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【赤】 調合師 ネス[彼にキスをして、鞄の中に手を突っ込む] !……、 [と、小さな呻き声が上から聴こえて、 腿のあたりに、硬いものが押し当てられた。 ロッカーの中は暗かったけれど、 それが何かはわからない筈はない。 調合ができない訳じゃない、と 何も言わず、手探りで鞄の中から道具を取り出す。 その間にも彼は何やらごそごそと下肢で音を立て>>*53、 やがて、密着しているからこそわかる振動が伝わって、 切なく目を細める。 自分でさせて申し訳ない気持ち。 でも謝る前に、薬を作ろうと……] ひゃ、 っ…… [不意に後ろに触れて来た手に思わず声を上げそうになって、 何とか踏みとどまる。軽く睨む様に彼を見上げたけれど、 彼は止める気配は無い] (*67) 2024/02/18(Sun) 23:54:03 |
【赤】 調合師 ネス[このまま、調合を進めるしかない。 言葉はあまり彼に効かなそうだし、 暴れたら、ロッカーから飛び出てしまう。 意を決して胸の前の狭いスペースに小皿を出して、 その上に粉末と固形物を出して、石でできた棒でごりごりと擦って混ぜ合わせていく。 計量器がないから勘頼りだし、 この「催淫を打ち消す薬」なんて大雑把な薬が 彼に効くかわからないけれど。 孔に指を挿入れられても、作業を進める] ふ、ぅ…… ぁ…… [スムーズには勿論いかない。 好きな人に孔と身体の中を弄られて、 感じるな、なんて無茶な話だ。 外に足音が聞こえれば何とか声を堪えようとしたけれど、 どうしたって甘い吐息混じりに声が漏れてしまった] (*68) 2024/02/18(Sun) 23:54:14 |
【赤】 調合師 ネス[ちゃんと飲み込んでくれる様に、 もう一度彼の口を塞ぎながら、 もう片方の手は、彼の手で扱かれていた雄芯へ添えた。 何もしてあげられなかった分、 最後はせめて僕が愛でてあげたくて。 あまり強烈な刺激にならない様に、 先端をすりすりと擽ってあげる。 薬が効くのは少し時間がかかると思うし、 一回射精すれば、少しは辛いのもマシになるかな、という気持ちもあった。**] (*70) 2024/02/18(Sun) 23:55:21 |
【赤】 調合師 ネス[彼の苦しみは、僕の想像より何倍も酷かったんだろう。 そこまでわかってあげられなくて、よかった。 わかってしまったらきっと、僕も一緒に溺れていたから] ん…… [ロッカーの中では淫らな水音すら 大きく響いて聴こえたけれど、 声と違ってこっちは僕には止められない。 与えられる快感も同じで 手が止まってしまいそうになったけれど、 僕は調合師として、彼の恋人として、 自分のすべき事を(なんとか)為した] ( ―――……っ )[薬が出来上がった時に囁かれた言葉>>*90は 強烈に僕の本能を抉った。 でも寄せられた唇のその奥に、しっかりと薬を押し込んだ] (*103) 2024/02/19(Mon) 20:13:15 |
【赤】 調合師 ネス[さっきの言葉が耳の中にずくずくと残り続ける。 どきどきと強く鳴る心臓は 薬が効くか不安だからじゃない。 眉間に寄るしわを見つめる瞳は、 今はきっと、僕の方が彼を欲する色になっている。 やがて、彼の喉が動いて>>*91、 薬を飲み下してくれたのがわかる。 それを見たら僕も少し冷静になって、 ほっとした様に目を細め、手を彼の下肢に伸ばした] んっ……ゼクスさん…… [彼の腰の動きに押されたら>>*92、擽るのはやめて、 もう少ししっかりと握り、擦る。 後ろの孔は彼の指をもう少し咥え込んで、 甘い吐息できもちいい、って伝える。 熱くて切なくて色っぽい瞳で見つめられたら、 その色に自分の瞳を染めて、睫毛を伏せる。 重ねられた唇も彼の色に変えて、 心が酷く満たされる想いがした] (*104) 2024/02/19(Mon) 20:13:23 |
