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【人】 冬城 澪― 学園内 ― >>15 [水澄と一緒にスイーツの店を探しながら、ふと打ち明けられた思いに目を丸くする] す、好きな人……? [これは俗に言う、恋バナという奴だろうか。けれどそれにしては、水澄の表情はあまりに痛々しかった。忘れることにした、という言葉と、先程の切なげな表情>>12を思い出して、くしゃりと顔を歪ませる] ……な、なんで……? なんで忘れちゃうの…… せっかくの、水澄の、大事な気持ちなのに…… [むずがる子どものように、首を振る。 大好きな水澄が、一人だけ悲しそうな顔をしているのが悲しかった。 慌てて止めたけれど、先程ツメを立てられた火傷痕は、傷になってしまっていて。 それが、何だか水澄の心の傷を表しているようで、たまらなくなって、その手を労わるように、ぎゅっと両手で包み込んだ] ……ボク、水澄がそんな悲しそうにしてるの、イヤだな…… (18) 2022/02/19(Sat) 14:35:41 |
【人】 冬城 澪>>49 ……うん、あのね、ボクも、いつもの五人でいるのが大好き だから、その関係が崩れちゃったらって怖くなる気持ち、分かるよ えっと、でもね? もし水澄と新が付き合っても、ボクは今まで通り仲良くして欲しいって思うし……きっとみんなも、仲良くしてくれると、思うんだ だから……もし、ボクたちの為に、水澄が気持ちを諦めようとしてるなら……諦めてほしくない…… ふ、ふられちゃったら気まずいだろうし、勿論それがイヤだから告白しないっていうなら、ボクに止める権利はないんだけどっ [自分たちの関係性が壊れる事を、自分以外の事を気遣っての諦めなら、そんな諦めは嬉しくない。 だって、水澄は 大事な友達 だから水澄自身の 幸せ を、考えて欲しいから] (55) 2022/02/19(Sat) 20:43:34 |
【人】 冬城 澪>>50 [息を呑む水澄につられるように窓の外に視線をやって、ぎょっと目をむく そこには、明らかに柄の悪い男たちに追いかけられる風磨の姿>>45があった] え、あれ……風磨?! 何で…… か、買いこみ?でも…… [水澄の提案に、不安げに顔を曇らせる 確かに脚力なら、風磨の方が優勢だ。 しかし相手は複数。もし、回り込んで挟み撃ちにされでもしたら? ドクドクと心臓が嫌な音を立てる 気持ちを落ち着けるように大きく息を吸って、キッと顔を上げた] 先生に、伝えに行こう [トラブルが起きないよう、巡回している先生がいる筈だ。 今の所風磨は手を出していないようだし、明らかに外部生の方が分が悪い。 先生に伝えさえすれば、あの不良たちを捕まえてくれるに違いない。 自分の力では不良を倒すことなんてできやしないけれど、それでも出来ることはあるはずだ] (56) 2022/02/19(Sat) 20:44:04 |
【人】 冬城 澪>>64 騎士……? [再び窓の外を見る。風磨の側に近寄る人影に、ほっと息を吐いた。 それから慌てて頭を振る。 例え新が強くたって、トラブルを生徒同士で片付けていいはずがない。 もし外部生から手を出したとしても、やり返してしまったら風磨や新だって何らかの処分を受けることになるのだから] だ、だめだよ、やっぱり先生に……水澄? [ぽろぽろと涙を零す水澄にぎょっとして、慌てて手を伸ばす。 しかし押し付けるように買ったものを渡されて、たたらを踏む内に水澄は走り去ってしまった] っ、水澄!待って!! [呼びかけても彼の足は止まらない。水澄は自分と違って運動神経が良い。追いつけるはずもなくて、ただ呆然と立ち尽くすことしか出来なかった] (76) 2022/02/20(Sun) 13:09:26 |
