話を躊躇う理由があった。 参加者一覧に乗る一人、 存在に気づいて以降気に掛ける余裕も無かったかつての妹分。 冷静さを失っていた癖によく覚えている。 あれ、お前の声だろ秋氏Bあいつって誰なんだよ。>>229 無邪気に語られたピアノへの気持ち>>0:620 切っ掛けも想いも自分と同じで、 一層に彼女が可愛く思えた記憶。 なんで二人共、こんなに変わっちゃったんだろうか。 離れた彼女を追い掛けることもなく、>>0:616 完全に繋がりが絶たれたのは自分自身のせいで。>>0:617 今ではこちらが逃げていた。 ] (243) 2022/10/15(Sat) 21:30:32 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ 夏実からもそうだ。 この高校に通う筈がなかった二人は、一年前出会い。>>0:621 息が詰まる心地で立ち尽くす、妹と自分の馴染みの後輩へ 笑顔で名前を呼び、再会を喜んできた。 よくあると言えばそう、けれど理想と違う夏実の現在。 少しの陰も差していないように見える語り部の姿が ──憎くすら感じたのだ、オレは。 母のお気に入りだった夏実は明るく、才能に溢れ、理知的だ。 幼い頃、発表会で初めて会った時も 紹介される前に「絵音くん」と呼ばれて驚いた。 勿論母が話していたから初対面で呼べたのだろうが、 家庭の話をする程好かれそして記憶していたのは夏実。 惨めな自分をこんな光のような人間に見られたくない。 もしかしたら教室を閉めた理由とオレの現在も 彼女の中では語られずとも結びついているのかもしれない。 ] (244) 2022/10/15(Sat) 21:31:16 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ それからすぐ、見つけては逃げ回るようになった。 声を掛けられて、聞こえないふりをして去ったこともある。 罵詈雑言なんて吐けないよ。 自分の全てがあいつに負けてるって分かっていたら。 夏実のことだから、多分それでもオレを嫌いにはなってない 今の彼女は忙しいし、周りに沢山人がいる だから逃げていく昔の弟分なんて、構えなくなっただけだろう。 そんな誰にでも愛される少女が 無気力に自堕落になっていた落伍者に願いを抱かせた。 あの笑顔の下にある哀れみを思い描くと吐き気がする。 同じことを他の、昔を知る奴らからも想像してしまう。 無意味な死体同然なら、 本当に墓の下で眠れればよかったんだ。 誰もオレを見ないでくれ、忘れてくれ。 大多数を変えるのが困難なら──* (246) 2022/10/15(Sat) 21:35:26 |
【人】 帰宅部 津崎絵音……まあ、オレは使わないけどね 弾きたい時に弾きたいよな、やっぱり じゃ、その未来の為には勉強も頑張らないとな [ 今は、とは心の中で付け足した。 相手が千葉じゃなかったら、全てが胸に秘められたかも。 嫌なこと言ったのは事実だから、 普通に謝罪を受け止めてもいいのに。 目つきで誤解されそうって勝手に思ってるけど>>255 実際嫌味なく凄い素直な奴、というのは勝手な評価。 まだまだ遠い話だが、良い物件が見つかるといい。 学力はどんなものだったか、ちょっと今は思い出せないけど 多分大学に行って、また音楽のサークルに入ったりとか するのだろうかと他人事のように想像していた。 ] (274) 2022/10/15(Sat) 22:58:49 |
【人】 帰宅部 津崎絵音繊細、か……千葉にも色々あるんだな [ 呆れなんてしない。相槌を打つ様は静かだ。 ただ、千葉のことは跳ね除けたくならないだけで 夏実とはまた違う眩しい存在でこちら側ではないと 夢を聞いた時同様に思っただけ。 浮かぶ願いが無い人間は人間で、悩むものらしい。 それはまるで神様に試されているみたいだ。 やっぱりあれをただの幽霊だなんて思えない。] “アレ”の期待には応えられないのかもしれないけど 時間切れで今のままずるずると、は避けたいな なんかオレ達、真逆? [ いつもなら繊細な内面とやらについて>>257 からかったり、詳しく聞こうとするわけだけど どうもそうする気にはならず。 続かない言葉の先を促さない、心にも留めない。 共感を示してくれているから、 有意義の三文字が示す大雑把さにでも何か思ったのかと考えた。 そこは自分でも残りの時間何をするか、迷っていたし。 秘めるものの一片を晒した自覚は芽生えなかった。 ] (275) 2022/10/15(Sat) 22:59:05 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ それでも、色々剥げかけてるのは分かる。 馬鹿なこと話しながら戯けるのは出来るけど 核心に触れる話で自分誤魔化すの得意じゃないのかも。 それか、千葉が不躾に踏み込んでこないから 警戒心みたいなのが失せてるのだろうか。 と、考えつつその優しさに頷いた時>>258 ──盛大に腹の音が鳴り響いた。 ]……とりあえず今は、飯食うのが一番有意義っぽい [ コンビニで朝食買ってくるの忘れたわ。 購買はもう開いてはいるが、始業に間に合うかどうかが問題。 行ってくる、と千葉に挨拶し 教室から財布を持ち出し急いで向かうことにした。* ] (276) 2022/10/15(Sat) 22:59:23 |