【赤】 調合師 ネス[彼がこの研究所と相性が悪い事は、教えてもらえただろうか。 そうならば額にキスをされた後、 休んでもいいかと問われれば>>*95、もちろん、と頷いた。 薬が回る時間を確保したいのもそうだし、 もう少し、対処できる様な薬を作っておく方がいいと思ったから] ゼクスさんの役に立てて、うれしい。 [そう微笑んだら、 さっき置き去りにした荷物を回収して、 その中から小さな麻袋を取り出す。 袋をひっくり返して、中に入っていた粉で 自分と彼がゆったりと座れるくらいの円を描く。 少しの間生命体から感知されない結界だ。 これは使えば使うほど効果が薄れるし、 きれいな円を描かないとならないから、 咄嗟には使えないし、使う場面も考えないとならない。 でも今はこれを使うべきだろうと、 迷わず休める場を作った] (*107) 2024/02/19(Mon) 20:14:36 |
【人】 調合師 ネス[魔石越しに相手から反応は返っただろうか。 通信が切れたら、ぽつりと呟く] ……平気、なんだね。 ああいうの聞いても。 ……フィルくんの声、 いっぱい聞いてた、から? [いつかの甲板で、フィルくんの喘ぎ声を聞いたとか聞いてないとかって言ってた話を、今更蒸し返す。 あの時妬いてしまった気持ちは とっくに消化していた筈なのに。 二人の声を聞いて平然としている様を見たら、 何だか思い出してしまったんだ] (97) 2024/02/19(Mon) 20:16:54 |
【赤】 調合師 ネス[彼からの感謝の気持ちはしっかりと受け取ったけど、 そんなに感謝されている>>*112とは思わず。 彼の無事を喜んで、 でも、ここが彼にとって相性の悪すぎる場であると知ると、 早くここから出なければという気持ちが大きくなる。 さっきの彼も嫌いじゃないけど…… やっぱり苦しそうだったから、また見たいとまでは、思えない] えぇ…… [続く彼の見解>>*113を聞いて、顔がちょっと熱くなる。 ここ、そんな場所なのか。 じゃあみんなも今頃……?と魔石に意識が向いて。 それに罠や実験装置? うかつに動けないし触れないなんて、 随分と難易度が高く感じられる。 このクエストが忌避される理由がわかったかもしれない] (*115) 2024/02/19(Mon) 22:42:42 |
【人】 調合師 ネス[そんな甘い空気は今は昔。 二人で、甘くも淫らな空気を伝えて来る魔石を挟んで座る。 彼の視線>>101にも気付かないまま、 魔石から聴こえてくる音声に耳を反応させたり、 別の事を考えようとして失敗したりしながら、時は過ぎ。 ゼクスさんが余計な事を言って、 フィルくんの赤い顔が想像できる様な声>>99が返る。 いや何不思議そうな顔>>101してるの、とゼクスさんをジト目で見続けつつ、 「しっぽり」>>100……したって言えるのかな、あれ、と さっきの事を思い出し……] ゼクスさん…… [打って変わって真面目な口調と視線>>102に目と耳を傾けていたら、ゼクスさんの力が、機能しないって。>>103 ぎゅ、と自分の服の袖を掴む。 自分の力が使えないというのは、不安だと思う。 僕が支えて、守りたいという気持ちが一層膨らむ] (109) 2024/02/19(Mon) 22:43:03 |
【人】 調合師 ネス――っ……? [不意に、首にちくっと痛みが走る。 針にさされた様な感覚に、首筋に触れる。 よく見えないけど、本当に小さな針が刺さっているみたいだ。 ぎょっとして抜こうとする。 だってここはいかがわしい研究所。 これが何かのトラップではないと言い切れない。 生命体には感知されない結界だけど、さっきのお皿の音で何かの装置が反応したとか、あり得るのではないか。 皮膚から出ている部分が少なくてうまく掴めないが、何とか抜こうと格闘しながら、僕は至って普通のトーンで言った] (112) 2024/02/19(Mon) 22:44:55 |