【人】 冬城 澪[校内中を走り回って探しても、いくら電話を掛けてみても、水澄は見当たらない、連絡もつかなかった] ぅ、 痛 ……[走り回っている最中に捻った足首が、じくじく痛みを発して、人目につかない場所で座り込む。足首を擦ると、僅かに熱を持って腫れあがってしまっていた。 痛くて情けなくて、ぽろぽろ涙が零れていく] っ、元に戻れなかったら、どうしよう…… [水澄の思いに気付いたら、風磨だって新だって今まで通りでは居られないかもしれない 風磨だって、このところ様子がおかしかった このまま、みんなバラバラになってしまうんだろうか ……やっと見つけた、居場所なのに わざわざ電車で少し遠くの六花学園に通っているのだって、いじめっこのいる地元にいたくなかったから 逃げて逃げて、やっと過去の冬城澪を誰も知らない所にきて やっと出会えた、大事な友達、ボクの居場所 それなのに、何もできないでバラバラになってしまうなんて、そんなのイヤだった だって、そうしたら、ボクはまたひとりぼっちだ ] (78) 2022/02/20(Sun) 13:41:35 |
【人】 冬城 澪>>81 [呼びかけられて、びくりと肩を揺らす。恐る恐る顔を上げると、そこには新の姿と、一緒に来たならば風磨の姿があった] ぁ……新…… えと、これは、ちょっと挫いちゃって、それで…… [慌ててごしごし涙を拭いて、ひくつく喉から声を絞り出す どうしよう、何て言えばいいんだろう 水澄は、こっそり自分だけに想いを打ち明けてくれた それを勝手に話すなんて、そんなのは駄目だ だけど、傷付いた水澄をそのまま一人にしておくのもイヤだった] 水澄は……悲しいことが、あったみたいで。 な、泣いて、一人になりたいって、どっか行っちゃって…… でも、ボク、一人にしたくなかった…… 探したけど、見つからなくて、連絡もつかなくて、それで…… [ひくひくと喉が震えて、息が苦しかった 水澄の元に行きたいのに、彼が何処にいるかも分からない その時、スマホが着信音を立てた 水澄かもしれない。 慌てて取り出したスマホには、妹の名前が表示されていた やや落胆しながら、スマホを耳に当てる] ……ごめん、電話、妹から……すぐ済ますね [そう目の前の友人に断りを入れて、通話ボタンを押した] (82) 2022/02/20(Sun) 15:59:50 |
【人】 冬城 澪『もしもし、お兄ちゃん?』 ……ごめんね、美夢。今ちょっと、立て込んでて……また後でかけ直すから…… 『お兄ちゃん、泣いてるの?もしかして、何かあった……?』 [妹の問いに、何も答えられなかった。こんな鼻声では、何を言っても信じて貰えなさそうだったから] 『あのね、前に、友達と撮った写真、見せてくれたでしょ? そこに移ってた、み……みすみ?さん?って人が、校門から出て行くの見掛けて……何か酷い顔してたし、そもそもまだ学祭終わってないから、何かあったのかもって思って……』 [その言葉に、思わず電話だというのに身を乗り出す] ど!どっちの方向に行ったか分かる!? 『え!?えっと、門から出て左手の…… 公園 とかがある方、だったと思うけど…………ねえ、お兄ちゃん、本当に大丈夫?』 [大丈夫じゃない。さっきからずっと、ドクドクして、胸が苦しい けど、大丈夫にしたかった。もう、遅いかもしれないけれど 少しでも、希望があるなら、やり直せるなら またみんなで一緒に、笑いたいから ]大丈夫に……してみせる ありがとう美夢、また後でかけ直すから、一旦切るね (83) 2022/02/20(Sun) 16:21:33 |
【人】 冬城 澪[通話を終了して、目の前の友人を見上げる] 水澄はもう……この学園内に、いない。 公園 の方面に行くのを、妹が見たって……お願い……水澄を探すのを、手伝って [そう言って、立ち上がった まだ足は痛むけれど、ここで置いていかれるのは、人任せにするのだけは、どうしてもイヤだったから]* (84) 2022/02/20(Sun) 16:22:25 |
【人】 冬城 澪>>102 [向けられた背中に、かけられた言葉に、再びボロボロと涙があふれ出す。 こんなに切羽詰まった状況でも、どこまでも新の言葉と笑顔は優しかった。 水澄のことが心配で、胸が張り裂けそうなこの気持ちも、本当は自分が行きたい気持ちも、全部分かって、受け止めてくれる。 その上で、帰りを待っててほしいという。 それが、力になるからと。 出迎える権利を、役割を、与えてくれる。 帰ってくると、約束をくれる。 それが、どれだけ嬉しく、心強いことか] っ、うん…… 待ってる、待ってるから…… 水澄のこと、よろしくね…… [頼りになる背中に腕を回して抱き着く。 保健室への道をその背に揺すられながら、目を閉じた。 彼を、みんなを、信じて待っていよう。 ]絶対に帰ってくると、そう言ってくれたから (106) 2022/02/20(Sun) 20:05:11 |