帰宅部 津崎絵音は、メモを貼った。 (a35) 2022/10/15(Sat) 23:01:32 |
【人】 帰宅部 津崎絵音音楽大学か専門? 一般入試が無くて実技試験だけのところを選べばいけるな 面接はどうしたって避けられないけど [ なるほど、普通高校から進路に向けた場所に進学するパターン。 自分とは違う為に見落としていたらしい。 本当は将来について考え始めなきゃいけない時期なんだよなぁ。 そう思うと、つい真面目に助言してしまった。 昔は音楽関係の学校についてよく調べて、 自分とは無関係の学科のことまで多少知識として得ている。 因みにこちらはお察しなんで、千葉の成績を覚えてたら>>286 一般入試もいけるじゃんお前はとか言ったのだろうが 実際のところ底辺から見上げて良く見えてる部分はある。 ] (323) 2022/10/16(Sun) 1:19:13 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ 購買が開いてるかと最初は思っていたが>>276 すぐ開いてないことに気づき、千葉に見送られて>>288 笑うなとか怒る余裕無いから やけくそで頑張りますと言って走りましたとも。 まあ間に合いませんわそんなの。 登校時に寄れなかった場所に遅刻覚悟でUターンして行くのは 中々悔しかったです。おかしい、日常だった筈なのに。 あいさつ運動の風紀委員がいたら滅茶苦茶気まずかったが 時間的にはどうか分からない。 朝の内に合計四回校門を通るところなんて見られたくないので いなかったら走りながら安心したことだろう。 間に合ったか?言わせんな想像通りだよ。* ] (325) 2022/10/16(Sun) 1:19:56 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ 因みに日常だったのは、Uターンではなく遅刻です。>>325 こんなこと日常であってたまるかよ。 それからはふつーに過ごしたんじゃないかなオレは。 居眠りしないだけで、 たまにスマホを見て不可解そうにしたり悩んだりしていただけで。 起きてる分普段より誰にでも反応は良かったと思う。 ただ、放課後は帰宅部の癖に中々帰ろうとせずにいた。 ……どうしても離れ難いものがあったからだ。 まるで、小さい子供がぬいぐるみを手放さないみたいな心地。 救いの在り処から離れるのは、心細い。 帰り難いだけで、旧校舎に一人で行こうとはしない。 “神様”との約束は守らないと、 蜘蛛糸が登りきる前に千切れちゃうかもしれないし。 期日が終わるまでに自分自身が日和らないことを祈るばかりで。 その時点で、心が決まってるとは言い難い。 (330) 2022/10/16(Sun) 1:32:51 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ ああ、でもあいつはどうなるのかな。 なんて、アプリ越しにも話しかけられないでいる奴が思っても 無責任な心配でしかないんだ。 酔が冷めたように(飲酒経験はありません) 思い出した言葉の意味を、オレは今も知らない。 窓際一番後ろ、居眠りに格好の席で 変わっていく空の色を眺めていた。* ] (331) 2022/10/16(Sun) 1:34:41 |
帰宅部 津崎絵音は、メモを貼った。 (a38) 2022/10/16(Sun) 1:40:47 |
帰宅部 津崎絵音は、メモを貼った。 (a57) 2022/10/16(Sun) 15:58:59 |
