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【人】 水の魔騎士 ユスターシュ分裂する、交錯する。 彼女は婚約者に想いを馳せながら交わりを拒む。 ユスターシュは過去に想いを馳せながら乱暴に交わりを求める。 (0) 2023/10/21(Sat) 23:05:00 |
【赤】 水の魔騎士 ユスターシュ肌に触れる度に男としての性衝動が高まる。しかし同時ーー脳裏に何かが過るのだ。 見たこともない王宮、薔薇の咲き乱れる広い庭。 ダンスホールは吹き抜けになっており、二階にオーケストラが控えていて生の演奏をしていた。 何処だーー何処なんだ、ここは。 手を押さえつけ万歳をさせる。彼女の細い両腕は男をはね除けられない。 小さなピンクが咥内にて尖り、弾力を伝えてきた。それを舌で転がしては吸う。 あの時、女は恍惚となった。 しかし今組み敷いている姫は抵抗を示す。 何度も何度も、婚約者への思慕と純潔を護る決意を語られーーユスターシュが覚えた感情は。 「お前は今までなんでも好きなものを 手に入れて来たんだろう? 姫という立場でッ! 姉も記憶も失った俺には何もないッ! ーーお前を奪ってやる。 それがミュジークへの復讐だッ!」 (*0) 2023/10/21(Sat) 23:05:33 |
【赤】 水の魔騎士 ユスターシュ ーーいけないッ! 姫を傷つけてはいけない! ーーいや黙れッ! 何故俺だけ我慢せねばならない? もう剣技の訓練も、何もかも うんざいだッ! 記憶は浮遊する。毎日毎日、雨が降ろうと雪が積もろうと修行を休むことは許されなかった。 ーー誰に許されなかった? わから、ない。 「脱げッ!こんな服を纏って、 お高くとまるだけがお前達王族の 出来ることではなかろう! ーー股を開け!」 両手を解放したが、そのまま下肢を覆うものを剥ぎ取る。 彼女はきっと従わないだろう。逃げようとするならうつ伏せにする。 両手を背に組ませるようにしたら片手で固定できるだろう。 丸い臀部を此方に向けさせたい。 彼女が魔力を使い反撃しない限りユスターシュはその処女を散らす。 (*1) 2023/10/21(Sat) 23:06:27 |
【赤】 水の魔騎士 ユスターシュなんのために? 復讐だ。ミュジークへの。 ーーやめろ!姫宮さんに、 なんの咎がある! 分裂する、交錯する。 記憶と想いが。* (*2) 2023/10/21(Sat) 23:06:39 |
【赤】 水の魔騎士 ユスターシュ光があれば闇が生まれるのか。 それても、色濃い闇があるからこそ光が際立ち存在するのか。 チアキローズは光そのものだった。 ゲオルグから強いられた厳しい修行の毎日に、ユスターシュは闇しか見いだせなかったのだがーー彼女との出逢いがまさに光明となり。 生きる希望、意欲、目的を得た。 彼女を護ると。 だが、今のユスターシュはその記憶を全て失い闇の中をさ迷っている。 たまに差す木漏れ日のような光の記憶の意味に気付けたら。 譲として、姫宮千秋に感じた庇護欲を思い出せたら。 この悲劇を回避できたろうか? 後ろから無理やりの体勢を取ろうとしたのは彼女の抵抗を封じるため。 しかし、ユスターシュが血を吐くように訴えた言葉にその態度が変わった。 まるで争いは無意味とでも言うように。 慈愛に満ちた様子で受け入れ体勢を取る。 (*8) 2023/10/22(Sun) 15:38:36 |
【赤】 水の魔騎士 ユスターシューー諦めたのか。 どのみち抗った所で余計に怪我をするだけと考えたか? 憐れな子羊は祭壇の上にて屠られるのを待つ。 ユスターシュは猛り狂った男性自身を露出した。それは硬く雄々しくそそり勃っている。 開かれた股の中央にあてがう。 愛のない行為だからこそ、復讐だ。 迷うな、迷う必要などないーー。 ーーやめろッ! 濡れてもいない入口は、ユスターシュの分身を拒んだ。しかし上から体重を掛ければメリ、という音と共に裂ける。 初々しい花弁が無惨に散った。 奥まで一気に侵入した為、それは彼女にとっては剣で貫かれるに等しかったであろう。 「……ッ、狭い……」 ぎち、と食いちぎられそうなほどの締め付けに呻く。 男を知らない可憐を真っ向から穢す獰猛。ぬら、と光るのは内部にはあった潤滑の為か。 彼女は悲鳴を上げたが、ユスターシュにはそれが何処か遠くに聴こえた。 見えたからだ、ついに。 大切な人が。愛しい人が。 (*9) 2023/10/22(Sun) 15:39:14 |
