【人】 秋月壮真[ 月日は悲しみを遠くする。 子供は成長し心を鍛える。 子供には親が必要だ。 君にも必要だった。 どうして君は恨まないのだろう 自分の所為にして…… 罪を背負って泣いている。 君はまだ、隅で震えている子供なんだ。 ] ( 俺がそっちに行っても良いか? 傍にいても良いか? 君の心の音を聞いても良いか? ) (392) 2022/10/23(Sun) 16:39:04 |
【人】 秋月壮真君はっ、 君の願いは……!! [ これは怒り? いいや違うそんな 単純 じゃない。 悔しさに芽吹き 悲しさの色をつけ 嘆きで花開いた 君のための花、出来上がったのは。 愛しさの棘を持つ花だ。 両目から開いた花は体に棘を刺し 心臓に突き立てられ 感情が熱になる。 ] (402) 2022/10/23(Sun) 16:42:01 |
【人】 秋月壮真 違うだろ 君が願うのは、君の幸せであってくれ [ 動揺した俺の目に 君は覚悟を決めた目をしていた。 これは健人自身の願いなのだと。 自分のことより俺を選んだことを。 やっと、やっと理解できた。 少し俯いて、しばし黙る。 ] [ 幽霊が何かを 言いたげにみていたことに 俺は気がつかない。 ] (403) 2022/10/23(Sun) 16:42:14 |
【人】 秋月壮真本当は本当に罪を知らないで 幸せに家族と笑い合って 過ごして欲しいよ そうすると君はこの学校には 来ないかもしれないね 俺達は出会わなかったことになる 君が俺を知らないなんて そんなこと あってはならないんだ (407) 2022/10/23(Sun) 16:42:52 |
【人】 秋月壮真[ 苦しまないで生きていてほしい 罪を背負って悩み後悔し続けて 俺を頼っていていほしい ambivalent. ] 欲張りな俺でごめん 君に忘れられたくなくて 今の世良健人を失いたくないんだ (408) 2022/10/23(Sun) 16:43:06 |
【人】 秋月壮真[ 口を開けては閉じ それ数回繰り返した。 俺の願いは正しいかどうかを 自問自答しても答えがでない。 そんな時 俺の周りを回っていた幽霊が いい加減気付け! とばかりに俺の足を踏んでくる。 痛みはないのに痛く感じる。 ] (409) 2022/10/23(Sun) 16:43:14 |
【人】 秋月壮真願いというより頼み事 それでも幽霊である君は伝えてくれた 大地は託してくれた [ だからこそ普通の願い事は出来ないのだろう。 でも今の俺には十分すぎるものだった。 ] ありがとう。決まったよ (413) 2022/10/23(Sun) 16:43:56 |
【人】 秋月壮真そしてもう一つ、 これは大地から託されたものに 俺の願いを込めた物 [ 幽霊が「全部はダメだよ」と告げてくる。 一つ頷いて手を開き半分に分けた。 ] (415) 2022/10/23(Sun) 16:45:00 |
【人】 秋月壮真半分は大地に届けてほしい 君にこのロケットをくれた子だよ ”ありがとう、また明日”も 一緒に届けてくれると嬉しい [ 片手にあった光は空へと飛んでいった。 きっと彼の人の元へと────届くはずだ。 俺のもう一つの願いは ”秋月壮真の幸運を渡す。” ]”世良健人” ”小鳥遊 大地”に半分ずつ。 (416) 2022/10/23(Sun) 16:46:09 |
【人】 秋月壮真このもう一つは君の物だよ健人 これは俺の 秋月壮真の”幸運” これで君の不幸体質をどれだけ変えられるか わからないけれど…… 君の弟は治したかった だから俺の願いを丸ごと使った でも俺は欲張りだから 君の体質も本当は変えたかったんだ 大地と幽霊さんが助けてくれたよ 俺の幸運を渡したい 君に、だから受け取ってほしい [ 健人へと向き合って一歩、 また一歩と近付く。 ] (417) 2022/10/23(Sun) 16:46:14 |
【人】 秋月壮真弟の為に願ってくれてありがとう まさか先手を取られるなんてね 覚悟してよ ずーーーーーっと 俺忘れないから ごめんね、あの時 すぐ答えられなかったのは 俺は未来に自信がなかったんだ でも、今なら言えるよ 未来ごと、君を愛せると (418) 2022/10/23(Sun) 16:46:37 |