【人】 帰宅部 津崎絵音── 放課後/2-C教室 ── [ 廊下から聞こえる足音も、意識の内には無い。 下校していく生徒の姿を見ているようで見ていない。 それでも名前を呼ばれれば、我に返るというものだ。>>510 窓の向こうを見つめることを止め、 目前に立ち並ぶ誰も座っていない幾つかの机を捉えた視線が、 ゆっくりとドアがある教室の右側へ移動して、 ああ、開いたままだったんだと思う余裕も無く>>508 ──声の主の姿を認識し、目を見張った。 今日一日、画面の文字列としてすら近寄れなかった相手が 気がついた時には既に境界の内側に。>>509 饒舌な軽口はおろか、自分からは声一つ発せられなかった。 ああ、しっかり姿を見たのは初めてかもしれない。 本当に姉に似ていない。 けれど、嬉しそうに駆け寄ってきた時の面影は今もそこに 勝手に見いだせてしまうものだから…… 今まで逃げていたことなんて、その瞬間は忘れてしまって。 ] (532) 2022/10/16(Sun) 18:33:21 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ 問いを、向けられてしまった。 その口調は昔に近いように感じられたのだけど、 やっぱりその声を、昨夜グラウンドで聞いた気がする。 なんて、お互い様だとは知らずに確信を強めながら。 低く喉で嗤った音は、聞こえてしまっただろうか。 ] …………、 [ 教室を辞めたことは母から知るしかなく、>>511 顔を合わせた時には慣れ親しんだ呼び方も変えられていて それでも優しく微笑んで、何も言わなかった「絵音さん」は 「秋氏vちゃん、と 小さい頃のようにはいかない距離感を分かっていながら 出来るだけあの頃のように、と接したものだった。 今は口許は覆い隠され、 自嘲気味の歪む笑みを見られることはない。 認識すらされたくなかったのにな。 夏実の時もそう、上手くはいかない。 本当に逃げるなら、学校を辞めるか死ぬべきだった。 ] (533) 2022/10/16(Sun) 18:34:10 |
【人】 帰宅部 津崎絵音神様のことだよ、秋 ……白くて綺麗な、ね [ 昔の口調に、違う呼び方。 素直なようで、曖昧な言葉で本当に聞きたいことを告げない。 そりゃ、心配だった年下の女子に先に会いに来られる先輩は 臆病で情けないにきまってる。 嫌われたくない想いもどこかにあるんだろう。 今のお前のこと何も分からなすぎて、 そっちも同じなんて思いもしなかったけど。>>512 ] 部活に行かなくていいの? 楽しんでるみたいだって、聞いてるけど [ そんなことすら他人に聞かなきゃ知らなかった奴が言うには お節介で、女子高生にとっては鬱陶しいかもしれない。 キモいと言われてもまあ、受け入れよう。 辛くなるまでは、逃げないように足を床に固定しておこう。 だって、この数日間が██だから。* ] (534) 2022/10/16(Sun) 18:35:45 |
帰宅部 津崎絵音は、メモを貼った。 (a60) 2022/10/16(Sun) 18:37:43 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ 楽しく過ごしているようで安心した。 兄らしく世話を焼いたつもりは、確かにあった。 かつてのように変わった呼び方、聞き落とすわけはない。 でも、ここにいるのは純粋で優しい兄貴分じゃない。 優しい問い掛けは、彼女が本当は何を聞きたいのか理解した為に 出来れば柔らかく接する内に出て行ってほしい、と 別の理由も含めたものだった。 願いで誰かを退けた先で普通に生きられるのか 何よりそこまで追い詰められている心は大丈夫なのか 死んだ未来のピアニストの残骸が懷く、親愛と心配。 自分を■へ走らせる部分に踏み込まれたくない防衛本能。 矛盾した感情が、この邂逅に苦を含ませる。 まるで両側から綱渡りをしているかのよう。 つまり衝突は避けられないことになるけど。 ] (588) 2022/10/16(Sun) 21:49:34 |
【人】 帰宅部 津崎絵音何もしなくてもテストでオール満点取れるようにして下さい、かな …………、って言ったら、信じる? [ いつもはもっと面白い冗談と上手い嘘をつくんだよ。本当に。 追い詰められているのが痛いほど分かる。 仮に秋獅ヘそんなつもりじゃなくても、触れるなら同じこと。 誰かに哀れみを向けられ、 社会的倫理と一般常識に基づき止められるなんて 絶対に許せない、耐えられない。 ましてや内容から何かに気づかれたら、……。 多分、母親からは才能よりプライドの高さを継いでるんだ。 だけどそんな風に聞かれた時点で、 きっともうどこかは駄目になってるんだ。 ] (589) 2022/10/16(Sun) 21:49:53 |