【人】 冬城 澪― 保健室 ― >>108 [優しい手付きで頭を撫でられて、最後の 涙 がぽろりと頬を流れ落ちる。笑って出迎えて欲しいという言葉に、ぐしぐしと涙を拭って、今できる精一杯の笑顔を浮かべた。 ちょっとくしゃりとして、あまり上手な笑みではなかったかもしれない。 けれど、嘘の笑顔じゃない。これが、 優しい彼を送り出すための、今の自分の精一杯 ]うん……待ってる ありがとう、新 [颯爽と出て行く彼の後ろ姿を見送って、ぎゅっと両手を祈るように握りしめる。 どうか、水澄が無事でありますように。 どうか、風磨が曇りのない笑顔でいられますように。 どうか、新が無事に二人を連れて帰って来られますように。 ……そして、どうか、5人で、今日の 花火 を観られますように、と] (114) 2022/02/21(Mon) 0:40:03 |
【人】 冬城 澪>>128 [水澄の姿を認めた瞬間、止まっていた涙が溢れた だって、あまりにその姿が痛々しかったから] っ水澄! [思わず足の痛みも忘れて、縺れるようにして彼に走り寄る] ほ、本当に、大丈夫なの?怪我は?痛くない? [殴られた痕や腫れた頬が痛々しくて、そっと手を伸ばす 瞼が腫れているのは、きっと殴られたせいだけじゃないけれど、 そこには触れなかった お化け屋敷、という言葉に、そんな約束もしていたっけと思い出す。何だかそんな笑い話をしていたのが、遠い昔のようだった 抱きしめられて、その温もりに触れて、縋りつく 良かった。……良かった あったかい ……生きている ]いい、いいよ……だって、戻ってきてくれたもん、帰ってきてくれたから…… ボク、ちゃんと、信じて待ってたよ…… ごめん、ボクこそごめんね 水澄のこと、助けられなくて、力になれなくて、ごめんね…… [辛い時に、ひとりにしてしまった 酷い目にあわせてしまった ……あの時自分が追いつけていたら良かったのに」 ごめんね…… (143) 2022/02/21(Mon) 23:25:53 |
【人】 冬城 澪花火…… [>>128 水澄の言葉に、涙を拭う そうだ、みんなで花火を観るんだ 誰一人、欠けることなく、みんなで] ここからでも、見れるんだ…… 良かった…… >>132んっと、あ、水澄がね、風磨が戻って来た時にお腹空いてるだろうからって買っておいてくれたもの>>50もあるよ だから、買ってくるならこれ以外ので、お願いしてもいいかな……? [そう言って、水澄から渡されていた食べ物の袋を広げる ものによっては校内を走り回った時に形が崩れたり、時間が経って冷めてしまったものもあるかもしれない けれど、此処にいるみんななら、それでも水澄の優しい気持ちを受け取ってくれるだろうと確信していた] (144) 2022/02/21(Mon) 23:26:55 |
【人】 冬城 澪― 保健室: 花 火 ―[照明を落とした保健室に、花火を打ち上げる音が響いて、鮮やかな花が窓越しに咲いていく] 綺麗…… [小さく呟いて、窓からの光景を眺めた >>150 風磨のお礼には、買ってきてくれたのは水澄だから、と笑って みんなで売り切った たい焼き の味カフェで食べた煮物の味に、風磨の 猫姿 水澄の秘めた 想い と涙 不甲斐ない自分に零した 涙 と、心を苛むような足の痛み 必ず帰ってくると約束をくれた、新の 優しさ そして、みんなで見上げた 花 火 楽しい想い出ばかりじゃなかったかもしれない 辛いことも、悲しいこともあったけれど またみんなで集まって、こうして 花 火 を観る事が出来たきっと自分は、今日という日を忘れないだろう 何度も何度も、思い出すに違いない ……此処にいる、大事な友達との思い出を * (158) 2022/02/22(Tue) 0:29:06 |
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