【人】 調合師 ネス―――!!? [ばっ、と自分の口を塞ぐ。 今、僕は何を……? 確かに、間違いではない。 さっきは嫉妬してしまったし、彼の事が好きだ。 でもそんなの言うつもりはなかったのに 何で口に出してしまったんだろう、と 自分でもわからない不可解な事に、心臓がばくばくと鳴り響く。 彼に視線を送ると、] 好き、ゼクスさん。 [なんて、戸惑った様な表情で脈絡もなく言ってしまうし、 口を塞いでも、僕の本心は、僕の喉から飛び出てしまう] (114) 2024/02/19(Mon) 22:46:10 |
【人】 調合師 ネスっっわあああああ!!!! [両手で口を塞いでいたのにしっかりと声になってしまって、 僕はそれを打ち消す様に今まで出した事のない様な大声で叫んで、結界の円を飛び越えてその場から逃げ去った。 パニックになっていたせいで、 よりにもよって未開拓の奥の方へ。 背を向け、走って彼から逃げているというのに、] ゼクスさん、 追って、 来て……!! [なんて浅ましい胸の奥底の気持ちまで、 この口は吐き出さないと気が済まないのか。 おかしい。これは絶対におかしい。 意味がわからなくて涙を滲ませながら、 彼に追い付かれるまで、全力で走っていた。*] (116) 2024/02/19(Mon) 22:48:25 |
【人】 調合師 ネス……、 [そっと目を開いて彼を見上げても、 この口が勝手に喋らない事を知る。 少しだけほっとするけれど、 それでも、言った事は取り消せない] ありが、とう…… [助けてくれた事にお礼を言ったら、 抱きしめられたまま、顔を逸らす。 でも彼も何も困ってるじゃないか>>130…… 気まずさに、彼の腕の中から逃れようとしたけれど 抱きしめられたまま優しい声を掛けられて、 おまけに頭まで撫でられて……] ゼクスさん…… [少し頭が冷えるまで、鈍い思考を働かせる。 このダンジョンを無事クリアするには、誤魔化してでも、良好な関係を取り戻すべきではないかと] (138) 2024/02/20(Tue) 7:23:31 |
【人】 調合師 ネス[でも性格上言いづらい事はあっても、 彼には誠実でありたいと思っている、から] あの、ね……ごめんね…… いつか、言うつもり、だった [彼と顔を合わせられないままでも、 僕は自分の気持ちを、押し出す様に話し始める] でも、無理なら、いいんだ。 僕がゼクスさんに抱かれたいのも本当だし、 そっちのがきっと、好きなんだけど…… 僕も男だから…… 好きな人の全部に、触りたいって…… それだけなんだ。 [頭と心で考えて喋っている分、さっき喋らされた本心よりは繕ったもの、と言えたかもしれないけれど、 これだって僕の本当の気持ちだ] (139) 2024/02/20(Tue) 7:23:50 |
【人】 調合師 ネス[今の彼との夜の関係を変えたい訳ではない事を 何となく伝わる様なかたちで言葉にしたら、 彼の方をようやく見ようか] ……ゼクスさんって、処女なの? [彼がノンデリとかいうやつなら、 彼に感化され続ける日々を送る僕だって、そう変わらない。 でも決して揶揄うつもりはなくて、祈る様な気持ちで見つめる。 さっき、フィルくんが言ってた。>>106 それが本当なら、いいなって。 だって彼が誰にも許した事がないという事だから。 それを僕が欲しいっていう気持ちは……まあ、ないと言えば大嘘になるけど。誰も触れた事がないと知って、ほっとしたいだけなんだ。**] (140) 2024/02/20(Tue) 7:24:05 |
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