【人】 帰宅部 津崎絵音……秋獅煢エの声が聞こえていたんだね [ だからこちらも触れよう。 そうじゃなきゃ来ないだろ此処に。 声が低く変わってしまったのは、仕方ない。 いくらかつてのように呼ばれても>>559 どこか幼く問いかけてきても>>560 同じままでは、いられない。 どうしようもないくらいに変わり果てている。 他人の願いが気になるだけなら、 天ヶ瀬やらいるだろう親しい女子でいい筈だ。 お互い気まずい相手を選ぶことはない。 今更向き合い関係を戻したいと思える精神状態なのなら、 問題の相手が誰であれ、“あんなこと”を口にはしない。 秋獅ヘ気づくだろうか? あの誰かへの殺意めいた言葉をかつての兄貴分が聞いたと。 ] (590) 2022/10/16(Sun) 21:50:37 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ 何を思いその言葉を繰り返したのか、分かる筈がないけど>>557 蘇ったのは小さな手が懸命に奏でた聖なる曲。 今では祈りを捧げる対象は、救いを求める相手は まるでこちらを試しているようにも感じた白い幽霊。 秋獅烽ワた、そうなってしまったのだろうか。>558 ] お前をそこまで追い詰めたのは誰? [ 秋獅ェ答えるまで、何を返されるか分からない。>>556 人生においてはほんの数年。 子供にとってはとても長い時間。 離れすぎたことで、お互い何も分からなくなってしまった。 きっと、秘めたいことだけを両者知っていて。 自分はそこからまだ逃れようとしながら、 相手を気にするのは、こちらの方が大人に近い故の狡さ。* ] (591) 2022/10/16(Sun) 21:50:57 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ つまらない戯言を返されて、黙ってしまった秋氏B>>609 否定することもしない姿は、 いじめられてる小さい女の子みたいだと思った。 そうだろうね。オレは酷い奴なんだ。 ろくでなしと親しく接してくれるクラスメイトや友人とも、 踏み込まれない距離感を自分の事情で作り上げるくらいには。 でも一番酷いことをしているのは今だろうね。 多分、思いっきり彼女を突き刺してしまった。>>611 だからそれ以上傷つけないように、 語られる全ては悲しい願いで終わるその時まで。>>615 じっと黙って聞き、考えてから口を開いた。 ] (635) 2022/10/16(Sun) 23:57:58 |
【人】 帰宅部 津崎絵音俺も夏実のことは、入学してすぐ話して以降避けてる ああいう奴だから辛いんだろ?分かるよ [ あの昏い願いが向く先が実姉であったことに 聞いていて驚きも咎める気持ちも浮かばなかった。 悲しい程に共感と過去との照らし合わせの納得を得た。 誰にでも愛される夏実、優秀な夏実 本来厳しい母にも気に入られて、きっと秋獅ヘそうじゃなくて。 両親の思いから始めたピアノも、恐らくその為に辞めて。 想像出来ないところでも、何度も似た経験をしたのだろう。 曖昧な言葉が示すところすら、理解出来た。 ] ……小さい頃は好きだったんだけど 今はあいつを見てると、惨めになる。 [ 淡い初恋も、とうに過ぎ去り憎悪まで抱いてしまえば もう味もしない過去で、淡々と語るばかり。 その妹に打ち明けることへの躊躇いも無い。 他人と家族では苦痛の度合いが違うけれど、 同じ気持ちだって、伝えたかった。 ] (636) 2022/10/16(Sun) 23:58:18 |
【人】 帰宅部 津崎絵音[ 静かに立ち上がり、何も言わず二人の距離を足が埋める。 妹のようだった彼女の手を取り、 許されるのなら包もうとした。 動きは遅い、特に右手はそう。 嫌なら避けるのも振り解くのも容易だと思う。 オレは筋力は弱いし、力もろくに込めてない。 一つの圧倒的な光が作る陰の中にいる者を 一時でも暖めてやりたくなっただけ。 ] (638) 2022/10/16(Sun) 23:59:00 |
【人】 帰宅部 津崎絵音高校を出て、遠くの大学に進学すれば願いは叶う 家族っていうのは、ずっと一緒にいないことのほうが多い もし干渉されても、避ける方法が沢山生まれる それに時間が経てばあっちも離れていることが当然になる [ 数年間耐えろと言っているに等しい発言。 ここまで弱った相手には、 また酷いことを言われたと思われるかも。 そう考えながらも、口は閉じられなかった。 ] (639) 2022/10/16(Sun) 23:59:14 |
【人】 帰宅部 津崎絵音まだ何かを誰かに求めてるのなら、 与えられる場所を見つけて、幸せに生きていてほしい ……俺は秋獅ソゃんに、そう思ってるよ [ 的外れならそれでもいい。 でも、そういう意味としか思えなかった。 はぐらかし答えない相手に語る必要はあるだろうか、>>612 本当にもういいなら、 何で隠していたものを吐き出すみたいに打ち明けたのか。 どこか似ているようで、 秋獅フ心には自分とは違う何かがある気がした。 だからこれは、装いなんて少しも無いんだよ。>>608 ずっと放っておいたオレが伝えられる精一杯の気持ち。 受け取ってもらえるかは自信ないけど。 ]* (640) 2022/10/16(Sun) 23:59:31 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新