【赤】 水の魔騎士 ユスターシュ美しいドレスを身に纏うかの人と、ユスターシュは踊っている。 夢が叶った。 従者と主人という身分から、婚約者になれたから。 微笑む彼女が映った鏡にヒビが入り無惨に割れた。 甦った記憶に呆然とする。ユスターシュの身体は記憶に反して、組み敷いた" "を更に深く串刺しにした。 まあもや大きな叫びをあげ、身をしならせる" "。 引き抜いた男性自身は血塗られている。処女を奪ったからだ。 「チアキローズ、姫ーー…」 違う。 いや、彼女だ。 護りたかった人。 最愛の、憧れの。 敵だ、この報復は当然だ。 今まで我慢してきた、堪えてきたんだーー。 " "は涙を流して口を押さえている。痛みを堪えているのか、恐怖に身を震わせているのか。 (*10) 2023/10/22(Sun) 15:40:02 |
【赤】 水の魔騎士 ユスターシュユスターシュの心と身体は引き裂かれる。 泣いている" "と、記憶の中で微笑む姫は1つにならない。 そして飢え乾いた身体は求めた。 ーー"オンナ"を。 流れた血は律動の潤滑となる。 ユスターシュは"オトコ"と成り果て"オンナ"を機械的に貪った。 繰り返し穿つ事で。 「はぁ、はぁ…、出るッ…!」 欲求の高まりを彼女の内部に放つ。憎み、恨み、全てが入り交じったものを。* (*11) 2023/10/22(Sun) 15:40:27 |
【赤】 水の魔騎士 ユスターシュ交わりの中に見えたもの。 初めて謁見した際の高貴な装い。 日々警護の折りに垣間見た御姿。 ダンスを踊り寄り添う細身。 一番鮮烈だったのは嵐の夜の記憶だ。 洞窟で怪我をしたユスターシュを助けようとーー彼女は抱き締めてくれた。 その癒しの波動に傷がみるみる治ったのだ。 チアキローズ・ピゥロイド・ミュジーク。 恋い焦がれた人の名を何故忘れていたのかーー 「は、……、俺、は。 何てこと、を……。」 精を放つことにより、ユスターシュはすべての負の感情を彼女にぶつけた。 人格から目を背け、オンナとして見ることで。自身の狂った人生に対する恨みを。 しかしそれは、逆恨みでしかない。確かに彼女はミュジークの姫だが、ユスターシュを浚い人生を狂わせたのはその従者でしかないはず。 ドローイグに産まれた自分。 姉と引き裂かれて拐われ、 ミュジークにて育てられた。 過去が繋がっていく、一本に。 道筋として。 (*16) 2023/10/22(Sun) 19:22:54 |
【赤】 水の魔騎士 ユスターシュ ーー私はここにいると言った彼女。 涙に濡れながら苦痛に堪える姿は聖母のように全てを受け入れ赦している。 「姫……姫ッ!」 まだ身体は繋がったままだ。彼女は下から両腕を伸ばしユスターシュを抱き締めた。 その暖かみに、優しさに氷のように冷えていた心が溶ける。 「チアキローズ姫……俺も、貴女を 愛してる、心から。 誰よりも何よりも大切に思っている。 ……なのに、俺は。」 こんな形で彼女の花を散らしてしまうなど。 こんな場所で。ベッドでもない硬いコンクリートの上で。 今すぐ離れるべきだ。しかし、ユスターシュの分身はまだ精を放っても熱く滾ったままで、彼女の体内に息づいている。* (*17) 2023/10/22(Sun) 19:23:14 |
【赤】 水の魔騎士 ユスターシュ真珠のような大粒の涙が彼女の頬を伝う。 婚約した時は、決して泣かせまいと誓ったのに。 愚かな自分は自ら彼女を傷つけた。 ユスターシュは自身に憤りすら感じる。 何故こんな事にーー。 いくら記憶を失ったからとて。 失う?そうだ。何故記憶を失ったり、思い出したりしたのか。 その犯人は。 だがそれを考えるのは後だ。 今はただ、姫との再会に浸りたい。 (*21) 2023/10/23(Mon) 7:41:35 |
【赤】 水の魔騎士 ユスターシュ彼女を抱き締め、髪を撫でる。 涙に濡れた頬を唇で拭った。 二人はまだ口付けすらしていなかったのに、身体だけ早まってしまうなんて。 「姫…愛しい姫よ。 俺がどれだけ貴女に逢いたかったか。 大切に思っていたか。 こんな乱暴をしてしまった今、 赦されなくとも当然だが、 俺は本当に、貴女だけを。」 愛しさが溢れて。ユスターシュもはらはらと涙を溢す。 「ーー勿論だ。婚約前から俺は 貴女に惹かれていた。 そうでなければ、いくら使命でも 命がけで貴女を護りはしない。 貴女を愛していたからだ。 ーー恥ずかしい話だが、その気持ちには 肉欲も伴っていた。 俺はずっと貴女が欲しかった。 心の奥底では、貴女を抱きたいと 思っていたから……。」 (*22) 2023/10/23(Mon) 7:41:58 |
【赤】 水の魔騎士 ユスターシュだから、身体が求めたのだ。 復讐に駆られたのなら、殺しても良かったはずなのに。 「貴女が欲しい。チアキローズ。 貴女に痛みを与えたくなかったが、どうか。 俺の花となってくれ。 もう一生離さないから。 ーーその、だ。俺の分身はまだ、 貴女を求めている。 このままもう少しだけーー 貴女の中にいたいのだが。 御許しを頂けるか。」* (*23) 2023/10/23(Mon) 7:42:19 |
