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【赤】 雛巫女 サクヤ「んうっ…。」 唇を奪われる。こちらの意思に関係なく、深く舌を絡められ。 「んんっ! ん…っ、ふ、ぁ、んくっ…!」 脳髄が灼ける。 びくっ、びくっ、と。体が跳ねる。 呼吸を奪われそうなほどに深く。 息苦しいほどに舌先を絡めて受け入れた。 ゾクゾクっと甘い痺れが全身に走る。 ああ、奪われる。 奪われて縫い止められる。 私の意思すら関係なく。 私の全てが奪われる──。 (*0) 2022/03/22(Tue) 13:34:53 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「ん、んううううううううっ!!!!!」 ビクッ! 体が大きく撓って震えた。 余韻のように震えているのは、口付けだけで達してしまったから。 深い口付けが解かれる。 もっと、と強請って舌先が彼の舌先を追った。 互いの口元を伝うのは頼りない銀の糸。 (*1) 2022/03/22(Tue) 13:35:20 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「雛ではなくて、人として…。」 ぜ、は、と。息を整えながら。 そう。幸せなんて要らないのかもしれない。 全てを奪われたなら。全てを絡め取られ、縫い止められたなら。 …嗚呼。 その言葉だけで、体が歓喜に満ちる。 それでも。 「ここでは…いや、です。」 勿論。無理矢理に奪われても構わない。 貴方になら。 そう思うけれど、恥ずかしさに両手で赤い頬を抑える。 視線を伏せて。 ちらり。彼を窺い見た。 (*2) 2022/03/22(Tue) 13:35:48 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「二人きりの場か──、 貴方の巣で。」 ここは賑やかな宴の場。 宴の雛ではなく。 貴方に全てを捧げる為に。 身体も心も魂も、声も吐息もなにもかも。 「奪い絡め取って、離さないで欲しいのです。」 ** (*3) 2022/03/22(Tue) 13:40:23 |
【赤】 雛巫女 サクヤ>>*4問いかけ。その答えはきっと互いに分かりきっていて。 くすり、笑う。 穏やかに。満たされたように。誘うように。 「きゃうんっ!? ア、ひぅっ! んっ、あああっ!」 柔肌に歯を立てられても、その悲鳴は甘く。 歯形だけでなく血が滲んだとしても構わない。 だって。そんな風に自分に痕を刻まれるのが。 たまらなく嬉しくて。たまらなく悦びに満ちるから。 襟を割られ、豊かな乳房がゆさりとこぼれ落ちる。 さらに肌に噛み跡が刻まれて。 その度に甘く媚びる声。 その度にリンッ、と髪飾りも鳴った。 ギチギチ。なんの音だろう。 頬を染めながら吐息を乱し、視線を上げる。 (*7) 2022/03/22(Tue) 22:14:34 |
【赤】 雛巫女 サクヤ―境内 最も高い杉の樹― >>*6彼に言われ、彼と共に夜空を見上げる。 たしかにそこにはあの日のような月があって。 でもあの時と違うのは。 ジンジンと、噛まれた事で腫れてより敏感になった身体。 彼に囚われる事を心の底から喜ぶことのできる魂。 彼に寄り添い。しなだれかかり。 彼の巣でこれから永遠に。 そう、考えるだけで。 火照り昂る私がいる。 「そんなに、私が貴方だけのものだと 他の皆様方に伝えたいのですか?」 私を他に見せないで。 独り占めにして欲しいと願ったのに。 それでも尚、声を聴かせようと言うように聞こえて。 けれど、雛と人。その差だと言われれば。 ぽ…、と。嬉しさに頬を染め。 巣の糸か、そこが触れると絡められてしまうようなら杉の木に身を寄せて。 >>13彼に背を向け、先ほど言われたように高々と腰を掲げた。 両手で秘花を割開く。 くぱぁ…、と。紅く咲き溢れた花の合間に、透明な蜜が糸を引いた。 ひく、く。誘うように花弁が震える。 (*9) 2022/03/22(Tue) 22:15:41 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「愛しております、カガリビさま。 どうか私を貴方様だけのものに。 身も心も魂も貴方の糸で絡め縛り 全てを奪ってくださいませ。」 耳まで赤く染めた告白は、恥じらいを伴って。 それに反してその姿は例えようも無いほど淫らだった。** (*10) 2022/03/22(Tue) 22:15:58 |