【人】 秋月壮真[ 優しく微笑んでみせる。 君は油断したよね?しただろうな。 したはずだな 俺は君の後頭部に手を添えて 奪うようなキスをしよう。 もう片方の手は 君の胸に押し込めるように当てる。 そう、これが俺の幸運だよ。 受け取ってもらわなきゃだからね。 さて、君が抵抗しなければ 君に渡すことが出来たかな。 ] (420) 2022/10/23(Sun) 16:46:57 |
【人】 秋月壮真─ 25%→○○% ─ [ 君の確率はいつも25%だね。 1/4 それが君にとっての大切なことであり 今まで君を作ってきたものだ。 君の可能性を狭めてきたとは思わないか? 俺はもっと君の可能性を広げたい。 ] (429) 2022/10/23(Sun) 19:03:18 |
【人】 秋月壮真[ [ 大 空 ] と 繋ぐ 雨 となろう と [ 大 地 ] ] ( 死者は何も話さない 何も出来ない それでも”何か”を願わずにはいられない───。 ) (433) 2022/10/23(Sun) 19:03:44 |
【人】 秋月壮真[ 大地には”秋月壮真の幸運”が どうみえたかな。 今、君は何をしている? 突然かもしれないけれど 受け取ってほしい。 もしかしたらそれは ただ降り注いで消えたかもしれない。 幸運なんて目に見えない物だからね。 ] ( また明日、学校で。 ) [ 降り出した光が 君のこれからに祝福を送ろう。 ]** (434) 2022/10/23(Sun) 19:03:48 |
【人】 秋月壮真― 三日目・朝(秋緒) ― [ 時間は止まらない。 決断を迫る期限は目前だ。 だから人は最後まで 足掻き、迷い、揺れるのだろう。 願いが決まったとしても────。 正解を求めてしまうのが人だから。 ] (594) 2022/10/24(Mon) 5:38:52 |
【人】 秋月壮真好きと嫌いの両天秤 大分揺れているね 今回の願いで偏ってしまったかな 秋緒の願いは素敵だと思う でもね、これは俺の考えだけれど 君が幸せを願う人は…… ……君の姉は願われるより 君に 幸せにしてもらいたいんじゃないかな そして君はその想いもあるし 伝える手段だってある 叶えることができてしまうんだ それはきっと姉の幸せで 君の苦痛なのだろうね (601) 2022/10/24(Mon) 5:40:03 |
【人】 秋月壮真君の姉が 君以外で幸せになって 秋緒は嬉しい? 嫉妬するだろ え、しない ……のかな? 俺とってもするんだよね 秋緒は大分拗らせているからね 素直になるのは君の性格もあって 難易度は高そうだ だからこそ、今の君が見れて 俺は嬉しいと思ってるよ (603) 2022/10/24(Mon) 5:41:29 |
【人】 秋月壮真君の願う幸せは どこまでが”幸せ”なんだろうね こんな話するとまるで授業みたいだけどね 何にも脅かされず 危険な目にも遭わない 悲しい想いもしない 傍に好きな人がいる 大切な人がいる 声が届けられる 愛を伝えられる 共に共有できる 人の言う幸せの形とはいろんな形があるね 君の幸せの形は何かな 君の思う姉の幸せの形はなんだと思う? (605) 2022/10/24(Mon) 5:41:55 |
【人】 秋月壮真俺は君達二人を見てわかることがあるよ 答えは教えてもいいんだけど…… 君はもうわかってるんじゃないかな でも秋緒は素直じゃないから だから俺から提案してみよう 願い事を言う前にさ 秋緒に少しだけやってみてほしいことがあるんだ 勇気が出たらでいいよ 君のお姉さんに言葉で言えないのなら その指を掴んでみるといい それだけできっと変わるよ (606) 2022/10/24(Mon) 5:42:15 |
【人】 秋月壮真[ 血の繋がりは 本能として組み込まれている強固なもの どうやったら切り離せるだろう どちらかが消える? それしか方法はない そんな悲しい世界ではないはずだから。 思いが形にできれば……。 ] (607) 2022/10/24(Mon) 5:42:24 |
【人】 秋月壮真願えば幸せは保証される 幸せを願ってくれる相手がいるのは そのもの自体が幸せなことだね さて、君のお姉さんは 作られた幸せで満足する子かな 試せそうなら試してみてほしい 俺の言ったこと、やってほしいこと 願い事は与えられたチャンスみたいなもの だから必ず願う必要はないんだよ (608) 2022/10/24(Mon) 5:42:47 |