【赤】 水の魔騎士 ユスターシュ清らかな乙女の精神をずっと持ち続ける彼女に男性生理を説明するのは恥ずかしいことだ。 メイドとの初めての経験は無我夢中、それから何度か回数をこなし、女体から得る快楽が素晴らしい事をユスターシュの身体は覚えていた。 乱暴に押し入ったのは本意ではない。愛する姫と知れば後悔が過るもそれでも。 男として欲していたのも事実。 誰もが開いたことがなかった花はきつく狭く、今極上の快楽をユスターシュに与え続けていた。 (*26) 2023/10/23(Mon) 21:28:50 |
【赤】 水の魔騎士 ユスターシュ 「気持ちが重なるだけでも幸せと、 俺も考えていた。 婚約だけでも身に余る光栄だし、 貴女がそんな風にずっと、 想いを寄せてくれていたなんて。 ……俺と同じように。 でも、こうして得た貴女はーー 貴女の身体は余りに魅惑的だ。 俺を蕩けさせる。」 彼女を一心に思うからこそ離れがたく。もっと欲しいと焦がれる。 魔力による癒しにて、彼女が自身の痛みを軽減してくれたならユスターシュは微笑む。 「すまない、姫。ーー愛している。 今だけは男として…貪らせてくれ。」 (*27) 2023/10/23(Mon) 21:29:15 |
【赤】 水の魔騎士 ユスターシュそっと唇を合わせた。本来なら誓いの場で初めて交わすものであったろうが…想いは重なった。 まだ血は流れ続けているだろう。彼女の愛液、ユスターシュが放った白濁と交じり。 そのまま動き始める。腰を浮かせては沈め。また繰り返す。 より深く、より激しく。 段々と込み上げる快楽にユスターシュは荒い呼吸を吐いた。 メイドを抱いた時はここまで溺れはしなかったのに。 「姫、チアキローズ姫ッ…」 豊満な乳房に手を伸ばす。柔らかを手で包み揉みしだく。 それに合わせて奥まで分身を侵入させる。 そこに入りたいと切望するのは性だ。* (*28) 2023/10/23(Mon) 21:29:36 |
【赤】 水の魔騎士 ユスターシュ二人はまだ婚約の段階であった。 ユスターシュはまだ、その後に何故記憶を失ったか思い出していない。 気が付くとベアトリスと名乗る女が目の前にいて、二人は共闘する形に。 恐らくベアトリスが某かの魔法によりユスターシュの記憶を奪った、つまり拐かしたのではなかろうか。 騙されていた。 しかしだからとて、一国の姫に刃を向け、凌辱した罪が赦されるかといえばーー。 再会を姫は全身で喜んでいた。苦痛を与えたにも関わらず、今だけでなくと行為をも望む。 そのいじらしさに心打たれる。 国に帰った時、ユスターシュが罰せられ断頭台に登ることになったとて。 最後は姫の笑顔を見れるだろうか。 (*33) 2023/10/24(Tue) 15:09:21 |
【赤】 水の魔騎士 ユスターシュいや、今は考えまい。 今だけはーー。 「……凄い締め付けだ、ッ、 身体が食いちぎられるッ…」 心が通じてからの彼女は明らかに反応が良くなり、声に艶が滲んだ。 痛みではなく快楽を感じ始めているのか。 女の感じる様は男を駆り立てる。 ユスターシュの男性自身も彼女の体内で膨張し、互いに圧を与え合う。 「この柔らか、俺の指に余る、ッ…」 たわわが指の隙間から溢れる。 弾力とすべすべの陶器のような感触に感嘆の息が漏れ出でて。 一際高く彼女が啼いて痙攣した際にぎち、と強く根元に締め付け、ユスターシュは再び精の高まりに達する。 「姫、俺の全てを…ああッ」 二度目であったが濃くて大量の精液が吐き出された。 彼女の腹が膨れてしまうほど中に満ちていっぱいになる。 (*34) 2023/10/24(Tue) 15:09:46 |
【赤】 水の魔騎士 ユスターシュ 「はあ、はあ……」 くらりと眩暈を感じて頭を垂れる。倒れそうになったが堪え、彼女に微笑みながら髪を撫でた。 「とても、良かった。 幸せだーー俺は貴女の全てを貰い受けた。 ……もうこれ以上願うものは、ない。 俺の命も想いも全て、貴女に捧げよう。」 姉は焔に包まれて亡くなった。 大切な人は、チアキローズ姫であり思い出せた。 ならば、もう思い出したかった記憶はない。 つまりユスターシュ自身はイーリスを必要としてはいない。 「貴女の剣となる。貴女を護り、 貴女の為に闘い、イーリスを手にしよう。」 ーーその後は。処刑の運命を受け入れる。 彼女の汗ばんだ髪を何度も愛しげに撫で、額にもう一度口づけをした。これで最後でも思い残すことはない。* (*35) 2023/10/24(Tue) 15:10:36 |
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