【赤】 雛巫女 サクヤ>>*11そうなのかな? そうなのかもしれない。 でも。睦言を響かせて聴かせるのは違う気もする。 でもそんな疑問符は直ぐに解けて消えた。 既に潤っている花弁に、彼の舌先が触れたから。 「ンアッ! ぁ、カガリビ、さまぁ…っ、 きゃううっ! ア、んうう!」 柔らかな甘い感覚の中。 硬質なもので敏感な箇所を食まれ、逃げるように腰が跳ね揺れる。 まるで失禁しているかのように秘花からは蜜が溢れ、太腿をつたい落ちていく。 実際、何度それだけで果てただろう。 断続的に軽い絶頂を繰り返しながら、その愛撫を一身に受け止める。 秘花を開いていた両手は直ぐに力を失って、へたり、と顔の横に添えられた。 指先で巣を掴み、感じるたびに爪が白くなるほど力を込めて。 (*15) 2022/03/23(Wed) 7:05:58 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「んくううううっ! ん、んああっ!! あっ、かはっ…!? や、ァ、太…んっあっ、かき回しちゃ、ああっ!!! あっダメいくっ! バラバラに動かしたら… んにゃあああっ!!! ひあっ! あああっ!! んきゅ…っ!!!」 そして、舌先での愛撫が終わったと思えば。 後側はよく見えないが、禊ほど熱くはない、けれど、どの部位かわからない太い何かが次々と私の中に這入ってきた。 一本、二本、三本…、目一杯にギチギチと入口が引き伸ばされる。中をかき回されると、お腹側を掻き回すその動きに翻弄されて下腹が蠢いた。 そんな風に満たされるとたまらない。 私の内、媚肉を全て同時に触れられ愛されてるようなものだもの。 キツイけれど、その分強烈な快楽を感じて。 ああ、だと言うのに。 (*16) 2022/03/23(Wed) 7:06:20 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「ンヒィッ!? ア、ぁ、んああ!!!」 更に浮上の孔に柔らかくて熱い物が滑り込んだ。 ひくっと抵抗するようにそこが収斂する。 けれど、ねじ込まれた舌先に、そこは抗いきれず。宴で愛でられ解されてきたそこはいとも容易く彼を受け入れた。 柔らかで、温かなもの。 それであっという間に解されて。また、そこに何かわからないものがどんどん埋められていく。 「ひぐっ…! ん、んんぅ…!」 流石に。その時には苦悶の色が混じる。 既に前に限界まで彼を受け入れていたからだ。 一本、二本…こちらはどれだけ受け入れただろう。 秘花よりも少ない本数で限界を迎えて、なのに、それが蠢き始めてそう時が経たないうちに私は満たされた喜びを強く感じていた。 微かに滲んだ苦悶の色も、直ぐに艶を帯びたものに転じていく。 (*17) 2022/03/23(Wed) 7:06:38 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「んはぁ…! おにゃか、いっぱいぃ…! カガリビ、しゃまで、いっぱぃにゃにょぉ…! んはあぁっ! 嬉し、嬉しぃ…! カガリビさまだけにゃの…あっ、んあああああ!!!」 その喜びを口にする事で。 その喜びが更に染みて、快楽がより深くなる。 これより底があるだなんて思わなかったのに、深く、深く。 深淵には果てがないのだろうか。そう思わせるほどに深く。 「あ…。」 乱れて、息も絶え絶えに。 言葉すらまともに紡げなくなっている癖に。 引き抜かれる時に寂しくなるのはいつもの事。 限界まで引き延ばされた花弁と不浄の孔。 ぽっかりと口を開いて、白い肌の内側の紅色を晒している。 ここまで開かれたのに。 普段は元に戻るし、熱を受け入れれば強請るように締め付けるのだから。 人の体は強い。 私がそれだけ、染められたと言うことかもしれないけれど。 (*18) 2022/03/23(Wed) 7:07:01 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「…は、はい。ご奉仕させていただきます…♡」 腰にはもう力が入らなかったから。 