【人】 秋月壮真今すぐに答えが出るようなものじゃない 今が朝でよかった これからだよ秋緒 君の今日はこれからだ [ だから考えて、動いて 君の行動に間違いはないのだから。 ]** ( 君の思い出す姉の姿が 常に笑顔であることを俺は願うよ。) (609) 2022/10/24(Mon) 5:43:04 |
【人】 秋月壮真健人、俺を拒まないで…… [ 眉を下げて悲しそうに健人を 見つめてみたけれど効果はあった? ないの……? 泣き落とし作戦は失敗か。 でも少しくらい揺れてくれたでしょ? ね、受け入れそうになったよね??? だって健人は 俺が好きなんだから。 ] (740) 2022/10/24(Mon) 21:23:25 |
【人】 秋月壮真そんなの、ダメって言えないじゃないか 貰えるものは貰ったらいいんだ 俺には、いいんだよ 見返りなんて……君が宝くじに当たるのを 見ることができたら俺は嬉しいかな 見せてくれる? いつかの約束、ね (742) 2022/10/24(Mon) 21:24:11 |
【人】 秋月壮真終わった、ね 俺達の3日間 こんなことになるなんて思わなかったよ [ 大地には届いただろうか 旧校舎の床に寝そべり、大きく息を吐く。 ] (746) 2022/10/24(Mon) 21:25:52 |
【人】 秋月壮真もう起き上がれないや 本当は俺は ここで動けなくなる予定だった 俺の未来を変えたのは君だよ、健人 ありがとう 今も君の隣に居れることが嬉しい [ 健人の方に顔を向け 安堵と嬉しさを込めた 愛しい表情を向ける。 なんだか、すごく照れてしまうね。 だから少し視線は横になったかも。 ]* (747) 2022/10/24(Mon) 21:26:19 |
【人】 秋月壮真 ─ 旧校舎の幽霊 ─ [ 願い事、本当に叶えてくれるんだね。 縋ってごめん。当てにしてしまって。 君の成仏を祈れる優しさがなくてごめんね。 どうしてここにいるのか なぜ願い事を叶えるのか 君を理解しようとしてみたんだ。 でも何もわからなかった。 みんなの願いを叶えてくれてありがとう。 誰かの友達になってくれてありがとう。 俺の大切な人の願いを叶えてくれてありがとう。 俺の願いを叶えてくれてありがとう。 もしかしたら君の成仏を願う子もいるだろう。 優しいよ、みんな。 ……みんな。 ] (749) 2022/10/24(Mon) 21:27:40 |
【人】 秋月壮真[ どうして世界は優しさだけでは 完成しないのだろうね。 どうか君が優しい世界へ行けることを 祈ることだけはさせてほしいな。 忘れないよ。幽霊さん。 ]** (750) 2022/10/24(Mon) 21:27:45 |
【人】 秋月壮真[ 俺はあの中には混ざれない。 偉そうなことを言っても 言葉に怯え 人の裏側に怯え 自分自身にすら怯えている 結局俺は…… 臆病なだけだ。 俺の寂しさの半分なんてそんなもの。 怖いのはどこまでも” 人 ”だった。 ] (828) 2022/10/24(Mon) 23:21:13 |
【人】 秋月壮真[ 帽子を風よけにして 当ても無く走った よかった 意識を取り戻してくれた これからきっと良くなる 弟はまた歩ける。 弟はまたバスケが出来る。 弟は───────……。 もう俺を兄とは 呼んではくれないかもしれない。 ] (829) 2022/10/24(Mon) 23:21:17 |
【人】 秋月壮真[ でもまだその時は来ていない。 これからの未来は変わるかもしれない。 自分の手で 誰かの手を借りて チャンスはこれからも巡ってくる。 その時に勇気が出せたら。 俺の幸せの家族の形は 変わるのかもしれない。 ] (830) 2022/10/24(Mon) 23:21:22 |
【人】 秋月壮真[ いつか欲しいな 白い羽根 飛び立てる羽根が 俺にもあれば……。 それはきっと願った時から 背中には痕ができる。 ] [ 半透明な羽根が ふわりと空に溶けた───。 ] (832) 2022/10/24(Mon) 23:21:30 |
【人】 秋月壮真[ 溶けた空に手を伸ばそう。 友と一緒に 未来を掴もう。 大切な人と一緒に。 未来への道は俺の願う通りにはいかない。 そう教えてくれたのは 健人だから。 俺の手は今も君と繋がっている。 ] * * (833) 2022/10/24(Mon) 23:21:43 |
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