ぺたん、とその場に座り込んで。 それでも彼の方に寄って。 両方一緒に、と指示があったのでどうすべきか悩む。 一度は、蜘蛛の胴体の方へと顔を埋めた。 先端に口付け、口に頬張ろうとして…無理だと悟る。 口腔にどうしても収まらない。 先端と少し、口にすればもう一杯で。 申し訳なくて眉を下げながら、ぷはっと口から出して、今度は根本から舌で舐め上げて。 何度もそれを繰り返す。 裏筋を、竿の横側を、先端を。舌先で、唇で、頬で。 もう一本にも手を伸ばして摩る。先端を撫で、裏筋を擦り、指で輪を作りシュッシュっと扱く。 そして、しばしすると今度は逆に奉仕して。 時々、先端を咥え直してはなるべく飲み込もうと試みる。 「んはぁ…んむっ、んちゅっ、んん…♡ こんなに立派なのが、2本も、あるなんて…♡」 位置が近くて握り込めそうなら。 両手で同時に握って寄せて、両方を同時に扱いたり先端を同時に舐めたりもしただろう。 豊かな胸で挟んで擦ることも。 その眼差しは、媚びて、甘えて。 彼に染められる事を願うものでしかなかった (*20) 2022/03/23(Wed) 7:07:45 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「んくっ、ぐ! んんぅっ、はぁっ、んっぐぅぅ!」 あまりにも太くて、長くて。 喉奥を拓かれる度に漏れる苦悶混じりの声。 でも。恍惚とした私の眼差しに。それだけではないと、きっと彼には伝わるはず。 ふーっ、ふーっ、と鼻息が荒く。 自分で動く余裕のない分、唇からこぼれた唾液が顎をつたい滴っていく。 喉奥で受け止めた先端を、こきゅ、くきゅっ、と締め付けた。 >>*28そうしている間にも彼のもう一本の禊が私の肌を染める。 染めた後に胸の合間に来たそれを、乳房を両側から潰す形で受け止め奉仕した。 やがて、4分の1。3分の1。半分。 それくらいは飲み込めるようになって。 苦しくて涙が溢れてくる。 苦しいのに体が熱って堪らなくなる。 喉の奥が埋め尽くされて気持ちいい。 段々、彼の腰の動きも早くなっていった。 緩やかだった慣らす動きから、本能的な荒々しい動きへ。 (*34) 2022/03/23(Wed) 20:15:02 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「んぐっ!んっ! んんっ! くふっ! んぎゅっ! んっ! んんっ! んんんんんんんんんんんんっ!!!!!!」 涙が溢れても。苦しくても。 同時に私の子宮がキュンキュン疼いて甘く痺れて堪らない。 腰がびくつく。何度も何度も何度も。 上半身が固定されている分、腰が何度も跳ねて、ぷしゃあ!と勢いよく潮も噴いた。 それでも彼の腰は止まらず。 喉奥で。胸に突き入れる形で。熱を爆ぜた時。 溺れるかと思った。呼吸できないかとおもった。 んぎゅっ、んぐっ、んくっ、と。 必死に飲んでも間に合わない。口の端から溢れて、顔も胸元も髪もドロドロ白く染まった。 二度、三度。彼の禊が跳ねる度にまたどぷりと大量に注がれる白。 彼が腰を引いたその時には。 (*35) 2022/03/23(Wed) 20:15:19 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「はー…♡ はー…♡ はー…♡」 びくん♡びくん♡ 全身を震わせながら、上半身をドロドロにした私がいた。 目の焦点がイマイチ合っていなかったけれど。 その表情が、淫靡な喜びに満ちているのは明らかで。 びくん♡びくん♡ 深すぎる快楽に、本気で意識が飛びかけていたから。 呼びかけられてやっと意識を取り戻す。 焦点があって。 >>*29淫らな誘いに淫蕩な笑みを。 「んんっ、んぷぅ、んっくうう♡♡♡」 それから二度、三度。 彼に染められ。全身を白濁で染めて。 はっ♡はっ♡ 小刻みな呼吸を繰り返しながら体を震わせる。 何度も絶頂を叩き込まれて、繰り返して。 それでも尚体の奥底の淫欲の火は消えない。 (*36) 2022/03/23(Wed) 20:15:41 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「カガリビさまぁ…♡」 すりすり、膝を擦り合わせて。 媚びた声で彼を呼び。無邪気な笑みを浮かべた。 ただ無邪気と呼ぶには、淫らな気で満ちた笑みを。 「私でも、 カガリビさまの御子を授かれるのでしょうか…?」 こて。首を傾げて。身を捩って。 そんな事を尋ねた。** (*37) 2022/03/23(Wed) 20:15:59 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「もちろん。 だって、カガリビ様は私が孕んだら 喜んでくださるんでしょう? 私も、カガリビ様の御子を宿せたら。 生み育てられたら幸せです。 それに、人の手の届かぬところまで。 そんな所まで、カガリビ様が すべて、すべて、染めてくださるのでしょう…?」 恍惚とした眼差しで。 頬を染めながら微笑んだ。 また彼に口づけし。その身を彼に寄せて委ねる。 「蜘蛛は、メスの手足を糸で縛ることもあるのでしょう。 手足を縛り、動きを戒めて。 毒で体を緩めて、私に種付けしてください。 …私は貴方だけのものですもの。」** (*42) 2022/03/23(Wed) 22:05:58 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「あら…?」 >>*43無事に。その言葉を付け足された私は。 とても大切にされているのだということに気づいて、目をパチクリさせた後にはにかんだ。 ああ、なんて幸せなんだろう。 誰か一人のものになれるというのは。 抱きしめてもらえて、愛されるというのは。 その後は、彼の望むまま。 糸が巻きついてくる感覚に目を細めながら全てを委ねる。 糸で白く彩られて。 ああ、これから改めて子作りをする。 そう考えるとドキドキと胸がときめいた。 宙吊りにされ。後ろから抱きすくめられ。 ああ、私、とても幸せ。 きっと他の誰に分からなくても。 私は今、最高に幸せで、期待に満ちて。 (*46) 2022/03/23(Wed) 23:30:46 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「かはっ!! ああっ、ん…っ♡♡♡」 ずにゅんっ! と。勢いよく、本来は子供しか入れないその場所に入られて。 ビクビクと体が痙攣する。 けど、痛くはない。苦しくもない。 この痙攣は未知の感覚に耐えきれずに達した為。 本来なら誰も触らないその場所を愛でられて。 ぽろぽろ、涙がこぼれ落ちる。 下腹の形が彼の禊の形に膨れていたかもしれない。 そのまま揺すられて、きゅんっ、きゅんっ、と。 子宮が切なく疼いて彼を締め付け甘える。 そして、後孔に熱の気配を知ると。 「…♡」 視線だけで答えてみせる。 早くきて。早く愛でて。ぜんぶ、全部貴方のものだから。 彼を精一杯頬張る媚肉が切なく震えて。 (*70) 2022/03/24(Thu) 19:18:46 |
【赤】 雛巫女 サクヤ私は。 長い間雛として生きてきた。 夢の中だけだったとしても。 神様たちに比べれば瞬きのような時間でも。 彼に染められ。彼に愛でられ。 でもその生き方をさらに彼の手で塗り替えられようとしている。 「ふひゃああああっ♡♡♡♡♡」 ごちゅん。また、彼によって染められる。 今度は彼にだけ。彼のものとしてだけ。 後孔も彼の形に変えられていく。 子宮が吸い付き、穿たれ、引き抜かれ、また穿たれて。 全身に這っていく指先も。 体を這う感覚に身を震わせて。 ぴくっ、びくっ、と。痙攣でしか答えられないけれど。 絶え間なく私の声は巣に響く。 もう、人の世に戻らなくて良いの。 カガリビ様のものになって。 カガリビ様と、貴方と、共に、永遠に。 唇に伝う指先に、やっと吸い付いて。 その顔は彼との行為に染まり切って。 (*82) 2022/03/25(Fri) 22:56:35 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「んふああああ…っ♡♡♡♡♡♡」 やがて下腹がちくりと痛む。 排卵して。貴方の子種を迎えにいく。 きっと私の胎は貴方の子を受け入れ宿して。 貴方に染められた体で生み育てていくのでしょう。* (*83) 2022/03/25(Fri) 22:56:53 |
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